「此処をーーって扉、無いじゃないか」
機体を動かし約2分。モニターに表示された通りに向かうとやはりと言うべきか、壁しかなかった。
モニターに連動するスティックを動かし周りを見るもそれらしきものは無し。
「アレだろ?どうせどっかにサブアームで押せって言うんだろ?」
「……コンソールは……それらしきものはないな」
もう一度、スティックを振り頭部を動かし、見落としがないか探す。が、コンソールらしき表示は出てこなかった。
「アレか?撃つのか?」
「それは最終手段だ。…まぁ、簡単に使うんだけど」
扉と表示されて居る所からブレーキペダルを踏み込む。機体は後ろに歩き出し始めた。
少し離れた後、スティックを動かしドアらしきものに手動で武器を向ける。
「お、おい相棒、撃つのは最終手段じゃーー」
「アフィン、取れる選択肢が無ければ最終手段が最初の手段になる」
照準を扉ーーいや、今は壁か。壁に合わせトリガーを引く。
「それ最終手段って言わないって!」
壁に向けて両手から放たれた弾丸が襲う。
ほぼ水平に撃ったのにもかかわらず何故か壁が壊れない。
と言うか煙で見えない。
「おかしい…少し下がるぞ!」
機体を後ろに下げ煙が晴れるのを待つ。
「おい相棒…壊れてないぞ…?」
「おかしい…何ミリの銃弾かは分からんが…無傷、なのか?」
大体こう言うのって徹甲弾がメインの弾丸ーー砲弾?の筈なんだが…。仕方ない。
「……モニターで他の場所ーーエグジット、だったか?」
「えぐじっお?なんだそれ?」
「…出口ーー確かそんな意味だったはず」
正直俺も英語はそこまで詳しくない。意味もあっていたかも最早分からない。
モニターを色々触りexitと選択する。何箇所か点が表示された其処にW.Pと書かれている。……これで出口に向かえれば良いが…。
「ーー待て。モニターの倍率を上げれば此処の全体図見れるか…?」
だがそんなボタン何処に…モニターの周りに合ったりしないか?
モニターを手で触りそれらしきボタンが無いから探すーー無い。カーナビとは違うようだ。
「此処からさらに先ーー4キロか…」
「4キロ…そういやコイツの燃料って何だ?フォトンジェネレーターか?」
「なんでこんな惑星にそんなフォトンジェネレーターを使った人型兵器があるんだよ。多分化石燃料…だろう。多分」
「化石燃料?なんだそりゃ?」
「あぁ…色んな生物の死体?化石?からこう…なんかそれっぽい燃料が出来るんだよ」
「フォトンジェネレーターと違うのか?」
「フォトンジェネレーターは確か…何も出さないクリーンなエンジンーーエンジン?だろ?此奴みたいなエンジンは空気を汚すんだよ」
「その化石燃料って目に見えるの?」
「そりゃ水みたく見える物質だからな…」
「じゃあそれって有限じゃない?」
「……そうだな」
「それって後どのくらい残ってんの?」
「それを見るには燃料計をーー燃料計何処だ?オイル、オイル…」
オイル、オイルと言いながら各種装置を見ていく。
「オイル、オイル、オイーー」
「相棒、アレじゃないか?」
一箇所を指差すアフィン。其処にはFuel gaugeと書かれていた。
「フュール?フュールか…」
針は八割を示している。充分だ。
「燃料は大丈夫…取り敢えず表示されているように、最初の…W.P1?に向かおう。ーー道順モニターにオーバーレイ出来ないのか…?」
「おう、分かった」
壁からモニターを話し来た道を道順通りに進む。
「…おかしい…四脚群を見ないぞ…?」
機体を動かしW.P1に向かう途中、1機も見かけなかった。見かけなければ踏み潰す心配は無いとはいえ…。
「確かに…あそこだけでもあんだけ居たんだ。それこそダーカーみたいに…」
モニターにもFriendryと言う表示もされない。もしかしたら変なボタン押して表示されないようにしたかもしれなくも無いが。
「ふむ…」
「…」
話す事が無い。
そもそも何故こんな辺鄙な惑星にこんな浪漫溢れる人型兵器があるのか。
アレか?この惑星の原住民ーー今はこの機体の放置具合から言って居なさそうだがーーは戦争大好きで仕方ない原住民だったのかな?
そう思うとあの四脚群も無人機っという事で大量量産して敵地に航空機か何かでばら撒けば撹乱できるし…。
「…案外シャレにならない所に来たのかもしれんなぁ…」
「?どういう事だ?相棒」
「いやな?なんでこんな惑星にこんな浪漫機体があるのかなぁって」
「……確かに……なんでだろう」
「…まぁ、戦争用だと思うがな」
「…戦争って……戦争ってなんだよ?」
「えっ?」
戦争、というの言葉に反応するアフィン。待て待て、なんだ?このーーいや、オラクル船団には戦争って言う概念が無いのか?
「あぁ…そうだな…うぅむ…」
「…そんな説明しにくいのか?」
「……うぅむ…そうだな、俺達がやっているダーカー殲滅戦。これもある意味戦争…戦争か?」
局地戦な気がするが…相手は幾らでも湧いて来るし。
「あぁ?だってそれは、ダーカーは俺達が3種族が生き残る為だろ?戦争って生き残る事なのか?」
「…うーん?生き残る事は大事だが…なんて言うんだ?自分と合わない人を攻撃するって言うのがすごく簡単な戦争…戦争?」
戦争とは何だ?
「うぅむ…すまん、相棒。俺には分かんないや」
「それで良いさ。そんな事を考えるより先に脱出しないと」
甲高い音が鳴り機体がW.P1に到着した事を告げた。
「W.Pは何個だ…3個ーー3個目が出口だから後2個か…」
「もう少しか?」
「あぁ、もう少しでーー」
甲高い長めの音が一回、短めが5回、急になり始めた。
モニターにLookの文字。ロックの文字の周りの円の一部が赤くなる。
「何だよこれ!」
「くそっ!ロックされた!動くぞ!」
ペダルを思いっきり踏み敵がいる方向を向く。
「なんだいありゃ!四脚群がーー」
一体だけ、と言おうとしたら後ろに大量の敵マークが。
「くそっ!出口は向こうなのに!攻撃するぞ!」
「りょ、了解!」
左右のトリガーを押し銃器から弾丸が発射される。
キンキンキンキンと甲高い音が断続的に発射される。
弾丸が敵に当たるたびに爆発、木っ端微塵にしていく。
「コレは、榴弾か⁈APじゃ無いのかよ!」
「榴弾⁈榴弾ってなんだよ!」
「当たった瞬間爆発する弾だ!アフィン!習わなかったか⁈」
ロックオンせずスティックを動かしながら敵のいる所に弾をばら撒く。
モニターの照準器の左右の残弾数がみるみる減っていく。
「残弾数がもう無いな…良し、アフィン!突破するぞ!」
「突破⁉︎まだ敵はーー」
「律儀に相手してたら弾が無くなる!行くぞ!」
ペダルを思いっきり踏み込み進む。思いっきり踏み込むとモニターにBoostと表示され走るより早く動けた。
ブーストモードで敵を吹っ飛ばしながら俺とアフィンはW.P2を目指す。
正直これリリーパでエコーとゼノ達と合わせるためだけにリリーパに来たんだぜ…いつ会えんだ?
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?