クラフィSSにお熱でした。()
「これで倒れてくれたら御の字だがっ!!」
ヴィンセントのトーリスがまずは牽制がてら腕部ビームサーベル携行部からビームガンを斉射する。腕部に格納されているサーベルの柄だが格納方向を調整すればこんな芸当だってできるのだ。しかしそんなことは読めていたかのごとくかわしていく3機。お返しとばかりにマシンガンとバズーカのお祭りが繰り広げられる。当然これを余裕とばかりに交わす二人。
「っち!!厄介だな....。」
「ほらほらどうしたぁ!!そんなものなのかぁ!!」
「0091の技術を用いているこちらの方が性能は上なはずだ.....だとするなら年季の差か!!!」
ヴィンセントは愚痴りながらもマシンキャノンによる追撃をやめない。一方シールドで払い除けた3機の機体はともにバズーカ、キャノン砲、マシンガンをばらまき寄せ付けない。埒が明かないと感じたか先に動き出したのはクーだった。
「.....キャノン付きは私が抑えます!!」
「じゃあお兄ちゃんはバズーカ持ちを!私はキャノン持ちをやるね!」
「......死ぬなよ!!」
ヴィンセントの掛け声とともに散開しそれぞれの受け持つ機体へと流れていく。
この行く末を決める戦いはまだ始まったばかりだ。
一方、未だに避難を余儀なくされていた一夏達はついに束の安否不明を皮切りにヴィンセントたちの援護に向かうことを決意した。が、そううまくは行かない。
「くっ、やはりとは思っていたが....!!」
「あれは.....護衛艦?いや、戦艦か!!」
「イギリスのエディンバラ級ですわ!!あんな骨董品がまだ残っていたなんて!!」
「こっちはシャルンホルスト級戦艦だ!!全く、こんな代物何処から!!」
シェルター出口から見えてきた光景は砲撃戦を繰り広げる姿だった。あの二隻や他の大量の駆逐艦に対応していたのは.....。
「まったく、きりがないじゃん!!」
「くうぅっっ!!ビッグ・トレーが落ちたのが痛すぎますね、ええ.....。火力補助が消えた以上残るは私達の持つ雷撃能力のみです....!!」
「ティーレちゃん!!Bstは!!」
「最悪なことにフルメンテですよ!!!そういうハーディはどうなんです!!」
「あいにくこっちも定期メンテにだしちゃってたわよ!!こんな時になんて体たらく!!」
劣勢なのを悟った一夏たちは自身の専用機を展開すると3隻の前に立つ。
「大丈夫か!!」
「一夏さん!?ヴィンセントさんに避難していろって....!!」
「出来ませんわ!!私達の学生生活がこんな雑魚みたいなテロリストたちに潰されては溜まったもんじゃありませんわ!!!」
「そうだよ!!それに、今まで何度も助けてもらったお礼すらできてないよ!!」
「だから今度は私達がレティ、いや、ティーレちゃんたちを助けるのよ!!」
全員が一斉に加勢し僅かながら優位が戻った彼女たち。だが、手をこまねいて待っているだけの彼らでもなく更に砲撃や対空砲火などがキツくなる。徐々に砲塔も大破していき残るところは機銃のみ。
「くっ.....ここいらが限界ですか....!!」
「レティ!!」
「一夏!!もういいです!!私達を置いて撤退を!!」
「そんなのできるわけ無いだろ!!」
「いいや、私達はあくまでも生徒たちの安全が第一です!!それには一夏さんたちも含まれているんです!!私達を思うならさっさとシェルターに戻ってください!!どうせこの戦い....そう長くは持ちません、ならば、せめてあなた達だけでも!!」
「馬鹿言うな!!それだと彼奴等に面目が立たないだろうが!!!」
一夏達との口論が続く中、まだ砲撃はやまず遂にすべて兵装が破壊され浸水も始まる。
「これ以上は耐えられません!!急いで!!」
「いくら近代化改修しても無理なものは無理なのよ!!さっさと逃げなさいよざぁぁこ!!」
一夏たちもこれ以上の口論は無駄かと察し撤退しようとした、その時であった。
「....!?ティーレちゃん!!九時の方向より反応!!....これって!!」
「.....遅いんですよっ!!」
「来たわねっ!!」
三人の振り向いた方向に一夏たちも視線を向ける。そこには....。
「敵艦確認.....ハヤナは彼女達にあれを。私が敵艦をそれまで抑えます!!」
「わかったわ!」
「サダルスード、行きます!!」
「セファーラジエル、行くわよ!!」
2機の機影が戦場を駆け抜けていく。うち1機がティーレ達のそばで静止した。
「待たせたわねっ!!」
「ハヤナ.....!?お前、死んだんじゃ....!!」
「爆散したのは姉さんよ!!それよりもティーレ、ハーディ、これをっ!!」
セファーラジエルから投げ込まれたものを受け取るティーレとハーディ。それを見た二人はくすっと笑う。
「....助かりました!!Bst,起動!!」
「みゃち!私達の船を頼むわよ!!ペリオン、オン!!」
そう、セファーが投げ込んだのはメンテナンスだったBstとペリオンである。ティーレとハーディがそれをまとい、再び天空に立った。一夏たちは一瞬のうちに起きた一連の動きに完全に呆然としていたが、
「....これでとりあえず戦えるのね!!」
「いいや、戦闘はもう終わりです!ティーレちゃん!!」
「はいっ!!」
ティーレはハーディに促され示し合わせたかのように背部のランチャーを展開し即座に撃った。もとから溜め込まれていたのか。最大出力で放たれたソレは一瞬のうちに残存艦隊を溶かしていく。
「ひ、ひえっ....あのときの競技に使ったのとは威力が桁違いじゃない....。」
「それは4発分を一発に収束させてますからね、その分威力は高いですよ。」
「ハナヨちゃんハヤナちゃん、それに一夏達も、ここを抑えますよ!!」
「「おう!!(了解)(ええ!!)」」
息を吹き返した者たちによる反撃が始まろうとしていた。
そして、ヴィンセントたちのところにもまた、増援が到着していた。
「.....起動したんですね?博士。」
「うん、マドロック、今から戦線に入るよ。」
「.....了解、!一発やっちゃってください!!」
ヴィンスからの合図を受け束の操るMS....マドロックの砲が咆えた。3人のトーリスにかまっていたせいで遠距離がおろそかだったダガー持ちの土手っ腹にキャノンが直撃し貫通する。
「んなっ....!?」
数瞬遅れて閃光と爆発音。3人はそれを利用してうまくキャノン持ちに肉薄した。
「これでっ!!」
「甘いっ!!」
腕部サーベルで一突きに決めようとしたが、思ったよりも反応が良かったキャノン持ちは綺麗に腕部をキャノンで吹き飛ばす。衝撃で後続の2機と衝突し足が止まった。そしてその隙は殺るには十分すぎた。
「甘かったな!!」
目の前にはバズーカとビームライフルのダブル攻撃。マドロックは盾を持っているがカバーするには遠すぎてどうしようもない。今度こそ万事休すか。クーとクロエはさっきの衝撃で体制を立て直せていない。しかし女神は微笑んだ。
「.....私の適合者をやらせはしない....っ!!」
「そんな.....馬鹿な.....この戦いに関わってくるというのか.....!?」
ヴィンスですら驚きを隠せない第三者の介入。それは束もクロエも同じ反応でクーに至ってはありえないという表情、だが敵さんに取ってはさらに予想外であったようだった。
「何故だ.....なぜまだそんな機体がいると言うのだ....!!!」
「....大丈夫?ヴィンス、いや、パパ。」
「.....ああもう!!どうにでもなれ!!アリスに対する全権の解放!!手伝え!!」
「了解!!」
そこに立っていたのはALICEの切り札であるアリスが駆るアクシズの切り札、コードネームS。またの名をEv-Xsガンダム。
To be continued......
あとちょっと続くんじゃ!!!
精霊編を本格的にブッ込むか否か
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入れる
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入れない
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Fate要素増やして