さよならジョジョ先生―改稿版―   作:パラレル。

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第拾話 『オレンジミント』と『サムライハート』その③

彼らが千里に気付いたのは、彼女が殺気だたせて遣って来た直後だ。

長年の戦闘の勘で研ぎ澄まされた直感で、気付いた彼らはスタンドを出している千里の方へ見る。

スタンドの右手には日本刀、左手には斧、本体にはスコップ。両腕しかスタンドの像が視えていないが、近距離パワー型であることは分かる。

その彼女に立ち向かったのがエルメェスだった。

 

 

「大丈夫かエルメェス。こいつ、マジで俺達殺そうとしているんだぞ。スコップまで持ってるし、本当に遣れるのか?」

「任しな、あたしのスタンドでボッコボコにしてやるからよ」

「その根拠は一体どうやったらでるんだよ・・・・」

「勘ッ!!」

「滅茶苦茶だよエルメェス!!一番言っちゃいけない言葉だよッ!!」

 

 

エルメェスは何かしらの勝算もなく勘で闘おうとしている。心配したアナスイもそれを聞いたエンポリオも彼女が無事に帰ってこれるだろうかと心配する。

そして彼女は、千里の方へ歩を進めながら、頭に数本の釘が刺さり、体の至る所にシールを貼っている人型のスタンド、“キッス”を出した。

 

 

「私相手にそんな心構えで倒せると思うの?この愚か者がッ!!」

 

 

そう言い千里は、前面的にスタンドの像を公開した。その像は、魔法使いの様なオーブを着て、正確にセンターラインが引いてあるホッケーマスクの様なものを被り、露出しているところにはさらしを巻いて肌を見せていない。只、口元だけは緩んでおり、微かな隙間からは牙が見える。

そんな恐ろしい姿をしているスタンドにエルメェスは全く動じず“キッス”を構える。

 

 

これから激しい戦いが始まる事を暗示するかの様に鳥たちは逃げ、犬たちは吼え始めた。見ている二人は恐怖で心臓がばくばくいっている。

その恐怖から時間が止まった様に一瞬静かになった。そして、また騒ぎ始めると共に闘いは始まった。

 

 

「うなあああああああ!!!」

「うっしゃあああああああ!!!」

 

 

千里は刀と斧をエルメェスに振り下ろし、エルメェスはスタンドの蹴りでそれを対抗しようとする。どちらの攻撃が負けるのか、世紀の一瞬が今・・・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッキィィィィィィィン!!

「・・・!?なっ!!」

「・・・!?よっしゃああ!!」

 

 

負けたのは千里の刀と斧、“キッス”の蹴りが当たった直後、見事に折れ、易々と千里のスタンドに命中した。エルメェスはこうも簡単に刀と斧が折れたことに驚くが、気にせずに蹴った。

強烈な蹴りを食らった千里だが、怯まず持っていたスコップでエルメェスを斬ろうとした。そして、何度も斬り付けようとした。

エルメェスはそれを最初は避け、後のやつは“キッス”で防御した。そして、千里の動作には若干隙があるため、その隙に“キッス”のパンチを浴びさせる。食らった千里は後方によろめいて息を荒げている。

 

 

パワーやスピードでは“キッス”に劣っているが、能力がおそらく強力なのであろうとエルメェスは推測した。パワーやスピードでは“オレンジミント”と大差変わりないと見えるが、あの奈美ですら恐れおおのく程、どれほど強い能力なのか。

 

 

そう思っていると千里が急に笑い始めた。その彼女の体が一瞬黒、否、濃い紫のオーラを発している様に見えた。そして、彼女のスタンドを見ると刀と斧が元に戻っている。何事も無かった様に戻っているのだ。

一体何が起こっているのか考えようとするエルメェスだが、その時間も千里は与えず、襲い掛かる。

 

 

「うなあああああああああああああ!!!」

「ちっ・・・、うっしゃあああああああ!!!」

 

 

再び刀と斧を振り下ろす千里。そしてそれをまた蹴りで折るエルメェス。只、前回と違って、折れるのに時間が掛かった。さっきまでは一瞬で折れたのに、今回は数秒経ってから折れた。

そして、千里はスコップを槍の様に突き刺して攻撃する。エルメェスは隙を狙おうとするが、今回には全くなく、呆気なく彼女の攻撃を食らい、トドメにスタンドの蹴りを食らう。

 

 

(ぐは・・・。なんなんだこいつは!!パワーもスピードもさっきとは桁違いだ。何つうスタンドだ!!やべぇ、あたし、ホントに倒せるのかこんな奴!!)

 

 

後方に吹っ飛ばされながらそう思うエルメェス。その間に、千里のスタンドの刀と斧はまた修復されていた。

これを見たアナスイとエンポリオはあることに気付いた。

 

 

「アナスイ・・・まさか・・・」

「ああ・・・おそらくアイツのスタンドは・・・『どんどん成長しているぞッ』!!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

「おい、『成長している』ってどういうことだ?」

 

 

エルメェスは二人の所まで運よく吹っ飛ばされたため、そのことを言った事を聞いていた。そして、アナスイにどういうことかを説明してもらう。

 

 

「つまりだ、エルメェス、お前が攻撃すればするほど奴は強くなる。そういうことだ」

「じゃあ攻撃せずにどうやって倒すんだよ!?」

「より強い一撃を与えるしかねぇ、いいか、“一撃”だッ!!再び起きあがらねぇような一撃必殺をするしかねぇ」

「だが、あたしにそんなもんってあったっけ?」

「無いなら作れ!あいつをブッ殺す程の威力を持った一撃をなぁ」

 

 

一撃で仕留めなければ負ける。エルメェスの“キッス”は、“シールを貼り、貼った物をもう一つ増やし、シールを剥がすと増えた物が破裂し傍の物を破壊する”能力だ。

破裂する威力は物の大きさによるが今の千里では何とか耐えるだろう。“キッス”はジワジワ追い詰めて倒す系統のため結構難しい。

どうやって倒すか考えているエルメェスを睨んでいる千里は、息を荒げて言った。

 

 

「ノンノンノン。ただ攻撃されるじゃあないわ。恨めば恨むほど負のパワーが私に集まり、私とスタンドを強くする能力。これが私の、“サムライ・ハート”の能力。この能力が・・・スタンドがいたせいで私の人生が台無しになった・・・憎き能力!!」

「てめぇ、自分の能力に嫌悪しているのか?」

「ええ、でも・・・。その代わり先生や晴美を導いてくれた・・・良い能力・・・。」

「てめぇ・・・どういうことだ」

「貴女に言ったって何が分かるの?この正確にきっちり区別できない私の能力について・・・私が経験した日々の数々をッ!!」

「てめぇ・・・」

「貴女に何が分かるって言うのよッ!!」

 

 

能力を説明していた千里だが急にその能力を貶したり、褒めたりして、最終的に頭を押さえて膝から崩れる。今、誰にも干渉されずに覆っていた壁が消え去り、素の千里が現れている。

彼ら三人は千里がどれ程複雑で悲しい人生を送ったかを感じ取れた。

 

 

少し、千里の昔話をしよう・・・

 

 

 

 

 

彼女は二十世紀末期木津家の次女として生まれた。

生まれつききっちりした性格で中途半端な事が嫌いな子だった。しかし、その裏で千里は悩んでいた。生まれた時から傍にいるスタンドのことで。

家族がその事に気付いたのは千里が7歳の時、クリスマスが近いときに親が『サンタさんって実はいないんだよ』と言った時、アイデンティティーが崩壊し、誤って包丁で姉を刺したのだ。

命に別状はなかったが、千里のスタンド能力が暴走するきっかけになった。

 

 

それ以降、彼女は数多の暴力事件を起こし、クラスメイトに恨まれて、転校を繰り返した。その生活環境が変わる度、また、クラスメイトの自分に対する目線からストレスがたまり、負のパワーが彼女に積もっていた。

その当時、分かっていなかったが、その負のパワーは戦ったり満足感を得ることで発散できるが、スタンドの領域に到っていない子供たち相手では、彼女に太刀打ち出来る者はおらず、ストレスは発散出来なかった。

普段から恨まれ、蔑まれ、虐められて孤立していた千里はどんどん負のパワーを溜めていって、終いに心を閉ざしてしまった。誰にも心を開かない性格になり、家族は心配したが、如何しようもなく諦めていた。

しかし、そんな彼女はある事がきっかけで再び元気を取り戻した。それは、藤吉晴美との出会いだった。

 

 

小学5年生のとき、晴美のクラスに転入した彼女は、自然と晴美と関わっていた。彼女も生まれつきスタンド使いで、誰にも言えず、画していたが、千里と出会ってその話し相手がいることに喜んだ。その時、千里は心の底から笑った。決して出る筈がないと思っていた笑顔を再びした。彼女達が親友になるのに時間はあまり掛からなかった。

 

 

そして、彼女達は闘った。千里の能力を見抜き、“サムライ・ハート”と名付けてくれた晴美は、千里のストレス発散のためと、千里のスタンドをコントロールするために闘い、競った。来る日も来る日も、雨の日も、風の日も、雪だろうが嵐の中だろうが彼女達は闘った。千里にとってこの時から人生がやっと始まったと感じた。

 

 

そして、中学校も一緒に上がり、3年間同じクラスだった。互いにスタンドを磨いて、卒業式当日にはもう、溜まっていたストレスは綺麗さっぱり無くなり、晴美と同じ高校に行ける事を幸せに思う千里。

 

 

 

しかし、そんな彼女は再び失意のどん底に叩き落される事件が起きた。

高校に入学した夏休み、彼女は・・・千里はいつも通り彼女と闘っていた。だが、その日、千里は、彼女を・・・晴美を斬ってしまった。

 

 

幸い千里がすぐに直接彼女を病院へ連れて行ったことで命に別状はなかったが、数週間意識不明だった。特に致命的だったのが、大量出血と胃が真っ二つに斬られたことだが、それは移植と輸血でしのいだが。

親友を傷つけてしまい自責の念で溢れ返っていたときに、晴美の母が追い討ちをかけた。

 

 

「この化け物ッ!!」

 

 

その罵声で“サムライ・ハート”の能力が発動することはなかった。怒りよりももっとえげつない感情が湧いた。それは“失望”。

自分なんて居たってしょうがないんだ、死んだ方がいいんだなどと彼女の心がそれで満たされて、自分に絶望し、屋上で自らをスタンドでトドメをさして命を絶った。

 

 

『が、死ねなかった』。 気付いたらベットの上で寝ていた。自分は助かったのだ。そう思うとイラついてまた自殺した。

『が、死ねなかった』。 また自殺した。

『が、死ねなかった』。 今度は両手足が縛られていたが、スタンドは出せるので自殺した。

『が、死ねなかった』。 また自殺した。

『が、死ねなかった』。 今度こそ自殺した。

『が、死ねなかった』。 ・・・・・・・・・・・・

 

 

何回自殺したかは憶えていない。生きる屍と化した千里にそんな事を考えることは出来なかった。

考えていたことはたった一つだ。

 

 

(なんで私は死なないんだろう・・・・・。)

(~~~~~~~~~~~~~~~~~~)

 

 

そう心の中で呟いた時、何やら幻聴が聞こえてきた気がするが、気のせいだろうと思う千里。で、死のうと思った。

 

 

 

『でも、生きようと思った』・・・・・。

 

 

 

それからは自殺をするのを止めて、毎日病室の一点に向かって見続けた。

 

 

そして、二年生の春、退院した千里は学校を変えた。何故かは分からなかった。只、親がそうしたのだ。晴美も一緒にいる・・・。

そして、2のへ組のクラスの戸を開けた。そこには、数名の生徒と教卓に担任がいた。

 

 

「ようこそ、木津さん、藤吉さん。絶望組へ」

 

 

そこで担任は満面の笑みを見せた。

その笑顔を見て、千里の心に何かが起きた。それはすぐに分かった。崩壊していた自分の心を繋ぎ止めてくれたことと。

そのとき、彼女は涙し、親友やクラスメイトが見てる中、神に懺悔する体勢になった。

そして、千里はこのとき本気で自分の心から生きてみようと思った。彼に尽くすために。

 

 

 

 

 

「こんな・・・こんな私でも、生きて欲しいと思ってくれた先生に感謝しています。命は惜しくありません。こんなクズの私でも先生のお役に立てるなら、死んでも構いません。だから私は、いつもここにいる。先生のためにこのクズの命を使うとね!!」

 

 

暫く自分の過去を振り返るために、黙っていた千里だが、自分がここにいる目的と自分の存在価値を彼らに向かって叫んでいる。そして、エルメェスを思いっきり蹴っ飛ばした。

 

 

バッコオオオオオオォォォォン

「ぐえぇ・・・・・!!」

 

 

そしてそのままエルメェスは200メートル先の教員用の駐車場へ突っ込む。彼女は何とかタイミングよく体勢を整えて、ダメージを軽減して千里を見ると、彼女は約50メートル前にいて、走っている。

エルメェスは防御のためにそのためにその中の大型自動車を“キッス”で持ち上げ、前へ持って行く。

しかし、千里は前にはおらず後ろにいた。そのままスタンドと本体と共に蹴りを入れられ、大型自動車共に思いっきり吹っ飛んだ。

その車はガラスが大破し、車の後ろにエルメェスがいる。その車とエルメェスはさっきまでいた位置ほどに吹っ飛んだ。車に激突したため肋骨を何本かイッてると思っていると、千里が攻撃を仕掛けて来た。

 

 

「トドメの一撃ッ!!」

 ズガガガン!

「うおおおおっ!!」バシィ!

 

 

千里が車越しにスタンドの刀を突き刺す。エルメェスはそれをスタンドで白刃取りのような取り方で止める。

その剣先はエルメェスの脳天擦れ擦れだった。なんとか後方に下がるがスタンドのパワーが強く、“キッス”の手を擦り抜けて突き刺さる。

だがそれをしゃがんでかわすエルメェス。何とかかわしたがこのまま下に刀を下ろされたら、体が真っ二つになって死んでしまう。その状態で千里はエルメェスに言う。

 

 

「残念ね。“一手”、私の方が上へ行っていたようね。」

 

 

そして、力を入れて刀を下ろそうとする。耐えようとするエルメェスだが、完全にパワー負けしている。徐々に刀が下ろされていく。

 

 

「私のスタンドは・・・・・私の青春を破滅させたし・・・・・先生や晴美へ導いてくれた・・・・・はてさて一体・・・・・悪魔なのか天使なのか、一体どっちなんだろうね・・・・・。エルメェスさん?答えはどっちでもいい!!悪魔だろうが、天使だろうが、私を大事に思ってくれる先生のためならどっちになろうが関係ないわ!!さあ死になさい!鮮血をどくどく出して、イキぐるえええええええええええええええええええええええ!!!」

 

 

もうエルメェスの目の前まで刀が下りている。もう全てが手遅れだ。誰もが死んだと思った。

が・・・・・・・・・・・・・・・・、

 

 

 

 

 

ガッシャアアアアアアアアアアン!

「ぐほおおおええ!!」

「ふー。間に合ったぜ」

 

 

千里の後ろから刀が刺さっている車と同じ大きさの否、同じ車が空中を滑走し、激突した。そして、押し潰されて吐血する千里。もうスタンドも消えている。

 

 

「な・・・・・なん・・・・・何で・・・・・!?」

「『シール』をこの車には貼っといたのさ。てめぇに蹴られる前にな!!この『シール』を貼ると物が2つに増えるんだよ。そして、『シール』を剥がすと2つの物が1つになろうとして物同士が離れているならどちらかが引き寄せられる。つまりてめぇはもう1つの車があることに気付かずにあたしを蹴った。そしてあたしが追い詰められた時、足で『シール』を剥がし、駐車場に置いてあったもう1つの車がここまで飛んできたんだよ!!てめぇが単純ヤローでよかったぜ」

 

 

追い詰めたつもりが追い詰められたことに気が付かなかった千里。まんまとエルメェスの策に嵌り彼女の全身の骨がバキバキに砕けた。200メートル余りも滑空した大型車が勢いよくぶつかったのだから、流石の千里も耐えられない。そのまま彼女は意識を失い、再起不能になった。

2つの車はある程度重なり合うまで千里を押し潰しながら『1つ』に戻っていき、『1つ』に戻った瞬間、その車は大破し、挟まれていた千里は地面に転がった。

エルメェスは屈する千里が完全敗北したことを近づいて確認すると、そのまま彼女を放置し、ギャラリーのアナスイとエンポリオの元へ向かおうと背を向けたとき、生々しい殺気を感じた。まさかと思いエルメェスが振り返ると、倒れた筈の千里が起き上がっていた。

 

 

「何!?化け物かこいつは!!」

 

 

驚くエルメェス。しかし、仕方が無い。全身粉砕骨折はしている筈なのにまだ立ち上がるのだ。

 

 

「うなああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 

千里の叫び声と共に彼女の髪の色が紅く染まり、額から“目”が出てきた。その姿は正しく“鬼神”と化している。

 

 

「こ・・・こいつ様子がおかしいぞッ!!気をつけろ、エルメェス」

「うなああああああああああああああああああああああ!!!・・・」

 

 

アナスイはエルメェスに身の危険を知らせるがその心配は無用だった。

なぜなら、千里は白目を向いたまま気絶しているからだ。おそらく肉体が精神について行けず、ショートしてしまったのであろう。

あえて補足するなら彼女は『立ったまま』気を失っているのだ。

 

 

「こ・・こいつ立ったまま・・・」

「何て人だ!!最早人間じゃないみたいだ」

「ますます怪しくなってきたぜ、こいつら一体裏で何されてんだ?」

 

 

髪の色も元の黒色に戻り、額も普通に戻っている。そんな彼女を見て三人はますますこの学校の裏の活動が怪しく思っていた。

 

 

 

 

 

木津千里・・・・・再起不能(リタイヤ)  全身粉砕骨折で病院に運ばれて、数日間意識不明。

 

 

 

 

 

To Be Continued・・・・・⇒

 

 

 

 

 

次回予告

 

??? 『ウフフフフフフ・・・』

 

徐倫 『ああ・・・疲れた・・・』

 

??? 『SPW財団の使者さんですか?』

 

アナスイ 『いい趣味してるぜ』

 

エンポリオ 『それじゃあ学校全域が・・・!』

 

アナスイ 『徐倫が“いっぱい”いるッ!!』

 

徐倫? 『本物はわたしよッ!!』

 

アナスイ 『本物はどれだァーーーーーッ!!」

 

晴美 『私は成長しているッ!!同人誌作家としてもッ!!スタンド使いとしてもッ!!』

 

アナスイ 『始末するッ!!』

 

 

『第拾壱話  空想≪イマジネーション≫その①』

 

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