駄作ですが楽しんでいただければ何よりです
あと今回はかなり早く投稿できましたが次回はいつになるかわからないので、来年投稿くらいを覚悟していただければありがたいです
それではどうぞ!
ー蟹
それは海だけに留まらず、川や沼、果ては陸上にまで適応した生物である。
硬い甲羅に覆われ、種類によっては深海の圧にも耐える。
それが人間大となった場合………何者をも寄せ付けない猛者となるー
ロギンズ・セントルア
MO手術 甲殻類型
ーシオマネキー
マーズランキング 97位
(記載データより)
(全く……あれのどこがシオマネキだよ…)
(代理で来た観光ジジイ……にしては強すぎるでしょ?)
ロギンズの動きに対し、上位ランカーどころか乗組員全員が驚愕する。
しかし当の本人はそんなことお構いなく、近づくテラフォーマーを物理的に千切っては投げ千切っては投げて確実に殲滅していた。
「ジョセフ班長、手伝ってくださいな。わし一人でやるのはキツくて」
「いや、目の前から来てたの全部倒してから言われても…」
脱出機の前方には7体の、7体分のテラフォーマーの肉片がゴロゴロと転がっていた。
(あれ絶対潜りだ……そうに違いな「ッと!」
機体の下に隠れていたであろう、テラフォーマーが呑気に考え事をしている男に殴りかかろうとして頭から真っ二つになった。
「流石ですな、ジョセフ班長」
「それ程でも。マルシアさん、ハンジ君、後方は?」
ジョセフが後ろを振り向けば二人の人物が機体後方を向いていた。
「185メートル先から接近していた奴ら8体の内、5体は急所を一発。3体が撤退したものの、1体は両目を損傷し逃げ遅れた所を一発。あの短時間で計6体。流石ですよ、姐さんの腕は」
「全て死んでいるがな」
目視で状況確認をした若い男に対し、女は淡々と答えた。
脱出機の周りには綺麗に切断された網と黒い肉片だけが転がり、荒野の冷たい風が吹き抜けるだけだった。
「あの…後方のテラフォーマーはどうしますか?」
大人しそうな若い女が遠慮がちに声を上げた。
「いちいち戻るのもなあ…」
「ハンジ、取って来い」
「オレっすか!?どうやって!?」
「こう、足で挟んでだな…」
「なんか嫌っす……」
「あの……じゃあ私が「いやオレやるっす!あのくらいチョロいっす!」
(((いや お前がな)))
第6班の心が一つになった瞬間である。(ごく一部を除いて)
「いや、靴脱げばいいだろ。お前のベースのこと考えれば」
「「「なるほど」」」
(こいつら、本当に大丈夫か?)
自身の班に少し不安を抱いたマルシアであった。
(流石に怪しまれたよな……まあいいか)
乗組員のやり取りを見つつ、ロギンズは先程の行動を思い直した。
ー蟹
幅広く様々な環境に住む。
その中でもその蟹はマングローブに生息している。
彼らは貝類を捕食するときや縄張り争いをする際、あるものを使用する。
それは彼らが持つ鋏である。鋏は乾電池すらも潰す程の威力を誇る。
鋏を振るう、その姿はまさにマングローブに潜む猛者であるー
ロギンズ・セントルア(偽名)
60歳 男性
出身国 スイス(偽装)
マーズランキング 97位(計測時)
MO手術 甲殻類型
シオマネキ(偽装)
正式ベース
甲殻類型
ートゲノコギリガザミー
おまけ
マッチョ「次回は俺たちの班かな?」
美人 「何言ってんの?ウチに決まってるでしょ?」
『次回は到着前の話です』
「「!!?」」
帽子 (……どうでもいい)