「此処だ、此処からなら上がれそうだ…先に上がれるか?」
コンテナーー脚らしきものの周りにもコンテナが散乱しておりそれらを足場として登って行くことにした。
「俺からか。…ふんっ!ーーダメだ、片手じゃ…」
「俺が下から上げる。足場にしろ」
アフィンを退かし登るコンテナの手前に立つ。
「さぁ、来い!」
「来いって…どう登れと?」
「こう…俺が両手で足場を作ってそれを乗り越えて上に向かうーーみたいな?」
「…俺の体重支えられるか?」
「…何キロだ?」
「64キロくらいだった筈」
「……無理やん」
「…そうだ。蹲れるか?」
「蹲れ…?体を丸めろってか?」
「四角にして足場になるんだ。これなら多分いける」
「…やるか」
コンテナ手前で体を丸める。
「こうか?」
「あぁ、これなら…」
そう言いアフィンが背中に足をつける。
「少し痛いと思うが我慢してくれ…」
「…ッ!……まだか⁈」
「もうーー少しぃーー」
ゆっくりとアフィンはコンテナに登る。
足が離れたら立ちアフィンを下から持ち上げる。
「ふぅーー良しっ!行けたか⁈」
「オーケーだ。コッチにはーーうぉ!」
「どうした!敵か!」
足元に置いてあったライフルをコンテナの上に投げる為に手に掴む。
「見ろよ相棒!ロボットだ!」
「ーーロボット?」
急いでコンテナを登りアフィンがロボット、と言うものを探す。
「こいつは…本当にロボットじゃないか…」
そこに鎮座するは本当にロボットーー手持ち兵装を持ちその場で埃を被りながら立っていた。
「しかもちゃんとした二足歩行…このサイズーー乗れるんじゃないか?」
「これに乗って此処から脱出ってか?そんな映画みたいな…」
だがこれしかないのも事実。マグを見れば周辺情報はECMと書かれて砂嵐になっている。
徒歩で戻ろうにもアフィンがーー今はどうにか歩けるがーー被弾しているし、さっきの戦闘で出口付近にも四脚兵器群の足音が少しーーギリギリ聞き取れるくらいにはいる。
「コックピットはーーアニメとかでは大体胸だよな?」
アフィンは胸と言い一瞬此方の胸を見てきた。
「胸は胸でもその胸ではない」
「…ぱっと見、無いよなぁ…」
「んじゃ頭はどうだ?あの複眼ーー彼処は?」
人型兵器は良く胸がコックピットになっているが、もし本当に搭乗型人型兵器が出るなら頭の下か安定する股間部だろう。
股間部はまぐれ当たりが怖いが。
破損したコンテナを伝い頭に向かう。
「あった…頭だ」
「良くある二つ目
単眼目
しかしどうやって上げるものやら…この辺りを探ってみる、と言う手もあるが中々動けない以上、適当に弄るしか無いし。と言うかこれそもそも乗れるんだよな?
そんな事を思っていると急に頭部が前に上がった。
「うぉ!う、動いたぞ!」
「……入れってか?」
「アニメでもダンデムの奴なんてあったか⁈」
「外にいるよりはマシだ。行くぞ」
コックピットと思われる中に入る。
「ぁあ!生き残る為には仕方ねぇ!」
「おぉ…完全なコックピットだ…」
周りには色んなスイッチ類が沢山あり、真正面には大きなモニターが何枚もある。一枚も割れていない。
「おいアフィンーー俺達本物の人型搭乗ロボットに乗ってるぜ…」
「あぁ…さっきは此処までと思ったけど…これは、何かクルものがあるなぁ」
一度二人でコックピットから外に出る。
「にしても狭いな…二人は無理だな…」
「まぁ、想像はついたけど…」
サイズは一人はいるのが限界の大きさだった。
「うーむ…仕方ないアフィン、先に入って座れ」
とった策は一つ。これしか無い。多分。
「えっ?あぁ…よいしょっとーーおぉ…すげぇよこれ。ヤバイよ」
アフィン君はもう言葉に出来ないレベルで感激しているご様子。
「よし、座ったな?」
俺もコックピットに入りコックピットシーツに座ったアフィンの上に座る。
「お、相棒!何やってんだよ!」
「アフィンと俺が座るにはこれしか無い。我慢しろ」
「いや!俺は別に良いけど…」
「そうか。なら色々スイッチを弄るぞ?」
周りにある色々なトグルスイッチを入れる。
カチリ、カチリ、カチリ…無反応。
「おかしいな…何故動かん?」
「もしかして、メインエンジンが壊れているとか?」
「エンジンが…?待て、考えろ。車に例えるんだ。エンジンをかける時、何時もーー」
何時もやっている事、と言おうとしたらアフィンが答えた。
「ーードア?」
「ドア?ーーコックピットハッチか!」
上を向き上がっている頭部パーツを見る。
「これ手動か?自動か?」
「さぁ、取り敢えずこっちから引き込めるか?」
「試すわーーよいしょ」
立ち上がり頭部パーツを閉める。
完全に閉まるとプシュ、と音がして目の前が真っ暗になる。
「閉まったな…」
「あぁ…」
少しすると目の前のモニターが明るくなり謎の言語をカーソルが映し出した。
「なんだ…これ?さっきの遺跡群と同じ言葉か?」
「左右のスティックで動かせるか?」
見ると右のスティックにアナログスティックが付いているのがモニターの光で分かっ
た。
「ーーあぁ、動かせる。下に動かして見るわ」
案の定アナログスティックで謎言語のカーソルを下に動かす。
何個か動かすとまた見覚えのある方言語が。
「ーーRe'Boot…再起動?」
「どうした相棒、読めるのか?」
「……少しだが…多分、これか?」
再起動にカーソルを合わせる。
ーー反応なし。決定キーみたいなのが必要なのか?
「…トリガー?」
親指でアナログスティックを操作し、人差し指でトリガーを引く。
キュィィィン、と言う音が後ろから聞こえ、コックピット内のボタン類とその下のーー今まで謎言語だった文字が英語に変換された。
「お、相棒!何をしたんだ⁈」
「…再起動…FCSに各アクチュエータロック、解除?メイン…エンジン、回転数、アップ?」
モニターに色々な情報が上がって行く。
下のコンソールを見ると何個かボタンが光っていた。
そのボタンの下にはFCSやActuator、M.engine等色々書かれていた。
「…光っている順に、押すのか?」
何個かおしているとモニターに光が通る。右、左、最後に正面のモニターが光が灯る。
「うぉ、まぶしっ」
両手で目の前に影を作る。
目が慣れるとモニターに映し出されたのはーー今乗っている機体を背後から見た映像だった。
機体を覆うように丸い縁が描かれており右側には0435、左側にはNoneと書かれている。
「起動…成功か…?」
「…すげぇよ相棒…こんなモンをいきなり動かせるなんて…」
「まだ動かしてないよ。どれがアクセルだ?」
足元のペダルをゆっくり踏む。
すると機体の足が動き、一歩前に進む。
「動いたよ!動いた!」
「落ち着けアフィン。俺も内心テンパってんだ」
左スティックを動かすと左右に動いた。右スティックを上に動かすとカメラとーー右腕に持っている銃器が一緒に上を向いた。モニターの中の照準器を動かすようだ。
「よーし…何となく分かったぞ…アフィン、これは生きて出れるぞ…」
「本当か!」
「あぉ…今からこいつを使って此処を強行突破する。出来れば敵と交戦したくないが…」
ゆっくりペダルを踏み左スティックで入り口に機体の進行方向を合わせる。
目指すは地上、最初の遺跡群だ。
此れが後にA.I.Sの元に…的な?唐突にAISが出て来たんだ、コレぐらいはね?
主人公はアフィンを唯の男友達と思っています。それ以上でもありません。(アフィン本人は除く)
適当に作ったデータとか必要だろうか…?
クーナ編も書く?
-
書け
-
書かないでいい
-
Ep4に行け
-
Ep5に行け
-
Ep.Hはどこ…ここ?