※この短編集は、前話や次話との繋がりはなく、違う世界線でのお話を纏めたものとなっております。あらかじめご了承ください。
俺の彼女はツン甘だ。ツン甘という言葉を耳にしたのは最近だが、その意味を聞けばあいつのようなやつのことを言うのだろう、という理解が出来た。
この話とはまったく関係ないのだが、星見SKさんの創作漫画『ツン甘な彼氏』は最高オブ最高なので、是非読んで欲しい。マッ缶とどっちが甘いか悩むレベル。
「なにそんなところでぬぼーっとしているのよ、邪魔なのだけれど」
噂をすれば影というか、初めから同じ空間にいたから影もなにもないのだが、ご本人のご登場である。俺が昼食後のコーヒーを淹れながらぼーっと頭の悪いことを考えているうちに背後に回っていたらしい。足音とか一切聞こえなかったけど、忍者かなにかなの?
「おお、すまん……」
湯呑みを持ってその場から退くと、きゅっと袖を摘まれる。そのまま固まっていると、ぽとぽととコーヒーの中に角砂糖が突っ込まれた。え、ブラック飲むつもりだったんですけど……。
「眠気覚ましのつもりかもしれないけれど、休みに眠気を無理矢理覚ますなんてバカのやることよ。甘ったるいコーヒーでも飲みながらすっからかんの頭をもっとすっからかんにしてなさい」
「いや、そこまですっからかんじゃないだろ……ありがとな」
「やっすいお礼なんて言ってる暇があるなら、さっさとソファにでも移動しなさい。邪魔よ」
「はいはい……」
これ、休めって言ってるんだろうな……素直なのか素直じゃないのか。
なんとなく和みつつリビングのソファに腰掛けてコーヒーを一口飲み、ほっと息を吐く。拍子にあくびが漏れて、目尻に涙が溜まった。
紅茶を淹れて俺の横に座った雪ノ下を一瞥して、湯呑みをテーブルに置くと、くいっと転ぶように身体が倒れた。
「うおっ……!」
素っ頓狂な声をあげながら、なすすべもなく視界が横転する。それとほぼ同時に頭部に柔らかさを感じて、視線を動かした先には微笑む雪ノ下がいた。
「情けないのね」
「……いや、武道やってたやつに敵うわけないだろ」
不満の言葉も尻すぼみになってしまう。なにを思って急にこんなことを……と、疑問を覚えていたら、雪ノ下はバカを見るような目で、
「まだ眠いのでしょう? 少し、寝てなさい」
「いや、お前が起きてるのに……」
「あなた、もしかしてバカね?」
バカを見るような目でバカだと言われた。八幡ショック。まあ、今に始まった話ではないので、特に問題はないのだが……いや、それってどうなの? バカと言われることに慣れ過ぎてるとか、そんな悲しい慣れは初めてだ。そう思いつつも全然悲しくないのが不思議。
「付き合っているからといって、相手の行動に自分の行動を強制されるなら、付き合っていないほうがマシじゃない」
「俺にもちょっとは申し訳ないみたいな気持ちがあってだな……」
こんな態勢で言っても一ミリも説得力がある気がしないが、それは置いておくとして。彼女が起きてなんかしてるのに自分だけ爆睡してるのは、後ろめたさとか色々あると思うんですよ。
こんなことを俺が考えるなんて、俺って成長したなぁとこぼれ落ちてもいない涙を拭うまである。
「なにかしなければ申し訳なくなるなら同じことでしょう。だいたい、あなたのそれは思いやりでもないでもないわ。ただ、自分の後ろめたさを拭いたいだけじゃない。私をそんなものの理由にしないでもらえるかしら」
「そこまで言うことないだろ……」
否定出来ない自分に、どうしようもない情けなさを感じつつ、そんな言葉を吐いた。
実際、雪ノ下の言ったことは正論だろう。俺は俺自身が苦しい思いをするのが嫌で、そのためにこいつを利用しようとしていたのだ。それは、確かに雪ノ下の嫌いそうなことで、少し考えれば分かりそうなのに……。
「はぁ……なに暗い顔してるのよ」
「……すまん」
「なにに対しての謝罪? あのね、比企谷くん。私は怒ってるわけじゃないのよ。おためごかしな行動なんて必要ないと言っているだけで」
それは怒ってるのと違うんですかね。よく分からないんですが……。
「なにかしなければなんて理由は言わずもがな、私に喜んでほしいという気持ちさえなくても、あなたがついでにコーヒーを淹れてくれる。私の作った料理を美味しそうに食べてくれる。たまたま目に止まった乾いたお皿を棚に片付けてくれる。……それだけで、そんないつも通りで当たり前な行動だけで、私は幸せになれるのよ」
顔が赤くなっているのが自分でも分かった。世界で一番幸せですみたいな顔で、さらっとそんな恥ずかしい台詞を吐く雪ノ下にはきっと一生敵わないのだろう。
「あなたの頭はすっからかんなのだから、そのくらい覚えられるわよね?」
「おう……」
すっからかんだなんて、貶すような言葉を吐かれても、そこに微塵も嫌な気持ちが湧いてこない。俺にはただ、目を逸らしながら了承の意を示すことしかできなかった。
話を戻そう。
俺の彼女——雪ノ下雪乃はツン甘だ。
× × × ×
かくして特別なことなんてなにもしなくていいという言質を取れてしまったわけだが、それを笠に着てまじでなんもしないなんてことは、雪ノ下が許しても俺が許せない。
いや、俺だってなんにもしたくないけどね? でもほら、自分のことなら放ったらかしでいいけど、他人のことだとそうもいかないみたいな。
……自分の心の中でくらい正直になろう。俺は、自分の無意識な行動なんかではなく、意識的な行動によって雪ノ下を喜ばせたい。
なら、そのために俺になにが出来るかだが、ぶっちゃけなにも浮かばないのが現状だったりする。俺になにか出来ることあるのかしら……と考え始めていつのまにか二時間経ってるまである。つーか、まじで経ってた。二時間も思考に費やすとか、時間の使い方が贅沢過ぎじゃない? 雪ノ下に「時間を無駄にさせたらあなたの右に出る者はおろか、後方四万キロまで誰もいないわね」とか言われそう。絶対言われる。それ地球上で誰もいないって意味だよね?
近くの自販機で買ってきたマッ缶を開けて、落ち着くために一口飲むと、驚くことになにも浮かんでこなかった。驚く要素が皆無。なんなら当たり前過ぎてびっくりしたレベル。
雪ノ下が仕事から帰ってくるまであと四時間ほど。ちなみに俺はこっそり休みを取り、出勤するフリをして家を出て、雪ノ下が家を出たのを見計らって帰ってきていたりする。
彼女をちょっと喜ばすだけで大袈裟なと、他人が見たらそう思うかもしれないが、俺にとっては大事だ。なにせなにもしなくても喜んでくれるような相手である。なにかしてより喜んでもらえる保証がない。
適当なことをして「能がないのだから、普通にしてればいいのよ」とか言われるのは嫌なんだよ。あいつは俺を辛辣な言葉で甘やかし過ぎる。どうでもいいけど辛辣な言葉で甘やかすって字面の異常性は異常。
まじでどうすっか……料理とか? 夕食を作って待ってたら喜んでもらえたりするんだろうか。果てしなく微妙な感じがする。かといって他に案もない。
とりあえずと確認した冷蔵庫は、昨日買い出しに行ったばかりなおかげで材料が豊富だ。……失敗して無駄にしたら流石に怒られそうだな。やっぱりなにもしないのが一番なのでは……いやいや、それじゃダメなんだって。
「よし……作るか」
レシピ通りに作れば俺なんかでもなんとかなるだろう。最近はネットで探せば初心者向けのレシピも大量に出てくるし、そんなレシピで作った料理をあいつが上手いと言うかどうかはともかく、なにもしないよりはマシなはずだ。
……いや、あのですね、だから、そういうのじゃダメでしょって話この前もしたばかりですよね。あれー、本当になにも詰まってないんじゃねーか、この頭。ジャムおじさんに新しいの作ってもらわないとね。
俺があいつに喜んで欲しいから、出来る限りの努力をして、夕食を作るのだ。その方針だけは間違えてはいけない。怒られるのが嫌だからどうとかじゃなくて、喜ばせたいという気持ちで作るのに否定されては意味がない。
「……出来んのか、俺に」
そうして俺は、やっぱり不安に思いつつも、目をつけたレシピを見ながら料理を開始したのだった。
× × × ×
「終わった……」
終わったぞ、終わったんだ、本当に終わったのか……? いや、そこで疑問に思っちゃダメだろ。なんだよその三段活用。
「……悪くない、出来な、気がする、多分、知らんけど」
ついつい声に出しちゃうくせに自信満々に言うのは恥ずかしくて予防線を張る面倒くさいやつと化している。pixivで自分で『駄作』とタグを付けている書き手みたいだな、おい。
今ならあいつらの気持ちが分かる。そんな気がした。なぁ、材木座。元気でやってるかな、あいつ。二次創作に逃げたきりオリジナルに戻れなくなったらしいけど。いや、材木座の話はどうでもいいんだよ。
「とにかく、完成だ……」
俺の目の前の皿には今作ったものが盛り付けられている。それは料理名で言えばパエリアというやつで、雪ノ下がちょくちょく作ってくれる料理の一つだ。他にもスープとかを作ってはいるが、あくまでこっちがメイン。
ちなみに雪ノ下の味には遠く及ばない。そんなのはなにを作ったところで同じことなので、気にしても仕方がない。俺は精一杯やった。頑張ったから喜んでくれるなんて、そんな一方的なことは言わない。けれど、喜んでもらえたら嬉しいことだけは確実で。
どんな顔をするだろう。笑顔か渋面か。どんな反応をするだろう。甘やかされるのか、それとも別のなにかがあるのか。どんな言葉を口にするだろう。「仕事を休んでするのがこんなこととか、あなたバカなの?」か、「仕事を休んでまでした割にたいしたことがないわね、今度鍛えてあげるわ」なのか。珍しくまったく想像出来なくて、『仕事が終わったので帰宅します』という業務連絡のようなLINEを眺めながらそのときを待った。
不安と緊張と……期待、だろうか。正直、怒られることはないだろうとは思っている。俺が怒られたくはないという気持ちから、その可能性を除外しているということもあり得るが、誰だって怒られることを想定しながら相手を喜ばせようとなんてしない。喜んでもらえることを確信は出来なくても、相手の喜ぶ顔が見たいから、他の誰よりも自分が相手を喜ばせたいから、だから、俺は今日休みを取ったんだ。
対価を求め、独占欲を満たしたいがための自分本位でどうしようもない行動。けれど、俺はお前のためだなんて押しつけがましい理由を裏表なく思える人間ではないから、それでいい。それしか出来ないから、そうするしかない。きっとあいつは、自分のために相手を喜ばそうとする自分勝手な俺ごと纏めて、俺が好きだと言ってくれたのだろうから——
「——ただいま」
どうやら独白の時間は終わりらしい。玄関から聞き慣れた声が耳に届いた。腰を持ち上げて、ゆっくり玄関へと向かう。一歩進むごとに鼓動が大きく、速くなっていくのが歩きながらでも分かった。
昔、母の日に小町と一緒に夕飯を作ったのを思い出す。あのときもめちゃくちゃ緊張したし、勝手にコンロを使うなと厳命されていたのもあって怒られるのが不安で仕方がなかった。あの頃から俺はコミュニケーションが不得手だったから、自分がなにかをしたところで誰かが喜ぶなんて想像も出来なかったというのが要因としては大きい。
それでも夜更かしして二人の帰りを待った結果、俺と小町は最初に帰宅した母に纏めて抱きしめられ、親父には涙を滲ませながらお礼を言われた。どこか擦れてきていた俺が、「自分もちゃんと愛されているんだな」と思い出せたのは、それがきっかけだったりする。
……懐かしいな。今はもう、というか、その一年後にはもう照れ臭くてそんなことは出来なかったが、やらなければよかったなんて一度も思ったことがない。やらずに後悔よりやって後悔なんて言葉があるが、やって後悔しないのが一番に決まっている。
では、果たして、今回はどうなるか。
リビングの扉を開けて廊下に出ると、靴を脱いでパンさんのスリッパを履いた雪ノ下と目が合った。
「おかえり」
「ええ、ただいま……」
いつも出迎えなんてしないくせに、わざわざ出て来たことに疑問を覚えたのか首を傾げつつ返答する。すると、漂う匂いに気づいたのか雪ノ下は怪訝な表情を浮かべて、
「……なにか、作ったの?」
「あー、まあな……とりあえず、風呂入ってこいよ。貯めてあるから」
「そう……分かったわ」
直接、寝室に向かい、着替えを持った雪ノ下は俺の前まで来て、そっと仕事用の鞄を差し出す。
「……リビングに置いておいてくれるかしら」
勘付いているのだろう。気づいていないフリをしてくれていることに少しだけ感謝をしつつ、その鞄を受け取ってリビングへ戻った。
またしばらくソファに腰掛けて待っていると、雪ノ下は入浴を終えてリビングへ入ってくる。かちゃりと音を立てて僅かに開いた隙間からそっと中を覗く様が、なんだかかわいくて笑ってしまった。
「……なによ」
「いや、別になんでも」
調子が狂ったのか、はぐらかすと唇を尖らせて顔を背けてしまう。
「……それで、これはどういうことかしら。パエリア? あなた、料理をすることが出来たのね。甘ったるいコーヒーを飲むのだけが特技なのだと思っていたけれど、やるじゃない」
「そりゃどうも……まあ、お前の作ったものには全然及ばないけどな」
自信のなさが表に出ていたのか、雪ノ下は呆れたように笑みをこぼす。いつのまにか下がっていた顔を上げると、仕方のないやつだなとでも言いたげな視線が俺を見つめていた。どうやら、調子は戻ったらしい。
「あなた本当にバカね。あなたが作った料理の味なんて嬉し過ぎて分かるわけないじゃない」
やっぱどっかまだおかしいらしい。とりあえず、喜んでもらえていることは分かったのでよかった。
「んじゃ、食べるか」
「ええ」
ダイニングチェアに向かい合わせに座って、雪ノ下が一口目を食べるのを見守る。気のせいかいつもよりもよく噛んでから飲み込むと、雪ノ下は鋭い眼光で俺を睨む。
「食べづらいのだけれど」
「……ああ、悪い。その、気になってな……」
「はぁ。不味いわけがないでしょう、いちいち言わせないでくれるかしら」
あ、これはバカなの? のときの顔ですね。一番見る機会の多い表情だから、なんかもう覚えちゃったよ。言われてもないのに、バカなのって言われた気分。
「……よかった」
「最初っから言ってるでしょう? あなたの作ったものに不満なんて出てこないのよ。まったく、理解力のない男ね」
ぱくぱくと食べ進めると鋭かった眼光も和らいで、俺まで口もとが緩みそうになる。……まあでも、それも、悪くはないか。口に運んだパエリアはやっぱりまあまあそこそこの悪くはない程度の味だったが、なぜだか味見のときよりも美味しく感じた。
× × × ×
「では、説明してもらいましょうか」
食器を洗い終えてソファに座った雪ノ下が、犯人を問いただすように言う。本当は俺が洗うつもりだったのだが、ツン甘な雪ノ下が、「私を彼氏に料理から食器洗いまでやらせる女にしたいの? 私の仕事を完璧に奪いたいのなら、あと百年は私の隣で精進することね。分かったらいつも通りぬぼーっとしていなさい」とかわけのわからないことを言って聞かなかったので譲った。
「説明って言われてもな……まあ、その、なんだ、雪ノ下に喜んで欲しかった、というか。そういう、アレなんだが……」
流石に照れ臭いので顔を逸らしつつ動機を告白するも、なぜだか反応がない。ちらりと雪ノ下に目をやれば、聞いた本人は顔を背けて肩を震わせていた。
「……雪ノ下?」
「ちょっと待って」
間髪入れずに返ってきた言葉に従って待つこと五分。ようやくこちらに顔を向けた雪ノ下はすんとした表情で、
「くだらない理由ね。この前も言ったでしょう……わざわざそんなことをしなくても、私は幸せなのよ」
「……なんで太もも抓ってんの、お前」
「黙って」
「はい」
どうやら触れてはいけないことだったらしい。なんか赤くなってきてるし、めちゃくちゃ気になるが、触らぬ神に祟りなし。ここはスルーしておくことにする。
「それで、これ……」
贈呈用に包装された化粧箱を脇から取り出して渡すと、雪ノ下はそれと俺の顔を交互に見て、
「……なによ、これ? ゆ、夕食だけじゃないの……?」
「いや、ほら、前に同僚が記念日に祝ってもらった自慢話を延々としてきたって死にそうな顔で言ってたろ。だから、その真似ってわけじゃないが、一年間の感謝も込めて、な……」
「し、死にそうは余計だけれど……そんな、そんなの……っ」
徐々に上がっていく口角と、じわりと潤む瞳。目尻を拭うために太ももから指を離すと、満面の笑みと紅潮した頬が姿を見せた。……なるほど、なんか、アレだな。スイッチを押すと光るオモチャみたいな。
「……本当に、卑怯だわ、あなた。帰ってきたときに不安そうな表情をしていたけれど、こんなので私が喜ばないとでも思っていたの……? そんなわけないじゃない、もうちょっと脳みそ詰めなさいよっ……。一年間も同じ部屋で過ごしてその程度のことも分からないなんて、鈍いにも限度があるでしょう……! ば、ばーかっ……ばーかっ……比企谷くんの、ばか……」
心なしか語彙力がなくなっている。その代わりに破壊力が上がっている気がするので、釣り合いが取れているのだろうか……。それにしたって、心臓が持ちそうにないのでこれからはこうなるのは避けていきたい。
……でもなぁ、まあ、来年もやるんだろうな。
ぼんやりと惚気じみたことを考えていると、ぎゅっと身体が抱きしめられる。唐突過ぎて驚いていたら、俺の顔を見上げた雪ノ下は、
「これは、プレゼントの分……」
いつのまにか手首に着けられていたブレスレットに目を奪われていると、唇が柔らかい感触に包まれる。
「——これが、夕食の分よ」
「っ……」
「ふふ、あなたが私に勝つなんて、百年早いのよ」
照れ臭そうにはにかむ彼女に、いつまで経っても勝てる気がしなかった。首に腕を回して密着したまま俺の耳に口を寄せた雪ノ下が囁く。
「でも。ねぇ、あなた……夕食の分、今ので足りたかしら」
あなたのイントネーションが違くないですか。そんなことを言える雰囲気ではなかった。髪から香る女性らしい匂いに、頭がクラクラとしてくる。
改めて言おう。俺の彼女——雪ノ下雪乃は、ツン甘だ。
ただ、どちらかといえば甘ツンな気がしなくもない。
了