「ほらっ!見て見て!」
そう言い仮想ターゲットを凍らして、更に炎、風、最後に光を叩き込むマトイ。
「うわぁ……なんちゅうダメージ…」
上の方に付いているカウンターの数字がどんどん上がっていく。
「ねっ?凄いでしょ?」
「凄いって言うか…エグい」
ダメージの下にどの箇所がどの位のダメージを受けたかと言うとシュミュレートデータが出るが…原型が無い。
「みて!ほらっ!もっと撃てるよ!」
そう言い追尾する光テクニックーー後で調べたら俺がテオドールから借りたロッドで使った光テクニック、イル・グランツを連発する。
すると6発目辺りで急に撃てなくなった。
「あれ?ユウナちゃん。なんかこれ…撃てなくなっちゃった?」
そう言いロッドを両手で持ち、色んな角度から見始める。
借りるよ、と言いその撃てなくなったロッドを見るとーー。
「うーん…分からない」
武器の圧縮も出来なくなっている。ーーそもそも貸出品だから圧縮出来ないようになっているのか?
「あれ?おかしいなぉ…使い過ぎた?」
武器データを見るとーー40年前の旧式?そりゃ壊れるわな。
「マトイが凄い量のフォトンで打ったからじゃね?なに、壊れても大丈夫でしょ?それにほら。ここに旧式って書いてあるし」
「安全面はどうなんだろうねぇ?」
因みにその時は下まで読まなかったから分からなかったが、当時はフォトンをぶつける勢いで戦っていたらしく、そもそもこれらの武器は生半可な扱いでは壊れない、らしい。
壊れたと受付に戻したらマトイを調査したいとか言い出したから、この後用事があるって言って速攻此処を出た。
ブラックリストに入ってないよな?と言うかまた扱えるよな⁈
「ふぅ…っ!スッキリしたっ!ねっ、ユウナちゃん。次はどこに行く?」
「そうだなぁ…何時ものラフリに行って何か食べる?」
「うん。そうしよう。何を食べようかなぁ…」
そう言いショップエリア下層に向かい居住区に入る。
「それでね?エコーさんとメルランディアさんがね?」
マトイの中の話の中でサクッといるメルランディアに、君まだ通院段階だからそんな無理しちゃダメじゃ、と思っているとオラクル船団各所に設置されているモニターが赤くなる。
〈緊急事態発生!オラクル船団内に多数のダーカー反応の上昇を確認。全アークスはカウンターから担当地域を貰いダーカーを撃退せよ。繰り返す、オラクル船団内にーー〉
そう言うと周りの市民が何処かに走り出す。
「マトイ!シェルターにーーくそっ、場所どこだ⁈」
そもそも居住区なんて数える程しか降りたことないから分からない。
「ねぇ?大丈夫?ーーじゃないよね…」
マトイが心配そうに言うが…分からない。
「ーー取り敢えず、カウンターに向かおう。あそこならアークスも居るし、いざとなればフェリアさんを頼ってくれ。ーーいくぞ?」
「うん」
〈ーー事態発生、オラクル船団No27から29の船団内に多数のダーカー反応検出。全アークスはカウンターからーー〉
ショップエリアから下に向かっただけであった為戻る事は容易だった。
〈ーー緊急指令が発布されています。繰り返します、緊急指令です〉
〈全アークスは逐次ーーえっ?カウンターを無視しても⁈〉
〈そうだ。自体は一刻を争う。全アークスは逐次出撃。攻め込まれたアークスシップの救援に迎え〉
〈ーー速報!アークスシップ28番艦テミスにダーカー反応急上昇!侵入されました!〉
〈緊急指令が発布されています!繰り返します!アークス各員はクエストカウンターから逐次ーー〉
オペレーターの方も混乱しているらしい。ある程度年の行った人が指示を出し始めているよつだ。
「付いた!」
マトイの手を握り走ってゲートエリアに入る。周りにはアークスやここに逃げ込んできた市民、その他多数が居る。
「ーーいたっ!あそこっ!フェリアさん!」
複数の看護士がライフルを背中に背負いながら治療をしている。
名前を呼んでこっちに気付かせる。
「貴女達ーーと言うかマトイさんまで⁈」
「フェリアさん、マトイさんを頼む!」
「ちょっと待って!私も治療しなくちゃいけないのよ⁈」
「周りにいる人もしかして…全員…?」
そう言い周りを見渡すマトイ。くそっ、やっぱり此処はダメか?
「そうよマトイちゃん。ここに居させることは緊急時だから出来るけど…」
そこでふとさっきのロッド壊した時と過去に爆発させた時を思い出す。あの時はどちらも攻撃系テクニックだった筈だ。なら回復系ーーフォトンの力で自然治療能力を大幅に上げるレスタなら?
「…ぁ、マトイ、レスタ使えるよな?」
「う、うん。出来るけど…」
そう心配そうに言うマトイの赤い目を見る。
「ちょっと⁈アークス所属以外の武器所持はーー」
「緊急なんです!マトイ、こいつを使ってレスタ、使えるか?」
「う、うん。やってみる」
「そもそも此処は武器使用禁止エリア!使えるはずがーー」
マトイがロッドを掲げるとーーゲートエリア全体に緑色の薄い煙が出る。
「ーーで、出来た⁈なんでぇ⁈」
「よしっ、行けるな⁈フェリアさん、負傷者の様子は?」
「まってよ!ーー嘘っ⁈全快してる⁈マトイちゃん、貴女ーーいえ、今はそれどころじゃないわ」
「フェリア部長!これは⁈」
他の看護師がフェリアさんに聞きに来たーーと言うか部長⁈トップなの⁈
「このマトイちゃんがやったことよ。ーーマトイちゃん。負傷者ーー怪我人がある程度集まったらレスタ撒いてくれる?」
「はい!」
「よしっ!ユウナさん、ありがとうね。なんとか打破できそうよ此処は」
「フェリアさん、ありがとうございます。おーー私はこれでクエストの方に行ってきますね」
「ユウナさん。死なないでよね。貴女が死んだらマトイちゃんも後を追うわよ?」
「嘘を言わないでくださいよ。ーーそれでは」
「頑張ってね。ユウナちゃん!」
そう言うマトイに後ろ向きで手を振って、カウンターの方に行く。複数の人がカウンターに座って居て人ごとに任務を受ける場所を言っている。
「次っ!貴女は28番艦、テミスに向かって!」
俺の番が来た瞬間すぐに言われた……えぇ…。
ーーーオラクル船団 アークスシップ 28番艦 テミスーーー
乗っていたキャンプシップからテミス市街にテレプールを通じて降りる。
「うわぁ…ひでぇなこりゃ…」
至る所で上がる対空砲火、大型ダーカーによる建築物の破壊、爆発音や悲鳴が響く。
〈ーー繰り返します!ダーカーは27番艦ヨルダ、28番艦テミス市街地に出現、侵入しています!〉
〈全アークスは各自の判断でダーカーの殲滅、逃げ遅れた市民と市街地の安全を確保して下さい!繰り返します!〉
通信機から鳴り止まないオペレーターの逼迫した声。それと爆発音、対空砲の音を聞きながらナノトランサーからステブウェポンを取り出し握る。
マガジンは既に装着済み。コッキングレバーを引いて初弾装填、レバーを少し引き薬室内にちゃんと入っているかを確認する。
安全装置を解除、モードを三点バーストにする。
ショットシェルーーアークスの言うデュフェーズシェルを装填する。ランチャーの安全装置も解除した。
本来ならキャンプシップ内でチェックしたかったが…緊急だったからやれなかった。
と言うかメンテしてないんだよなぁ…壊れたりしない、よな?
「よし。行くか」
そう言い前に一足進めると後ろから声が。
「ーーあ、ユウナさんも同じエリアですか」
「その声は…メルランディアさん?」
後ろを見るとーータリスを装備したメルランディアが出てきた。
「えぇ、緊急指令ですから。私もアークスなので」
そう言われ、そうか。アークスじゃ無いのは姉のメルフォンシーナの方か、と思い出す。
俺とメルランディアが話している間も上空では飛行型のダーカーと少し前にプラモデルを作った機体がドックファイトを繰り広げている。
「…そうですね、ユウナさんが良ければ途中までで良いのでパーティ組みませんか?タリス1人だとキツイので」
それにゲッテムハルトさんも今は居ませんし、付け加えて。
「良いですよ。俺もライフルだけじゃキツイと感じたので」
「えぇ、それでは行きましょうか」
「…えぇ、後ろはお願いしますね」
上空では背後に突かれた戦闘機がフレアとチャフ、対ミサイル用ミサイルを放っている。シザーズをしながらフレアとチャフ、ミサイルを散布するがミサイル以外効果が無いみたいだ。
「ユウナさん、上ばっかり見ていると掬われますよ。前を見ましょう。ね?」
「あ、う、はい。行きましょう」
ボコボコにされた車道を2人で周辺を警戒しながら進む。
すると目の前の地面から四つ足の黒と赤い何かーーダーカーが出てきた。
「目の前、ダーカー六匹。ユウナさん、フリーで!」
そう言うとメルランディアさんは右手に持っている何かーーアレはカードか?それをダーカーに向かって投げる。
俺はそのままその場で三点バーストでダーカーの天辺にある頭かその下にあり、隠れているコアを狙う。
「メルランディアさん!
「ディアで良いですよっ!ーーそれっ!」
炎系のテクニックーーこれはシフタか?確かフォトンを一時的に活性化させるとかなんとか。
「はい!その次っ!」
光系テクニックを放ち、それはダーカーを襲う。
その間も俺はダーカーが動かない様にと脚を当たらなくて良いからひたすら撃つ。
光の群れがダーカーに接触ぶっ飛んでコアが見える様になる。
「ユウナさん!狙って下さい!」
「はいっ!」
コアに銃口を向けてトリガーを引く。薬室内で薬莢が蹴られエジェクションポートから外に出される。分かれま弾頭がパウダーの爆発エネルギーを受けてバレルを通り、コアを貫通、内部で弾頭内にある少量のフォトンが流れ込みダーカー因子と対消滅、ダーカーが消える。
「その調子!他もお願いします!」
脚などを撃ってもダーカーは倒せる。最も、当たりの大きい胴体、と呼んで良いのだろうか?そこを狙ったほうが早いが。
二体、三体と行くと起き上がり接近してくるダーカーもいる。
「ユウナさん!右後ろ!」
「えっ?ーーきゃあ⁈」
右後ろからダーカーの前脚を振り下ろされたがーー痛いだけで何も無い。
「ーーほらっ!ーーユウナさん!大丈夫?」
「えっ、うん、…多分」
「…レスタとアンティ、掛けますね」
そう言いメルランディアがレスタを掛ける。マトイがやった様に広範囲では無いが。
「……うん、大丈夫、かな?ありがとう」
「いえいえ…」
そう言い立ち上がるメルランディア。
「…どうしました?メルーーディアさん」
「いえ…その…姉のことを考えてまして」
「メルーーシーナさんの事?」
「えぇ、ちゃんと避難してるか、とか、この混乱に乗じてガンスラッシュを持って戦いに行ってないか、とか…」
「シーナさん、見た目によらず凄く行動早いな」
「元々そんなところ有りましたし。じゃ無いとーーあっ、これ私が言っていたって言わないでくださいね?」
しーですよ、と言うディナにこくこくとうなづき、
「言わない言わない」
と言った。
「…その…脳筋じゃ無いとーーゲッテムハルトさんと付き合う事ないじゃ無いですか」
「あぁ…」
そこでふと2人ともファイターだったなと思い出す。片方は元だが。
「でしょ?ーーいやね?ゲッテムハルトさんも良い人なのは分かりますよ、あの顔で。ーー知ってますか?ゲッテムハルトさん、最近近くの家に住んでいる子供達にお菓子あげているんですよ⁈」
そう言うディアの話を聞いてくるとーー顔にタトゥーを入れて会えばゼノさんと戦っているゲッテムハルトさんの印象が壊れていく。
「最初に会った時みたく新人アークスにお小遣いあげたり…いやね?姉とゲッテムハルトさんに合った事を考えれば、それがアークスの力になるって言うのは…少し分かります、けど!」
「違う方法…合ったんじゃ無いんですかねぇ…そう思いませんか?」
「…それは…その…うん、まぁ、ゲッテムハルトさんのやりたい様にやれば良いんじゃ?」
「…そう言われればそうなんですけど…なんか最近ゼノさんと戦うのも良いがもっと強い奴と闘いたいとかなんとか言って…」
うわぁ、戦闘狂怖い。
「ユウナさんも気を付けて下さいね?何かあれば私とシーナ姉ぇが行くので」
「あははは…」
苦笑いしながら本日株を爆下げしたゲッテムハルトさんを警戒しようと今更になって薄々考える。
そもそもお前強くなるからいつか決闘しような!とか言われてるけどな!
そんな話を聞きながらさらに奥へ向かう。ーーあっ、ドックファイトしていた機体が落とされた。あれパイロットは生きているのだろうか?
そんなことを考えながらまた出てきたダーカーに照準を合わせてトリガーを引いた。
実はと言うとえっちい方のUA、2万突破したと言う真実。えっじゃぁこれは?2.7万…うーん(そもそもアンケで10人以上投票するとは思って居なかった)因みにまだ内容千も行ってないです。
取り敢えずファントムも来て終の艦隊迎撃戦も来たけど…終わりそう?終わらない()
えっ?キャラの外見?銀髪で髪の毛長くて胸もデカイケモミミと尻尾の付いた女の子を想像すればオーケー(描きたいけど画力なし)
クーナ編も書く?
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書け
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?