~とある日の休憩室。
「…飼ってる犬の名前はポッチー。」
「うん。」
「辛いものが苦手。」
「うん。」
「…む~。」
「も、もう何かないの?」
「ん~、好きな食べ物は?」
「あたし甘いものは全般好きだよ。」
「あたしは苦いものが好きなんだよね、コーヒーとか。」
「そ、そっか…。」
「む~。」
「…ねぇ亜矢香。」
「あ、はい何でしょう怜さん?」
「あの二人座って向かい合って何してるの?」
「あ、泉水さんと沙織さんですか?何でもあまり話したことがないからって、知ってることを沙織さんが挙げてるらしいんですよ。」
「へ、へぇ…。」
「ハカセってたい焼き好き?」
「うん!好きだよ。」
「カスタードとあんこどっち?」
「あんこかなぁ、煮詰まった時にあんことか食べたりするとシャキってなったりする時もあるよ。」
「う、う~ん…。あたしカスタード派…。」
「なんだか合わないわね、あの二人。」
「たまたまだと思いますが…。」
「でも、これからハカセとも仲良くしていきたいな!色んなこと、話していこ?」
「そだね!じゃあ…イズミンって好きな人とか、いるの?」
「…へっ?」
「お、沙織が好きな恋バナに持っていったわね。」
「沙織さんて恋バナ好きなんですか?」
「そうね、前に小町と三人で話してた時に小一時間問い詰められたわ。」
「それは意外ですね、沙織さんってなんだか実験に恋してるっていうか…あまり興味がないものだと思ってました。」
「沙織も何だかんだ年相応の女子高生ってこと。普段はぽよぽよ言ってるけどね。」
「イズミンの好きな人!いないの?」
「あ、え、え~と…いないこともないんだけど…。」
「え、本当?その話、聞きたいな~!あたしの知ってる人?」
「泉水さんと沙織さんの共通して知っている殿方って店長さんくらいしか…。」
「泉水は気づいているのかしら。」
「ハカセも知ってる人…かな~?」
「あ、気づいていませんね。」
「だと思ったわ。」
「ほえ~!イズミンって好きな人いたんだね!誰?」
「そっ、そそそそれは教えられないよ~!秘密秘密!」
「え~、じゃあ言わなくていいから、どんなとこが好きなの?」
「う~ん…優しいところとか、しっかりしてるところとか…ちょっとエッチなところも含めて、かなぁ…。」
「…対象が誰か分かっている分、こっちも恥ずかしくなってくるわね。」
「と言いますか沙織さんは分かっていないのでしょうか…。」
「へぇ~、イズミンは優しくしっかりエッチな人が好きなんだね!」
「ちょ、それは言い方悪くない?!」
「えっへへ~、可愛いねイズミン、あたしはイズミンのことが、好きだよ!」
「えっ、ハカセがあたしを?」
「うん!お店の女の子みーんな好きだけど、レイとコマちゃんと、イズミンは特別!」
「あ、あはは、照れるなぁ…。」
「だそうですよ怜さん。」
「こっちにまで流れ弾が来たわね。」
「イズミン~!大好きぽよ!」ギュー
「あ、あわわわ!おっきいのがふたつぅ~…!ハカセ、恥ずかしい!」
「…。」
「…亜矢香?」
「可愛い女の子同士…というのもいいかもしれませんね…。」
「…たくましいわね…。」