IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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というわけで気分がいいので投稿連打。


第72話 精霊と艦船と軍人と

お昼過ぎ、昼御飯を食べようとしていた狂三は何者かに拐われどこかに閉じ込められた。まあ狂三にとっては至極真っ当どうでもいいことなのでいつでも抜け出せるのだが如何せん未だ狂三の真の姿が認知されていないので使うことができない。それだけならまだいいのだが、狂三はこれをいいことに逆にさらったやつの時間を限界まで喰らおうと画策していた。しかし画策していたところで彼女はその思考を止めざるを得なかった。何故ならば.....、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて狂三、何故ここに来たか白状してもらおうか?どうせあの肩書きなんてでっち上げだろ。」

 

「うっぐゥ.....まさか拐ったのが貴方達でしたとは.....。」

 

「そう言う御託は良い。さっさと吐け、でないとリミッターフル解除のクロエに一方的に凹してから吐いてもらうことになるが。」

 

「鬼じゃないですか!?」

 

「少なくとも【元】軍人だが?」

 

「鬼でしたわ!?」

 

現在狂三はキレたヴィンセント達に拉致られてヴィンセントの部屋に連れてこられていた。その姿の中には千冬の姿は見えなかったが。

 

「さて、洗いざらい吐いてもらうぞ。」

 

「はぁ、仕方ありませんわね....。お気づきかもしれませんがわたくしは本体から切り取られたその一体、それも【ISの操縦適正が飛び抜けて高かった頃】の時間軸を切り取って再現されたわたくしですわ。」

 

「つまりは今影のなかにいる狂三と同じ存在、と。」

 

「ええ、ひとつ相違点をあげるとするならば、本体から直々に天使を一部コピーして使えると言うことぐらいですかね。と言ってもコピーできているのは【一の弾】(アレフ)【二の弾】(ベート)【七の弾】(ザイン)だけですわ。」

 

「能力的には何ら代わりは無い、と。」

 

「そう捉えて貰って構わないですわ。」

 

「・・・・そうか、手間取らせたな。」

 

「全くですわ、いきなり誘拐したと思ったらこれですもの。」

 

狂三が拘束されていた腕を解くと同時に不意に部屋のドアが開く。

 

「お前か、私を呼んだのは。」

 

「ええまあ、あの三人について心当たりしか無かったものなので。」

 

「ほう、束から聞いてはいたがやはりか?」

 

開けた主は千冬だった。狂三は唐突にやって来た千冬に頭が追い付かずそそくさと影に隠れる。

 

「時崎、何故隠れる。」

 

「はは、狂三はこう見えても引っ込み思案なんですよ。それに加えて秘密もどうやらあるようですし。」

 

「秘密・・・・?」

 

「まあ秘密があるのは我々アクシズもそうですし今は触れない方が良いかと。」

 

「ほう、近頃世界中で騒がせている少女と瓜二つだと思ったが、杞憂にすぎんか。」

 

「!・・・・・何故、そこまで知っていながら?」

 

バレた狂三は渋々影の内側から姿を表すと千冬の正面に立った。

 

「私は腐ってもブリュンヒルデだからな。観察眼くらいは持ち合わせている、それにだ。それ以上に私は一教師だ。それ以上でもそれ以下でもない。」

 

「ほんと....おバカさんですこと。」

 

「世界を揺るがす災厄と比べればちっぽけなものよ。」

 

狂三は完膚なきまでに論破されたのを悟ると自らの服装を以前のものへと変えていく。

 

「そこまでバレたならば仕方ありませんわね。改めて紹介しておきますわ。わたくしの名前は【時崎狂三】。ISを超越した力を使役する存在、その頂点に立つもの。さしずめ【ナイトメア】とお呼びくださいまし。」

 

「ほう、それが本来の姿か。」

 

「あまりこの学校内部では使いたくありませんが、そのときはそのときです。」

 

狂三はそういうと服装を元の制服に戻す。その会話を後ろから見ていた三人はようやく落ち着いたのかと確信すると、

 

「さて、改めてあの三人についてお話ししますか。」

 

「そういえばそれで呼ばれたのだったな。いったい三人はどういうやつなんだ。」

 

「至極単純に言うならば、艦です。」

 

「艦?」

 

「はい、正しく言うなら【艦の願いが人間として現界した存在】になりますが。」

 

「つまり、艦という存在が擬人化した存在...そう捉えても良いんだな?」

 

「はい、そして、俺たちはその三人の名前をすでに知っています。」

 

「ほう。で、その名前は?」

 

「一人は連合艦隊を立った一人で持ちこたえさせ。残りの二人は敵として合間見えた存在。」

 

「そしてその名前....。」

 

「一人は元日本帝国海軍新連合艦隊泊地工作戦艦【明石】。」

 

「一人はイギリス海軍Hクラスの嚮導駆逐艦【ハーディ】。」

 

「そしてもう一人は....旧ドイツ海軍1934型...通称Zクラス駆逐艦の2番艦【Z2】、またの名を.....【ゲオルク・ティーレ】。」

 

三人はそう高らかに二人に告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日のことである。

 

「・・・・来たね。」

 

三人は朝早くから港へと足を運んでいた。そして、その奥の地平線には海上を滑走する四隻の姿があった。

 

「あれが昨日言っていた.....。」

 

「ええ、そうです。」

 

「ふっ、これはまたひと悶着起きそうだな....。」

 

「あはは......。」

 

千冬の呆れた声にぐうの音もでない三人であった。

 

 




 これからもちょくちょく混ざっていきまする

(´・ω・)っスッ

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