「チィッ!!」
オータムと呼ばれる彼女は目の前に浮かぶ少女を畏怖した。
「なぜだ、なぜ当たらん!!!」
「さて、何故でしょうね?ここで手を明かすにはまだピースが足りませんわ?」
「減らず口を・・・・!!!」
ひらりひらりとかわす少女にムカついたのかとうとう奥の手である大型のソードを残ったサブアームで支えながら少女に襲いかかる。が、
「だから無駄ですの....。そして、チェックメイトですわ。」
「「!?」」
何かを悟ったのか二人は後ろを振り向く。そしてそこには....、
「こいつの起動までの足止め助かった!!」
「いえいえ、これもヴィンセントさんからエネルギーを補給できてるからこそ成せる技ですわ。」
「とか言いつつ全く攻撃してない狂三ちゃんなのでした、まる。」
「ク、ククククロエさん!?」
後ろにいたのはヴィンセントが操るトーリス2号機である【トーリスリッター・キャバルリー】こと【エールスリッター】、そしてクロエが駆るトーリス1号機【トーリスリッターⅡ(ツヴァイ)】こと【トーリスリッター】の姿だった。
「ISじゃない!?」
「ほう、一目見て気づくか、さすがはエリートってところか。」
二人の切り返しの早さにそう考えるヴィンセント。と言ってもこのトーリス、改修されて扱い的にはISになっているのである。
「ちっ.....おいハーミット、聞こえるか!!」
『........。』
「反応がない・・・・まさか!?」
「そう、そのまさかさ!!!」
嫌な予感がしたオータムは再び後ろ下に目線を向ける.....そしてそこには、
「何時までも私たちが根本を放っておくと思ったら大間違いですよ!」
「お待たせしましたヴィンセントさん!!」
「ふふ、ざぁこ♪私より弱いって何事ぉ?それとも私、実は強いって事ぉ?」
海にあったのは【ハーミット】と呼ばれた母艦のなれの果てとそれを倒したであろう三隻の艦首に立つ【ゲオルク・ティーレ】・【ハーディ】・【パーミャチ・メルクーリヤ】の姿だった。それを見た二人は無理だと悟ったのか背後に何かを展開した。
「さすがに母艦まで落とされるのは予想してなかったな.....だが、この手段までは予期はしていまい。次に会うときが貴様らの最後だと思っておけよ!!」
そう言うと早々にブースターを吹かしてあっという間に見えなくなった。
「ひとまずは、終わったか。」
「そうですわね。ですが、これでこちら側の戦力は全て晒されましたわ。これ以上来られると不味いですわよ・・・・?」
「それに関しては大丈夫。そろそろ明石が何かやらかす頃でしょうし。」
ティーレの不穏な一言を聞いて狂三を含む全員が固まったのは言うまでもない。
翌日、襲撃されたIS学園は関係者であるクロエ以下アクシズメンバーを呼び出した。当然クロエたちもその場所に集まる。
「集まってもらって悪いな。話と言うのはいたって単純だ。我々の方から正式にIS学園の防衛、および迎撃を頼みたい。」
「其れくらいなら御安い御用です。」
「私個人としては渋られると思ったんだがな?」
「いやまあ、この後のことを鑑みるとどうしても手伝う必要があるんですよ....。」
「?」
千冬を含む教師陣は揃って首をかしげる。そこに割り込むように明石からの通信が入ってきた。
「ヴィンセント~レウルーラが降下してきたにゃ~。」
「おお、来たか。ティーレたちの隣の五番港に接岸するよう誘導してくれ~。」
「了解にゃー。」
一連の会話を聞いた全員がなにかを察したのか顔を青ざめた。
「・・・・まさかまた何か増えたとか言わんよな?」
「・・・・・すみません、さすがに今の戦力では全て迎撃仕切るのは無理なので本部の知り合い呼びました.....。」
それを聞いた千冬は白目を向いて倒れた。近くにいた教員が倒れた千冬を起こしてソファーに下ろす。その代わりに千冬がよく知るヤツが代わりに聞いた。
「で、いったいどれくらい増えたのさ?」
「とりあえずアクシズ本部所属のレウルーラ級機動巡洋戦艦【レウルーラ】、艦載IS占めて20機、そして特殊親衛隊【レッドクィン・マンサ】以下【ダブルゼータ】、【クシャトリャ】・【グリーンクィン・マンサ】、んで改修に出してた【トーリスリッター・デュラハン】、【ネプリスリッター】、狂三用に増産した【ガンナイト・リッター】、計7機ですね。」
「また大がかりに全力傘増ししたものだよ。」
「今回の襲撃でおおよその戦力は把握できたんで。次に来るであろうキャノンボール・ファストまでには息の根を止めるくらいには出来るでしょうし。」
「わお、やることがえげつないねヴィー君。」
そう言う束ではあるが、実際のところそれぐらいないとダメなのは重々承知していた。しかし、ひとつ気がかりなことが残っていた。
「だけど、そんなにいてまだ呼んでるとか言わないよね?」
束のその答えにヴィンセントは静かに顔を横に向けた。打ってかわって束の顔も青ざめる。
「そろそろティーレ達が一旦帰らせないと行けないので代わりの子を明石が....たぶんそろそろ来るはずですが....。」
「・・・・もうなにあのクソ猫どんだけ人脈広いの.....。」
束がうなだれると同時に今度はけたたましくサイレンが鳴り響く。その数瞬後、スピーカーから教員の声がした。
「IS学園南部に高熱源体反応!!数、6!」
「来たか!?」
『お待たせにゃー。ティーレとハーディが一旦帰ったから代わりに明石の所属する重桜の子達を呼び寄せたにゃー。とりあえず今回は交流目的の【長門】、護衛の【夕張】、【江風】、【夕立】、【雪風】、【陸奥】の六隻にゃー。』
「・・・・・こりゃ、当分は困らなさそうだ....。」
「まずは千冬さんを再起動させて事情を説明しなきゃね.....。」
ヴィンセントとクロエはもはやついていけなくなった教員達に憐れみの目を向けると共に明石にメガビーを撃つことを心に決めるのだった........。
To be continued......
さあカオス化してきたMISSINGLINK。
次回はおまけ回、ということでIS関連の掲示板を覗いてみましょう。
因みに次章はまともになる予定。
(´・ω・)っスッ
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