向カイ風ニモ負ケズ   作:柴猫侍

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十八. さらにもう一発!

「このオレが……この世に英雄(ヒーロー)がいるってことを、証明してやる!!」

 

 夕食後、そう息巻いてタズナ宅を後にするナルトは、木登りの業に再度向かっていった。

 ふとタズナが漏らしたイナリの義父・カイザの名。続いて話された、波の国にて起きた英雄の悲劇を聞き、ナルトは奮起したのだ。

 

 だが、一日中木登りの業をしたのだから、サクラ特製の兵糧丸を食べているとしてもチャクラは限界に近いハズ。

 やんわりと制止するカカシの声を払いのけるナルトの背を見たシライトは、ポリポリと頬を掻き、徐に立ち上がった。

 

「すみません……今日、皿洗いは休んでいいですか? あの子を見に行ってきます……」

「ん? そんな心配しなくても大丈夫ですよ。ああ見えていっぱしの忍者ですから」

「いえ……そうじゃなくて……」

 

 遠慮気味に制止しようとするカカシであったが、シライトは彼を一瞥し、言葉を紡ぐ。

 

「昔、似たような無茶をしてたもので……放っておけないんです。お節介なので……」

「……ま! そこまで言われちゃあ、止める方が失礼だ。ナルトの奴のこと、死なないように看てやって下さい」

「はい……」

 

 カカシの承諾もとれたところで、さっさとナルトの下へ向かうシライト。

 ナルトが奮起することについては一向に構わないと考えているシライトであるが、だからといって、頑張り過ぎて死に至ってしまっては話にならない。

 ならば、専属医的なポジションで頑張る者をサポートしてあげることが、医者である自分にできることだろう。彼はそう考えていた。

 

 そして何より、今のナルトは、岩石を除去しようと孤軍奮闘していた昔の自分に重なる。

 これがシンパシーというものなのだろう。

 最大限の手伝いをして、ナルトが木登りできるようチャクラを回復してあげようではないか。

 

 そう思って、暗がりの中で必死に木登りするナルトを見上げる。

 何度も駆け上がろうと努力して出来ただろう木の皮がはがれている様や、目印にクナイで切りつけた跡は、くっきりと刻まれていた。

 

「はぁ……はぁ……ん? しらたきの兄ちゃん、来てたのか?」

「しらたき……まあ、ええ。ああ、気にしないで……もしもの時のために、監督に来ただけですから」

「そっか! でも、オレってば『もしも』なんてしでかさねーから、安心して暇潰してくれればいいてばよ!」

「そうですか……では、頑張って下さい。ささやかながら、応援してますので」

「おう!」

 

 シライトの激励も受け、額当てのポジションを直し、再度木登りに勤しむナルト。

 いきなり数メートルも上へ行けることはないものの、僅かながら登れる高さは伸びてきている。

 

 しかし、登る数が十、二十、三十と増えていき、夜空高くに月が上り、更には下り始めた頃、ナルトの登れる高さは徐々に低くなっていく。

 そして、一旦休憩だと言わんばかりに寝転んだナルトは、五分も経たぬうちにいびきを掻きながら、眠りに入ってしまう。

 因みに、通常人が眠りに落ちるには十五分ほど要する。五分以内に眠りに落ちる場合は、それは『眠りに落ちた』というより『気絶した』に近い状態だ。それもそうだ、朝から晩まで修行した挙句、尚も休憩なしに三時間以上ぶっ通しで修行したのだから。

 

 寝入っているナルトを見て、ふぅと一息吐いたシライトは、起こさぬようゆっくりナルトを背負い、そのままタズナの家へ向かって歩み始める。

 

 寝る場所も、睡眠中の体力回復に大いに関係ありだ。

 固い地面より、フカフカの布団。

 ナルトが早く木登りの業を成し遂げたいと願うのであれば、体力回復のために寝る場所もしっかり管理せねばなるまい。

 

(……明日、もう少し兵糧丸の材料探そうかな)

 

 密かに、体にいい兵糧丸を作るための材料のことを考えるシライト。

 頑張る者でなくとも放っておけないのは、最早彼の性となっていた。

 

 

 

 ***

 

 

 

―――また、来てしまった。

 

 そう反省するかのような考えを頭に巡らせるイナリは、わざわざ自分の朝ごはんを残して作った粗末な弁当を携え、あの場所へ向かって歩んでいた。

 迷うことなく、今度はわざとらしく大きな音を立てて近づく。

 開けた場所に出れば、音に気付いて身構えていた濃霧が、イナリを見るなり警戒を解いた。

 

 そして、仄かにイナリから漂う美味しそうな匂いに、彼女の胃袋が『ぐぅ』と目覚めの時を告げる。

 腹が鳴っても赤面しない図太い神経をした濃霧を前に、イナリは既に空になった前日の弁当箱を回収し、代わりに持ってきた弁当をちょこんと濃霧の前に置く。

 

「はい」

「また、持ってきたのか」

「……文句ある? だったら、早く動けるようになってどっかに行ってよ」

「なんで持ってきたの?」

「う……昨日も言ったじゃないか。見ないフリして死んじゃったら、知ってるボクが悪者みたいだって」

「見ないフリしたら、なんでも悪者になるの?」

「それは……ば、場合に……よる? ってやつだよ」

 

 看過すれば、全て悪なのか?

 それは非常に難しい問題だ。

 だが、イナリが口にしたように、場合による問題が非常に多いとは言える。

 

 困っている人を見過ごせば、それは全て悪なのか?

 もし、その怪我をしている人が不慮の事故で怪我を負ったのならば。

 もしくは、金遣いが荒い所為で借金を作り、借金取りに追われて暴行を受けていたならば。

 時と場合、そして各々の主観によって、見過ごした場合とそうでない場合のどちらが悪でどちらが善かは変わってくる。

 

―――では、お腹が減っている人へ、ご飯を分けてあげるのは善だろうか?

 

―――もし、その空腹な人が、悪行に加担している者であったならばどうだろうか?

 

 様々な可能性が存在する。

 しかし、子供という生き物は思慮深くはなれない。歳を重ね、経験を積まねば叶わないものだ。

 

 目の前の人物がどのような物で、どのような経歴を持っているかなど露ほども知らないイナリは、早速弁当に手を付けようとしている濃霧を見つめる。

 三日目となると、流石に手を付けるのが早い。

 内心どう思っているかは分からないが、徐々に心を開いてくれているには違いない。

 

 まず握り飯に手を付け、モリモリと口の中へ掻きこむ濃霧。

 よく見れば、初めて会った時よりも血色がいい。

 それでも、目の下に深い隈が刻まれているあたり、全快とは言えなさそうだ。眠れていないのだろうか? 更にその様相、絵本で見たことのあるパンダという生物のようだと、イナリは感想を持った。

 

 気付けば、濃霧が弁当を完食するまで観察が続いてしまっている。

 一息吐き、ジト目で視線を向けてくる濃霧に気が付き、イナリは慌てて空になった弁当箱をまた回収した。

 

「ま……まだ動けないの?」

「体の節々が痛い」

「……やっぱし、お医者さんに見てもらった方が」

「いい」

「~~~っ! 分かったよ、もう!」

 

 やはり、善意を蔑ろにされるのは気にくわない。

 子供らしく憤って帰路につくイナリは、また明日自分はここへ来るんだろうなと、自分に呆れを覚えつつ、急ぎ足で茂みをかき分けて進む。

 

 

 

 ***

 

 

 

 四日目、五日目、そして六日目と時が流れた。

 

「っしゃ~! 今日こそ天辺まで登れるってばよ!」

「気の持ちようは大切ですからね……」

 

 サスケよりも一足早く、木登りの業をするための林にきたナルトとシライトの二人。

 そそっかしい子供のナルトと、ゆったりとして老人のようなシライトではウマが合わないと思いきや、意外と打ち明けている二人は、こうして並んで歩いて来ている。

 ここまで来る間、語り合う話題は好きな食べ物など、他愛のない話だ。

 しかし、幸いにも木ノ葉出身ではなかったシライトは、ナルトの噂など知る由もなかった為、これといった偏見無くナルトと語り合えていた。

 それだけで、ナルトにとっては嬉しいと思えるなど、これまた知る由もないまま。

 

 とにもかくにも、見知らぬ第三者同士から、学校の生徒と保健室の先生程度の間柄になれた二人は、草花が咲き乱れる修行場に辿り着いた。

 

 だが、そこには今まで見なかった人影が一つ。

 

「ん? あの姉ちゃん、誰だってばよ?」

「……地元の方だと」

「ん~……それもそっか!」

 

 朝の爽やかな気候に相応しい快活な声を上げながら、手をポンと叩くナルト。

 その大仰な所作が目に付いたのか、桃色の着物を身に纏っていた人物は、二人の方へ視線を向けた。

 

 長い濡羽色の髪。

 朝の木漏れ日によって照りをもつ薄紅の唇。

 流れるような挙動で草花を摘んでいるその様は、美女が花を摘んでいるようにしか見えない。

 しかし、

 

(……男の人……だろうなあ)

 

 僅かな骨格の特徴から、女性ではなく男性であることを見抜くシライト。

 それにしても『美人』という言葉が似合いそうな人物は、少しばかり微笑み、二人の方へ一礼してきた。

 

「おはようございます。お散歩ですか?」

「いえ……そうでは―――」

「あのさ! あのさ! 姉ちゃん、何してんだ?」

 

 美人の問いに応えようとするシライトを遮り、ずんずん前へ身を乗り出し、好奇心のままに疑問を投げかける。

 すると美人は、しゃなりと体を傾け、携えていた籠の中身を見せてきた。

 

「薬草を摘んでいたんです」

「やくそー? これが?」

「ええ」

「ふーん……オレも手伝うってばよ!」

「ああ、いいんですか?」

「おう! ほら、しらたきの兄ちゃんも!」

「……はい」

 

 半ば強制的に美人の薬草摘みに手伝わされるシライト。

 だが、この場にある草が薬草になるとは、綱手の下で薬草学も学んだシライトでも知らなかった。

 つまり、地元の人間しか知らない情報とも言える。

 早起きは三文の徳とは言ったものだと、シライトは内心ウキウキして薬草摘みを開始する。

 

「因みにこれは……どのような効能が?」

「体の痺れです」

「成程……体の痺れ、と」

「……熱心にメモをとってらっしゃいますが、薬師で?」

「いえ……医者……の、見習いです」

「そうなんですか。波の国の……ではないでしょうね。地元の人なら、この薬草についても知ってらっしゃるでしょうし。もしかして他の国から?」

「ええ、まあ……生まれは滝なんですが、今は火の国のあっちこっちを旅して」

「へえ……」

 

 美人は、指を唇に当てながらクスクスと笑みを絶やさない。

 これは女と間違えても仕方がない。そう思ってしまうほど、彼の笑みは見る者を魅せるものであった。

 薬草摘みに夢中のナルトと、性欲に乏しいシライトでなければ、下心を持って接しかねなかっただろう。

 

 だが、特に問題もなく薬草摘みは進んでいく。

 そろそろ籠に薬草が満杯になる……そんな時、美人はふと、流し目でシライトを見つめてきた。

 一瞬、美人の表情に影が差していたが、二人は気がつかない。

 

「一つお伺いしたいことがあるんですが、構わないでしょうか?」

「はい? あ……はい、どうぞ」

「では、失礼……医者というご職業であるとお聞きしましたが、治療する相手がどのような人物であるか、気になさったりしますか?」

「それは……どういう意味で?」

「いえ、些細なことです。相手の職業とか、出身とか、どういう人柄かとか」

「あぁ……積極的に聞いたりはしないですが、話の流れで聞いたりはします……けど、あんまり気には」

「そう、ですか……」

 

 憂いを浮かべた表情を見せる美人は、少し顔を俯かせ、言葉を紡ぐ。

 

「では、もう一つだけ。相手のことをあまり気になさらないとのことですが……もし、助けた人が悪人だったら、どう思いますか?」

「……え?」

「どう……思いますか? お聞かせ頂きたいです」

 

 やや語気を強める美人に、シライトは少しばかり言葉が詰まる。

 そこへ、ムッと顔を膨れさせたナルトが、薬草を掴んだ手をブンブンと振るう。

 

「オレだったら、反省してなきゃもっぺんボコボコにしてやるってばよ!」

「反省してたらいい、と」

「おう! カンダイな男ってのは許してやるんだって、ヒナイの姉ちゃんも言ってたぞ!」

「? ……成程」

 

 どうやら、性格が似通っているらしく、この数日ですっかり仲良くなったナルトとヒナイ。ナルトは、そんな似た者同士の教えを受け、今の答えを出したようだ。

 

 ナルトの答えにはクスリと一笑し、納得した様子を見せる美人。

 そして、彼の視線はシライトへ向いた。

 

―――あなたは?

 

 そう、促してきた。

 

「……僕も、ナルト君と同じですかね」

「それはどうして?」

「……医者にできるのは、怪我や病を治して、患者の未来へ命を繋ぎとめること……その方の後の人生については、どのような素性の方であれ、善くて幸せな道を歩めるように……そう、賭けてるんです」

 

 翻り、羽織の背中に堂々と描かれた『賭』の文字を見せつけるシライト。

 一瞬、ぽかんと呆気にとられた美人は、先程と同じようにクスクス笑う。

 

「あなたと君は、とても面白い人ですね」

「それにしても、医者がんな文字背負ってんのって、なんか変だってばよ。手当してもらう方は、気が気じゃねーっつーか……」

「ふふっ、君の言う通りですね」

「……これ作ったの、僕じゃないんで」

 

 医者が『賭』の文字を背負うことに否定的な二名に、苦い顔を浮かべるシライト。

 

 仕方がないだろう。これを誂えたのは、賭け事が大好きな師匠なのだから。

 

 しかし、よくよく考えてみれば、ナルトの言い分も分かる。ここは彼の言葉の通り、一度考慮しなければいけない案件かもしれない。

 人知らず苦悩するシライトがウンウンと唸っている間、ナルトと美人は話し進めていた。

 

「―――人は、大切な何かを守りたいと思った時に、本当に強くなれるものなんです」

「うん! それはオレもよく分かってるってばよ」

 

 どうやら話が終わったらしい美人は、徐に立ち上がって踵を返す。

 

「君は強くなる……またどこかで会いましょう」

「うん!」

「あ……それと……ぼくは男ですよ」

「!」

 

 美人が自分を男とカミングアウトしたことに、ナルトは分かりやすくショックを受けたリアクションをする。

 

「この世は不思議だなあ……」

「まあ、事実は小説よりも奇なりと言いますし……」

「ん? なんだそれ」

「……現実は、創作より不思議で面白いという意味です」

「ほー! ナルホドな!」

 

 小説作家もびっくりな運に巡り合わせ、東奔西走しているシライトにとって、その諺はジンと心に染みわたるものなのだ。

 

 こうして、見知らぬ美人との会話を経た二人は、後にやって来たサスケと共に木登りの業(シライトは只の監督だが)に努めるのだった。

 

 

 

 ***

 

 

 

「んじゃ、しゅっぱーつ!!」

「なーに張り切っちゃってんのかしら、ナルトったら」

 

 ようやくナルトが木登りの業を成し遂げた翌日、彼は元気百倍で、サスケと共に晴れてタズナの護衛に戻ることができた。

 夜中まで修行し、本来なら次の日の昼まで寝込んでも不思議ではない疲労がたまっていたハズだが、シライトの献身的な世話により、寝坊することなく起床ができたようだ。

 

「今のオレってば、再不斬が来てもボコボコにしてやれるってばよ!」

 

 息巻いてシャドーボクシングをするナルト。

 余程、木登り出来たことが嬉しかったのだろう。

 忍者と言えども、まだまだ子供。困難を乗り越えた先で成し遂げた達成感は、一入のものであり、喜びを表に出さないと落ち着かないようだ。

 そんなナルトに、サクラは呆れている。

 

「ホント、無駄に元気ねー……」

「これもうずまき一族ならではでしょ」

「うずまき一族? ねえ、カカシ先生。うずまき一族ってなに?」

「ん? んー……ま! 元気一杯で、ご長寿が多い一族のことだ」

「……そんな一族、ホントにあるの?」

「さぁーて、今日からオレも戦線復帰だ。皆、やる気出していこうじゃないか」

「先生! まァーたお得意の嘘!?」

 

 答えをはぐらかすカカシに憤るサクラは、拳を振りかざしている。

 彼女の言葉を聞く限り、カカシはいつも他愛もない嘘を吐いているようだ。

 

「……ヒナイさん。お坊さん的に、嘘を吐くのはどうなんですか……?」

「不妄語っつー戒律があってな。アウトだ。つーか、嘘吐きまくるのは人間性の問題じゃねえのか?」

「うっ……!」

 

 坊主の言葉が、カカシの心に突き刺さる。

 

「……因みに、かなりの頻度で虚言を吐くようであれば、虚偽性障害、若しくは統合失調症などなど……病気の疑いもあるので、一度病院へ……」

「うっ……!」

 

 さらにもう一発!

 今度は、医者の淡々とした言葉が突き刺さった。 

 

 この時、少し……ほんの少しだけ、カカシは嘘を言うのはやめようと心に誓うのだった。

 

 そのように、出発前に家の前でわちゃわちゃしている時、家の中から挙動不審になったツナミが出てくる。

 

「ねえ、父さん。イナリ見てない?」

「イナリじゃと? 朝飯は一緒に食ったし、部屋に居るんじゃないのか?」

「ううん。見てみたけど、どこにも居なくて……」

「なに? むぅ……弱ったわい」

「じゃあ、オレが探しに行くよ。こう見えて、人探しは得意だからな」

「……もしもに備えて、ついでに僕も」

 

 イナリが居らず焦っているツナミ。

 そこへ、ヒナイとシライトがイナリの捜索に名乗りを上げる。後者は兎も角、前者は、ああみえて忍者で言う所の『感知タイプ』とのこと。

 見知った人物の場所なら、ある程度距離が離れていても見つけられるらしい。

 

「そうか。じゃあ、頼んだ」

 

 ホッと一息つくタズナは、今一度橋の有る方角へ体を向ける。

 

「それじゃ、イナリくんはお二方に任せて、私たちは橋の方に向かいましょうっと」

「よぉーし! どっからでもかかってきやがれってばよ!」

「今から来ること前提に話進めないでよ、もう!」

 

 護衛は正規の忍の仕事。

 そう言わんばかりに歩を進めるカカシに、息巻くナルトと飽き飽きするサクラが声を上げ、サスケは無言で付いて行く。

 

 

 

―――今日の霧は、いつもより重いような気がした。

 

 

 

 

 

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