pso2 (仮)   作:rego

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えっ?サーレクスはどうしたかって?…さぁ?


99話目

 

 

 

「……見つけた。ーー戦ってるな」

 

 

『此方もマグからの映像を受信しました。あれはーー』

 

 

『なにあれ…おっきな機械だねぇ』

 

 

『ーー「トランマイザー ⁈」です!』

 

 

『ユウナさん、あの人数、基パーティでは不利です。迎撃又は撃退を!』

 

 

「俺1人行ったところで変わらんやろっ!」

 

 

そう言いホバーバイクから降りて圧縮状態にし、ナノトランサーに格納する。

 

100発入る20ミリライフルことプロトレイを手に取り畳まれているコッキングレバーを引いて、マガジンをセットしてボルトキャッチボタンをリリース。エジェクションポートが前にスライドしてチェンバーに初弾を入れる。

 

下部のランチャーに互換性のある40ミリHE弾をセット。装甲を施されているトランマイザーには効果は薄いと思うが…仕方がない。これで効果が無かったらショットシェルーーこっちじゃデュフェンダーシェルだったか。それを使うしかない。

 

 

そう言い左手に付いているタリスもチェックーー問題無い。と言うか弄ってないから当然と言えば当然だが。

 

 

デバンドを掛けて次にシフタ、その後はナバータをセットしておく。

 

 

走って近付いて、ある程度近付いたらフルオートからセミオートに切り替えてスコープを覗く。

 

 

スコープに距離が表示される。距離が勝手に上がり、写っている距離の所で止まる。

 

 

これ勝手に距離を測って調整してくれるのか?

 

 

そう思いトリガーを引く。

 

ズドンっ、と言う音と共に反動がーー来ない。

 

 

あれ?全然来ないぞ?

 

 

そう思ったらトランマイザー に弾着。顔らしきパーツがこっちを見る。

 

 

「援軍⁈」

 

 

「リーダーが呼んで来たの⁈」

 

 

「でもリーダーは居ないっぽいよ⁈」

 

 

「どうでも良い!さっき入った管制官の専属のアークスだろ!そこのアークス!援護を!」

 

 

「は、はい!」

 

 

そう言いライフルを両手に持って3人の近くに走っていく。

 

「ミサイル!」

 

 

「リックは回避!イザベルも同じく!」

 

そう言いトランマイザー に突っ込むハンター。手にはパルチザンが握られている。

 

サイトを覗きこみミサイルの撃ち落としを試す。ミサイルをサイト内に収めると倍率が下がり等倍程に。その代わりミサイルの進行方向が表示され、弾の速度から割り当てられた場所にリードマーカーが付く。

 

 

そこに向かってフルオートにして撃ち込む。

 

ズドドドドッ、と言う連続音と共に弾が撃たれてミサイルに命中。撃ち落とす。

 

 

「おぉ⁈」

 

 

「流石!ビーストはちげぇな!」

 

 

そう言いハンターはトランマイザーに変な技ーーフォトンアーツを使い攻撃し始める。

 

 

「あのトランマイザー、硬いよ!ゾンデ系が効かない⁈」

 

 

「リック!未だ他にもテクニックはあるわ!」

 

 

「う、うん!イザベルさん!」

 

 

そう言い2人がテクニックを乱雑に放つ。

 

 

「そこのビースト!名前は!」

 

 

トランマイザー から離れ俺の名前を聞きに来るヒューマンハンター。

 

 

「ゆ、ユウナです!」

 

 

「そうか。ユウナ。専属付きって事は…まぁ、任務でそれなりの点を得たって事だが…気にするな。ーー俺が囮になる。その好きにリックとイザベルと協力して奴のコアーーケツを叩け!」

 

 

そう言うが否や未だトランマイザー に突撃を敢行するハンター。

 

 

「ユウナさん、援護しますよ!」

 

 

「私も。ーーこうして見ると本当に動物見たいね。その尻尾とミミ」

 

 

そう言いリックとイザベルが話し掛けてくる。

 

 

「えっと、話は後で!あのハンターを援護しましょ!」

 

 

「ねぇリック?リーダーは何処に行ったと思う?」

 

 

「分からないよ。ボクも今を生きるので精一杯ーー」

 

 

「ミサイル行ったぞ!回避!」

 

 

「ーーきゃぁぁあ⁈」

 

 

「ーーッ!2人はハンターの援護を!一人で行きます!」

 

 

「あ、危ないよ!」

 

 

「そもそも私はそっちのパーティーに入ってないので!好きにやらせてもらいます!」

 

 

そう言い二人を一人でトランマイザー の攻撃に耐えているハンターに付かせ一人でケツを取る動きに入る。

 

 

量腕部のナックルで地面を耕しハンターに迫るトランマイザー 。

 

 

その隙に後ろに回り込みフルオートにして腰に抱えて撃つ。

 

 

キン、キン、キン、キンと2センチ代の穴が複数開く。

 

 

流石20ミリ。小口径とは格が違う。

 

 

そう言い弾の説明をする為にジグさんがくれたメールを思い出す。

 

 

弾の弾頭部分を長くする為に弾頭自体を薬莢内に入れて、かつそれで不足する火薬のパワーを特殊な火薬で従来以上のエネルギーを得て、それで発射する、とか。

 

 

お陰で弾自体は俺の今の手のサイズに収まるクラスである。

 

 

そう言い片手にライフルを持ちトランマイザー に向かって走りスライディングを構ます。

 

 

そのままトランマイザー の股下に滑りそこからライフルをフルオートで撃ちまくる。

 

 

元来から機会というか装甲持ちはあぁ言う攻撃を意図していない所は薄いことが多い。

 

 

打ち終わったらそのままスライディングを継続、ハンターの所へ向かう。

 

 

「やるなぁ!よくもまぁ、そんなよく訳のわからない敵の懐に潜れるな!」

 

 

股下から撃った弾が主要ブロックに当たったのかそのまま崩れて各部からオイルが流れ出る。

 

 

「…やった…?」

 

 

「待て!リック!ユウナさん、念の為撃ってもらっても?リックとイザベルはゾンデを!」

 

 

「了解!リックはゾンディールを。私はゾンデを放つわ」

 

 

そう言い二人が攻撃し始めるのと同時に俺もライフルのトリガーを引いた。

 

 

 

「いやぁ…助かりました。あっ、自分ハンターのカナンって言います」

 

それからすぐして男ハンターが言う。後ろでは漏れたオイルから引火して爆発しているトランマイザー が。

 

 

「もう…カナンは只管前に行くんだから…そのくせ直そうよ…」

 

 

「リックに言われてもなぁ…」

 

 

「そうだよカナン。私もそう思うわ。ーー所でリーダーは?」

 

そう言やリーダーって言って居たが…男ハンターがリーダーじゃないのか?

 

 

『皆さん無事のようですね。カナンさんにリックさん、イザベルさん達のリーダーは無事発着場に撤退しました。増援を要請しているとのことですが…どうしますか?』

 

 

そんな事を思ったら良いタイミングでデュケットから通信が。内容はリーダーは既に発着場に撤退しているとの事。

 

 

「うーん、どうにか敵は倒せたし…俺たちも発着場に戻ろう。ユウナさん、テレプールあるか?」

 

 

「いや、無いな」

 

 

「そうか。済まないな、無理言って。2人は?」

 

 

「私無いなぁ…」

 

そう言いイザベルがナノトランサーの内容物のリストを見るが…無いらしい。

 

 

「僕も……あっ!合った!」

 

 

リックの方も同じかと思ったが合ったようだ。

 

 

「よし。コレで帰れるな。俺たちは一度発着場に戻る。君も死ぬなよ」

 

 

そう言いリックがテレプールを使い3人ともその中に消えて行く。

 

 

俺もその場でナノトランサーからバイクを出して圧縮状態を解除。

 

地下坑道へと急ぐ為にスロットルを閉めた。

 

 

 

「ーー到着、と」

 

 

そう言えば何故キャンプシップやジャバスプーーSp−68で行かないのか。理由は簡単である。

 

 

デュケットが本来の任務ではなく別の任務で向かう様にオーダーしたからである。だから本来は地下坑道の任務を受けて坑道前に出るはずで合ったが、砂漠地帯に到着、熱い砂漠地帯をホバーバイクで爆走して地下坑道を目指している訳である。

 

 

『W.P11を通過。もう少しで見える筈だよ』

 

 

「…そうは言ってもなぁ…高度上げるか?」

 

 

『いや、危ないからやめておいたほうがいいよーーなに?』

 

 

『いえ、デュケットさんは何か食べます?』

 

 

『うーん、それじゃあーー』

 

 

「ーー見えた、地下坑道入り口」

 

 

『ーーそれなら手紙の地点に向かえるようにW.P最新しますね。あと2W.P!それとマトイさん、私紅茶が飲みたいな』

 

『分かりました。取ってきますね』

 

 

了解、と2人の会話を聞きながら計器に表示された場所にパドルを切る。

 

 

ーーー惑星 リリーパ 地下坑道ーーー

 

 

地下坑道入り口でバイクを圧縮状態にしてナノトランサーに放り込み、ココからは徒歩で、というデュケットの言葉に従い、ライフルを脇に抱え前に進む。

 

出てくる機構種はライフル1、2発で壊れるので最初よりは遥かに楽になったと思う。

 

視線の右上に固定されているマップにはココのマップデータが本来なら出て来るが…今は無い。単にデータが集め終わってないのだろう。

 

 

左腕にあるタリスにもレスタを選択済みであり、いつでも敵と一戦交えられる状態である。

 

 

 

 

 

「ーーユウナさん、お待ちしてましたよ」

 

 

いきなり声を掛けられてその方向に銃口を向けようとした所でふと気づく。この声どっかで聞いたぞ、と。

 

 

「…っ⁈ーーフーリエさん⁈」

 

 

其処にはランチャーを背負ってこちらを見てくるセミキャストーーフーリエさんが居た。

 

 

 

「…目的は分かってます。こっちにどうぞ」

 

 

 

「本来ならメールや通信で連絡を入れたかったのですが…上にバレると危ないって事で止められてしまって…」

 

 

「そもそもなんでこんなところに?」

 

 

 

「それも全ては彼に会ったら、ですよ。私がココにいる訳もね。それはですねーー」

 

 

そう言いどんどん歩いて行きーーある扉の前で止まるフーリエさん。よく見ると扉の横にあるロック機構の電源が生きている?

 

 

「私です。フーリエです。彼女をーーユウナさんを連れて来ましたよ。

 

そう言うのと同時に扉が開きーー。

 

「ーーロジオさん」

 

 

中から消えたとされて居たロジオさんが現れた。

 

 

「ユウナさん!良かった!またお会いーーっ!」

 

 

そう言い腕を抱えるロジオ。

 

 

「あぁ⁈ダメですよ!まだ治って無いんですから!」

 

 

それに対して側にフーリエが向かう。

 

 

「痛たたっ…でも良かった。ユウナさんが無事で…」

 

 

「俺が無事って?」

 

 

「正直貴女も狙われていると思いましたよ。ですが、その様子だと大丈夫みたいですね」

 

 

「…ロジオ。確かナベリウスで調査しに行って居なくなったんだよな?何が合ったんだ?」

 

 

「…えぇ、率直に言います。アークスは惑星ナベリウスに何かを隠しています」

 

 

「私はそれをーー地質から微小なD因子が混じっているのを調査していたら殺されかけて…それがココにいる理由です」

 

 

「ただ、どうやって助けてもらったとかは全然覚えてなくて…」

 

 

「…少し前に一人でリリーパでリリーパ族と遊んでいた時に、傷だらけのこの人を担いだアークスがやって来たんです」

 

 

「その小さな女の子は『この人を匿ってくれ』と言って居なくなってしまいました」

 

 

「正直何が起こっているのか、私には分かりませんが…ロジオさんの話の通りだととても危ない感じがします」

 

それと同時にこの部屋を使える様にして良かった、とも。

 

「…しかし、秘密裏に殺そうとするほど危険な何かを隠しているのもーー多分事実でしょうし」

 

 

「とは言え、私はもう目をつけられてしまいましたし、多分そっちでは死亡扱いになっているでしょう。表立っての行動は最早出来ません。ーーでも、」

 

そう言い視線を上げて俺を見る。

 

 

「でも、貴女なら。貴女なら私なんかより上手く立ち回れる筈」

 

 

「…嘘だろ?相手は殺すって言う手段を選んでくるんだぞ?」

 

 

「お願いです!ナベリウスの秘密を探って貰えませんか!」

 

 

「出来うる限りで構いません!どうか、お願いです…」

 

 

「…私からもお願いします。ロジオさんの言っていることに嘘は無いと断言出来ますし。それにーー」

 

 

そう言い何処からかりー!と言う鳴き声と共にリリーパ族が現れる。後ろに装備している雑多入れに食べ物らしき物を入れて。

 

 

「リリーパ族がロジオさんの事を警戒も無しに懐いてしまって。それを見て多分、ロジオさんの行っている事は本当なんだろうな、と」

 

 

「だからユウナさん。私からもお願いします。いざとなれば私も手伝います。だからロジオさんのお願い、引き受けてみませんか?」

 

 

 

 

 

『…成る程、ねぇ…』

 

 

そう言い経緯を通信機越しにデュケットに話す。

 

 

 

『ナベリウス奥地ーー所謂遺跡跡地にて地質調査をして居たら狙われた、そしてその土から微小なD因子の反応があった、と』

 

 

「…そもそもダーカーが出るんだ。土とかにそう言うのが付くっていうのは?」

 

 

『…多分それは無いね。D因子は確か無機物、有機物どっちにも付くが土とかに付いたって言う話は聞いたことが無いわ。ーー今の所はね。私の知り合いに学者が居るから後で聞いてみるわ』

 

 

「…遺跡地帯って俺たち入れるのか?」

 

 

『入れなくは無い、けど……よし、それは私がどうにかして入れる様にしておくから。発着場に帰還してくれ。テレパイプは持ってないんでしょ?』

 

 

 

「…無いな。分かった。帰還するわ」

 

 

『ユウナさんもいい加減テレパイプ持ったらどうだい?ーーあぁ、それと。あのホバーバイク、あげるよ。ユウナさんに。幸い気が付いたらメセタも溜まって新型買えるくらいに余裕はあるし』

 

 

「ありがとう」

 

 

『良いの良いの。それじゃ通信終わり。無事に帰ってきてね』

 

 

そう言い通信が切れる。

 

 

ナノトランサーからホバーバイクを圧縮解除。それに跨り発着場に向かう事にした。

 

 

 

 

 

ホバーバイクで帰還中にレーダーに反応がある事に気付く。デュケット達に聞こうかとしたが二人とも離席しているらしい。

 

 

キャンプシップ発着場まで時間はあるし…念の為確認しに行くか。

 

 

 

そう言いラダーパドルを右に切りその反応に向かう。

 

 

 

 

「……無いなぁ…んっ?」

 

 

一人で砂漠地帯にーー俺の感で向かって探しては居るが…中々見つかるものでは無い。そもそも居なくなったのはオラクル船団内のアークスシップ内でだ。

 

 

それがリリーパに居る、と言う感もおかしいが…。

 

 

そろそろ切り上げ帰還する為にテレパイプを準備しようかと悩んでいた時。レーダーに何かを捉えた。ーーこの反応はアークス?こっちに向かって来ている?

 

 

レーダーで包囲を確認してその方向を見るとーーなんだあのホバーバイクは。やけに古いな。

 

 

そしてフロントから見えるミミを見てーー。

 

 

「ーーえっ⁈ユウナ⁈」

 

 

「っしょ、と。なんだ。アフィンか」

 

 

目の前にランディングアームを下ろし着陸するユウナの乗ったホバーバイク。

 

 

 

「相棒、一体どうしたんだよ。このホバーバイク」

 

 

「あぁ、これ?一緒に住んでいる管制官ーーデュケットさんからさっき貰った」

 

 

「貰った⁈うっそだろ⁈だってこれーー」

 

 

「新光歴175年モデルの限定生産モデルじゃん!」

 

 

「…ぁ、コレにもそう言う限定モデルとかあるのか…」

 

 

「有るのかなんてレベルじゃ無いよ⁈このモデル余りの高さに売れなくて船団内でも数百アレばいい方って言う奴なのに…さ、さわっても⁈」

 

 

「壊さなければな。と言うかそこまでだと保守パーツどうすっかなぁ…」

 

 

「中身自体は汎用品だからどうにかなるしーーそれにこれ!アトアーマーによって自己修復するんだよ!後にも先にも採用されたのはこの175モデルだけ!」

 

 

 

 

アフィンの前に降りたら限定品のエアガンとかプラモを見たときの俺みたいな反応になって困った。

 

 

話を聞くとこのホバーバイク、シャレにならないレベルの限定品らしい。

 

 

しかもボディも自己修復すると来た。デュケットは何でぶつけるなとか言って来たんですかね…?

 

 

「…あ、そうだ。アフィンはテレパイプ持ってるか?さっさと帰りたいんだ」

 

 

「それなら俺もさっき帰ろうとしていたんだ。待っていてくれ。今投げる」

 

 

そう言い空中に投げる。するとそこには発着場の景色が。

 

 

「よし、さっさと帰ろうぜ」

 

 

「あ、あぁ」

 

 

そう言い潜るアフィン。俺はその後ろから潜り、テレパイプはこういう風にショートカットみたいになるんだなぁ、と記憶しつつ、後で買っておこうとも考えた。




事実上Ep1の締めであるダークファルス復活が近付いて来ました。えっ?アイドル兼アサシンとのドラゴン探し?何であれあんなに急なんですかね?

クーナ編も書く?

  • 書け
  • 書かないでいい
  • Ep4に行け
  • Ep5に行け
  • Ep.Hはどこ…ここ?
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