まいにちぱすメモ!   作:無限旋律

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構って構ってすると逆に相手にされなくなる時ってたまにありますよね。
からかいたくなるというか。

でもからかい下手だといじめになっちゃうのでさじ加減が難しい…。
おっとこんな日に何を暗い話しているんでしょうね。


泉水「なんでもある一日」

~ある日の通学路。

 

「アーヤちゃーん!」

 

「あ、泉水さんおはようございます。今日は早いんですね?」

 

「うん、いつもは起きるのが遅くてギリギリなんだけどね…アヤちゃんの背中が見えたから走ってきちゃった!」

 

「ふふ、朝からお元気ですね。」

 

「そんなことないよ、ほんとに朝は苦手でさぁ~…髪も時々寝起きそのままで来てるからね。」

 

「その後ろ髪のふわっとさは寝ぐせだったんですね…。」

 

「そうなんだよねー。それに比べてアヤちゃんはいつ見ても綺麗なみつあみだよねぇ。」

 

「髪が長いですので…毎朝自分で結っているんですよ。」

 

「ほえー、すごいなぁ。」

 

「今度泉水さんの髪形も短いみつあみにしてみたらいかがでしょうか?似合ってると思いますよ。」

 

「うん、いいね!今度お願いしようかな。」

 

「ふふ、でも寝ぐせのままの髪形も泉水さんらしくていいですよ。」

 

「そうかなぁ~…えへ、あ、そうそうアヤちゃんそれはそうと!」

 

「はい?」

 

「今日は何の日か知ってるー?」

 

「え、き、今日ですか?確か今日はー…。」

 

「うん、3月5日!」

 

「えーと、あ、確か巫女の日だそうですよ。私の好きな絵師さんがよくこの日に巫女姿の女の子の絵をネット上にあげているのをよく見たりしますね。」

 

「あ、へーそうなんだ…。巫女の日かぁ…じゃあちまちゃんの日かな?」

 

「そう言われればそうですね。あ、ちなみに今日はちまちゃんとイリーナさん、四人のシフトでしたもんね。」

 

「そ、そだね。」

 

キーンコーン…

 

「あ、早く行かないと遅刻してしまいますよ、い、急ぎましょー。」

 

「ま、待ってよアヤちゃんー!」

(忘れてるだけかなぁ…ちょっと寂しいけど自分で言うことでもないし…。)

 

 

 

うさぎ小屋本舗にて。

 

「…あれ?ちまちゃん?」

 

「ふぁあっ?!」

 

「うわわっ!?」

 

「あ、い、泉水さん?今日はご出勤早いんですね。」

 

「そんなことないけど…どうしたの?店の前でずっと立ってたから。」

 

「な、何でもないですよう。ちょっと考え事をしてて…あはは。」

 

「…?」

 

「そ、それより泉水さん。今日は巫女の日だそうですね。先ほど亜矢香さんから伺いました。」

 

「…そ、そうだね。アヤちゃんもう来てるの?」

 

「あ、はい先ほど店に入られました。今日はご一緒じゃなかったんですか?」

 

「それがさぁ~…今日のアヤちゃんなんかちょっとよそよそしいというか…帰りも早く行かなきゃいけないからって先に行っちゃったんだよね。」

 

「そ、そうなんですね。」

 

「うん…。」

 

「…。」

 

「…。」

 

「で、ではお先に失礼しますね!」

 

「あ、うん私も一緒に行…。」

 

「だ、ダメです泉水さん!5分ほどそこで待ってていただけませんか?!」

 

「へ、え?なんで?」

 

「これは、えとその…どうしてもです!」

 

「ど、どうしても…?」

 

「はい!どうしてもです!待っててくださいお願いします!それでは!」バタン

 

「…な、なんだろ。今日はアヤちゃんもちまちゃんもなんか変…。」

 

~5分後~

 

「もうそろそろかなぁ…。」

 

「あれ、泉水?」

 

「…あ、イリーナさん!」

 

「どうしたんだこんなところで。店に入らないのか?」

 

「それがさっきちまちゃんにここで待ってるようにって…。」

 

「…ああ、ふふ、そういうことか。」

 

「?」

 

「それならそろそろ入っていい頃だろう。さ、行こう泉水。」

 

「う、うん。イリーナさん?何か知って…。」

 

ガチャ

 

パン!パパン!

 

「うわわっ!」

 

「ハッピーバースデー泉水!」

 

「ハッピーバースデーだぴょんー!」

 

「泉水さん、おめでとうございますー!」

 

「え、ええ?」

 

「ふふ、泉水。ハッピーバースデーだぞ。今日は泉水の誕生日だ。自分で覚えていないのか?」

 

「そ、そんなことないよー!で、でもみんな…。」

 

「泉水さん。」

 

「あ、アヤちゃん…。」

 

「ごめんなさい、今日は店長さんとサプライズでお祝いするって決めていて…。」

 

「そ、そういうことだったんだ。」

 

「さっき亜矢香から聞いて、バレてたかもしれない、って。今日のシフトの亜矢香やちまりは特に嘘をつくのが下手そうだから俺としては心配だったぞ。ま、まぁそのなんだ、ちょっと嫌な気分にさせちゃったかな。ごめん。」

 

「ご、ごめんなさい泉水さん…私…。」

 

「アヤちゃん…嬉しい、ありがとー!うわーん!」ギュー

 

「わ、わぷぷ。」

 

「ふふ、私もちょっと心苦しかったです。イリーナさんは丁度泉水さんと会ったんでですか?」

 

「ああ、店先でちまりが入っていくのを見たからな。ちょっと隠れて泉水を観察していた。暇そうにしている泉水は中々変な行動をしていたぞ?フラダンスをしていたり野球の素振りをしてみたり…。」

 

「た、たまにいますよねそういう人…」

 

「でも…。」

 

「あーんアヤちゃん大好き~!」

 

「ち、ちょっとくすぐったいですよぉ!」

 

「あの顔が見れてよかったな。」

 

「そうですね。」

 

「サプライズは成功ってわけだな。」

 

「でも店長、次は普通に祝おう。一時的にでも嫌な気持ちにさせるのはあまりいただけない。」

 

「そうですね。」

 

「ボクも同意見だぴょん。」

 

「む…すまん…。」

 

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