pso2 (仮)   作:rego

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前回は去年の12月。今回はそれから2ヶ月後。訳は何故か?プロット通りに進まなかったからだ


123話目

123話目

 

 

 

帰艦後機体から降りれず他の人の手を借りてメディカルセンターに入れられてーーそこで看護師ーー此方もなんとビーストの方ーーの世話になる事に。

 

 

戦闘服を脱がされオラクルの病院服ーーエグザムリーシュに着替えてくれと言われ個室に入れられる。

 

 

 

 

曰く「ユウナさんの放つフォトンの過剰放出に武器が付いて行けず爆発、フォトンを伴う爆風が指向性をユウナさんに向けて何故か放った様ですね。今日は此方で安静にしていて下さい」と言われ早数分。最早何もすることがない。

 

 

エコーさんと確かテオドール、デュケットさんを呼んで貰いベッドの上で待つ事約2時間。エコーさんが先に来てくれた。勿論土産付きで。

 

 

「…その…エコーさんから借りたロッドを…その…」

 

 

「良いって別に。それにあの任務の後じゃ疲れているでしょ?ゆっくり休みなさいな」

 

 

「は、うん、そうします…」

 

 

「そうそう。若いうちは寝て育ってね。それにほら。見てよこれ」

 

 

そう言い取り出したのはーーオラクルでは珍しい白黒の写真。

 

 

「ゼノの奴…マリアさんと一緒に特訓してシゴかれているみたい。それにーーお話も出来たし」

 

 

「…そうですか。ーーその、ゼノさんとエコーさんって…?」

 

 

「えぇ。ゼノの方はそう思っているわよ。…私は…ほら、ニューマンだから…ね?」

 

 

「ね?と言われましても…」

 

 

「あら?知らないの?ならお姉さんが教えよっかなぁ〜?…まぁ、ユウナちゃんもベースはニューマンっぽいから聞いておいて損は無いわよ?」

 

 

「はぁ…それなら」

 

 

「うん。それはね?」

 

そう言いエコーさんは語る。今までのニューマンの同期達を。

 

 

「ーーつまりニューマンは容姿そのまま長生きするが為に性に大らかになってる上に子供が出来にくいから…その…」

 

 

「うん、その通りよ。私は今までーー本当の意味で処女を守って来たけど皆んな大体ユウナちゃんくらいの年で初めてを失うわ。ーー再生するけど」

 

 

 

「…聞きたくなかった…この世界のエルフがエロに耐性あり過ぎて一周回って来てんのか…」

 

 

「える…まぁ、そんな感じで私としては…ゼノにはヒューマンの同じ女性に付き合って欲しいのよ」

 

 

「…その、エコーさんは…?」

 

 

 

「えぇ。勿論ゼノの事は好きよ。loveの方で。…でも…ね?内心はどんな人にも股を開く種族とか思ってるんじゃと思うと怖くてね。…告白するのが」

 

 

「いいじゃないんですか?どうせダメならダメ元でいきましょうよ?」

 

そう俺が言うとエコーさんは手を左右に振りながら

 

「今は良いのよ別に。一時的とは言え会えなくなるし」

 

と言い放つ。

 

「会えなくーー」

 

「まぁいいじゃない。一時の迷いって奴よ」

 

そう言うとエコーさんのマグが俺のいる病室をスキャンし始めーーすぐに終わる。

 

 

「ーートラップは無しと。ーーいいユウナちゃん?」

 

突然のことに戸惑っている俺を無視しつつ話を続けるエコーさん。

 

「ーーゼノは少し前のダーカー襲来で戦死扱いになっているわ。ーー勿論生きているわよ」

 

そう言われーー「は?」と声を上げた俺は悪くない。

 

「六芒均衡の2のマリアさんがゼノに特訓をさせているわ」

 

そう言い遺跡で出会ったフルキャストのーーあまり女性とは言えないゴツい装備をしていた人を...キャストを思い出す。

 

「マリアさんって...あの黄色のフルキャスト?」

 

「えぇ。上の方に偽装も掛けるから私は大慌てよ。ゼノの物を処分するって名目で外に運び出したり家族に説明しなきゃでーー」

 

『警告。偽装網の稼働限界』

 

「ーーここまでのようね。取り敢えず言いたいことは言えたわ」

 

「エコーさん」

 

「...なに?ユウナちゃん」

 

「私が言うのもなんですが...後悔するより当たって砕けた方が楽ですよ」

 

「...わかっているのよ。ーー心の中ではね」

 

そう言い病室から出ていくエコーさん。去り際に

 

「...でも再確認だけさせてくれてありがとね」

 

と言い出ていった。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

エコーさんが帰って入れ替わる様にテオドールが入って来た。ーーシャレにならないくらいに表情を暗くして。

 

 

「…ど、どうしたんだ⁈テオドール⁈」

 

 

「ユウナさん…僕…結局向かい合って話せず…うぅ…」

 

 

「一体どうしたんだ…話を聞かせてくれ」

 

 

「はいぃ…」

 

それから椅子を出しポツリポツリと話し始めたテオドール。内容はーー。

 

「…は?ウルクさんが、死んだ?嘘だろ?」

 

 

「…本当なんです…前にあったヨルダとテミスへの強襲が有りましたよね…あの時に…」

 

 

「…すまん…多分俺もテミスでダーカー掃討戦に出てから…」

 

 

「良いんです…ユウナさんは悪くないですよ…僕があの時もっと…いえ、真面目にアークスとして仕事をしていれば…」

 

 

「テオドール…?」

 

 

「…すいません。独りでにちょっと考えてしまいました。ーーその、僕を呼んだ理由は?」

 

「あぁ…確かテオドールからロッドを借りていたろ?それを返そうとして呼んだんだ」

 

「…おかしいですね。僕はテクターなのでウォンドの筈ですが…?」

 

「あれ…じゃぁこれは誰のだ…?」

 

一応壊れたロッドをナノトランサーから取り出しテオドールに渡す。

 

渡されたロッドをまじまじと360度の角度から観察し始めた。

 

「…僕のではないので…まぁ、破損しているみたいなので返さなくても良いのでは?…にしても破損するんですね。ロッドって」

 

コトリとテーブルの上に置かれる地味にデカイロッド。

 

「そうなのか?医者の話じゃ珍しくないらしい雰囲気だったが」

 

 

「いえ。武器の不調で壊れるって言うのは割と聞きます。ですがーーほら、見てください。ここのフォトン結晶。耐えられなくなって消えています。ユウナさん、フォトン結晶を壊すなんてどんな力でテクニックを放ったんです?」

 

 

「いや…イル・グランツを放った、としか…」

 

 

「えぇ⁈イル・グランツを⁈ユウナさん!少しお話を聞いても?」

 

 

「えぇ?…ま、まぁ面白くなんてないよ?」

 

 

「お願いします!彼女ーーウルクの為にもダーカーを殺すためにテクニックを学びたいんです!」

 

 

そう言うテオドールに対しーー俺も感覚だからごめんね?と一言いい今まで撃ってきたテクニックの感覚を教える。

 

ーーーーー

 

 

「…はぁ…」

 

 

『いや!はぁってそれはねぇだろ⁈』

 

 

「…確かに軍、じゃなくてアークスの新型に乗れたのはラッキーだったけどよ…こちとらそれどころじゃねーんだわ」

 

 

『そう言えば今病院なんだっけ?大変だなぁ…』

 

 

「てめぇ…人ごとのような口をしやがって…ッ。あの時俺が居なかったらどうなっていたことやら」

 

 

『ダーク・ラグネだろ?いやぁ、流石にアレには俺もビビったよ。まさかあんな所に居るなんて』

 

だれだあんな所で虫を飼っていたら奴は、と言うアフィン。

 

「俺はへんなPAブッパしてたらぶっ倒れたけどな」

 

 

『覚えてねぇのか?』

 

 

「いや…なんかマトイが使っていたイル・グランツだっけか?それを使った、って言うのは何となく分かるが…正直あまり」

 

 

『…ぇ?マトイってグランツ系使えるの?』

 

 

「そもそもグランツって何だ?」

 

 

『…フォースやテクターが使う光系テクニック。最もアークスの殆どはグランツやレスタ、アンティ、ギ・グランツ、ラ・グランツの5種類しか使えない奴が多いけど』

 

そう言い動画データが添付されていてーーそれを見るとフォースの女性が各種グランツを放っている動画が開く。

 

 

『他にも毒を与えるメギド系は…その、有るにはあるけど…メギド系はフォトンの特徴がダークファルスに近いらしくって…使える奴は軒並み死んでいるわ』

 

 

「なにその魔の技使いたくねぇんだけど」

 

 

『なぁに、武器に宿すには安全らしいからメギド系の属性の武器を使えって事だ』

 

ちなみにこれがそれらの動画な?と言い飛んでくる各種P.Aの動画。

 

その中にはアフィンの言ったメギド系がありーーマトイがこれと同じようなP.Aを使っていた気がするが気の所為だ、そうに違いない。

 

「ほぉ…マトイの奴より威力と言うか光の大きさと言うか…なんかちっちぇな」

 

何だったら俺が放ったテクニックの方が強い気もする。

 

『んでこれより更に上のナ・グランツ、さっきのイル・グランツが有るんだけど…ここいらはフォースやテクターのエースでしか使えないらしい』

 

 

「なんでよ?」

 

 

『なんでも威力は凄まじいんだけど…その、グランツ系のP.Aは使用者のフォトンをそのままぶつけるような感じらしくてな?使用者が耐えられないって話だ。ほら。相棒も倒れただろ?』

 

 

「…いや、アレは武器が爆発したからって話でーーあっ、やべっ!」

 

 

『は?武器が爆発?爆発音なんて俺聞いてしてなーーあれ相棒…そのベッドの穴は…?』

 

 

「…イル・グランツを普通に入院している状況でーーなんなら素手で使えんだけど」

 

 

『…レンジャー辞めてフォースかテクターになれば?ーーじゃなくて!オラクルの中じゃ基本的にP.Aは使えないはずだぞ⁈』

 

 

「どうしようこれ…確実に怒られるーーいっそバベルの奴らが狙撃してきたとか」

 

 

『ねぇわ。第1その穴のサイズじゃ銃弾って言うのは無理だろ…大人しく看護婦に怒られろ』

 

 

「おいおい、俺の事好きなら助けろや」

 

ついでに暇だから来いや、と言えばアフィンは

 

『生憎告っても友達からとか言われるんでね。それにら俺今オラクルに居ないし』

 

 

「…は?」

 

 

『リリーパに居るんだよ。前に言ったろ?姉を探しているって』

 

そう言いウィンドウが動きーー背景に砂漠が一面に広がる。

 

「あぁ…確かそんな事を言っていた気が…」

 

 

『気って…兎に角、俺のカンがここに居るって騒ぐんだよ』

 

 

「カンねぇ…ま、姉が見つかるのを願ってるよ」

 

正しく砂漠で一粒のダイヤを探すってか。

 

『おう。…あれ?またここか。何度来ても大規模採掘基地に戻って来るんだよなぁ…』

 

そう言い映る大型の塔。塔のてっぺんからは赤黒い煙が吹き上がる。

 

「カンは頼りにならなさそうですねコレは」

 

 

『…仕方ない、てきとーに機甲種壊して帰るわ。それじゃ』

 

 

おう、と言いアフィンからの通信が切れる。

 

因みにその後来た看護師にその事をいろいろ聞かれたがーーやる事がなくて持ち物整理をしていたらサバイバル用のコンロが落ちて少し焼けた、と無理のある言い訳をしたが看護師が納得したのでお咎めは無しだった。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

あれから退院後、いつもの様にショップエリア上層部の公園に来ている。マトイやデュケットが凄く心配してくれたのは嬉しいが…どうしても気になる事が有って1人で考えたいから、と2人に言いここに来ている。

 

現在時刻は夜9:36分。

 

まぁ本当はクーナと話し合うのが理由だがーーそれでも会うまでには14分くらい時間がある。

 

 

自動販売機で買ったコーンポタージュを手に持ちつつーーアフィンやエコーさんから言われた事を思い出す。ーーなんでユウナはレンジャーなのにテクニックが使えるのか、と。

 

 

クラスカウンターの人にそれとなく聞いてみたが…分からない。の一言だった。

 

 

そもそもテクニックと言われているこのP.A。元はと言えば今の年号の新光歴より遥か昔ーーテクニックの本元であるマジック使いの人の魔法を技術を使い再現したのがテクニックらしい。んがテクニックとフォトンアーツが干渉し合うためかーー現状では本来の威力を保持したままの両立が出来ないらしい。一応一定のレベルまで使える様になればフォトンアーツとテクニックを両立出来るらしいが…とても威力は目に当てられないらしい。

 

六芒のあるフォースが嫌々やってみたらしいが…そこら辺の新人フォースやテクターの方が威力のあるテクニックを放てる、との事だった。

 

 

んで何故俺がレンジャーなのに撃てるか、と言うとーー謎である。

 

 

マトイの掛かりつけの医者であるフェリアさんに聞いてみても謎であった。曰く

 

「…もしもだけど…ユウナさんの左目。マトイさんの遺伝子から培養したものですよね?もしかしたらーーほら、此方にもある通りマトイさんの遺伝子が入った事によってテクニックを使用可能になったとか…そう言うのとかどうです?他の案だと…一度見たテクニックやP.Aを練習無しでーーフォトンアーツは元からそうであるべきですけどーー使えるのなら説明が付きます」

 

 

との事だった。確かに俺が放てるテクニックはあの時ーーマトイと一緒に練習場に居た時に見たテクニックばかりだし、なんならその他のテクニックも動画等で見ている。

 

 

そう思うとチートだなぁと思いつつそれでもマトイクラスの量と威力は出ない事にふと思う。

 

 

「…そんな威力を出せるマトイは…」

 

 

「ーーマトイさんがどうしたって言うんです?」

 

 

「うぁあ⁈ーーく、クーナか…」

 

 

「えぇ。そうですが。ーー兎に角本題を言いましょう。ハドレットが見つかりました。浮遊大陸の一部を使い回復行為に入っているようです」

 

そう言い俺にウィンドウを投げてきてそれを見る。現地の龍族がこちらの装置を使い送ってきたものらしい。

 

奥には円形の…何か石の様なブロックで構成されたドームができている。

 

 

「虚空機関はアークスに戦闘機の要請をして二機ほど借りれたそうです。私達の任務はその二機が来るまでの時間稼ぎ。ーー最もハドレットがそれで死ぬとは思っていませんが」

 

 

「いや、空爆だぞ?何を使うか分からないが…炸薬とフォトンの量でどうにかなるだろ?」

 

 

「オラクルの多くのパイロットはフォトン適性が一定値以下なのです。お陰で炸薬の中にあるフォトンが活性化しない為に威力自体は薄いかと思います」

 

 

「…因みに放つ爆弾は?」

 

 

「対ダークファルス用に造られたミサイルです。理論上は50年前の躯体になら極小ですがダメージは通るはずです。ーー今回の躯体には通りませんでしたが」

 

 

そう言いウィンドウに画像が出てきてーー使うらしいアニメや漫画でしか見た事のない機体より大型のミサイルの3Dモデルが現れる。

 

「アークスの戦闘機がこれを8発放つそうです」

 

「…これを8発?」

 

 

「アークスも虚空機関もD因子の厄介さは分かっている筈ですが…ハドレットの行動を抑制出来ると思わないとやってられませんよ」

 

俺はこんな大型ミサイルを8発もか、という意味で言ったのだが、クーナにはたった8発しか撃たない、という意味に聞こえたのだろう。

 

「俺たちはミサイルが降ってくる場所で戦うのか」

 

 

「その前に倒せれば帰還するはずです。ーー来たところで撃ち落とされそうですが」

 

 

「…いやだねぇ…ったく、辞めたいよこの仕事」

 

 

「仕方ないですよ、ユウナさん。それにビーストだと色々と面倒ですからね。…兎も角明日はお願いしますよ?集合場所は…ショップエリアのアークスの武器屋の前で」

 

そう言いふっと透明になって消えるクーナ。…最も普通に透明なものの輪郭は分かる上にミミや鼻で匂いや足音が分かるから関係ないが。

 

側から見たら独りでにドアが開き下に向かっていくエレベーター。

 

 

クーナの気配が範囲外になったのを確認すると一言呟く。「ステルス迷彩だなぁ」と。輪郭が分かるあたり更にである。

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

「きゃぁ!」

 

 

悲鳴を上げながらクーナが吹っ飛んでいく。ミニガンを撃ちながらクーナの近くに行こうとしーーハドレットの視線が俺に来たことに目線で気がつく。撃ちながらクーナの吹っ飛んだ反対側に向かいーー途中で弾が切れる。

 

750発と言うナノトランサーの様な圧縮技術の使われていない旧来のーー前世の様なベルトリングで繋がれた弾丸ーー装弾数では撃ち切るのに10秒も掛からない。

 

くそっ、発射速度調整出来ねぇのかよ!そう言いながらリロードしようとしてマガジンを放り投げーーハドレットが突っ込んできて宙を舞う。

 

クルクル空中で回りながら地面に倒れーー立ち上がり痛みがない事を確認する。

 

吹っ飛んだ際に手から離れたのか握っていたミニガンは腰に装着されている。

 

 

くそっ。ハドレットが目の前にいる今はリロードが出来ない。それが殊更に面倒なミニガンは特に。機関部にマガジンから弾薬を取り出して中に放り込まなきゃならない。突っ込んだら勝手に吸い上げてくれないだろうか。

 

 

弾の切れたミニガンを放り投げーー空中で消失、ナノトランサーに転送される。ーー俺の意思を汲み取ったのか刀が手に現れる。近接武器はコレしかない。だがーー。

 

 

「…てきとーに振るしかねぇ…ッ!」

 

 

鞘から刀を抜き取り鞘を背中に、刀に左手をかざしゲームの様にダーカーに特効の力がある光系テクニックのグランツを付与、煉獄刀の紅い刀身が光り輝く。

 

 

「はいやぁぁぁあ!」

 

 

ハドレットに向かい走り出す。ハドレットは手を地面につけーー俺の走る進路上に紫色の紋章が展開。紫色の氷の刃が地面から生えてくる。

 

「きゃぁぁあぁ!ーーっしねぇぇ!」

 

 

進路上の紋章から紫色の刃が俺を貫きーー真上に吹っ飛ばす。

 

くるくる回りながらもーー俺もどうやってやったか知らないが見えるフォトンを手足から放出、姿勢制御を行いーーそのままハドレットに突っ込む。

 

ガギィィンッ!とまるで金属を金属で削った様な音。んなぁ⁈と驚いてハドレットから距離を取る。

 

 

空いている左手で空虚を掴みーーそこにライフルが現れる。

 

ハドレットから見て左側に回りながらライフルを片手で撃ちーー倒れたままのクーナに近づく。

 

 

30mmのCTA弾がハドレット目掛け飛翔していくーーが所詮人から放たれる30mm。FAPの貫通力はあっても3cmは行かないだろう。しかし30mmのフォトンは徹甲弾の中身ーー粉末化されているフォトンは確実にハドレットを弱らせていく。

 

キンキンキンキンと放たれる30mm×50mmCTAのFAPやFHEF、それらに混じるフォトンの入っていない曳光弾が飛んでいく。

 

 

人と同じ様な紅い血を出しながらもーー其れでもなおハドレットは立っている。

 

 

「ーーくそっ!おい!クーナ!起きろ!お前一人で寝んな!レンジャーを一人で戦わせんなよ!」

 

 

そう言い足で蹴るがーー反応が無い。

 

背中に刀を仕舞いライフルをマガジンを交換、クーナのうなじ部分を両手で引っ張りこのハドレットが作ったフィールドの端に引っ張る。

 

 

幸いな事にクーナを引っ張っている間はハドレットは攻撃を仕掛けてこない。やはり弟としてまだ意識があるのだろうか?

 

それと同時に俺たちが来る前に攻撃を開始してサッサとケツを捲って帰った戦闘機隊に文句でも言いたい、と思いながらクーナを一番端に寄せ終わる。

 

 

ライフルを再度左手に、右手に刀を持ちーー自身に言い聞かせるように、又はハドレットに声をかける。

 

 

「ーーさぁ、ここまできたらやるしかない」と。

 

それと同時に終わったらメセタたんまり貰って休暇を思いっきり取ってやる、と決心しながら俺はハドレットに突っ込んだ。

 




NGSが来る前に終わらせる

ストーリも程々に外伝を書く?

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