IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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先にこちらを消費しなければ()


第77話 激突、多国籍軍VS陸上要塞【陸上戦艦ティーレ】

その陸上要塞にてその少女は叫んだ。

 

「御兄様の命により、これより私が一時的に全指揮を受け持ちます。その指揮権をもって命じます!総員、第一戦闘配備!!ペイとネプちゃんはトーリスリッター及びネプリスリッターの起動準備!トリスちゃんとルリちゃんは通信機器と火器管制をお願い!!」

 

「「「「了解!!!!」」」」

 

四人がそれぞれの持ち場につくと同時に入れ替わりに三人の少女がやって来た。

 

「クーさん、今の状況は!?」

 

「イギリス海軍の【B級駆逐艦】が4隻、アメリカ海軍の【クリーブランド級軽巡洋艦】が2隻、ドイツ海軍の【ビスマルク級戦艦】が1隻、この正面海域に展開しています。」

 

「Bクラス駆逐艦!?私の姉じゃないですか!?」

 

とはハーディの談。

 

「ビスマルクさんの模倣.....。」

 

そう呟くティーレ。しかしその顔は暗い。そんな二人を目にもくれることなく割にない笑顔を見せている少女がいた。

 

「へぇ、たったそれだけ?楽勝じゃない♪」

 

「メルクーリヤさん!?戦艦もいるんですよ!?」

 

そう嘆くハーディを尻目にカッコつけているポガトゥイリ級の巡洋艦こと【パーミャチ・メルクーリヤ】。カッコつけているからなのかその豊満な胸部が強調されていることに些か二人はキレたのか瞬時にクロエ達直伝のメガビームランチャーを構えていた。

 

「何故向けてるの!?」

 

「「(その胸部が)うざい!!」」

 

「なんか読み取れたけど酷い!!」

 

「そんな漫才なんてしてる暇ないです!!!早く迎撃準備を!!」

 

見かねたクーがキレたがそんなときにも三人は冷静な表情でいる。と、ティーレが、

 

「・・・・艤装の展開は?」

 

「あまりばらすのも不味いし展開はなしで。でも安心して、準備が済み次第トーリスとネプリスをそっちに向かわせるから!」

 

「「「了解!トーリス達が来る前に片付ける!」」」

 

三人が敬礼するとすぐさま準備に移るべくブリッジから姿を消した。そして指揮官であるクーもブリッジから姿を消そうとしていた。

 

「クーちゃん、どこへ行くの?」

 

「皆が出る以上、私が出ない道理はありません。博士から整備してもらったデュラハンを受領後、御兄様の援護に向かいます。それに、あの子から託された新たな剣、あれの試用も兼ねてますし。」

 

「・・・・・無理だけはしないでね!」

 

そのペイの言葉すら聞くことなくクーはブリッジを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ.....いくらなんでも改修したとはいえ、これは無理があるでしょう.....?」

 

そう呟くのはZ2ことティーレ。ティーレのZ2は4基あった128mm連装両用砲が全て135mm連装両用徹甲砲へと換装され、また、3基あった5連装魚雷発射菅の内、一つは48連装多連装ミサイル発射菅へと変わり、一つは5連装ミサイル魚雷発射菅へと変更されていた。

 

「まあ、前までの私たちの兵装では傷一つすら付けられなかったでしょうし。」

 

そう言うハーディ。ハーディの艦はティーレと同じく135mm連装榴弾砲に切り替わったところ以外は特に変化はなかった。そんな中一番の改修を受けていたのは....。

 

 

 

 

「...何か、うん、変わりすぎじゃない?」

 

ドン引いているメルクーリヤの艦であるポガトゥイリ級の防護巡洋艦こと【パーミャチ・メルクーリヤ】であった。まず第一に航行機関であるボイラーエンジンからビッグ・トレー級に搭載されている熱核融合炉の小型化したものを代わりに搭載し航行速度及び新兵装の出力上昇、主砲も152mm連装砲から180mm3連装砲へと換装。艤装展開時に新たにクロエ達と同じメガ・ビーム・ランチャーが装備され全体的な性能が向上、さらに装甲も上からトーリスリッターの装甲材に使用されていたガンダニウム合金βの複製品が利用され総合的な出来としては近代化改修に等しい状態となっていた。

 

 

「まあ、メルクーリヤさんの艦は作られた年が年だけに.....。」

 

「何よ、年寄りだとでm....あーうるさい!この話は禁止!おしまい!」

 

「「図星だね....。」」

 

ジト目な二人は白い目でメルクーリヤを見つつも発進準備を抜かりなく進める。

 

「こちらティーレ、発進準備完了。」

 

「こっちも行けます!」

 

「何時でもいいわよ~!」

 

それぞれのスピーカーから準備完了の合図が整った報告が来るなか、その本陣も息を吹き返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「主砲塔、1番から9番まで全装填、総攻撃の準備は完了っと!」

 

「全熱核融合炉のジェネレーターも出力75%で安定化。」

 

「よぉし、戦艦ティーレ、第一戦速、発進!!!」

 

そしてその巨体ともあろう艦は三隻を従え学園の港を離れていく。

 

「・・・・千冬さん、なるべく離れた場所で戦闘はしますが、もう片方の戦闘はこちらでは完全には援護できないよ。だから実質クロエちゃん、クーちゃん、ヴィンセントが実質的な此方側から出せる戦力だとお思いください。」

 

そう言うペイに対し通信越しの千冬は曇った表情のまま、

 

「分かった....済まないな、本来なら我々が出るべきなのだが.....。」

 

「元々拾っていただいた恩には程遠いですよ。さぁて、ここに手を出したのが間違いだと分からせてやる!」

 

そういい通信は切れた。千冬は己のするべきことを教員全員に叫ぶ。

 

「海はあいつらに任せた、此方は織斑達専用機持ちを援護する!各専用機持ちとの通信リンク、急げ!!!」

 

「「「「は、はい!!!!!」」」」

 

早口で言われたそれを教員は速やかに実行していく。今ここに正体不明の多国籍軍とIS学園、並びに軍事組織アクシズとの戦いが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、一夏達は突然の爆発により、舞台裏への避難を余儀なくされていた。

 

「ぜぇ、ぜぇ、一体.....。」

 

「さ、さぁ....突然爆発が起こる仕掛けなんてこのイベントには無かった筈だ....。」

 

息を切らす一夏と状況整理を進めるヴィンセント。その目の前には一人の女性がいた。そして、それを二人は知っていた。

 

「貴女は巻紙さん.....?」

 

「ええ、そうよ......取り敢えず、そのISを渡せよ、ガキ。」

 

「・・・・!?」

 

「正体を現したな....!!」

 

突然の変わりように対応できない一夏と瞬時にメガビームランチャーを構えたヴィンセント。

 

「あら、あなたには用が無いのよ。邪魔するなら殺すぞ?」

 

「へぇ、邪魔できると思ってるんだ・・・・HADES!!」

そこに来たのはすでに狂化したクロエの姿だった。さらに、

 

「御兄様と一夏様には指一本触れさせやしません!!」

 

そこに来たのは託された剣を手に取ったクーの姿が。ヴィンセントはその剣を見て青ざめた。

 

「おま.....それはアッスの・・・・!?」

 

「託されたからには使いこなして見せます!!!」

 

 

そして謎の女性VS四人の戦いも始まった。

 

 

「行きますよ!!!【拘引網剣】!!!!!」

 

 

 

 

To be continued......




これぞまさしく俺が出したかった武器。

(´・ω・)っスッ

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