舞台裏で対立していたのは金色のISを起動している巻紙礼子なる人物。対するはクロエのトーリスリッター、クーのデュラハンリッター(拘引網剣装備)、ヴィンセントのエールスリッター、プルツーのクィン・マンサ、プルのZZ、マリーダのクシャトリャ。流石にこの人数があればどうにかなると思っていた。だが、
「こいつ、並みの使い手じゃないな!?」
「はっ、とっとと剥離剤使いてぇが歯応えの無い連中ばっかで飽き飽きしてきたぜ、とっとと消えな!!」
金色のISのアームがヴィンセントを捕らえ顔面に飛び付こうとする。とっさの判断でヴィンセントは盾を構えるが予測不可能な攻撃に対応できないと判断したのか避けようとした。だが背後からもアーム、他の皆は付属の雑魚敵に集中していてどうしようもない状況。しかしそれを覆したのは。
「ふふ、腐っても私はドイツのデザインベビーなんですよ!!・・・・・『寂しかった私とて理性の無いときもある....暴れるIS取っ捕まえて何処までも御兄様についていく!!穿て、【僥倖の拘引網】!!!!』」
あらゆる方向から飛んでくる剣撃によってアームが切断されボトリと落ちる。そして隣にいたのは蛇腹剣をもとに戻したクーの姿だった。
「すまん、助かった!」
「たまには御姉様みたいに活躍したいんです!それにしても、やはりこの剣、ただの剣じゃないですね。」
「そりゃそうだ、あのバカセイバーが託した剣だ。一癖も二癖も有るだろうさ。」
「いえ、とても馴染むんですよ。例えば....この距離からあのクソみたいな金色のISを細切れにするくらいには!!!!」
そう言うとクーは更に蛇腹剣をくねらせ金色のISを切り刻んでいく。だがしかし、そこは金色のISも抵抗するが四方八方から来る斬撃には対処が効かなくなってくる。それに....
「余所見は厳禁だ!!!」
「馬鹿正直に真正面から!?」
「伊達に21+15年クロエの兄をやってないんだよ!!!」
ヴィンセントの真正面からの四刀流で全てのアームを破壊されるIS。流石に勝っただろうと確信して近づくヴィンセント。だが、瞬時にヴィンセントは後方へ下がった。途端、壁が爆発。穴の向こうにもう一機のISを視認した。
「オータム、撤退だ。例の情報は入手した。それに雇った軍が何故かほぼ壊滅状態。これ以上残るのは望ましくないだろう。」
「了解したM、はっ、命拾いしたな....。」
「ちっ、逃がさん!!」
「お前らはここで足止めだ。」
途端、再度爆発。二人が下がるとさっきまでいた場所に瓦礫が重なり身動きが取れなくなった。
「ちぃ.....。」
二人は残った者に二人を追うよう連絡をするしかなかった....。
そのころ、ラウラ達もまた厄介なやつらと対面していた。
「ようやく見つけた....捕獲にかかれ、他は殺しても構わん。」
「「「「はっ。」」」」
一人の男の合図で複数人の男達がラウラ達を囲った。
「くっ、なんだコイツらは!!」
「・・・もう特定するとはね。流石は秘密警察、といったところかしら。」
「貴方は元々作られし存在。ならば私たちに従うのが世の常。」
「嫌です。もう私たちは自由に生きたいんです!!!」
そういいハナヨは自らの相棒であるアストレア(アトス)を展開する。ハヤナもハーミヤも同じくサダルスードとアイズを展開した。それを確認した男達は一斉に何かを射出する。
「ふん、こんな紐で何ができるのy....キャアァァァ!!!!」
「ハヤナちゃん!?ウアァァァ!!!」
「こ、これは・・・!!!!」
「流石に気づくか。まあ所詮対IS用の使い捨てスタンロッドだ。まあ、お前らには知る道理も無いがな。縛って吊れていけ、それでも抵抗するなら腕の一本二本は折っても構わん。」
強引に縛られる三人にラウラは何もすることができない。と言うのも強力な磁場によってラウラは展開することができずにいたのだ。ハナヨ達はそのISの特性上ギリギリ展開できたが先程のロッドによってそれもできなくなり生身で捕獲された。
「撤退するぞ。その少女は殺せ。見てしまったなら生かして帰さん。」
「ほう.....それならばハナヨを傷つけたお前らも生きては帰れねぇよなぁ!あぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!」
「その声は.....フォン!?」
「僕も来てるよ....。」
「ヒクサー!?」
声のする方向には、赤いISをまとったフォンと名乗る男と青いISを駆るヒクサーと言われた男がそこに佇んでいた。
「こいつらが『真実』を歪ませるならば、それは俺たちにとっての『障害』だよなぁ?まあいい.....使わせてもらうぜ、ジジイ!!」
「ハヤナ、すぐに助けてやる。暫くの辛抱だ......早めに決めよう!」
「「TRANS-AM!!!!」」
「しかし、お前とあろうものが彼処まで手こずるとはな....。」
撤退するMがオータムにそう告げる。オータムの纏っていた金色のISは全てのアームが根本からへし折られていた。
「あのクソアマが持ってた剣....ありゃあロシアの大統領が護衛のために持参していたカリゴランテの剣ってやつだ。あの剣さえなければ全員殺せてた....。クソッ。」
「あらあら、貴女方ならヴィンセント様にも敵わないでしょうに....。」
「誰だッ!!」
Mが声のする方にビットを向かわせ攻撃する。そこには赤と黒を基調としたISを纏う少女がいた。
「誰だか知らないがお前も消し飛ばしてやらぁ!!」
瞬間、少女のISがたちどころに穴だらけになる。少女は堪らずISを放棄した。だが、二人はそのあとの光景に驚いた。
「なん....だと?」
「あら、あらあら、あんな攻撃でわたくしを倒せるとでも思っていたのでしょうか?だとするならば.......
とぉんでもない、おバカさん、ですわ。」
「なんだとテメェ!!!」
少女の挑発にオータムが激昂する。だが、もう一方のMは何か良からぬ予感を感じていた。
「待て、オータム!そいつは只者じゃない!!」
「うるせぇ!!ここで死に晒せ!!!」
オータムから拳が一発。そのルートは最短で少女を殴るルートに入っていた。だが....。
「だぁかぁらぁ、貴女達ではわたくしを殺ることはできませんわ。」
その少女は何も動くことなくその攻撃を避けていた。オータムはその様子に更にキレる。
「てめぇ.......一度一度成らず二度までも!!!」
「まあ罵るのも構いませんが一つ良いことを教えて差し上げますわ。」
「・・・・何だ。」
Mが問い返したその前には少女の手に銃が備わっていた。
「このわたくしを目の前にして帰れた人は居ないのですわ、本来なら使うべきではありませんが....その勇敢さに答えて見せて差し上げましょう。おいでなさい、【刻々帝】!!!」
瞬間、暴風と共に黒い風が少女の回りを包む。Mとオータムは構わず攻撃を続けるがどれも跳弾して当たることはなかった。警戒すること数十秒。そこには先程まで使っていたあの赤と黒を基調としたISに酷似した服を身に纏った少女が佇んでいた。
「キヒヒ....この姿を見せてしまったからには生きては返しませんわよ?」
「・・・・・何故だ、何故IS無しで空を飛べる!!」
「それすらも分からないのならば、解らぬまま悪夢として刻み込んでくれましょう......。」
目の前の少女は狂った笑顔を見せると丁寧なお辞儀をして、
「さぁ....さぁ!!始めようではありませんか、私たちの【戦争】を!!!!」
そう言うと二人に少女はおどりかかった。
To be continued.......
狂三とメルクーリヤとティーレを現実世界に実体化させて四人で仲良く暮らしたい()
(´・ω・)っスッ
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