「ねえそこのお姉ちゃん。」
「…。」
「おーい。」
「…。」
「姉ちゃんってば~。」
「…ほえ、私?」
「うん君君。可愛いね、何してるの?」
「友達待ってるんだけど、おじさん誰?」
「そうなんだ、おじさんも人待ってるんだけど中々来ないんだよね。お姉ちゃん名前は?」
「私?里中小町だけど。おじさん誰?」
「小町ちゃんっていうんだ、可愛いね。その制服…綾巴高校の子かい?」
「ん、そうだよおじさん詳しいね~、で、誰?」
「誰だっていいじゃん、ねえ、暇だしおじさんとお茶でもしに行かない?」
「え、やだよ。友達待ってるって言ってるじゃんここで。」
「いいじゃんいいじゃん、後で友達もおごってあげるからさ。行こうよ?」
「しつっこいなー、おじさん。誰?やだって言ってるしょ。」
「いいしょ、ほら行こう?」ぐいっ
「いっ…いったいなぁ!」ぐいん!
「う、うわぁ!いて、いててて!」
「女の子誘うならもうちょっと優しく誘わないと…わかった?」
「わかった!わかったからいたたたた!!」
「今すぐここから離れないと…出るとこ出るぞ?」ぎちち
「わかったごめんなさい!僕が悪かったですぅぅ!!」
「はい、良く出来ました。」ぱっ
「うわ!っふう、く、くそっ、なんだよこいつ…。」
「レイにまで手を出したら…許さないよ?早くこの場から失せろ。」
「ひ、ひええ!ごめんなさいでしたぁ!」どんっ
「…あんた小町に何してるのよ。」ごごご
「ひ、ひええー!」ぴゅー
「…ったく、何よあれ。」
「あ、レイだー!やほー!」
「ごめん小町、遅くなって。…なんか変なのに絡まれてなかった?」
「そだねぇ、なんか変なのが絡んできてさー、サイアクだったよー。」
「ん、ごめんごめん。私が遅れてきちゃったからよね。」
「んーん、そんなことないよー?」
「まぁ小町なら一人でも大丈夫だろうけどね…。」
「…あ☆」
「ん?どうしたの小町?」
「…あー!こわかったなー!すごく怖かったー!」
「どうしたのよ小町?急に棒読みになって…。」
「さっきの変なおじさんに絡まれたからこわかったー!レイ、ちょーっとだけ甘えさせて?」
「え、え?甘えって…。」
「えーい☆」ぎゅっ
「ち、ちょっと小町?なんで手なんか繋いで…。」
「いーじゃんいーじゃん、こうやって手を繋いで、今日はお出かけしよ?」
「いやよ、恥ずかしいし…。」
「…ひとりでこわかったなぁ~…ちらっ?」
「あーもう、分かったわよ今日だけね?」
「わーい!」ぎゅー
「ちょっとだけ痛いから優しく握ってくれないかしら…。」
「あ、ごめんごめーん。あ、でもレイの手はやっぱりあったかいねー…。」もにもに
「こ、こら、手揉まないの。」
「んふふ~…。」にぎにぎ
「まったく…で、お昼まだよね?これからどこか食べにでも…。」
「…すう。」
「あ、あれ?」
「レイのいーい匂いー…。ぐう。」
「たったまま寝ないでよちょっと!」