~優良木ノ坂高校 通学路
「そうにゃミッチー、今日はハロウィンにゃ!」
「どしたのユイナ、急に。」
「という訳で、ミッチーにもはい。」ぽす
「…?これ、猫耳?」
「今日はハロウィン、学校で猫耳をつけても何も注意されない日にゃ!ミッチーにも特別に今日は猫になってもいい権を差し上げるにゃ。」
「結衣奈、おそらくではありますが校門の制服チェックで剥ぎ取られますわよ。」
「カオちゃん薄情にゃー!」
「べ、別に私が薄情な訳ではありませんわ!」
「こんなに可愛い猫耳を剥ぎ取るなんて…世間は世知辛いにゃ。」
「ユイナ、元気だして。」なでなで
「にゃふー…。」
「それにしても結衣奈はいくつ猫耳のストックを持ってるのですか?」
「1日一個分にゃ。」
「ジャスティン・○ーバーの様ですわね。」
「髪にぱちっとつけるやつからカチューシャ型まで多種多様にゃ。」
「ユイナの猫耳はよくできてるの、すごい。」
「ほらほらミッチー!早く着けてみるにゃ!」
「うん。…どう?」
「あら、よくお似合いですわ美智。」
「やっぱりミッチーは紫の猫耳がよく似合うにゃ!」
「…照れるの。」
「それで、今日はハロウィンにゃ。ということは、仮装してる側が言うことは何だかわかるかにゃ?」
「…?分かるけど、それがどしたの?」
「それをユイニャ達に言ってほしいにゃ!」
「言ったら、お菓子くれる?」
「お菓子よりももっとスゴいものかもしれないにゃ?にゃふふ。」
「うん、じゃあ…とりっくおあとりーとー!」
「ふにゃー!可愛いねこさんにゃー!」
「ふふっ。」
「カオちゃんなんで笑ったにゃ?!」
「ご、ごめんなさい。どちらも可愛かったものですから。」
「にゃ?!き、今日の主役はミッチーにゃ!ミッチー、今お菓子はないから…。…カオちゃん!」
「分かっていますわ。…美智、これを。」すっ
「…!これは…。」
「美智、今日は誕生日でしょう?おめでとう。」
「これを…あたしに?」
「カオちゃんと二人で考えたにゃ!」
「喜んでもらえるかはわからないけど…はい、どうぞ。」
「…嬉しい、嬉しい、ありがと二人とも。」
「結衣奈も素直に渡せばいいのに、照れ屋さんだから一工夫したいって言い出したんですのよ。」
「か、カオちゃんそれは言わない約束にゃあ!」
「…えへへ、嬉しいの。早速開けてみていい?」
「ええ、もちろんですわ。」
がさごそ
「…!これって…。」
「特製うさぎ小屋本舗、ドール用制服にゃ!」
「おおお…!すごいの、よくできてるの…!」
「二条院財閥特注のオリジナル作品にゃ!…どうかにゃ?」
「ありがとう…すごく嬉しいの、ありがと二人とも。」
「いいえ、喜んでもらえて嬉しいですわ。」
「可愛いミッチーの猫耳も見れて満足にゃ。」
「今度ねじうさに着せるね。」
「さらっと恐ろしいこと言ったにゃ。」
「そういえばねじうさはオスとメス、どちらなのかしら…。」
「いつも際どいスナップ撮ってるからきっとオスにゃ。」
「せくしーめいど版も作ってほしいの。」
「それをねじうさに着せる気かにゃ?!」
「うふ、考えておきますわ。」
「それにしても、せくしーめいどの制服って、てんちょの趣味かなやっぱ。」
「制服を用意してるのは店長ですし…そうなのでは?」
「こないだ暗黒がー…暗黒の領域がー…って言ってたけど何のことだったのかにゃ。」
「てんちょ、色んな意味で怖いの。」
がやがや
「お、おはよう三人とも、今日も仲良しだな。」
「あ、おはようございます先生。」
「おはようございます。」
「おはようにゃー!」
「はい、没収な。」すっ
「にゃあー!」
「…だから言いましたのに。」
「ふふ、猫耳もプレゼントとしてもらうね、ユイナ。カオも…ありがと。」