ティアの案内で機体上部にある休憩スペースに備え付けられた椅子の所まで案内された。
座ってさっきの話の続きを始める。
「それでーー情報屋って何だ?」
この問いにティアが答える。
「さっきも言った通り、情報屋って言うのはアークスに関する情報を扱って居るの」
「そうそう!例えば……何だっけ?」
「…アホな姉は放って置いてーーアークスが高価買取する素材、モンスター情報を拾って来たりーー」
「噂なんかもあるよぉー!」
「…噂って…どんな噂だ?」
「うーんとねー…この砂漠の惑星リリーパ!」
「急に説明口調になったわね…」
ティアが自分の姉をジト目で見る。この様子だとどっちが姉だか…。
「この砂と機械兵器群しか居ない惑星に謎の生物が!」
「生物…?そんなの居るのか?」
俺達結構深い所まで行ったと思ったが…機械しかいなかったぞ?
「詳しくはまだ調査中だけど、私達より小さくてーー膝くらい、かな?」
「でもでも!近づこうとするとサッサと逃げたり、気がついたら居なかったりで見れないんだよねぇー!」
「そうか、居るのか、生物」
そう思うと砂しかない惑星でも少しーーなんかいいなって思う。此方に友好前提だが。
「うん!なんでも機械群に襲われて居るところを助けた、とか色々話が上がってるよ!」
そうかそうか…機械群に襲われているのを助けーー助ける?
「……待てよ?その生物って今の所、この惑星の生物、なんだよな?」
「今の所はね?」
「なら何故襲われる?」
「…貴女もやっぱりそう思った?」
そうティアが言った。一方隣でパティはその生物はどんな形でこんなのが良いなぁ、と一人で喋っている。
「そりゃそうだろう。この惑星の生物ーーめんどくさいな、原住民、で良いか。んでこの原住民がこの惑星の各種機械を作ったなら…何故味方の機械群に襲われる?」
「最初は暴走して居る機械に襲われていたって線を考えたのだけど…大体聞こえる情報が襲われて居る所を助けた、なの」
「暴走説は無し、か…」
「あれれ?私置いてけぼり食らった?」
「パティちゃんは黙ってジュース飲んでて」
そう言いティアは飲みかけのジュースをパティに渡した。
「となると…あの機械群を作ったのは別の惑星から来た生物、か?」
「…私は今の原住民は後から生まれた、って考えたわ」
「…成る程、今いる原住民の前の原住民がこの惑星の各種機械を作って、それからどっかに消えてその後生まれた原住民が今確認されている奴、か。案外当たってるかもな」
「でしょ?貴女のーーユウナちゃんの考えは?」
「俺のか?そうだな…まぁ、無いと思うが今の原住民の元がペットみたいな奴で飼い主がーー此処はティアと一緒だな。消えた後、野生化して今に至る…どうだ?」
「うーんどっちもありそうねぇ…」
「あぁ…攻撃してこないだけマシ、かな」
今までティアの隣でジュースを飲んでいたパティが俺の顔を見るなり騒ぎ始めた。
「ーー!ティアちゃん!この人ビーストだよっ!」
考え耽っているとパティが俺の頭を指差して言った。あれ?今頃?
「こらッ!指差すんじゃない!ーーすいません、本当に…」
ティアのグーがパティの頭を殴り、ティアが殴った手を摩る。痛かったのか。痛くなる程の力で殴ったのか。
「いや、慣れているから良いさ。それより大丈夫か?」
「ごめんなさい!ーーフォトン纏わせるべきかしらーー気を悪くしたらーー」
フォトン纏わせたらそれ死なない?ダーカー特攻だけだったっけ?
「ねぇティア!撫でて良い⁈」
「パティ!」
「良いさ」
「やったー!」
そう言い席を立ち俺の後ろに来るなりミミの間を撫でるパティ。中々気持ち良いかも知れん。
「うはー!えっ⁈ニューマン⁈ニュースビースト⁈」
「んぁ?何だ?珍しいのか?」
「珍しいも何も、アークス内にビースト自体そんなに多いもんじゃないから…ニューマンの方が多いけど」
「ヒューマンビーストは割りかし居るって聞くなぁ…ビースト自体この距離で見たのは初めてだけど」
「…そんなにビーストって居ないのか?」
「だって産まれが…」
「…そうだったな」
「その…失礼だけどお母さんは…」
「……察してくれ」
そういやアフィンにこの前言われて全然調べてなかった。もはや調べる気すら起きないけど。
「……ごめん」
「良いさ。慣れているーーそうだ。パートナーカード、あるか?」
「そう言えばそうね。交換しないと」
マグを呼びフレンドリストにティアを登録する。
途中で撫でるのを止めさせパティもカードを交換する。
止めて交換しよう、と言ったとき少しパティがゴネたのは内緒だ。ーーー果たしてどっちが姉なんだか。
マグを弄ってカードが追加されたのかを確認していると履歴に反応が。宛先はーーアフィンからか?
どうやらオラクルに戻って検査が必要らしく多分戻れない。とりあえず今回は助かった。ありがとう。
と、書かれて居た。お礼ぐらいあって言えよーーそうか今会えないのか。
「ユウナちゃん…レンジャーなんだね。意外だわ」
「元々接近戦苦手だから…」
「ねぇねぇティア!パティエンティアにユウナちゃん入れば近、中、遠揃って最高じゃない!」
「パティちゃん…はぁ…」
「察するよ」
「ねぇねぇどうかな⁈ユウナちゃんもどう思う⁈」
「もう少し経験積んだら考えるさ」
「……そうだ。ユウナちゃんお腹減ってない?」
そう俺に言ってくるティア。露骨にパティの話を逸らしたな?
「減ってるけど…何で?」
「サーレクスには簡易的な食事も取れるのよ?」
「すごいな…何処で取れるんだ?」
「今回はちょっと迷惑も掛けたしパティちゃんの奢りで」
「えっ⁈…まぁ使う事ないし良いけどね」
「ほら、本人も良いって言ってるし」
「そうか…なら甘えさせて貰うわ」
言っちゃ悪いがこう言うのって腹が膨れればオッケー的な要素あるからな…正直あんまり期待しないでおこう。
何でこの二人がこんなのになったかって?ーーさぁ、知らんよ。
サーレクスがどんどんモンスターマシンになっていく…その内バンシーやアイガイオン見たくなりーー半ばなってるか。
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?