「コンタクト、シズさん、11時方向30メートルにガルフ4、サウーザン3、ウーダン2、やり過ごしーー「突撃あるのみ!」ーーえぇ…」
ライフルの安全装置を外し、初弾を薬室内に入れて凍土を少し進んだ所で原生生物の群れと接敵。やり過ごそうとしたら、原生生物の群れに1人で突撃して行った。
幾ら近接職の戦闘服にはオートメイトって言う特殊機能が付いて居るからって…そんな突撃しなくても…。
シズさんは左手にナックル、右手にダガーを片方づつ装備して居る。左ナックルで倒れたガルフにトドメを刺そうとして居るシズさんにウーダンがシズさんに追撃をかけようとした所を空いている右手のダガーで頭からサクッと……
「エグすぎない…?と言うかこの原生生物からD因子を確認出来ないんだけど…」
マグを見るとスキャナーには緑ーーD因子反応無しと出ている。
『念の為に殺そう。これで退路を断たれたら溜まったもんじゃない』
そんな事を口走って居ると少し離れた所で交戦して居るシズさんから通信が入った。
「まぁ、それはそうですけど…と言うかシズさん、話しながら戦えるんですね」
『まぁ、喋ってないからな。喋る口も無いし』
「えっ……ぁ、キャストだからか」
『頭で考えた事をそのまま伝えられる。結構便利だぞ?』
スコープを通してシズさんの動きが見えるーー確かに頭部に口らしきパーツは無い。
「…キャストって便利ですねぇ…」
『いや、そうかと思えばそうでも無いぞ?』
「えっ?どう言う事です?」
『それはこの群れを倒してからにしよう』
「援護は必要ですか?」
『腕を疑うわけでは無いが…今回は良い』
「分かりました。頃合いを見てそちらに向かいます」
『了解』
そう言いシズさんは通信を切った。狙撃は必要ない、か…
「そんなに信用ならんか…?」
『まだルーキーに背後を助けてもらうわけにはならんって事さ』
「…聞いてましたか…?」
『言ったろ、フルキャストは並みの聴力では無いと』
初めて聞いたんだよなぁ…と言う言葉を飲み込み、シズさんが原生生物を倒し終わるまで待つ。
5分くらいして斬撃音や打撃音が聞こえなくなった。
『終わったぞ』
「分かりました。そちらに向かいます」
ライフルのフォアグリップから出ていた二脚を畳み、スコープ横の倍率弄る丸いボタンを回し等倍にする。
念の為、射撃モードをフルオートー ーー使うことはないと思うがーーに切り替えておく。
「流石に少し遠い、かな?」
「いや、大丈夫だろう…ここいらで地質調査でも開始しようーーロジオさん、聞こえるか?」
『はい、感度良好。問題なしです』
「えっと…それで何をすれば…」
『取り敢えず簡易採掘機を転送します。それで2メートルから3メートルほどの土を持ち帰ってきてください』
「分かりました。では、シズさん。始めましょう」
「分かった」
転送された採掘機を組み立てるのは案外簡単だった。と言うか半ば組み上がっていてそれらをくっ付けるだけだった。
「良し…こんなもので良いか。そっちはどうだ?」
「これで…くそっ!サッサと閉まれ!」
ガンッ!と足で蹴って、痛さでその場で座り込む
「いってぇ…んだよ、この硬さ!」
「ぁあ…大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫…の筈」
シーンとなり会話が無くなる。
「ぁあ、さっきと話の続きだがーー」
「えっと…フルキャストの利点と欠点でしたか」
「そうだ。利点は言ったように並み以上の聴力と腕の精度ーー特に狙撃なんかで役に立つな」
頭で考えた事がそのまま腕に行くし、考えた言葉も通信機を通していえるしな、と付け加えた。
「では、逆に欠点とは?人の身体を失う事ですか?」
「まぁ、それもあるが…強いて言うなら子供を作れないって事だな。一番の欠点だな。他はどうにかなる」
「他っていうーーあっ、土取れた」
シズさんと会話していると採掘機が上がってきてそれがキャンプシップを通して、シップに転送される。
「そうだ。念の為俺も持っておこう」
「それで、続きだがーー待て…ダーカー反応…?凍土エリアはもう駆逐された筈だが…」
「えっ…本当だ。どうします?」
「確認しに行こう。念の為」
「でもこの数…異常ですよ?」
「ふむ…一度キャンプシップに戻り救援を要請しよう。何、十分と少しで戻ってくる」
そう言いシズさんはキャンプシップに戻った。
…………ーーーー
本来ならソロは自分で禁止してるが…行ってみるか。その内ソロでも出来るようにしないと…
ライフルのストックを腕と体の間ーー所謂腰だめーーにしていつでも撃てるようにトリガーに指を掛けておく。
ふとトリガーに指を掛けた時、そう言や撃つ用意したの最初の任務以降かなぁ、などと思ったが接近されたら死ぬのは確定に近いのでゆっくり、かつ確実に向かう。
ーーーー
「ダーカーは……方位はどっちだ…マグ、方位を」
[視認している方位は89度、東です]
マグに確認してもらいゆっくりと進む。
「どうなってる…ダーカーが集まる反応と言や…ダークファルス…?」
そしたら俺1人じゃますます無理、撤退を考えたその頃、何処かで聞いた声が聞こえた。
『こ…に、創……ク…ーー』
「くそっ、ECMでも食らってんのか⁈俺に似てるアイツに聞かなきゃならん事があるのに!マグ!逆探!」
[分析、分析ーーここらか3キロ先に反応あり]
「2.7キロ⁈遠っ。俺はガリガリの室内系なのに…行くしかない、か」
ーーーー
マグが示した地点に近付くにつれ割り込み通信もハッキリとする。
『クラリッサを、創世…を壊さ…いと。』
「なんだ?創世ーーー器?創世器って確か…俺らの武器のプロトタイプ?」
いや、プロトタイプはスペックが低かった筈。こういうのは確か実験機って言うんだったか。確か。
『んっ?今の声は…貴様か!』
「やべっ!バレた!」
てかダークファルスもこっちの通信拾えてんじゃねぇか!通信網ズタボロじゃないか!
『此処で貴様を殺せば奴は!闇は生まれない!」
「闇ってなんだよ!くそっ!」
そのまま前に走った所、上からソードが飛んで来た。
少し前までいた所に深く刺さる。
「おい!俺は聞きたい事があんだ!少し話せるか?いや、話せ!」
「断る!貴様とマトイを殺し、世界を、救う!」
「殺すだぁ!俺はまだ何もヤってねぇよ!」
そう言い彼女はソードを突き立て俺に向かってくる。
ライフルを肩に背負い、足に付いている緊急用の低威力ーーと言うか超小口径のハンドガンを全弾、彼女に向かって撃ち放つ。
彼女は足を止めてソードで撃った弾をガードする。
「おいおい、こっちは中距離職なんだ、そこんトコロ、考慮してもらっちゃダメですかねぇ?」
「……くそっ、彼女に貰ったソードが…まぁ、どうせ直るが…」
「こっちの話は無視かよ」
左脚にある小さなナイフを握り、スライドストップしたハンドガンを右足に入れる。
後ろからライフルを手に取り、ナイフを持った手で保持、彼女に狙いを定める。
「おい!そろそろ答えてくれてもいいんじゃないですかね?俺はこっちに来て不思議てしゃあないんだ」
そんなことを言っていたら彼女に動きがあった。トリガーに掛けている指に力が入る。
右手に持っていたソードを左手に移し、彼女も右手にサブマシンガンを持ち出した。
「おいおい…それはキツイんじゃないの…?」
『おい!ユウナ!何処にいる!返事をしろ!』
通信が聞こえるがもう何を言ってるのか分かんない。
「くそっ!やるしかないか!」
アークスの任務って楽な任務じゃないのかよっ!と、内心悪態をつけながらーーいや、帰ったら盛大に付いてやる!
「はぁ、はぁぁ…」
大きく深呼吸して、息を整える。手が震えるが…やってやるさ。
「get.ready?」
「ふっ…アークス言語じゃなく、英語かよ。あぁーー」
「you.ready!殺してやるさ!」
「you.ready!絶対吐いてもらうぜ!」
着陸地点どこ…ここ?
本当に着陸地点、と言うかEp1どうやって終わらそう…絶望的に着陸地点が見えない。
クーナ編も書く?
-
書け
-
書かないでいい
-
Ep4に行け
-
Ep5に行け
-
Ep.Hはどこ…ここ?