まいにちぱすメモ!   作:無限旋律

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井ノ原くんと宇崎くんは本編とは全く関係ありません。




泉水「朝のひとコマ。」

二年生の新学期始めのころ。

 

 

井「…。」ドキドキ

 

宇「…お前何緊張してるんだよ。」

 

井「今日に限ったことじゃないさ、毎朝だよ毎朝。」

 

宇「毎朝そんなせわしなかったか?お前。」

 

井「そうさ…初めて、声をかけられた日から毎日、少しだけ早く登校してこうやってダベってるんだ。お前と。」

 

宇「俺も土台かよ。」

 

井「許せ。」

 

宇「まぁ、気持ちは分からんでもないが。」

 

井「だよな、お前も同士だもんな。」

 

宇「ああ、あの朝のさりげない数分が、その一日の幸福度を左右するんだ…。」

 

井「そうさ、ほらあと数秒だ…さりげない顔をしてるんだぞ。」

 

宇「おう。」

 

タタタ…。

 

ガラッ

 

泉「あたしとうちゃーく!」

 

亜「はぁ、はぁ、い、泉水さん、そんな走らなくても遅刻じゃないですよ…。」

 

泉「え、あ、そっかまだ時間あるね。」

 

亜「ふふ、まったくもう。」

 

泉「いやぁでもいい運動になったね!今度から毎日走って登校しよっか?」

 

亜「それは嫌です…。あと廊下は走っちゃダメですよ?」

 

泉「うぐ、ご、ごめん…。」

 

泉「あ、おはよー!今日もいい天気だね!」

 

井&宇「!!」キタゼ!

 

井「あ、お、う、おおおはよう!浅木さん!」

 

宇「そそそうだね今日もいい天気…ではないよね。」

 

泉「あり、そだっけ?」

 

宇「今日はずっと曇り模様だよ。」

 

泉「えーそっか、朝は割と晴れてるのになぁ。」

 

亜「午後からは小雨も降るみたいですね。あ、おはようございます。」

 

宇「おはよ榊さん。」

 

井「おはよー。」

 

泉「それにしても2年になってまだ数日なのに、よく名字覚えてるよね二人とも!」

 

井「そりゃそーさ、隣の席だもん。出席番号順で浅木さんが一番前だからね、覚えやすいよ。」

 

宇「で、俺達が男子の一番二番…浅木さん、俺達の名前、覚えてる?」

 

泉「もっちろん!井ノ原くんに、宇崎くんだよね?初日から見てるし覚えてるよ!」

 

井「!」ドッキンコ

 

宇「!」ドッキンコ

 

井「(初日から見ていた…?)」

 

宇「(めっちゃうれしー!)」

 

井「(動揺)」

 

宇「(動揺)」

 

亜「…ど、どうかされたんでしょうか?吹き出しでもわかるくらい動揺してますが…。」

 

泉「あれ?間違えてたかな?」

 

井「う、ううん間違えてない!間違えてないから!どうも井ノ原です!」

 

宇「宇崎です!」

 

泉「知ってるってば。」

 

井「そうだよね、そうだよね、うん…。」

 

泉「あ、そーだ!あやちゃん宿題見せて!」

 

亜「え、昨日の数学のですか?」

 

泉「そーそー、あたし昨日遅くまで店番でさ、最後の方だけやってなくて…。」

 

亜「いいですけど…もう朝のHR始まっちゃいますから席に戻らないと。」

 

泉「えー!」

 

井「あ、なら俺が貸そうか?席隣だしすぐ返せるよ。」

 

泉「え、井ノ原くんいーの?」

 

井「うん、ほら。」

 

泉「やったー!ありがとー、大好き!」

 

井「!!?」グッハァ!

 

宇「い、井ノ原ァー!」

 

井「ふ、不意討ちは卑怯…だぜ…。」

 

宇「クリティカルヒットしてやがる…しっかりしろぉ!一日は始まったばかりだぞ!」

 

井「我が人生に一片の悔いなし…。」

 

宇「井ノ原ァー!!」

 

泉「?どしたのかな?」

 

亜「さ、さぁ…。」

 

キーンコーン…

 

亜「あ、鳴っちゃいましたね。では。」

 

泉「うん。」

 

井「浅木さん…終わったら返してね…。」

 

泉「あ、うん!HR中にすぱっと移させてもらうね!」

 

井「おっけー…。」

 

宇「くそう…今度は俺も…!」

 

泉「さっきからどしたの二人とも?」

 

宇「あ、ああいやいや!何でもないよ!井ノ原が羨ま、じゃなくて心配でさ!」

 

泉「あはは、何それ。いつも面白いね二人とも!」

 

井「!」イツモグッハァ!

 

宇「!」オモシロイネグッハァ!

 

バタッ!バタッ!

 

泉「…。」

 

泉「…えっ、何これ?」

 

 

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