「こりゃ…クラリッサ。創世器、白錫クラリッサじゃ…しかしなぜ貴様の様なアークスが…?」
至急アークスシップに帰還し、メディカルチェックを抜け出し、辿々しい足取りで、アフィンと一緒にショップエリアにある武器修理施設ペアーリの長、ジグさんに会いに来た。
「相棒ーーいや、ユウナちゃんがナベリウス凍土地域にて発見したので、創世器の開発者であるジグさんに渡そうかと思いまして」
アフィンがスラスラと喋る。ふと見るととても手が震えて居た。そんなにジグさんが怖いのか。
握ってやろうかと考えたが辞めた。握ったら倒れる。
「しかし…何故この様なーー先端部分しか無いのだ?そもそも白錫クラリッサは数十年前の戦いで無くなったはず…」
「あぁ、そうなんですか…取り敢えず此れは渡しときますよ?」
デバイスを操作し、真正面にホログラムを展開、クラリッサを探し、ナノトランサーから出そうとする。
「待て!クラリッサは君が持って居てくれ。なに、先端部分しか無いからフォトンは吸われん。大丈夫だ。問題ない」
そう言いジグさんはクラリッサの先端の受け取りを拒否した。
「しかし…無くなった創世器を回収して来てくれた事に感謝するのも事実。そこで、だ」
そう言いジグの赤い瞳が光る。
「何か礼をさせて欲しい。出来うる事なら何でも良いぞ?」
「それは…武器でも、ですか?」
「そうじゃ。なにが欲しいんじゃ?」
「……射撃武器で格闘戦から狙撃まで出来る完璧な武器を、出来れば下さい。無理なら良いです」
「格闘戦から狙撃までーーふむ、所で完璧などと言う武器は存在しないのを知っているか?」
「それでもーーやらねばならんのです。彼女を倒し、訳を聞くには」
「……ふむ。のう、お主ーー」
そう言いジグさんがこちらを見る。アフィンを見ると俺とジグさんを交互に何度も見ている。
何秒か考えジグが音を発した。
「ガンスラッシュじゃ、ダメかの?」
「ダメです」
そう言いジグは武器ケースからガンスラッシュを取り出し俺に渡す
「何故じゃ?ガンスラッシュこそお主のーー格闘戦から狙撃もできる武器じゃないか?」
シップ内なので勿論フォトン刃は形成されないし弾も入っていない。
ガンスラッシュを一度握り、すぐに離してジグに返した。
「格闘戦と狙撃が出来てもばら撒きーーハンターやファイターの撤退時の援護が出来ません」
「ふむ…困ったの…」
「あぁ…ジャバスプに付いているガトリングーーアレを小さくして持てないか?」
「…お主は自分がニューマンって事を分かった上で言っとるのか?今は無理じゃよ」
儂みたいなフルキャストなら使えたかもしれないがな、と付け加えた。
「うーん…それじゃ、今回の話は保留で。また何かあったら来ますわ」
「まぁ、ガトリングの小型化は考えておく」
「アフィン、すまんがメディカルセンターに戻るぞ。怒られたらたまらん」
「だったらチェック終わった後に来れば良いのに…」
「はいはい、終わったら俺の胸を見てた事忘れっからーーー多分な」
「おまっ、今多分って!」
「はいはい、さっさと行くぞ」
儂の第一印象はーーそうじゃな、中々良いアークスを見つけたなって所じゃな。
あの年で後方職とはいえライフルをまともに扱えて、ダーガーとも一人で交戦可能ーー中々、良い人材を見つけたものじゃの。
ここ最近のアークスと言えばたかがダーガー1匹に対し4人以上で袋叩きーー儂が戦えた時代から去っていようとも、じゃ。
そう思い儂は一人でウンウンと頷く。
まぁ、それは兎も角。
「なんで今頃クラリッサが出てきたのかのぉ…」
儂はつい修理の手を止め考えてしまう。
そもそもだ。あれは10年以上前のーー。
「ジグサーーーン!頼んどいたソード直りました?」
「おう、今待っとれ!」
取り敢えず、仕事を片付けなければな。
「んだよあれ、何で脱がなあかんの?」
「えっ?相棒脱いだのかよ!」
メディカルセンターでチェックも終わり、いつぞやのカフェ、ラフリにて休息を取っていた。
「おい馬鹿!声がデカイ!」
そう言い脚を思いっきり蹴る。
「っー!相棒もデカイから…ッ、イッテェ…」
そう言いアフィンはテーブルにひれ伏す。
「…まぁ、なんだ、その、すまんな。今回は助かった。ありがと」
そう言い頭を下げる俺。実際問題、彼処で救援が来なかったら死んでいたかもしれない。本当に援護来て良かった。
「あ、あぁ、いや、知らないフルキャストから緊急メッセージじゃなかったら行けなかったよ。妹にも聞いてもらえたし」
「あぁ、そうだ。妹だ。妹って何歳なんだ?」
「俺の妹は俺に不釣り合いなほど可愛くってな?もうほんっとヤバイんだよ!」
「お、お前いきなり、てか歳ーー」
「聞いてくれよ?この前もな?お兄ちゃん大好きってな?もうほんっと、もう何が言いたいかって言うと妹ヤバイ」
「お前、シスコンかよ?」
「いや、妹だけじゃない!俺にも姉が居てーー」
居な、まで言ってアフィンが首を横に振った。
「おいどうしーーた?」
急にアフィンが下を向きボソッと言った。
「俺の姉は…元気、だろうか…」
とても、小さな声で、ボソッと。
席を立ちアフィンに近づく。
「おいアフィン」
「…ぁあ、相棒、すまーー⁉︎ちょ、何を!」
アフィンに抱きつき耳元で言う。
「何が合ったのかは知らん。だから何も言えない。だが、お前が相棒って言うように俺もお前の相棒だ。何かあったら言え」
「ちょ、ユウ、相、む、胸、がぁ!」
「おぉ、すまんすまん。わざとだ」
「お、おま…」
「まぁ、なんだ、何時ものアフィンに戻れよ。あんなしみじみとしたお前なんぞ見たくもない」
「あ、あぁ…その、ありがとな」
「礼を言うのはこっちだ。彼処で援護に来なかったら死んでたからな」
「…その…突然話は変わるが…」
そう言いアフィンが目を逸らす。此処で感想を言う気か?
「何となく読めるが…なんだ?」
「凄く、柔らかかったです」
「そうか…なら今日は奢りだな」
「…ある意味役得なのかもしれないな。別に良いぞ?」
「んじゃ最後にアイス頼むわ。お前は?」
「あぁ…俺もそうするかな」
…アフィンは気づいて居ないかもしれないが……
抱きついた手前、周りがなんか、こう…フワフワした雰囲気になったような気がする。
尚、主人公はホモではありません。ホモではありません。大事なことなのでなど書きました。
と言うかこのくらいならBLタグ入れなくて大丈夫だよね?
誤字修正及び感想持ってます。
と思ったら妹の下りおかしいじゃないか!ちと修正
クーナ編も書く?
-
書け
-
書かないでいい
-
Ep4に行け
-
Ep5に行け
-
Ep.Hはどこ…ここ?