「ってなに?アヤカ。」
「あ、はい。最近T○itterで流行っている女の子のキャラクターなんですけど。」
「え、女の子の名前なのそれ。」
「あ、いいえ、名前がやばたにえんさんではなくてですね。」
「やばたにえんさんって語感スゴいわね。」
「あれ、レイは知ってるの?」
「ええ、何となくは。一回絵を見てみたんだけど…。」
「小町さんにそっくりなんですよね。」
「そうなのよね。」
「え、私にー?」
「そうそう。あ、でも性格とかは多分似てないんだけどサイドテールの感じとか。」
「そうなんですよ、私も初めて見た時に思って。見てみます?」
「うん!…あー、髪型は何となく似てるかも。」
「でもあれよね、小町ってヤバいことになったことってないわよね。」
「ほえ、そっかな?」
「小町さんなら大体何とかやり過ごしていけそうな感じはしますよね。」
「えー、でもこの絵の、宇宙船に一人取り残されたらいくら私でもどうしようもないよ。」
「ま、まぁそれでどうにかなったらファンタジーの世界よね。」
「それにしてもこの子スゴいね。二次創作なのにありとあらゆるヤバい状況にさせられてなんか可哀想だね。」
「それがやばたにえんさんの絵の趣旨ですから致し方ないのでは…。」
「やばたにえんさんってなんか言いにくそうね。」
「やばたに塩酸みたいな?」
「あ、えーと名前に関してはおそらくなんですけど、永○園というお茶漬けで有名な会社をもじった名前みたいですね。」
「語感を大事にしたのね。」
「みたいですね。」
「まぁでも私には似てないかなぁ。やばい!って思ったことがそんなないから。」
「でしょうね。小町はあまり動じないタイプというか…。」
「あ、でも、昔いっぺんに20人くらいに囲まれた時はちょっとヤバめだったかなぁ。」
「へ、へぇー…。」
「あ、怜さん。そろそろ私達休憩終わりですね。」
「そうね。小町はもうあがりでしょ?おつかれ。気をつけて帰るのよ。」
「はーい、まみー!」
「その呼び方やめなさい。」
「あはは…では行ってきますね。」
「ほーい、頑張ってねー。」
バタン
「…。」
「…ふぃ。」
バタン
「お、小町お疲れ。もうあがりか?」
「あ、店長お疲れ様。そだよ、これから帰るの。」
「そうかそうか。あとはもう閉めるだけだから亜矢香と怜に任せてあるんだけど、よかったら送っていこうか?」
「へ?」
「家までだよ。車は生憎持ってないから一緒に歩いてくだけなんだけどな。」
「…い、いいよ別に。悪いし。」
「小町の家って俺の家の延長線上だし構わないよ。」
「うーん…。」
「どうした?珍しく歯切れ悪いな。」
「そんなことないんだけど…うん、いいよ。じゃあ着替えるから一旦外に出ててよ。」
「あ、あぁそうだったな。じゃあ。」
バタン
「…。」
「店長と二人っきりかぁ…そういえば何だかんだ初めてのような…。」
「…。」どきどき
「…あれ?」
「…。」
「…んふ。」
「そっか、これもひとつのやばたにえん?ってやつかな。あはは。」