海の梟   作:爆焔特攻ドワーフ

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三話め

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東の海と梟

 

海賊船から海図とコンパスを拝借してから数日

私はドーン島というところにたどり着いた

道中、海の上を漂流していたぼろ布があったので、それを着込んで人形態に変身し

「長旅で疲れた男性」といった雰囲気を醸し出す

さすがに、近くに大きな町があるわけではないのにビロードのマントやローブをしていたら

怪しまれてしまうだろう

私は近くにあった酒場へと入っていった

 

◇

 

「いま、よろしいかね?」

 

その男は突然現れた

突然というよりはふらりと言った感じだったが

ぼろ布を着込んではいるが、その肉体は屈強であった

年は見た感じ40代といった感じか

 

「これを買い取ってほしいんだ」

 

そう言って男が差し出したものは、これまでこの島付近で商売をしていた私が見たことも聞いたこともない美しい「羽」だった

 

その羽は海のように深い青色で、金糸のような羽毛が一直線に生えている

重さも普通の羽からしたらやや重かった

 

―――これをどこで?

 

「余計な詮索はしなくていい。ただ、これを買い取ってもらいたいんだ」

 

男はそうせかしてきた

私は頭の中で勘定した

(普通の鳥の素材ならば今の、相場は10ベリー・・・だが、この羽は見たことがないし

うまくいけば貴族にも高く売れる。だが、貴族に献上する宝石と同じ値段ではさすがに私が損してしまう)

 

―――この羽は見たことがありません。ですから、正確な値段をつけることは難しいのですが・・・

 

「ふむ、そうか・・・そちらの言い値でも構わないが・・・」

 

 

(一枚だけなら4000、5000で買い取ればいいでしょう)

―――では、羽一枚で5000ベリーとしましょう

 

「む、ありがたい」

 

「では、これだけ頼む」

 

私の前にその男性は袋を置いた

(・・・もしや)

私が恐る恐る袋を開くと、そこには先ほどの羽が目測で100枚ほど

 

 

 

◇

 

 

 

「案外、儲かるものだな」

 

私は換金した自分の羽を見ていた

昔、島に来た冒険家が自分の羽を見て「貴重だ」と言っていたので

物は試しにと自分の羽を抜いて売ってみたが

それなりの路銀が手に入った

換金した金で私は必要最低限の道具と本を数冊購入した

 

「サバイバル図録」という本を私は今読んでいた

毒物はほとんど効かない体ではあるが、用心にこしたことはない

何せ、生まれてからこのかた何百年も島から離れることはなかったのだ

もしかすると数百年前にはなかった毒物や危険生物がいるかもしれない

 

そのときあるページに目が留まった

 

【各地に生息する危険な竜種】

:

生命の雨から幾星霜、世界各地には野生動物とは違った生物が姿を現した。

その代表が「ワイバーン」だろう

「新世界」と呼ばれる場所ではドラゴンが時折目撃されるそうだが、「ワイバーン」は四足の足を持たず、腕と一体化した翼と二足の強靭な足を持つ。

また、生命力もあり少しの傷でも数時間寝ただけで再生し、尻尾が切れても数か月たてば元通り。

東の海に生息する種類は危険な種類が少ないが

もし、海上で出会った場合は閃光弾などで目をくらませてから逃げるといいだろう

 

 

【ハンターとハンターズギルド】

ハンターとはピースメインの海賊たちが拠点防衛のためにワイバーンを撃退したことが始まりであるといわれている。

今では、ハンターズギルドという組織も結成され、その本部は海軍本部であるマリンフォードに置かれている。

もし、ハンターに興味があるならばいくつかの島にあるハンターズギルドの支部に届け出をだそう。

 

 

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