ユウナ「ひぃぃぃ」
マトイは射撃場に置いてある椅子に座り台に銃を押し付けて反動を少なくしようとしている。
俺とマトイは耳にヘッドホンをして耳をヤられない様にする。無論もう片方のミミも専用の奴が有り、それも用意されていた。
俺がテーブル上にあるこの船団の科学力からしたら余程骨董品じみたボタンを押す。
すると射撃場にターゲットーーダーカーを模した的が出てきた。確かあのダーガーはダガン、だったか。俺らの腰辺りまであるからめっちゃ怖いんだよなぁ…戦いたく無いわ。
…俗に言う大型犬が突っ込んで来るのか…前の世界風に言うと。
そんな事を思って居ると、タン、タン、タン、と連続して甲高い発砲音か鳴り響く。
その後も発砲音が17回ほど鳴り響いた。
「…ぁあぁ…ヒット、ヒット……外れ」
マトイと俺が居るテーブルの上にダーカーの横と前、上から見た3DCGのホログラフィックが映し出されマトイが当てた場所、致命的になった場所等を写す。
「ちぇ、やっぱりライフルって難しいね?」
「まぁ、誰にもある程度扱えるって言うのがライフルだしな?俺だってまだまだだし」
マトイは手に持っていたライフルを台に置き、次の武器を探すため席を離れた。
ホログラフィックを見ると撃った20発の内、半分以上は当たっていた。そのうち数発はコアーー俗に言う弱点に当たって居る。
「と言うかマトイ。初めて触ったのに良く当てられたな」
「うん?当たれって思えば当たるよ?」
「…さいですか」
思って当たったら世界のスナイパーは発狂もんだな。
マトイが置いたライフルを手に持ち安全装置をセーフティーに合わせーーの前にマガジンキャッチを押しマガジンを出した後、チャージングハンドルを引いてチャンバー内から最後の1発を弾き出す。
チャージングハンドルを引ききって1番後ろで固定されたのを確認したら元にあった場所に戻す。
「ねぇねぇ!ユウナ!これなんてどう?!」
マトイに呼ばれそちらに向くとロッドを片手に持って向ける方ではない所を地面に押し付けていた。
「これ!かっこよくない?」
そう言いロッドを振り回すマトイ。
「マトイ…それはパルチザンじゃないぞ?」
「パルチザン?何それ?」
「…薙刀、かな?」
天井に向けられた尖った部分。其処がアニメの如く光った…様な気がした。
「ねぇユウナ。パルチザンってどう使うの?」
「いやぁ…俺レンジャーだし、ライフルしか使った事しか無いし…」
「そっかぁ…」
そう言いぐるぐる回していたパルチザンを元に戻す。
俺も隣に向かいロケットランチャーを両手で持つ。
ライフル以上にズシンとくる重さ。何キロあるんだこれ?
「ユウナちゃん?そんな重いの持てるの?」
「…無理…かなぁ…」
持って撃つだけならなんとかなるかもしれないが走って撃ってまた走ってを繰り返すのは…キツイなぁ…。
ランチャーを持ったまま歩き射撃場に立つ。
「安全装置は…グリップセーフティ?ガトリングみたいな奴か?」
良く見ると右手で握る部分と左手で保持する部分に二つ安全装置が組み込んである。
「弾種は…APとHE、徹甲弾と榴弾のみ?」
いや、違うな。良く見ると前にPと付いていた。
P…P弾…Practice bullets、練習弾…?まさか?それは無いだろ…多分。と言うと他にあるのは我らがアークスが使うフォトン…そう言や此れも頭文字Pだったな。
と言うことはPhotonic. Armor.Piercing、フォトン徹甲弾って事か。それじゃあ榴弾は爆薬の代わりにフォトン撒き散らすのか?
と言うかフォトンコーティングしただけでダーカー貫通するなんてなぁ…。
「まるでウラン弾みたいだなぁ…」
記憶が朧げながら確か劣化ウラン弾を撃つと放射線がこう、ばぁぁって広がった様なならなかった様な…そんなだったはず。それとトレードオフの代わりに鬼の様な貫通力…だったっけ?
「えっ?うらん?なにそれ?」
「…そういや此処にもウランは有るのか?…なんでも無いさ。独り言だ」
こんな閉所空間で原子力…事故ったら終わりだな。
マトイになんでも無いさ、と言い手元に集中する。そう?と言いマトイは武器物色に戻った。
左手でランチャー本体から伸びて居るグリップを握り1つ目のグリップセーフティを押す。そのまま右手でグリップを持ち此方のセーフティも解除。解除と共に左手のグリップにあるレーザーサイトから赤いレーザーが照射される。
「これを使って合わせろってか?」
取り敢えずトリガーを引く。
ズドンッ、とランチャーの砲身ーーバレルか?から発射された弾は真っ直ぐターゲットに向かい着弾ーーそのまま貫通した。
「あれ?爆発しないってことはAPか…と言うかこれ貫通して良くターゲットは無事だな」
ホログラフィックを方に顔を上げるとkillーー撃破と表示されていた。
「それじゃあ次榴弾。どんだけ山なりになるんだかな」
少し上目に構えズドンッと撃つ。
弾はダガンを目指ーーさず大きく奥の方に着弾した。
「…やっぱ榴弾ってゴミだわ。150ミリクラスじゃ無いとダメだな」
「ユウナ?何の話をして居るの?」
「ん?何でも無いよ。次、次行こう」
やはり俺にはライフルが1番だな。
ランチャー後方のリボルバーじみたシリンダーから弾を抜き出す。と言うかライフルみたいなボックスマガジンって言うのか?ーーいや、それ軽機関銃のマガジンか…まぁ、それ見たいな奴かと思ったが…シリンダーだとは…。
「これアイツに持たせて乗りたいな…」
思い出すは砂漠で奪取した人型兵器。これをそのままーー材質とか見直して拡大するだけで持てそうだな。
ドカンッ!
そんな事を思って居ると後ろから大きな炸裂音が聞こえた。
耳を塞ぎその場に伏せてーーようとしてそのまま前にコケた。
「いっっ…な、なんだ⁈ダーガーの進撃か⁈」
周りを見渡すもそれらしきものはない。有るのは壊された射撃場とマトイーーマトイ⁈
「おい!マトイ大丈夫か⁈」
「う、うん」
「な、何があったか分かるか⁈」
「えっとね…」
マトイが目線を外そうとして来る。何があった?
「フォイエ撃ったらこんなになっちゃった」
そう言い手に持ったウォンドで壊滅した射撃場を指すマトイ。
「ふぉ、フォイエ、で…?」
生憎俺はアフィンとしか組んだ事ないが、明らかにこれがフォイエの威力ではない事を何となく分かった。
その後ここの店員数名が駆け付け状況を説明。店員も驚いていた。
曰く
『此処はテクニック系は制限が掛かっていてイル・フォイエーーマトイさんが出したフォイエの上級テクニックでも中位に落ちる…筈なんですけどね…』
それを聞くとんじゃマトイがイル・フォイエ撃ったらどうなるの?って言う疑問が思い浮かんだ。多分だがマトイを中心に半径25メートルの敵がフォイエで焼かれるに違いない。ーーと言うか気化爆弾かこれ?
隣でオロオロするマトイのスペックに若干怖がりながらもマトイの記憶を思い出させることに失敗したなぁと思った。
…てかマトイこんなスペックなら元アークスの可能性が…ある…?
遠いなぁ…と言うかハンターフォースの二人にすら会ってない現状。
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?