IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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はい、久々にまともな前書き書いてます。実のところ前々からお話はしていましたが、100話を持ってこのシリーズは完結としたいと思っています。まあぶっちゃけ学園で最終決戦になりそう。


第92話 女神の覚醒

荒れた海の上。そこに彼らは舞っていた。

 

「ここから先には、行かせない!!」

 

「ほざけ!だから貴様等は甘いというのだ!!」

 

銃口がハナヨの身体を捉え撃ち抜く。更に追撃と言わんばかりにサーベルをハナヨの心臓付近に突き刺した。

 

「がっ.....!?」

 

「終わりだな.....コアは貰っていくぞ。」

 

その声の主はコアがあるであろう場所に手を突き刺しコアの捜索を始める。程なくしてコアを見つけたのか引き抜いた。

 

「あなたがそれを持ってても意味はない.....!!」

 

「初期化を行えばそれだけで我々のものさ。」

 

「......どうやら、言っても聞かない子供にはお仕置きが必要みたいですね.....。」

 

「なに?」

 

ハナヨが発した一言をその少女は聞き逃さなかった。やがてハナヨはすべての武装を捨てると、

 

「......password【0874】、コードネーム【ハナヨ】バックアップモード起動.....全システムをサダルスードに委譲......完了。自爆シーケンス作動......あなたの好きにはさせません......!!」

 

そう言うとそのまま少女を抑え込む。

 

「自爆か!!」

 

「ハヤナ.....先に逝ってますね....!!」

 

その言葉とともに大破していたアトスが盛大な爆発を起こした。

 

 

 

なぜこのような経緯に至ったのか。事は数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィンセントが復帰してから数日がたったある日。唐突にそれは送られてきた。

 

「......宣戦布告?」

 

「あぁ、【我々亡国企業はIS学園の抹殺を始める。】と。実質これは宣戦布告と見て間違いないだろう。」

 

「.....了解しました。生徒の避難をお願いします。俺達はこんなくだらない戦いに決着をつけてきます.....!!」

 

「待て!!」

 

「こんな仕事をするのは俺等みたいな手が汚れた者たちで十分です!!!わかったらあなたも早く!!」

 

「......くっ!!」

 

それぞれの道に別れたヴィンセントと千冬。そして、この学園の運命を左右する決戦が開かれるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園北部物資受取港

 

「待たせた、準備は出来てるな!!」

 

「言われたとおり全機最終決戦仕様への武装換装及び改修は完了!」

 

ティーレに戻ったヴィンセントは久しく被ってなかった士官帽をかぶると艦橋ブリッジにいた全員に号令をかける。それにクルーが応答し各機能の正常動作を伝えていく。

 

「オンラインリンゲージ、各種オールグリーン。」

 

「メイン主砲塔1番から11番まですべて正常稼働確認。」

 

「背部ミサイル発射管全門ペラパラム装填完了。」

 

「戦艦ティーレ、いつでも出撃できます。」

 

『こちらレウルーラ、こちらも発進準備オーケーだ。』

 

『こちらティーレ、護衛艦ハーディ、Z2、並びにパーミャチ・メルクーリヤ、3隻の準備は整っています。ご命令があり次第すぐにでも。』

 

次々と上がる完了報告。それを見たヴィンセントと先程するっと入ってきたクロエが通信回線を開き全員を見据える。

 

「諸君、こんな非力ではある俺だが、よく慕ってついてきてくれた。ここまで仲間が増えたことを誇りに思う。故に、ただ一言だけを遺そう。全員、死ぬな!!生きて帰ってこい!!」

 

『『『『はっ!!!』』』』

 

「全艦戦速最大!!この戦いを持ってこの差別の世間に決別をつけるものとする!!総員、第一戦闘配備!!!これより作戦名【ディザスタークライシス】を開始する!!」

 

全てに、いや、この世の中を打ち砕くべく。今ここに、ISという概念を決める戦いが幕を開けようとしていた。

 

「見えたら随時報告を。俺たちはデッキで待機している。」

 

「りょ〜かーい。私達のシステム支援はいるかい?」

 

ふと画面に現れたキャロルがそう問うが、

 

「いいやいいさ。これは俺たちの世界の問題だ。干渉する必要はない。」

 

「そうか、もしもの事があれば通信を回せ。その時が来たらこちらも本気を出そう。」

 

ヴィンセントはきっぱりと断った。これ以上迷惑はかけられないと判断した為である。そしてそのままヴィンセントはデッキへと向かっていった。

 

「......とは言うものの。ペイ、例のものは組み込んだんだな?」

 

「ええ、何なのよあれ、中枢システムに組み込むのに半日かかったよ?」

 

「そりゃあaliceでも限られた人物にしか適応しなかった代物だからね。今回用意したのはそれの新規製作されたもの。あのコロンの引きこもりが出し渋ったものだからな?」

 

コロンの引きこもり。ペイはその人物が気になったが、構わずシステムを操作していく。

 

「ヴィンスがデッキに上がったので以後、艦橋指揮は私が取るよ!全砲門発射用意!!目標はつい先程見えた前方後期型P級重巡洋艦!」

 

ペイには強化されたレーダー及び視覚赤外線効果で既に何隻か偵察艦隊を特定していた。まずはそれを潰すべく的確に座標を支持していく。

 

 

「先に仕掛けるよ!一斉斉射始め!!」

 

一泊遅れて、最初の轟音が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、シェルターに避難した一夏達は外部カメラから送られる映像を見ていた。

 

 

「あいつら.....どうして俺たちを頼ってくれないんだ、いくらなんでも無謀すぎる!!」

 

「ですが、私達にできることなどほとんどありませんわ。こちら側は競技用の期待に対して、相手は正真正銘軍事用の機体ですわ。まずやり合おうものなら勝ち目はないとヴィンセントさんは考えたのかもしれませんわね。」

 

「そうだな。」 

 

「「「「織斑先生!?」」」」

 

本来外で護衛すべき教師が内部にいるのを見て一瞬驚いた生徒達。まず真っ先に反応したのはもちろん彼女たちであった。

 

「.....私達とて、これ以上外にいれば彼らの邪魔になる。それこそ、この学園がどうなってもいいとな。」

 

「そんな、どうして.....!!」

 

シャルがその言葉に反応して反論する。半年ではあるがこの学び舎で共に勉強した。その事実は消えないのだ。

 

「建物は壊れても最悪どうにかなる。だが、人的被害はどうにもならん。これの意味がわかるな?」

 

「......。」

 

正論をぶつけられてシャルは黙ってしまった。それを革切りに千冬が続ける。

 

「今は見守ることしかできんよ.....。」

 

 

 

To be continued.......




【ここで少し最終決戦仕様について】

基本的には重武装化されているのがほとんどだが、一部近代化改修によって馬鹿みたいなものになってるのがちらほらあります。

【トーリスリッターⅡ(最終決戦仕様)】

博士が来たるべき決戦のために急ピッチで仕上げたトーリスリッター。背部バックパック部にアタッチメントを増設しペイルライダーの物を流用出来るように改良されている。本戦場では両方に改良型180mmレールガンを搭載し対空戦闘能力を高めている。


【トーリスリッター・キャバルリー(最終決戦仕様)】

ヴィンセントが己の力で改良を続けていった仕様機。クロエのツヴァイと同じく背部バックパック部にアタッチメントを増設しペイルライダーの武装流用が出来るようにされている。本機には同じ共通規格であったペーパープランである4号機のメガビームランチャーを両方に搭載し対艦戦闘及び砲撃戦能力を高めてある。


【トーリスリッター・デュラハン(クー仕様)】

束の手によって調整が施されたクロニクル仕様機。最終決戦時には上二人と同じく背部バックパック部にアタッチメントを増設、本機は規格が共通であったジャイアント・ガトリングガンを両方に取り付け対航空戦闘能力に特化した形態をとっている。また、手持ち武装には本来のデフォルトであるバズーカではなく、銃身をロングバレル化したロングレンジ・ビームライフルを携行し後方よりの支援に徹した。


【トーリスリッター改(ネプリスリッター)】

夏頃にロールアウトしたネプリスリッターの制式ロールアウト形態。ヴィンセント達が扱うトーリスの弱点であった武装構成の少なさを補うため内蔵式のマシンキャノンの増設や腰部に連装ショートバレル式レールガン、肩部に格納式ビームキャノンを搭載し火力の改善が図られている。また、それに伴う航続距離の補強も成されており、従来のトーリスリッターとほぼ遜色ないパフォーマンスを発揮することができる。


【量産型トーリスリッター(ペイ機)】

トーリスシスターズの長女ことペイ専用の無人機。そのため内部出力は他のトーリスよりも高く、その分機動力や運動性に余剰出力がまわされている。武装はデュラハンと同一だが本機体にはこの他に腕部固定式ビームサーベルが追加されている。

【量産型トーリスリッター(トリス機)】

トーリスシスターズの次女ことトリス専用の無人機。ペイのものとは違い内部出力はペイほどでは無いが向上している。武装はビームサーベルを一本に減らし、代わりに腰部に折りたたみ式スナイパーライフルを携行している。また、肩部に隠し腕を内蔵しておりマルチタスクでの行動が可能。


【量産型トーリスリッター(ルリ機)】

トーリスシスターズの末っ子のルリ専用の無人機。出力面での改造は行われていないため機動力はシスターズの中では一番低いが頭部に設置されたアンテナの効力により広い範囲での指揮能力を有する。そのため武装も必要最低限以外のものは外されており、代わりにロングレンジビームライフル、独立型小型レーダーなどを搭載し付近の状況把握を務める。


シュヴァルツェア・アストレアtypeAF【FW】

正式名称はシュヴァルツェア・ガンダムアストレアタイプアクシズ/フェレシュテ【フルウェポン】。
博士がフォンから押し付けられた物資を元に邪魔しない範囲で武器を積んだ最終決戦仕様。通常時のランチャーとライフルに加え、2低バズーカ、脚部ミサイルポッド、破砕式ハンマーなど対艦戦闘に重みを置いた武装を多種持つ。これらの武装はパージ可能で打ち切り次第投棄、爆破の算段になっている。装甲面においても部分的にウェブラル・アーマーを採用しており、爆発系統の武器が直撃した際、装甲自体を爆破してダメージを抑えるように出来ている。


シュヴァルツェア・サダルスードtypeF(ハヤナ機)【FW】

正式名称はシュヴァルツェア・ガンダムサダルスードタイプフェレシュテ(ハヤナ機)【フルウェポン】
ヒクサーから融通してもらった武装を積んだサダルスード。本来は偵察用のISだが、各種センサー機能を一新し倍の距離からでも探知できるようになりルリの量産型トーリスと合わせて戦場把握を主な任務とする。また、武装面がリボルバーバズーカとスナイパーライフルだけでは乏しいので肩部にアタッチメントを追加しペイルライダーと同様のレールガンを二門、脚部に連装ミサイルポッドを追加し追撃火力を強化した。装甲面はアストレアと同じくウェブラルアーマーを追加しているが主に肩部付近に集中配置されている。


シュヴァルツェア・アイズ(ハーミヤ機)【FW】

正式名称は、シュヴァルツェア・リファイン・アイズ(ハーミヤ機)【フルウェポン】。

ドイツ軍の最後のペーパープランをアクシズ及びフェレシュテの解析でこの世に生み出された最終決戦仕様機。通常時の大型ランチャー及びビームライフルは持たず、専用のロングレンジビームライフル兼用腕部固定式メガ・ビーム・ランチャーを持ち、射撃時の集弾性と命中制度を上げている。その他、左腕部に内蔵式のグレネードや肩部に連結式ビームバズーカ等を所持している。装甲は特に改良は無かったが、武装増加に伴うプロペラントタンクの増設により多少機動力は落ちたが航続距離は増加している。


?????(コードネームマドロック)

エルが駆る機体。大元はティーレだが本体が大破した際にのみ展開可能なIS。両腕にロングレンジロングバレル大型ビームライフルを携行しており、連結させて収束させることも可能。また、肩部には大型のキャノン砲を搭載しておりかなりの火力を誇る。が、機動力は他機体から見ると一番鈍足であり主に後方支援で運用される。


あと2話くらいでこの戦いは完結させるつもり。

精霊編を本格的にブッ込むか否か

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