海の梟   作:爆焔特攻ドワーフ

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二話目投稿です




海賊船に舞い降りた梟

 

 

さて、どうしますか

 

私は海に突き立つ岩礁に舞い降り、考えていた

はりきって島から飛び立ったものはいいモノの、私は海には詳しくない

せいぜい、オハラの学者たちに教えてもらった「知識」だけで

そこに「経験」は含まれていない

 

特に困ったのが海図と方向を指し示すものがないことだろか

ここが西の海と呼ばれていることは知っているが、どの方向に行けば他の場所に行けるかが

わからないし、さらにはその方角さえも分からない

見渡す限りの海で経験もなしに飛べば、途中で体力が尽きてしまうだろう

近くに休める場所があるならばそこで休めばいいが、あいにくこの体は水に弱い

もし、何もないところで体力が尽きれば海でおぼれて死ぬだろう

 

 

 

この岩礁に留まってから3日は過ぎただろうか

水平線の向こうに何かが見えた

私は姿をもとの梟に戻すと発達した視力でそれを見た

 

それは船だった

商船ではなくマストの上にジョリーロジャーを掲げた海賊船だ

私はそのままの姿で海賊船に近づいた

 

 

 

そのころ海賊船では

「親分!きょ、巨大な鳥がこっちにやってきます!」

突如として、船に襲い掛かってきた梟におおわらわだった

これまでも巨大な獣は見たことあるが、大体は虎や鰐であったし対処も楽だった

しかし、相手が鳥でしかも船の上なら話は別だ

うかつに大砲を撃てば船体にあたり、下手をすれば航行不可能になりかねない

また、相手が肉を食うかで変わってくる

もし、人肉の味を覚えた獣ならばクルーを狙ってくる

ただでさえ、危険が伴う海賊業だというのにこんな鳥ごときで大事な仲間を失うのは危険すぎる

 

「せ、船長!」

 

「鳥は襲ってこないみたいでさぁ・・・」

 

船員の声に従ってみてみると、巨大な鳥・・・いや、梟はこちらを見ていた

まるで人の会話がわかるように・・・

 

「ひ、ひとの言葉がわかるのか?」

そう船長が尋ねると、梟はうなずき船長に寄ってきた

 

―――パァン

 

銃声が響いた

音の発生元は船長の手だった

そこには抜かれた銃が煙をあげている

「へ、へへ・・・こんな至近距離で撃たれれば、いちころだ!」

「せ、船長やりましたね!」

「「「「「船長万歳!」」」」」

「おうよ、この『獣狩り』のフントさまにかかればちょちょいのちょ・・・・」

 

―――KUOAAAAAAAAAAA!

 

銃で撃たれたはずの梟は健在だった

どころか、いきなりの襲撃に怒り狂い

目元には警戒色なのか真っ赤な模様が浮かんでいる

 

怒り狂った梟は翼をはためかせ、船にたたきつけてきた

その瞬間に翼から舞い上がる黄色の鱗粉

それを吸った船員や船長は前後不覚に陥り、あるものは床に倒れ、あるものは海に落ちて正気に戻り

ケガはないが船上は阿鼻叫喚の事態となった

梟はそれだけでは怒りが収まらないのか、今度は青い波動で船全体を包み込んだ

船の中にいた者たちは波動に触れた瞬間、強烈な眠気に襲われ

数秒後には夢の世界へと旅立った

 

 

 

 

「さて、海図と・・・このコンパス?ももらっていきましょうか」

 

 

 

 

とある、酒場

そこに集まっているのは海賊たち

だが、ほかの海賊とは違った集団がいた

その者たちは鎧を着こみ、あるものは銃を背負いあるものは巨大な剣を背負っていた

彼らが見つめる先にあるものはコルクボード

そこには、各地の情報や探し人の張り紙や懸賞金が懸かった海賊の絵が張られているが

彼らが見ているのはそれではない

 

依頼人の名前と何かの名前が書かれている

表のようなものだ

 

 

【懸賞金:1万5000ベリー  真紅の火竜】討伐済!

【懸賞金:3000ベリー   大怪鳥】緊急!

【懸賞金:1万1000ベリー  轟雷の金狼】

【懸賞金:1500ベリー    幻惑の巨梟】更新!

 

彼らはその中の【大怪鳥】と書かれた紙をはぎ取ると酒場のカウンターに張り紙とベリーの入った袋を置いた

「はーい!大怪鳥の討伐依頼ですね?お気をつけて!」

 

 

 

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