「なるほど……話を聴く限り、その薄荷色の彼女がキミたちの探し人のスタンドなら……いわゆる『暴走』状態にある可能性が高いかもしれない」
森林公園の入口で足を止め息を整える私たち同様、荒い呼吸を静めながら飛鳥が言った。
スタンドの暴走……。つまり、加蓮の意図しないところでスタンドが勝手に動いて、たまたま会った私を攻撃したということか。
「凛のスタンドも最初はあたしらを突然攻撃してきただろ? あんな感じのことが加蓮にも起きてるかもってことだよ……急がなきゃな」
確かに奈緒の言うとおり、私の『ネヴァー・セイ・ネヴァー』は最初は影のような今よりもぼんやりとした見た目で現れては私の周りを好き勝手に動いていた。そして奈緒がそれを見た瞬間、唐突に襲いかかってきた。
「スタンドの暴走を止める手はあるの?」
「凛もそうだったみたいに、心がスタンドの存在を『理解』できればいいのさ」
「本来なら」
飛鳥が横から付け足す。
「スタンドを発現した時点で自然と扱えるようになるはずなんだ。『これは自分の一部だ』というような奇妙な確信が心に芽生えて、ね……」
「確かにあたしはそうだったな……原理は分からないけどすぐに自覚できた。でも凛だって、気づくのに時間はかかっても今ではしっかり『スタンド使い』として目覚めてるんだ……加蓮だって、大丈夫なはずだよ。さっさと見つけて、気づかせてやろうぜ!」
「そうだね。とにかく、見つからないことには始まらない。ひとまず二手に分かれて公園を一周してみよう……この中で戦闘向きのスタンドを使える人はいるのかい?」
飛鳥の言葉に、裕子がばつの悪そうな顔をした。
「私のは、見た目はただの『糸電話』なので……。凛ちゃんと奈緒ちゃんのスタンドは人型だし、強そうでしたね」
「と、なると……凛さんと奈緒さんは、万が一戦いになっても一応は対処できるわけだ。それなら──」
*
「ここがその『彼女』に出会った場所かい?」
奈緒・裕子と別々に分かれて加蓮を探している私と飛鳥は歩みを止め、林の中を見つめていた。
「あそこ。あの木漏れ日の強いところ。そこに立ってた」
指を差して教えると飛鳥は例のスタンドと同じようにその場所に立った。
「ここにいて……急に攻撃してきた、と?」
「そう。日傘を差していて、腕を下ろして私に傘を向けたら、そこから吹雪が出てきた……そういう能力だった」
「『吹雪を起こすスタンド』──か。相手にすると厄介そうな
「あの、『当たると棺桶になる拳銃』……『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』、だっけ?」
「ほう……覚えていてくれてたのかい」
こちらを振り返り、感心した素振りを見せる。でも目の前で人が棺桶に変わるなんてところ見てしまったら嫌でも覚えてしまうだろう。
「どんな相手でも、棺桶にしてしまえばその間は無害になる」
うつむいて、なにやら探るように視線を地面に這わせながら飛鳥は言葉を続けた。
「棺桶化した当人に苦痛はなし。そしてすぐ元に戻る。拳銃、弾丸、棺桶……そんなヴィジョンとは裏腹に、実に曖昧な結果をもたらすのが『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』さ。もっとも、弾が当たらなければその曖昧な事象すら起こせないが……おや、これは──」
ガサガサと背の低い草をかき分け、飛鳥がなにかを拾った。
「ちょっと、それ……加蓮のスマホ」
その手に握られていたのは加蓮のスマートフォンだった。
「『彼女』はこれを取りに来たのかもしれないね」
「でも……暴走してるんじゃ?」
「暴走はあくまで可能性さ。それにもしそうだとしても、無意識の内にスタンドを操れつつあるのかもしれない。いずれにせよ、北条さんを探す必要があることに変わりはない。電話やGPSじゃ探せないことが確定してしまったが」
加蓮のスマホを見つめながら飛鳥が相変わらずクールに言った。それを聞いて、加蓮に連絡を取るという当たり前の手段を今まで失念していた自分に気づく。
「とにかくこの辺探し回るしか──」
♪すこしもさむくないわ~
突如鳴り出す加蓮のスマホ。一瞬まさかと思ったが、飛鳥から渡された画面を見ると着信は持ち主ではなく奈緒からだった。
少し前のアニメ映画の着信音を止めスマホを耳へ近づけると、焦りに焦った奈緒の声が聞こえてきた。
『加蓮ンッッ!!』
「奈緒、落ち着いて。私。ちょうど今、加蓮のスマホを見つけたの」
『へっ、えっ!? 凛!?』
調子の外れた声を聴いて、電話の向こうの奈緒の顔が頭に浮かぶ。しかしそれは今にもうなだれそうな悲痛な表情だった。
「スマホ落としたみたい。加蓮自体は見当たらないけど……そっちはどう?」
『こっちもだ! 加蓮は見つからないけど、拾ったんだ、カバン!』
私たちの方からスマホ、奈緒たちの方からはカバン……ふたつの道から見つかった加蓮の私物。学園への通り道にここを歩いただけなら、両方の道を歩く必要なんてない。それにスマホはまだしも、カバンを落としたことに気づかないわけがない…………平常時なら。
『加蓮のやつ……なんでカバンなんか落として……それになんでそっちの方にスマホ……』
奈緒も私と同じ疑問に行き当たったようだ。
「……なにかから、逃げてる……とか?」
思いつきが口に出る。
『はあ!? なにかって、なんだよ!?』
「分からないけど……カバンなんて、普通忘れないでしょ。落としたけど、拾ってる余裕もないような
『おいおい、怖いこと言うなよ! そんなんホントだったら、ますます加蓮ヤバいじゃん……』
「逃げてるどころか、すでに連れ去られつつあるのかもしれない」
奈緒の泣きそうな声が漏れるスマホに顔を近づけ、ほんの少しすまなさそうに眉をハの字にした飛鳥が追い討ちをかけるようなことを口にする。
『んなっ……んだって……?』
「北条さんになにかが起きているのは間違いない。そのなにか……例えば、良からぬことを考えているスタンド使い。それから逃げてる最中でこれらを落としたのならまだ不幸中の幸いだが……捕らえられて、助けを呼ばれないよう、『犯人』がスマホを捨てたりした可能性も考えられなくはない」
冷静に明瞭に言葉を紡いでいく飛鳥。彼女の声を遮る者はなく、スマホの向こう側も無言だった。
「所詮はボクの空想にすぎないが……いかなる事態も想定しておいた方がいい。なんにせよ、今はこの空論が空回りで終わるよう大車輪でここを調べてしまおう……分かったね? 奈緒さん、裕子さん」
『あ、ああ……そうだな……そうだな! 加蓮が大変な目に遭ってるかもしれないんだ……ヘコんでる場合じゃないな! よし、ソッコー見つけるぞ! そっちはヨロシクな!』
諭すように飛鳥が声をかけると、沈みかけてた気持ちを力任せに再浮上させ、奈緒が意気込む。その声を最後に通話が切れた。
「さあ、ボクたちも行こう。向こうに遅れを取ってはいられない」
走り出す飛鳥。確かに加蓮を見つけるまでは立ち止まってはいられない。
スマホを制服のポケットに入れて飛鳥に続こうと駆け出した、そのとき、
バサッ──
という物音が聞こえた。
なんの音かはすぐに理解できた。『傘を開く音』だ。
しかし、音の正体と場所を把握し、そこから行動に移れるほどの猶予はなかった。
「──ぐうぅぁッ!!」
気づいたときには、横からの突風で私の体は吹き飛び、林立する一本の樹に叩きつけられていた。
「凛さんッ!?」
瞬間の出来事ながら、こちらを振り返った飛鳥に私は指をさして伝えていた。『彼女』のいる方向を。
「『ヴェルヴェッツ』!」
かけ声とともに自らのスタンドを出し、私の指をさす方へ立て続けに三発の弾を飛鳥は発射した。
「ちぃっ!」
だがしかし相手の方が一手早かった。『彼女』は傘を自分の足元のあたりに向けて突風を起こし、その風圧で一瞬のうちに私たちの射程距離外へと逃れた。最初に出会ったときよりスタンドの反応が機敏になっているような気がする。
「凛さん……」
「……大丈夫。痛いけど」
心配する飛鳥を手で制する。スタンドによるガードも間に合わなかったが頭を打たなかっただけマシだ。腕も折れてはいないし加蓮が見つかるまではこれくらいでしょげてもいられない。
「それより……まだ向かってくる気みたいだよ」
10m以上の距離をとって『彼女』がこちらの様子を窺っている。背筋を伸ばし、優雅に傘を差して佇んではいるが、その姿勢に隙らしきものは見当たらない。ここからでは『ネヴァー・セイ・ネヴァー』の射程距離外だし、飛鳥の銃弾も届いたところで容易に避けられるであろう距離をしっかりと保っている。
「さて、この状況、どう対処するべきだろうね?」
いちどスタンドを引っ込めた飛鳥に私は単純明快にその手段を述べた。
「先手必勝。相手より速く動いて、喰らいつく!」
飛鳥のポーカーフェイスが呆れ顔に変わるよりも素早く、私は林の中を走り出した。
「やれやれ、見かけよりストレートなタイプなんだなキミは!」
背後からそんな声が聞こえた。そのとおり。こういうときは奇をてらうより……跳び出す!
樹の間を縫うように走りながら距離を詰めていく。相手が向かってくるにせよ逃げるにせよ、飛鳥に見栄を切った手前近づいてみせる。
優雅な構えを解いて彼女はまた傘を前に向けた。どうやら選択したのは回避ではなく攻撃のようだ。
「っ──!」
折れた枝葉や千切れた雑草を巻き込みながら、前方から真冬の嵐が迫る。慌てず焦らず、意識を集中させて空間を蹴って確実に避ける。前と同じワンパターンな戦法なら問題はない。回避を繰り返しながら少しずつ近寄っていく。
乱発される吹雪の中をかいくぐり、5m……3m……捉えた!!
「『ネヴァー・セイ・ネヴァー』!」
気合いの叫びとともに剣を振り上げる。だが傷つけはしない。傘を弾き飛ばして無力化するためだ。
剣は開かれた傘の芯に打ち込まれた。だが腕を上げて大きくのけぞったものの、傘は手から離れなかった。
即座に第二撃、これで傘を吹き飛ばす。その思いでふたたび剣を振りだそうとしたそのとき、彼女が傘を閉じた。
そして上がったままの腕を、力いっぱいに降ろしてきた。私に向かって。
「!!」
キィン! という金属めいた音が響く。振りだしかけた剣が日傘を受け止めた音。
そのまま加蓮のスタンドは、あろうことか剣士のごとく傘を『ネヴァー・セイ・ネヴァー』に次々と振るっていく。驚きながらもなんとか防御する。剣 VS 日傘によるまさかの接近戦。
加蓮のスタンドにここまでのパワーがあったなんて……!
落ち着きを取り戻せないまま、目の前から繰り出される傘の連撃を強引に弾いていく。
序盤こそ押されたがパワーならこちらが上。攻守は逆転し、今度は向こうが私の剣を受け止める側になった。
このまま力でねじ伏せて防御を崩し、次こそ無力化してみせる。
その思いで必死に剣を振るう。加蓮を助けるために加蓮を攻撃しているという矛盾が辛いところだ。
──『リン』
そんな気持ちを知ってか知らずか、どこかで誰かが私を呼ぶ声が聞こえた。
『リン……』
すごく近くで聞こえた、と思ってしまったのは、その唐突さに私の脳がついていけなかったからなのか。声の主は目の前の、傘を構え懸命に『ネヴァー・セイ・ネヴァー』の剣撃を防いでいる『彼女』──加蓮のスタンドであった。
『リン…………ナオ……』
声の出どころと、その言葉の指し示すところを頭が理解したとき、剣を振る手が一瞬止まる。
バサッ……
私と奈緒の名を呼びながらも、生じた隙を彼女は見逃さなかった。
再度開かれた傘。隠される彼女の姿。ゼロ距離で牙を剥く薄荷色の光と風……。
気づいたときには、もう宙を舞っていた。痛みはなかったが、能力を使う余裕もなかった。とてつもない寒さと、地に足の着かない恐怖だけがその瞬間にあった。
その感覚が一瞬だけで済んだのは、『終わり』が来たからだと思った。冷えきった恐怖に震える間もなく、視界が闇に染まる。身体が動かない。心地よくはないが不快でもなかった。
これが……これが『死ぬ』ということ──?
*
………………。
気づくと公園の林の中で立ち尽くしていた。そこは意識がブラックアウトする前にいた場所。そこにいるのは当然だ。当然だ……生きていれば。
「平気かい?」
「え?」
隣からまた誰かの声。いや、誰かは分かっている。飛鳥だ。
「私、どうなったの……」
私は慎重に声を出した。自分が喋れることになぜか安堵した。
「……吹っ飛ばされたのさ。見事に。綺麗に宙を舞って、頭から地面に真っ逆さま……『撃った』から大丈夫だけどね」
『撃った』──飛鳥のスタンドで、私を撃ったということか。さっき真っ暗で身動きがとれなかったのは私が『棺桶』になってたから?
「……ありがとう。飛鳥は命の恩人だね」
「気にしないでくれ。刹那の死によって
「そうだ、加蓮!」
その名前が飛鳥の口から出るまですっかり忘れていた。私は加蓮……のスタンドと闘っていた。
「『彼女』なら、もういないよ」
「えっ……」
確かにまわりには私たち以外誰もいなかった。それにまだいるのならば、とっくに次の攻撃が来ていたはず……。
「キミに『ヴェルヴェッツ』を撃ち込んだのとほぼ同時に、消えてしまったんだよ。北条さんがスタンドをコントロールできるようになったと思いたいところだが……それを期待するのは安直だろうね」
そう言って飛鳥は肩をすくめながら、かすかに苦笑した。でもそのとおりで、どっちみち攻撃を食らっていたとはいえ、そんな都合のいいタイミングで『スタンド使い』として覚醒してくれてたら、こんな苦労はしていない──のだが……。
「そうでもないかも」
私のその一言に、飛鳥はやや目を見開ききょとんとした顔になっていた。
「呼んだの、あのスタンドが。私と、奈緒のこと……『リン、ナオ』って……吹っ飛ばされる直前に」
「そんなことが……」
つぶやいて、ふたたび思慮深い顔つきに戻った飛鳥。腕を組んでなにやら考えているようだ。
「それが本当なら、この土壇場で覚醒しかけているのかも……『スタンド使い』に。そうなら不幸中の幸いだ……けれど」
いったんひと呼吸置いてから、ふたたび喋りだす。
「それで事態がすべて解決するわけじゃないからね。結局、北条さんを見つけるまでは、なにも終わりはしない」
そう言い切り、飛鳥はスタンドをしまった。つまり、進展はないということだ。ひとり歩きのスタンドを見つけただけ(そして逃げられた)ではどうにもならない。
「おーい!」
しかしそんな停滞したムードをかき消してくれるような声が遠くから聞こえてきた。
「りーん、あすかぁー!」
「問題ないですかぁー?」
少ししてから、慌ててこちらに向かってくる足音も耳に入ってくる。
「はぁーっ……はぁ……」
「ぜぇ、ぜぇ……ふぅ」
乱れきった息をこぼしながら奈緒と裕子がやって来た。奈緒の手には先ほど電話で話した加蓮のカバンが握られていた。
「なんか……でっかい音が聞こえたんだけど……なんかあったのか?」
「出たの。加蓮の……スタンド」
「なんだってぇ!?」
「もう消えちゃったんだけど……」
いちばん伝えたいことを奈緒に話す。
「消える前に、言ったの。加蓮のスタンドが、私と奈緒の名前を」
「な……それは、つまり……」
「目覚めつつあるのかもしれない。加蓮が……『スタンド使い』に。でも、それでも加蓮がどこにいるかは結局分からなくて……」
「……だよな。スタンドを見つけたからって、本体の場所が分かるわけじゃないよな……」
「ここで会ったのなら、すぐ近くなんじゃないんですか? スタンドには『射程距離』がありますし……」
険しい顔の奈緒を心配そうに見ながら裕子が言った。
「そうかもしれないが……そうとは限らないかもしれない。間近で観ていた限り、結構なパワーを持っていたから、射程距離はそんなに広くないとみたが……ひとり歩きの状態にあるスタンドは……射程距離なんてお構い無しだからね」
本体が扱えてないわけだからね。飛鳥はそう付け足しもした。つまり極端な話、公園内にはもういない可能性だってあるということだ。町中探し回るとなると、私たちではさすがに厳しい。
「ちくしょう……ああぁーーーっ!! 加蓮っ!! どこだよぉ!!」
昂る感情のままに奈緒が空に向かって叫んだ。でも……。
「どこ、に…………いるんだよぉ……っ」
大声をあげただけでは加蓮は見つかるはずもなく、祈るように組んだ両手を胸に当てて、最後は悲痛につぶやいた。
「奈緒ちゃん……だいじょぶ。きっと大丈夫ですよ!」
裕子が奈緒を励ます。しかし、その言葉になんの根拠もないことは裕子自身も含め、みんな分かっていた。それでも、大丈夫、大丈夫、と泣き続ける子をあやすように繰り返す。声をかけずにはいられないのだろう。その気持ちは私にだって理解できる。でも、私は、考えなきゃ……。加蓮を見つける方法を。
「かれん…………」
奈緒の弱々しい声に思わず焦る。なにか……なにか手段はないの──?
「? 待って! 奈緒さん……『それ』はいったい……」
狼狽する飛鳥の声が突如響く。その声を聞いて奈緒を見る。祈るように胸に当てられた両手。その手と手の間から…………『虹が出ていた』。
「なっ…………はっ!?」
驚きのあまり組んだ手を解くと、それは奈緒の胸から発されていた。
紛れもない『虹』だ。カラフルな七つの光が奈緒の胸から空に向かって放たれている。それは空中で弧を描き、ふたたび地上へと延びていた。
「まさか……北条さんをさらったヤツのスタンドかっ!?」
飛鳥の手のひらから一瞬で『拳銃』が現れる。引き金に手を掛けて、油断なく周辺を見回している。
「いやっ…………待ってくれ! 違う!」
奈緒が自分の胸から延びる虹を見つめている。
「どうしました、奈緒ちゃん? ……まさか、痛むんですか!?」
奈緒の隣で裕子がうろたえる。そんな裕子を手で制して、また奈緒が叫んだ。
「分かるッ! 分かるんだ、加蓮がいる場所! 虹の向こう側に……感じるんだ! 加蓮をッ!!」
──奇跡。
そのとき私の頭の中には、間違いなくこの言葉が躍っていた。