テーマは爆死。
要は久々にアズレン側の視点も書いてみるってやつ。ちなクッソ短い。
秋の季節。その涼しい季節の真っ只中、重桜の全員が地味な一室に集まっていた。勿論それをまとめるのは指揮官こと大城である。
「.....なぜ集まってもらったかは分かるな?」
「.....信濃だな?」
「.....ああ。知っての通り本部から漸く信濃の降臨に成功したとの通達があった。」
「と、言うことは。」
「.....一週間後から建造許可が出る。各自、本気で信濃様を迎えるならば準備を始めてくれ。」
「お主よ、このようなことをなぜもっと早く言わなかった?もっと早ければ準備もつつがなく進んだだろうに。」
そう言うのは重桜の重鎮である長門。大城は少し唸ると懐から一枚の紙を取り出した。
「うちらのところにこの通達が回ってきて、今さっき俺は知ったんだよ......。」
「あー.......。」
大城はため息をつくと現状の資材を着々と確認していく。重桜の全員が静かにその様子を見守っている。
「.....よし、試算が出た。現状ならば140回分ならチャンスがある、が、万全を期す為に後60回分何処からか回収しておきたいが.....。」
「指揮官、ここは私達にお任せを。」
「....ニーミ?」
いつの間にか入ってきていたのか全員が声を出さず驚く。当のニーミはキョトンとしていたがすぐに持ち直し、
「今さっき入ってきたばかりです.....。貴方達重桜はこのまま信濃様を建造するために必要な準備を進めてください。資材回収は我ら鉄血海軍にお任せを。すでにビスマルク卿からの許しも得ています。」
「.....ロイヤルのエリザベスと話をつけてくれ。それであちらも了承したならば総動員でことに当たってくれ。ユニオンには私から話をつけておく。」
「了解しました。では。」
そう言いニーミは話をつけるべく一目散に走って去っていった。
「.....やることは決まったな。一週間後の2000より作戦開始!」
大城はそう叫んだ。
一週間後
「.....明石、例のものの準備は。」
「抜かりないにゃ、この日のために鉄血、ロイヤル、ユニオン全艦隊が総動員で手伝ってくれたおかげでほぼほぼ確実に引けるだけの数は集めたニャ。」
大城は明石のそれを聞くと軍帽を深くかぶり重桜の全員を見据える。
「やるぞ.....!!」
それから、大城はとにかく引いた。その引く姿を見るたびに全員の顔は少しずつ強張っていく。しかし建造しても出てくるのは失敗したときに出てくるスクラップキューブのみ。スクラップキューブを見るたびにやせ細っていく大城の姿を見て重桜全員がすでに涙をのんでいた。
「指揮官、もういいです!指揮官がここで倒れたら.....!!」
「いいや、まだだ....。俺はお前らに必ず信濃様と会わせると約束したんだ.....!!今まで約束を一変たりとも破ったことはないだろう?つまりそういう事だ。今回も約束は果たして見せる!」
そうして大城は残されたキューブをすべて突っ込んだ。キューブは淡い光を放つがすぐに黒く染まり崩れていく。スクラップキューブの発生反応だ。
「.....指揮官、売店にあるキューブもこれで打ち止めにゃ......。」
「......はは、うそだ...ろ!....?」
「「「指揮官!!!」」」
倒れた大城を介抱する綾波と長門と江風。倒れた大城の顔を見るとその顔はすでに血色も無く、肉付きも骨の骨格がくっきり見えていた。
「.......信濃様を迎えられなかったのは素直に俺の人望がないことに起因するのに....。どうしてお前らはそう私を励まそうとするんだ。お前らの仲間を呼び起こせなかったんだぞ.....?」
「指揮官、信濃様はまた呼べる期間が来るが、指揮官がいなくなったらもとには戻らんのだぞ.....!!」
「指揮官が死んだら.....私達はこれからどうすればいいのかわからない....です。」
「今の今まで私達を導いてくれたのは誰だ!!外でもないお主だろう!そんなお主が私達のためにここまで努力してくれて、それでこの結果でも私達は何も言わない!!」
「.........。」
大城はそれでも暫く動かなかったが、やがて口を開いた。
「......命令だ、全員、指示があるまで無期限の待機とする.....!!」
「指揮官!?」
大城が放った一言、それは事実上の運営停止であった。これには他のKANSEN達も驚かずにはいられなかった。理由を追及しようとするものもいたが既にそこには大城はいなかった。取り残された重桜は呆然としていた。
「.....行かないとですね、ええ。」
「やはりそう思いますか。」
「....行こう、これ以上あの人を悲しませない為にも。」
裏で、3人の少女が静かに動き出した。
鏡面海域?
基地から少し離れたところにいつの間にか鏡面海域が出来ているのは全員が知っていた。が、一向に襲ってこようとはしない。なぜかと言われると全て大城の発言に起因する。と言っても休戦協定を持ちかけただけだが。そんな鏡面海域の内部には二人の少女がいた。
「へぇ......あの基地から生気が消えた.....。」
「それは面白いわね、どんな感じなのよ?」
ピュリファイアーとオブザーバーはいつも襲撃する基地から一切合切の人の気がしないことを不審がっていた。と、その時である。
「....基地方向より反応、三人ね。」
「休戦協定の破棄かなぁ?戦闘準備しておくかぁ?」
『必要ありません、ピュリ。』
「!?」
「へぇ......貴方達は。」
オブザーバーはその顔を見て意外な顔をしていた。目の前にいたのはロイヤル駆逐艦の【ハーディ】と【エスキモー】、そして鉄血海軍の【ティーレ】であった。所詮ナルヴィクシスターズというやつである。そのうちの一人であるティーレは口を開いた。
「今回ここに来たのは他でもありません。大城を.....
いえ、指揮官を殺してください。」
ティーレはなんの顔も濁すことなくそう答えた。
To Be Continued.....
プチ外伝、少し不穏な様子に.....?
あ、信濃は引けたので次回は信濃様降臨。
精霊編を本格的にブッ込むか否か
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入れる
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入れない
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Fate要素増やして