「だね!イリーナさん、アヤちゃん!」
「む、もうそんな時期なのだな。日本ではクリスマスはいつなんだ?」
「12月24日がイブだけど…ロシアでは違うの?」
「ああ、ロシアではクリスマスは1月7日なんだ。」
「へぇー、なんでなんで?」
「昔の風習らしくてな、ロシアではロシア正教の暦、ユリウス暦を使ってるからロシアとヨーロッパで違うらしい。」
「そうなんですね、12月24日や25日は何もしないんですか?」
「そうだな、むしろ年越しを盛大に行うからその日は特に何もしないことが多いな。日本ではどのようなことをするんだ?」
「クリスマスといったら、皆でパーティーだよね!ケーキ食べたり、プレゼント交換したり!」
「クリスマスツリーを飾ったり、最近では仮装も流行ってるみたいですね。」
「こないだのアヤちゃんのバニーのコスプレ、もう一回見たいなぁ…。」
「あ、あれはもう勘弁してください…。」
「日本ではクリスマスツリー、というのだな。大きな木に装飾をするのだろ?」
「そうですね、ロシアでは呼び方が違うんですか?」
「ああ、ヨールカと呼ばれるものに飾り付けをするんだ。これは新年前あたりから各地で飾り付けられるな。」
「そのまま年越しするの?」
「そうなる。」
「なんだか門松と間違えられそうですね…。」
「うさぎ小屋本舗の皆ともクリスマスパーティーしたいね!店長に頼んで1日貸し切っちゃったりできないかなぁ?」
「クリスマス当日は難しいと思いますが…聞いてみてはいかがですか?」
「おっきなクリスマスツリー飾って、皆でパーティーだね!楽しみ!」
「それはいいな、私も日本でのクリスマスの過ごし方はあまり知らないから、すごく楽しみだ!」
「お店、1日貸していただけるといいですね。」
「今度店長にお願いしてみる!」
「そういえばお店でも何かフェアとかはやるのでしょうか?ケーキメニューを増やしたりとか…。」
「店にそんなもの作れるオーブンとか、あっただろうか?」
「うーん…なかったような…。」
「ケーキではなくても、それっぽいメニューが増えると、雰囲気も出てきていいですよね。」
「ああ、装飾とか小さなツリーとかも飾ったり、楽しそうだな。」
「そのうち店長のことだからミニスカサンタの衣装とか用意してきそうだね…。」
「あ、あはは…それは困ってしまいますね…。」
「ねじウサが「連写でいくぴょん!」ってあちらこちらで言い始めるから気を付けないとね。」
「何に気を付けるんですか?」
「ほら、スナップとして店長の手元に残っちゃうじゃん。」
「それは恥ずかしいですね…カメラを持ったねじウサさんには気を付けましょう。」
「でも私とちまりと南海は去年確か赤い装束を纏ってスナップを撮ったぞ?あの時はあまり日本式のクリスマスをよく知らないままだったが…。」
「でも、サンタクロースってロシアでも共通ではないんですか?」
「サンタクロースというか…ロシアではジェドマロース、というんだ。しかも赤だけではなく青いサンタクロースもいるんだ。」
「ほえー、赤じゃなくてロシアでは青なんだね。」
「そうだな、後はクリスマスのシンボルとしてスネグーラチカという娘もいるんだ。」
「すねぐー…らちか?」
「ジェドマロースの孫娘、という立ち位置らしい。サンタクロースと似たような、ロシアの伝統的な話だな。」
「へぇー…やっぱ日本とは結構違うんだね。」
「ああ、だから今年は泉水達と過ごすクリスマスが楽しみなんだ。」
「えへへ、そう言ってくれると嬉しいな。」
「次のシフトの時にでも店長さんに頼んでみましょう。クリスマスパーティーをしたいですよね。」
「あまり12人で集まることもないもんね!イリーナさんを楽しませよう!」
「あはは、ありがとう二人とも。」