ダメ人間になれます。
「寒いねーユイちゃーん。」
「だにゃあー…寒いにゃー…。」
「ストーブの前から離れられないよぉ~…。」
「イズミン、もうちょっとそっちずれるにゃ。熱が当たらないにゃ。」
「えー、ユイちゃんこそそっちずれてよ。最初からちょっとだけ場所取りすぎだよ?」
「やーだにゃー。猫は寒さに弱いのにゃー。」
「え、猫って寒さに弱いの?」
「そうにゃ。猫の祖先は元々近東の砂漠地帯に生息していたと言われているにゃ。だから猫は寒さに弱いのにゃ。」
「へぇ~、初めて聞いたよ。」
「ねーこーはすとーぶーでまーるくーなるーにゃー。」
「でもユイちゃんヒト科なんだから都合よく猫にならないでよ。」
「都合とか哀しいこと言っちゃダメにゃ。」
「あーんもう、寒いよぉ~。なんでこの休憩室こんな寒いんだろう…。」
「…あ。」
「ん、どしたのユイちゃん。」
「あそこにみかんあるからイズミン、取ってきてくれにゃ。」
「やだよ。」
「低い声で即答怖いにゃ。」
「やーだー、自分で取ってきなよー。」
「むむむ、じゃあ勝負にゃ!」
「勝負?」
「そうにゃ、しりとりで負けた方が二人分のみかんを取ってくる!」
「しりとりかぁ…あんまり得意じゃないんだよなぁ私。」
「ふふふ、ここでユイニャのぼきゃぶらりーが火を吹くにゃ!」
「じゃあ私からでいい?」
「どうぞにゃ。」
「ストーブ。」
「いきなり欲望丸出しにゃ、ぶ、ブリ。」
「り、り~…リス。」
「するめ。」
「め?めがね。」
「ねこー!にゃー!」
「く、食い気味…こ、ねぇ…こ~、独楽(こま)。」
「まぐろ。」
「ろ、ロンド…。あ、なんでもない。」
「危ないとこだったにゃ。」
「ロサンゼルス。」
「スズキ。」
「ユイちゃんさっきから海のお仲間ばっかり言ってない?」
「猫が好きそうなもので攻めてるにゃ。」
「むむ…き、キープ。英語のkeepね。」
「それくらいわかってるにゃ!ぷ、うーん…プリン体。」
「ユイちゃんプリン体って何?」
「食物における旨味成分で、摂取をしすぎると痛風や尿酸値が高くなる物質にゃ。」
「…物知りだね、ユイちゃん…。」
「ちなみにプリン体が低いってよくCMとかで言ってるお酒自体はそんなにプリン体は入っていないにゃ。まぁお酒自体が尿酸値を高くするから控えるのが吉にゃ。」
「ユイちゃんお酒飲んでるの?」
「そんな訳ないにゃ。」
「むむ…じゃあ「い」ね。い、イアンソープ。」
「イズミン競泳好きなのかにゃ?」
「んーん、あまり見たことない。」
「ぷ、ぷー…プエルトリコ!」
「コップ。」
「ぷ?ぷ~…プライド!」
「ドリップ。」
「ちょっと待つにゃ。」
「ん?どしたのユイちゃん?」
「いっちょまえに、ぷ攻めしてきてないかにゃ?」
「そんなことないよ~えへへ。」
「ぐぬぬ…プラグ!にゃ!」
「グリップ。」
「プライベート!」
「トランプ。」
「プラモデル!」
「ループ。」
「ぷのループにゃあああ!」
ガチャ
「結衣奈、泉水さん、交代ですわよ。」
「今日もお仕事疲れたの…ふわぁ。」
「あ!カオちゃん、ミッチーいいところに!そこのみかんを取ってほしいにゃああ!」
「な、何よ急に…取ってもいいけど交代の時間ですわよ?」
「…にゃ。」
「…え。」
「二人ともしかめっ面で止まってるの。」
「あ、あら…私何か悪いこと言ってしまったかしら。」
「…あの激戦は一体…。」
「まるで意味が無くなったにゃあ…。」