IS ~MISSING LINK~   作:ふぇるみん

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感覚開かない(3ヶ月)

哲学だなぁ....、




第97話  終焉

最期の誓いとも言えるHADESを起動した3機とEv-Xs、マドロック、サダルスードにセファーラジエル。そしてアイズ。相対するは【Dキャノン】と【スレイヴ・レイス】。しかしどちらも残り稼働時間も少なく、弾薬ももうない。となると残る手段は一つだった。

 

「覚悟は決まった見てぇだな.....!!」

 

「はぁぁぉぁぁぁっ!!!」

 

ヴィンセントのビームサーベルとスレイヴ・レイスのビームサーベルが交錯し火花が散る。

 

「これ以上、誰も死なせはしない!!死ぬのは俺たちだけで十分だ!!そうだろうが!!」

 

「はっ、世間はどちらを見るんだか!!このISで世界は変わった!!」

 

「それがどうした!!変わったなら正せばいい!!その役目は俺たちにしかできないはずだ!!」

 

勢いでサーベルで切り払うも避けられ隙を見せてしまう。それをレイスのパイロットは逃さない。

 

「甘いなっ!!」

 

「チィッ!!」

 

お返しとばかりにバルカンとサーベルを織り交ぜた猛攻にところどころ切り傷ができ始める。

 

「何故だっ!!なぜ後も邪魔をする!!」

 

「忠誠を誓った身であるのならば貴様とてわかるはずだ!!」

 

「忠誠だと!?ふざけたことを!!」

 

腕部ハンドビームガンを乱れ打ちしながら切り結ぶヴィンセント。相手の機体はそこまで手数も質も高くはないがいかんせん反応が速い。それが彼と互角までの戦いを知らしめていた。

 

「正面だけを見ていてもっ!!」

 

横からクロエが突撃してきて両腕のサーベルを出力する。しかし相手はわかっていたようで冷静にシールドで流した。

 

「甘いっ!!」

 

返す刀で胸部バルカンを撃たれとっさに腕部で防ぐが、

 

「ぐぅっ.....!!貫通しちゃったか、いつつ....。」

 

「クロエ!?貴様ぁっ!!」

 

特殊弾頭だったのか腕部装甲を貫通して腕に被弾したクロエを見て激昂したヴィンセント。それに呼応するかのようにHADESもまた起動した。一段と早くなった機体を相手はとらえていたが捉えるのと実際に抑えるのとでは訳が違う。呆気なくサーベルを胸部に突き刺された。

 

「がふっ....なぜだ....ここまで成功しておきながら何故負けた....!!」

 

「負けは必然さ。あくまでと過信したお前らのな!」

 

「クソがァァァァァァ!!!」

 

最後の力を振り絞ってバズーカをヴィンセントに至近距離で爆破させた相手。もちろんかわせるはずもなく二人もろとも吹き飛んだ。

 

「お兄ちゃん!!!(お兄様!!!)」

 

煙がしばらくして晴れるとそこには片腕がぶらりと垂れ下がっている彼の姿があった。

 

「.....重いな。得たものと失ったもの.....。」

 

「どうせお兄様の事です、なにか別策があるのは承知の上です。」

 

「....悪い、レウルーラまで頼む。」

 

「ええ、博士、アリスちゃん。帰りましょ?」

 

「うん!」

 

「分かったわ。」

 

残されたDキャノンはドサクサに紛れて既に逃げていたが束が特定を勧めていたので場所が割れるのは時間の問題だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの一連の襲撃から一夜が開けた。避難命令が解除され生徒たちが戻っていく中一つ煙を吹く地帯があった。

 

「.....よし、とりあえず安静にしておけばどうにかなる。」

 

「済まない、恩に着る。」

 

「いいってことですよ隊長。途中まで参戦できなかった私達の罪滅ぼしってことで。」

 

「はは.....博士たちは?」

 

聞くところによれば、博士は今全ISの兵装全解除及び現行OSの封印作業を行っているらしい。これで世界からISの存在意義は消失しIS学園も時期に解体されるであろう。そして今の俺たちの専用機である3人もその活動を停止し廃棄処分になる.....そのはずだったのだが。

 

「んー。ヴィー君たちのは独自すぎるから手を付けられないよ。」

 

「えぇ.....。」

 

HADESの中身を調べて封印措置をすることまでは面倒くさかったらしく自分たちのISのみ現行仕様のまま残ることとなった。そして数時間後、速報でISの機能停止が発表されると各国もそれに合わせて軍事力の再編成を余儀なくされた。もちろんそれはIS学園にも波及したが、そこは束。独自特権で手を回したらしい。

 

「専用気持ちだけは、一応機能はするように手を施したからね。これが私からの最大限の譲歩。これ以上は追われても何もしないからね!」

 

そう言い切ったそうな。各国首脳もこれには頭を抱え国家指名手配から解除する措置が取られたらしい。

 

続いて今までの本拠地であった戦艦ティーレ。沈んだあとレウルーラによって引き上げられたが何故か沈む前の状態で生きており全員が頭を抱えていた。が、それはすぐに原因がわかった。

 

 

「へっへーん、どうだい?」

 

「.....だれだ?」

 

「はーー!!?せっかくアンタが緊急時のときに稼働するよう同化させといてよく言ったわねーーー!?尊壊崩皆るわよ!?」

 

「......まさかっ!?」

 

「そう、そのまさか!ALICEサーバーから抜け出してエルちゃんの力を借りてやってきたのだ!!」

 

ティーレが当時のまま引き上がってきた原因。それは内部ALICEサーバーの指示により内密に起動し融合処理をすることで完全復活を果たしたディザスター【ラヴァ】。しかも依代がビッグ・トレー。

 

「はぁ....アリス、エジソン、キャロル、どーすんだこれ。」

 

「どうもこうもないわよ!?私達には干渉できないわ!!」

 

「おまけに私達が触ろうものならあの金属みたいなやつに体乗っ取られて終わりですー!!」

 

「いや、普通に俺の言うことは絶対だから大丈夫だとは思うけどな....。」

 

「いーやーでーす!!まだけがれたくありませーん!!」

 

「駄々っ子かお前は!?」

 

エジソンが駄々をこねている中、キャロルは静かに首を降っていた。

 

 

「はぁ.....ティーレとハーディはどうするんだ?」

 

「一度港に戻ろうかと。すでに十分なデータは取れましたので。」

 

 

ティーレ達は一度自分の世界に戻ってデータをフィードバックするらしい。至極真っ当。

 

 

 

しかし、ひとりその姿を見つめる少女がいた。

 

 

 

「....そろ、そろ....限界みたいですわね....。」

 

 

To be continued.....




あと3話で終わる予定です。


ファンリビのデータ取りが終わらないのでそれ終わらせ次第なところ。

精霊編を本格的にブッ込むか否か

  • 入れる
  • 入れない
  • Fate要素増やして
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