pso2 (仮)   作:rego

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オリジナル展開(尚次で終わる)


121話目

 

 

「…逃げられたようだね?」

 

あの会場での戦闘後。すぐさま俺とクーナは偉い人に呼び出されてーー簡単な報告をしている。

 

マグを提出して終わりのはずなんだが…何故か上がそれを許してくれないとクーナが言っていたのを思い出す。

 

「はい。ですが少なからずのダメージは与えたかと」

 

「…分かった。引き続きこの任務を2人で当たってほしい。場合によっては他のアークスを引き抜いても構わない」

 

 

「はっ。それでは失礼します」

 

そう言い短く敬礼するクーナ。それに続いて見様見真似でそれを真似する俺。

 

 

そう言いクーナの敬礼が終わると身体を出口に向け歩き出す。俺もそれを見てーー少し挙動不審になりつつ早く出たいが為に早足で出て行く。

 

ガチャリと扉が閉まり数秒立つと一言。

 

「彼女が、ねぇ…」

 

 

そう言いテーブルの上で手を組みその上に顎を乗せるニューマン。

 

後ろからは人工太陽の作る光が射し込みニューマンの表情は誰にも分からなかった。ーー一握りを除いて。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ーーあぁ!ダメだねこれは!完全に各ユニットにガタが来ている!」

 

 

 

『ダメですか…?』

 

 

 

「…そうだね…俗に言う新造した方が早いって感じだなこれは」

 

 

そう言い彼はーー班長は己の部下達に指示を飛ばしハンガーにかけられている外部装甲を外された状態の機体を見る。

 

 

 

「ーーお嬢さん2人の乗っていたコックピットブロックは兎も角、他の損傷が酷すぎる。なんせD因子の極太レーザーを喰らった様だからな。2人のフォトンで中身はどうにかって所だが外部は駄目だ。…幸いな事に装甲系はこっちでどうにかなるからいいものの…中の駆動系ーー特に足と腕の可動部が不味いな」

 

 

 

『…直ります?』

 

 

 

「…そうだなぁ…1から新造と変わらないが出来なくはない。どうせだ。こっちで好き勝手やらせてもらうぜ。予算は此方でどうにか引き出す」

 

 

 

『お願いします』

 

 

そう言い通信相手のユウナは通信を切る。

 

 

 

「…ったく。あの嬢ちゃんもあのろくぼーの奴も人使いが荒すぎるっていうんですよ。班長もそう思いますよね⁈」

 

 

「煩いぞ。だがあの嬢ちゃんがこいつを持ってきたお陰で俺たちゃ日向を大手を振って歩けるんだ。ハルもそう思うだろ?」

 

 

「ですかねぇ…まぁ、コレが来る前の此処での仕事といったら量産する気の無い軍用車の設計、実験、試作くらいしか有りませんでしたからね。子供には「ぱぱは何の仕事をしているの?」って聞かれた日にゃ…」

 

そう言いぶつぶつと独り言を喋る副班長であるハルを横目に班長は先ほどの言葉を頭で思い出す。

 

 

(好き勝手やって良い…技術屋の俺には余りにも悪魔的提案だな)

 

 

そう言い班長は隣でいまだに喋り続けるハルを置いていき、解析が完了した機体の3Dモデルを見に設計室に向かう。班長の頭の中には既に複数のプランが出来上がっていた。問題は予算を上からどうやって取るかである。

 

 

 

「ーーそれで終いには嫁さんに逃げられるかとーーあれ?班長?班長どこに⁈はんちょおぉう⁈」

 

それから約2分。やっと班長のいなくなった事に気付いたハルであったが部下達からの救援要請があり機体の整備の指示出しに入った。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「…ん?」

 

 

総技部と電話が終わり街中をフラフラしているとふと視線に古びたジャンク屋が目に入る。

 

 

 

「……開いてんのか…ここ…」

 

 

そう呟き店に入る。中にはいろんなパーツや基盤。謎の部品まで様々であった。

 

 

「……うわぁ…pcパーツみたいだ…」

 

そう言いさらに奥に進むと店主らしき人がカウンターで新聞を読んで座っている。

 

 

俺に気付き「……いらっしゃい」と一言言うと再度新聞を読み始める。

 

 

そう言い店主の前にある棚を見ているとーー1つだけメガネが置いてあった。

 

 

なんでメガネが?と思いながらそれを手に取る。

 

 

懐かしいな、前は眼鏡をかけていたっけ。とレンズをふっと息を吹きかけ埃を飛ばしメガネをかける。

 

 

幸いな事に度数が入っていない。なんだ、伊達眼鏡か。そう思いながら周囲を見渡す。

 

 

「…ん?……んんっ⁈」

 

 

本棚にある本のーーあの英語を難解にした文字あるオラクル言語で書かれたーータイトルが読める。

 

 

「……」

 

 

身に付けた眼鏡を外して店主の方に向かう。

 

 

 

「これっ!これいくら⁈」

 

 

 

「…6万メセタ」

 

 

 

「ろっ⁈…いや、高めの眼鏡と考えれば……」

 

 

そう言いに手取りながらうーんと暫く悩み。

 

 

「ありがとうございました」

 

 

 

そう言う店主を横に眼鏡を付ける。

 

 

 

「…おぉ…」

 

 

読める。今まで全く読めなかったオラクルの言葉が読めるぞ。

 

本棚には光歴やフォトナー等なんだか俺には分からないそう言う古い本類が並んでいる。

 

 

読めることを確認してウキウキしながらジャンク屋から出て行った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「……プラント船の警備?」

 

 

そう言い俺は貯まっている洗濯物をマイルームのベランダに干すために物干し竿の家具を備え付きの大型デバイスを弄り探す。

 

 

「えぇ。アフィンさんとユウナさん、その他のアークスでプラント船の定期警備に当たって欲しいとのオーダーです。ーーあとユウナさん。竿はそこじゃなくてあっちに入ってます」

 

そうデュケットに言われもう片方のーーホログラムが緑色のデバイスに触り起動する。

 

「…何から警備するの?」

 

有ったと自分のナノトランサーに入れてそのままベランダに。

 

ナノトランサーのホログラムを弄り指定の場所に置く。

 

 

「なんでもハベルが犯行予告を行いまして。一応目標船の大まかな絞り込みは出来たのですが時間的に完全に絞り込めない状況でして。私たちバークスも駆り出される予定なのですが…それでも足らないと言う事でアークスの方からも駆り出される予定らしいです」

 

 

「うわ…めんどくさそう。却下とか出来ない?」

 

 

「無理やりマトイさんをここに同居させるのに結構手間が掛かったんですよ?時には私を昇進させると思って受けて下さいよ」

 

 

「……はぁ、頼むから危険の無さそうな船に派遣してくれよ。ほんと頼むから」

 

 

「まぁ、あれの後ですからね。そこくらいはこっちでなんとかしますよ」

 

 

「はぁ…面倒だなぁ…アークスって」

 

 

「…まぁ、そう言わずに。どうせハベルの奴らは襲って来ませんよ」

 

 

 

「どーだか。…所でマトイは?」

 

 

 

「えぇ。彼女ならエコーさんと何処かに出かけましたよ」

 

 

 

「…まぁ。エコーさんなら一緒にいても大丈夫だろ」

 

 

 

「えぇ。ああ見えてエコーさん。子供好きですからね。ゼノさんのように子守は適任でしょうし」

 

 

 

「エコーさんがそんな歳くったみたいな風に言うなよ」

 

と言うかそもそもゼノさん20は確実に越しているだろうに。

 

そうデュケットの話を聞きながら洗濯物を竿にーーハンガーに掛けて棒に掛ける。

 

 

「ぇ?だってエコーさん確か3ーーまぁ、その。ニューマンですから」

 

 

「…まぁエルフみたいなもんだよな」

 

 

 

「える…?まぁ、そうなんじゃないですか?…所でユウナさん?」

 

 

 

「ん?」

 

 

 

「その眼鏡は一体…?イメチェンって言う奴ですか?」

 

 

「いや…まぁ…そう」

 

 

そう言いながら洗濯物を干し切りーーよしと呟く。

 

 

「…ふぁ…んで。その任務いつからよ」

 

 

 

「2日後の13:00時からです」

 

 

 

「……」

 

 

「そんな嫌な顔をしなくても直ぐに終わりますよ。大丈夫です。私も行きますから」

 

 

「デュケットが⁈戦えるのか⁈」

 

 

「私も一応バークス、B.r.k.sですよ?ランチャーで支援くらいは出来ますって!」

 

 

そう言い、という事で作業台借りますね。と言い部屋に入って作業台に座るデュケット。しばらくすると大型のーーキャストが使うようなランチャーが音を立てて現れてかちゃかちゃと弄り始める。

 

 

それを見ながら俺は「ロケランは肩に乗せて撃つものだろ…」と言いながら残った洗濯物を竿に干す。今日の予報だと雨は降らないはずだ。このまま干しっぱなしでも良いだろう。

 

それから数分してすべてが干し終わりーー俺も家の中に入った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「確かにさぁ!あぁ入ったけどよぉ!ーーデュケット!ロケラン!早く!」

 

 

 

「分かってますって!アフィンさん!援護を!」

 

 

 

「やってるって!相棒!継続射撃⁈」

 

 

「作戦もクソもあるか!他のアークスに合わせて撃って撃って撃ちまくれ!」

 

 

そう言い壁に隠れながら弾の切れたマガジンをナノトランサーに入れて新たなマガジンを差し込む。

 

敵は…ダーカーだ。

 

 

 

遡ること今からーーそうだ、2時間くらい前だ。俺、アフィン、デュケットの3人は護衛予定のプラント船に到着。そこで各々の死守ポイントを言い渡されたものの今回の隊長枠の人に「何のことはない、どうせバベルの奴らは来まい」と宣言されてしまい、各々死守ポイントには居るものの本当に居るだけだった。

 

 

戦況が動いたのはそれから50分後。全域のチャンネルで一部のアークスから連絡が途絶えたとの報告が隊長枠の人に入る。

 

 

隊長が6名程のアークスを抜き取りそのまま仮部隊を組んでそれらの捜索に向かう事に。

 

それから5分後には通信が入りーー「ダーカーにやられている」

 

 

その通信の後隊長から帰還命令が下り死体をどうにか持ってきて任務をまだ続けるかどうかを判断するのに10分。

 

 

プラント船の乗組員その他を脱出させる為に艦橋に向かい状況説明するのに20分。

 

その間にも乗組員42名がダーカーにやられてしまう。因みにこの時俺も護衛する為に前に出ていたがーー後ろを見たら真っ二つになったヒューマンとその切れ目から内臓ーー小腸、大腸、半分に割れた胃とかを見たら大声上げて乱射してしまったよ。

 

 

その時にアフィンに言われた「…死んだ人には申し訳ないけど…諦めるしかないんだ」

 

そう言い真っ二つに分かれた上半身の見開かれた目をーー手で閉じるアフィン。

 

 

それからすぐに退艦命令が出てーー。

 

 

ソードやダガー、ワイヤードランス等近接職が乗組員が乗り込む時間を稼ぎ、ある程度乗ったら近接職が下がる。

 

それと同時にライフルやランチャー、ウォンドやロッド、タリス持ちの遠距離が下がる近接職を援護しつつ更に下がる。それを繰り返して少しづつ撤退。これを繰り返すことで新たに死者を出さずにいる。

 

 

そして今。最後の乗組員を乗せた輸送機が離艦、ワープに入る。

 

 

〈良し。最後の乗組員の離脱を視認した。残存アークスは速やかに輸送機に撤退、現宙域から離脱する〉

 

 

そう言われてぞろぞろと後ろに下がっていく俺たちアークス。守っていたエリアが中央だった為必然的に一番最後尾に就くことになった俺。

 

 

もう少しで輸送機に着く、そう思っていた矢先に今俺が居る場所が揺らぎーー真下に落ちる浮遊感が。

 

 

(…ぁ、俺死んだわ)

 

 

上の方で2人が叫ぶ声が聞こえたがーー何か頭にあたり意識を失った。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「……うぅ……ここ何処だ?」

 

 

通路の崩壊に巻き込まれた迄は記憶がある。上を向くとマグがクルクルと俺の上を回っている。マグのさらに奥を見るとーー結構な長さの穴が空いていた。

 

 

痛む身体をどうにか動かしてーー手元に何もない事に気がつく。直ぐに周りを見渡して持っていたライフルを探すもーー周りには無い。

 

幸い足に装備していたレッグホルスターにナイフとハンドガンがまだ付いていたのでそれを引き抜く。

 

 

ハンドガンを引き抜きマガジンキャッチを押して一度マガジンを抜いた後、スライドを引いて弾を抜く。

長い事マガジンを入れっぱなしだったから中のバネが弱っていたりしないかと心配になり、スライドストップがかかった所に初弾を入れようとしてーーリサさんに言われた事を思い出す。

 

 

『ーー拾ったマガジンや長年使っていない銃器の最初の1発は動作不良ーー装填時のジャムや排莢時のジャムは基本的に銃本体のメンテをしていないから発生しますが、絶対に銃が悪いとも言い切れませんからねぇ?ダーカーを前にしてストーブパイプやダブルフィード等々弾詰まりを起こしたら大変ですからねぇ?レンジャーの皆さんはちゃーんと日頃から整備メンテナンスを日頃から行いましょうねぇ?』

 

 

 

「…やっときゃ良かったな…」

 

 

1人取り残されたことで震える手で排莢した10ミリ用の弾丸をナノトランサーに放り込む。

 

 

「…この10ミリハンドガン、新人が撃ちやすく、ダーカーに効きやすいって言うから採用されているらしいけど…ライフルの弾丸と比べるのは酷って言う奴か」

 

 

そこまで言って俺はふと気付く。そもそも一般レンジャーの初期ライフルの口径がおかしいんじゃないかと。

 

今回はどうせ来ないからと初期ライフルーー確かA.C.A.R–mk.5をデュケットから借りて来たんだっけか。…それもどっかに行っちまったが。十中八九、落ちて来る間に手から離れんだろう。

 

 

「…後で謝らんとなぁ…」

 

 

アークスから渡されるライフルは兎も角、大体のレンジャーは大口径化に流れるらしい。曰く「小口径が撃ちやすいのは分かるが10ミリ以下じゃ弾丸のフォトン含量が少な過ぎてエネミーを倒すのに時間が掛かる」とか「フォトン弾を撃つライフルの方が(適正のあるなしにせよ)エネミーに対しては有効だ」という事で初期ライフルは売り払われるかロックを掛けて倉庫に放り込まれるかの二択だった。

 

一応アークスでは大口径のライフルは反動がどうこうで進めたくないらしいが…今の技術だとほぼほぼ無反動に出来るのを未だに上は知らないのだろうか?

 

 

そう思いつつストップの掛かった開いたスライドに2発めの弾を放り込みスライドストップを下に下げる。

 

マガジンを挿入しようとして、ふとこのままコックファイヤだか忘れたがそんなずっと撃ててしまう現象もあったなと思い返す。

 

 

これはオートマチックとは言えトリガーを引かなきゃ次は撃てないハンドガンだ、それは無いだろうと思いつつーー安全性を取り一度抜く。

 

 

やっと準備が終わりそこら辺の瓦礫にーー勿論距離を取ってーー撃ってみる。

 

 

パンッ、と乾いた音と共にスライドが動き空薬莢をエキストラクターが噛み後ろに引っ張る。エキストラクターの反対側にあるエジェクターが噛んだ反対側の端に当たり、エジェクションポートから排出。マガジンが刺さってない為スライドストップかスライドに噛み合わず止まらない。それと同時に非常に軽い反動が腕に掛かってきた。

 

 

「…」

 

 

よし、撃てる。そう確信しスライドをオープン状態にしてハンドガンにマガジンを挿入しスライドストップを下ろす。

 

ガシャ、と言う金属音が響きマガジン内の弾をチェンバー内に送り、撃つ準備が終わる。

 

辺りを調べる。幸いな事に眼鏡をつけているお陰でオラクル言語はどうにかなる。

 

メガネが無かったら死んでたなこれ。と思いながら付近に艦内案内板はないかと探す。

 

 

取り敢えず脱出する為に救助艇、あのカタパルト辺りまで向かわなくちゃならない。

 

付近を探すもそれらしきものは無し。多分だがまっすぐ上に進めば着くはず。今はそれだけを考えよう。

 

 

そう思っていると俺が落ちた穴から何かが落ちて来る音をミミが拾う。物陰に隠れセーフティの確認、トリガーに指を掛けサイトを覗く。

 

 

 

「ーーァァァァあああぁ!!ーーいでぇ!?」

 

 

 

上から落ちていた物。それはーー。

 

 

 

「…あ、アフィン⁈なんで⁈」

 

 

金髪ニューマンの相棒ことアフィンだった。

 

 

 

「いってぇぇ…あ、相棒を…1人にしておけ…くぅぅ…」

 

 

「おまっ、確かに嬉しいけど…大丈夫か?」

 

 

「…なに、こんな痛み大丈夫だから。ーー後伝言。ユウナさん、絶対に帰ってきてくださいね、だってさ」

 

 

そう言うアフィンを見て内心ーーとても安心した、とは言えなかった。

 

 

「…1人よりよっぽど楽さ」

 

「そうだな、相棒。んじゃどーするよ?」

 

「上だ、上。ダーカーに制圧されつつある船に居たくはないんでね」

 

 

それもそうだな。と言い俺とアフィンは前に進み始めた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「……アレは…武器庫…?」

 

 

そう言いハンドガンの残マガジンが少なくなってきたと思っていた時。武器庫と言う壊れた案内板を発見。アフィンに前を任せつつその通りに武器庫を発見してその中に入る。そこで見知った形のライフルを見つける。

 

 

「…Mk.4って奴だな…俺も初めて見るよ」

 

 

この体になった時に握っていたライフルだけっけか。チャージングハンドルを引いて初弾を吐き出す。幸いな事にボックスマガジンが複数置いてあった。

 

 

ハンドガンをいつでも手に取れる位置に置き弾を入れていく。

 

 

「相棒!見ろよこれ!」

 

 

そうアフィンが言い Emergency と表示される扉を開け切る。

 

 

そこにはランチャーの形をしたガトリングガンが合った。

 

 

「…携帯式のガトリングガンだ…こんな旧式武器、俺初めて見たよ」

 

 

「旧式…?アフィン、これ持てるか?」

 

 

「俺こう見えて力はあるんだぜ?見てろ?ーーふんっ!ふぅぅぅん!!」

 

 

そう言いアフィンがガトリングに近付きそれを持とうとするがーー上がらない。

 

 

「…ふぅぅんんんっ!!ふんっ!ーーはぁ…んっぁ…だめだ…動かねぇ」

 

 

そう言いその場に座り込むアフィン。

 

 

俺は固定されているガトリングガンの周囲を見て、それを手で触ったり動かそうと揺らしたりした。

 

特に変わりはない。となるとーー。

 

「…これか?」

 

 

そう言い Emergency と表示されるウィンドウに触る。文字が変わり レベル3カードをスキャンせよ。と言う文字に変わる。

 

 

「レベル3カード?…アークスカードじゃダメか?」

 

 

「いや、普通に考えてダメだろ。…これあれか?ドアとかロックされているパターン?」

 

 

 

「そんなゲームみたいな…仕方ない。アフィン、この場は武器だけ持って先に進もう」

 

 

「分かった。ーーカードがあったら?」

 

 

「そんときゃ戻ってくるさ。さぁ。早く行くぞ」

 

 

そう言い俺はMk.4ライフルを持って部屋から出ようとした。扉をくぐるとライフルだけが置いていかれる。

 

 

そしてウィンドウが表示されーー。

 

 

 

「…アフィン。ライフルは置いていこう。…いざとなったらアフィン。頼む」

 

 

どうやら持ち出すにもカードが必要なようだった。

 

 

 




初めて次の話で簡単な流れを汲んだ。尚その通りに進むとは()

今頃になってEP1&2とEP3の資料集を見つけて買ったけど…ガバガバっすね、この小説の設定。見直すべきかな…

ストーリも程々に外伝を書く?

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