あ、今回で翼が堕ちます()
前回全く描写出来ていなかったレースだが予想外の展開になりつつあった。
まず目玉のヴィンス達であったがやはり出力制限の中で最高速を出そうとなるとどうしても集中させないとならないのか前に出てもダメージを受けて下がるといった展開が続いていた......4人以外は。
まずヴィンスとクロエだが、クロエに抱えられてその代わりにジェネーレーターエネルギーを直結供給することによりクロエの機動力はそのまま、武装出力はヴィンスから供給してもらう、と言った状態になっていた。クロエはその膨大な供給出力でトーリスから急遽取っ払ってきたハイパーメガビームランチャーを前に見境なく連射していく。ただでさえヴィンス達の武装威力が高いのにその最高峰性能、かつ対艦兵器を連射されるとどうなるか。
まず鈴。ヴィンス達の目の前にいたので真っ先にハイパーメガビームランチャーの餌食になった。膨大な出力は鈴のスラスターの半数を融解させ鈴は真っ先に墜ちた。そら半数消し飛ばされるとそうなるよねって。だが鈴とてただでは墜ちない。残ったエネルギーをすべて衝撃砲の空気エネルギーの圧縮に回しその一発をヴィンス達のスラスターに向けて放った。豪速球で飛んでいく通常の数倍以上の圧縮率で飛んでいく衝撃砲は........
「あの二人を落とすわけには行きません!!」
見事にレティ改めティーレのZⅡHi−bstの腕部固定型メガビームランチャーで消し飛んだ。
「はあ!?アイツもメガビームランチャー持ってるの!?卑怯じゃない!てか速い!?」
レティの駆るZⅡは元々試作機として放置されていたものを改修の後ティーレに譲られたものでその改修はクロエ達の予想を遥かに超えるものだった。
まず主武装のメガビームライフルは固定化され両腕部にメガビームライフルの代わりに廉価版の連装ハイパーメガビームランチャーニ門を背部に搭載、なおかつその重量増加に伴う脚部及び背部スラスターの増設。更にそのメガビームランチャーの出力は一つでは賄えないためハイパーメガビームランチャー一つ一つに束さんお手製の出力供給専用高電圧相転移型IS動力炉コアが組み込まれそのレスポンスに対応すべくティーレの相棒であるレーベくんと本体のコアであるIS熱核融合炉コアが接続され旋回速度、反応速度もともに上昇。これによりZⅡは完全なる化け物と化した。トーリスですら素の状態では追いつくことが難しい直線瞬間機動力に加え圧倒的な瞬間火力、有効射程距離、どれをとっても現状トップクラスの機体であることは間違いなかった。
「ヴィンセントさん、頼みました!後ろは私達で止めます!」
ティーレの呼応に答えるべくクロエは強くヴィンスを抱きかかえると背部ツインハイパーメガビームランチャーを地面に向ける。
「リミッター解除、シュツルムブースター始動!!さぁ急遽システム系統弄って出来上がった武装転用技術の片鱗、味わってよね!!!!」
瞬間、ツインハイパーメガビームランチャーからビームが吐き出されヴィンスとクロエは強いGに襲われる。が、この程度の衝撃、MSに比べればへでもないのだ。勢い良くブーストしたクロエのブースターは目の前に居たシャルを抜かした挙げ句大破させ棄権寸前にまで追い込む。だが、そこでヴィンスがレーダーに機影を捉えた。
「クロエ、上だ!出力制限を!」
「.....来たのね?」
「ああ。放送室、応答せよ!こちらヴィンセント、こっちのレーダーに感あり、全生徒に避難命令と隔壁閉鎖を!!」
『分かった!でもなんで.....!!』
「さっきから本部と連絡が通じない!つまりそういうことだろう。アクシズ本部にも連絡、スクランブルを!」
ヴィンセントはそれだけ言うと通信を切り自身の愛機であるトーリスキャバルリーを起動させた。
その起動が自らとの最期の別れとも知らずに......。
私は今までこのネットの世界で空を自由に飛びたい。そう思ってあのインフィニット・ストラトスを造り、そのおかげでヴィー君やクーちゃん、それにクロちゃんにも出会えた。けど、これだけじゃ足りない。ピースが足りない。そんな私の悩みは......
『ふふ、批判は糧になるんです!それに常識なんて私にとっては大敵、非常識こそ私の居場所です!』
文字通り消し飛んだ。
この場にいる誰もがこう思ったであろう。
『何をどうすればあんな補助AIからこんな感情豊かな少女.....それも偉人の名前を謳っている者が生まれるのだろう。』
と。
それもそのはず。元々ヴィンセントが回収したALICEは飽くまでも機能補正のAIでこんな機能はなかった。が、HADESの波動にゼロ距離で当てられた影響か四人のAIが新たに生み出された。それが巨大サーバー【ALICE】の始まりである。
『さて、私がどんな存在なのか紹介してませんでしたね。私はこのALICEのあらゆる統合システムを統括する存在、それがこの私こと、エジソンちゃんなのです!』
「....すごい、さすがの束さんでも全く理解できないよ?」
「けど、なんで今になって?出てくるタイミングならもっとあったでしょ?」
ド直球にハヤナが聞くとエジソンと呼んだ少女は顔を曇らせた。
『私がこうして表に出てきた理由は単純明快雨あられ、
ISシステムのハッキングプログラムであり、私達という存在を生み出した元凶........キャロルがこの世界のISのどれかに紛れ込みました。』
これほどまでに合ってほしくなかった事態があっただろうか。その直後、アリーナの方で爆発が起こった。
「!?ハヤナちゃんハナヨちゃん!」
「何ですか!?」
「アリーナにて襲撃発生....これによりヴィンセントが.....ヴィンセントが....!!」
「「「『!?』」」」
「ヴィンセントが瀕死の重症を負って....!!」
ハナヨ達に向けられたそのペイのメッセージはこの場の全員を固めた。
私は無力だった。軍にいた頃は良い様に扱われ、終戦間際に今のお兄ちゃん....ヴィンスにその命を助けられた。以後、20数年一緒に戦い続けてようやく私とヴィンスは平穏を掴んだ。だけど、それも束の間。ある日子育てをしているときに私とヴィンスは内部に侵入してきたMSの2機のうち、白い1つ目のやつの攻撃が直撃し即死した。
覚えていた前世の記憶はここまでだったが、目を冷ませば、再びそこは檻の中だった。そこからは誰だって想像できるでしょう、再び私は軍の強化人間として多大な投薬実験を受けていた。だが、何故か投薬をされてもなんとも感じない。どうやら私は耐性が出来てしまったらしい。そしてしばらくの間操られるふりをしていようと決心してから数日後、この研究所に来る侵入者を殺せと命令を受けた私は所長のもとへ急行されるよう操られるふりをしていた。そこで見たのは、
「ぐっ、お、お前は....!」
「必要ない、今からお前が殺される兵器の名前なんぞ。」
紛れもない、その口調、顔、そして何よりその反応。一瞬にして私は洗脳されたふりを辞めることを決意した。その時から私は悪魔に一歩触れていたのかもしれない。
そして、今そのかけがえの無い家族のお兄ちゃんは.......。
『ふっ、容易いな。』
「っ.......お兄ちゃん......ねえ、返事をしてよ.....。」
その左胸は上空にいるIS,【サイレント・ゼフィルス】、そしてその内部に見える顔。片目が蝶々模様に食われた少女に、心臓があった場所、丸ごとえぐられていた。
「ヴィンセントォォォォ!!!!!」
To be continued.....
はい、お膳立ては揃いました。
エジソン
蝶々少女
特災指生
何も怒らないはずもなく
精霊編を本格的にブッ込むか否か
-
入れる
-
入れない
-
Fate要素増やして