「はぁ…やめだやめ、やってられっか」
パソコンの電源を切る。第一、ライフル持ちが近接に喧嘩売る事自体おかしいんだよなぁ…。
「と言ったって向こうから来るし…一層の事ペルソナーーダークファルスと同じ戦い方するか?」
だがなぁ…1つの武器にフォトンを纏わせる以上、2つの武器は持てない。
「…俺の筋力で持てるかなぁ…ソード」
ソードじゃなくても…ナイフよりデカくてソードより小さい近接武器。
「日本刀ーーあれば斬撃に難有りだしなぁ…」
「ユウナちゃん、食器洗い終わったよ?」
「ん…ありがと。うーん、どうするか…」
食器洗いが終わりエプロンを取ったマトイが近づいてきた。横になっていた体を座らせ、俺の隣のソファに座らせた。
「どうしたの?そんなに悩んで?」
「あぁ…もしさ」
「んっ?」
「もしマトイが俺と一緒にアークスやれてそん時ーーいや違うな、もし遠距離から敵を倒している時近付かれたらどうする?」
「うーん…近づかれない様に敵を倒す、とか?」
「……じゃあ一人でヒューナル体のダークファルスを倒す時は?」
「うーん…持てる全ての力を使って倒す…とか?」
「もし接近されたら?」
「どうしよっか。一層の事殴る?」
「ダークファルスを殴るとか…俺の筋力じゃ 1ダメすら出ないよ」
「それじゃあ…えっと、うーん…」
「難しかったか?」
マトイが何か案を考えている。テレビを付け何かやっていないか探す。
『ーーそれでですね、今回見つかった惑星マキナとそれに続いて発見された惑星、名称はリリーパ、でしたか?』
『はい、この惑星リリーパはその殆どが砂漠で覆われている惑星で生物にとってはまさしく地獄でしょう』
『砂漠は昼と夜で温度差がとても有りますからね…しかし何故惑星リリーパ、なのでしょうか?』
『未だ情報は有りませんが何でもこの惑星には会話可能な生物がいるとの報告があるそうで…』
『しかし私の方には何も情報は来ていませんよ?』
『えぇ、最初に乗り込んだアークスからの情報でして…未だ不確定要素なので回ってきていないのでしょう』
『成る程…我々オラクル船団にいい恩恵が来ればいいのですが…』
惑星リリーパ…砂漠の惑星。暑いだろうなぁ。
「リリーパだって。きっととても暑いんだろうなぁ…」
「絶対暑いだろうなぁ…行きたくないなぁ…」
などと思っているとブザーが鳴った。時計を見ると20:01分…こんな時間に誰だ?
「すまんマトイ、出れるか?」
「うん、待っていて?」
そう言いマトイが玄関に向かう。ソファに横になりながらテレビの続きを見る。
「はーい、開けます。…えっとゼノさんとエコーさん、でしたか?」
「おう!ユウナはいるか?」
「ユウナちゃんにまたお見舞いの品持ってきたの。本当は帰ったらすぐに渡そうとしたのだけどゲッテムハルトさんがね…」
「はい、ユウナちゃんなら中でーーあっ、少し待って下さい?」
…もしかしてゼノさんとエコーさん中に入るつもりか?
今の俺、戦闘服のインナーしか着てないぞ?
「ユウナちゃん?ゼノさん達中に入るらしいけど…?」
「よく来た。手伝ってくれ、さっき脱いだ戦闘服を着なくちゃならん」
聞こえていたのか玄関の方からゼノさんの声がする。
「ゆっくりで良いぞ!何ならインナー姿でもーー」
「ちょっとゼノ。声が大きい」「イッテ!…っぁ、ごめん」
多分だがゼノさんがエコーさんに怒られている。
「…ゆっくりで良いらしいし…上着、着ようか?」
「…うん」
「毎回思うんだけどさ、ユウナちゃん何かしら怪我するよねぇ」
「でも必ずーー今回はちと危なかったが、帰ってくる。良いことじゃないか」
「うんうん。帰ろう。帰ればまた戦えるから、って本当誰が言ったのか知らないけどそのとうりなんだよねぇ」
俺とマトイを挟んでゼノさんとエコーさんがソファな座り俺の事を喋っている。
「…えっと、遅れてしまいましたがあの時は援護に来てくれて本当にありがとうございました」
「良いのよ。ほら?アークスってわりかし仕事内容自由じゃん?援護が欲しければいつでも言ってね?」
エコーさんが笑顔で言う。待てよ?確かゼノさんに援護頼んだ時、長期任務って言ってた気が…?
「ゼノさん…援護頼んだ時確か長期任務って…?」
「えっ?と言うか俺に援護寄越した?…待ってくれ、今確認をーーあっ、本当だ」
「ちょっとゼノ!長期任務ってどう言うこと?特に任務も無かったじゃない!」
「…もしかして早朝だったから寝ぼけて返事したーーとか?」
そうマトイがゼノさんに向かって言う。まさか?朝はとっくに迎えていたぞ?
「ゼノ…あんた、もしかして」
エコーさんがプルプル手を震わせながら言う。
「…二度寝…してたかも知れない」
「こぉんのぉ、バカやろぉぉ!」
エコーさんの右ストレートは、美しかった。
「ユウナちゃん?ソファ、倒れちゃったよ?」
「ほんっとうに御免なさい!ゼノがあの時救援を受けてたら、こんな事にはならなかったのに!」
エコーさんが俺に頭を下げて手を合わせている。
「良いんですよ?もう過ぎた事ですし」
「ほら!ゼノも!」
「いやぁ、本当ごめんな?もし何かあったら任務放棄してでも向かうわ」
「いや流石にそれは…」
「本当に御免なさいね?謝って治るもんじゃないけど…」
「軽症ですから大事ですよ?問題は他にありますし」
「問題?」
「えっと…敵と交戦時に、ライフルを壊られまして…」
「ライフル…ゼノ、確か持ってなかった?」
「確かユウナが使っていたのって…A.C.A.R–mk5 mod SRだったか?」
「えぇ、そうです。もしかして?」
「同じタイプだがなぁ…mod ARだぞ?それでも良いなら俺は使わないし渡せるが…」
「それじゃあ下さい」
「良し、んじゃ明日持ってくるわ。照準器とか投擲装置とかも付けとくよ」
「本当ですか!ありがとうございます!」
「何、今回は俺が悪かったんだ。これぐらいさせてくれ」
「解決したみたいね?あっ、そうそう、テーブルの上にあるフルーツはゲッテムとメル姉妹と私達からのお見舞い品よ?後で食べてね?」
そう言いエコーさんとゼノさんは腰を上げ玄関に向かう。
見送りに出ようとすると、「良いって怪我してるんだ、やすんどけ」と言われ座らされた。
「マトイ、見送り頼めるか?」
「うん、わかった」
ゼノさんとエコーさんをマトイが玄関まで向かわせて何か話している。
ミミを使えば聞こえるが…今回は良いや。
テーブルの上のフルーツバスケットから小さな赤い果実ーーイチゴみたいなものを口に持っていく。
「…甘いなぁ」
時計は20:56分をさしている。
そろそろ寝ようかな。
「おやすみマトイ」
「おやすみぃ」
マトイは自室のドアを閉めた。…ちょっと強く閉め過ぎじゃね?
リビング挟んで反対にある自室に行く。
自室にはベッドにテーブルとイス、それとプラモデル位しかない。と言っても買ってあった物を組み立てただけで…元の身体の人は元々好きだったんだろうか?
「はぁ…疲れた…もうヤツとは戦いたくなぁい…」
そもそもソード持ちにライフルでどう戦えと?ストックで殴れってか?
「……もうやめ、寝る」
考えれば考えるほど頭が余計に痛くなる。こう言う時はさっさと寝るに限る。
「…ゼノさんが持ってくるライフルーー俺が使っていたヤツとマガジン互換性あれば良いけど…」
唯一の心配はそこだった。
前職80きつい
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?