「くそぉ…クソアフィンの奴ぅ…」
何故こんな所でこんな事を愚痴っているのか。
今現在いる惑星ーーアムドゥスキア、火山洞窟にいるからだ。
「あのリリーパから此処かよ…第一1人でデカイ龍を倒して来いだぁ?」
「それに!俺はまだ休み足らねぇのに!上から俺指名⁈糞食らえチクショが!」
暑さで余計にキレつつも今回のクエスト内容を見る。
オーダーは、火山洞窟奥にD因子に侵された大型龍種が居る。周りの龍族に被害が及ぶ前に至急討伐を頼む、との内容だった。
クソクソ言っていてしも仕方ない、さっさと行くか。ーー行きたくないけど。
腰についているゼノさんのお古を手に持ちクッソ熱い溶岩が其処彼処から溢れ出る洞窟を1人進む。
少し歩くと目の前の土が凹み溶岩溜まりになる。
「なんだこーー」
次の瞬間、溶岩溜まりが急に吹き出し周りにマグマが飛散した。
「うぉぉぉぉ⁈」
急いで脇を通り抜けマグマが当たらないように必死に走る。
数十メートルほど走り、ようやく安全になったか?程度の所まで来た。
「…もうやだ此処。帰りたい」
そう言っても帰れないのがクエストでして。暑い暑い言いながら進む。
ギャォォス!
そこから更に歩くと急に鳴き声が響いた。
「⁈誰だ?」
更に進むと杖らしき物を持った龍族と剣と盾ーーありゃ一体化しているのか?が2人ほど話している。
手前にある大きめの石に隠れる。隠れた石から少しだけ頭を出し相手の様子を調べる。
奇跡的にも龍族は俺に背後を向けて話していた。
『また 暴れている』
『キ・カイ様 またなのか?』
龍族の言葉はほぼ翻訳が効く。ミミーー所謂獣耳ーーから聞こえる言語は何を言っているか不明だが、耳ーー俗に言うエルフ耳、俺のは格段に小さいがーーからの声は小型のヘッドセットを付けているので何を言っているかは何となくわかる。
「キカイ?機械か?」
2人は1、2分話して別れるーーかと思ったが。
『またーー⁈誰だ!』
まるで頭の上に!マークでも付いたかのように話す龍族。バレたか⁈
頭の中に浮かぶはALERTと言う文字。これで全身ぴっちりスーツならーーそれとバンダナも欲しいな。
なんて事を考えている場合じゃない!どうする⁈
『まて アークス 派遣された 奴かもしれん』
『だが アークス あの様な 種族 居たか?』
『第一 このような所 来る アークス位 だろう』
『それもそうか おい!出て来い!』
良かった、アークスに良好な龍族で。クエストカウンターで龍族は過去の話で仲が悪い、って言われてたからなぁ。
アサルトライフルを腰に付けてーー因みにこれ、万能物質(?)なフォトンでくっ付くらしい。
「出てきましたよ」
『これは 何という』
『分からん アークス か?』
「そうだ、アークスだ。クエストで暴走する龍族の排除に来た」
『やはりか こっちだ 来てくれ』
杖を持つ龍族に言われその後をついて行く。
「そうだ。済まないが今回の討伐する奴の外見を教えてくれないか?」
『そうだな そちらの言う キャタドランと言う 同胞の 討伐を頼む』
『キ・カイ様は 比較的 照れやすい 龍族であったのだ』
『しかし 急に暴れ出し 今に至る』
『キ・カイ様の様な龍は照れ屋 多い』
「キャタドラン…成る程、長いな」
マグに映るは長い四つ足の変な生き物。
『左様 しかもキ・カイ様 潜ります故 気を付けてくれ』
「えぇ⁈潜るの⁈」
照れやすいってそう言う意味⁈意味違くねぇ⁈
『ーー此処で我々が思っている事 聞いてもよろしいか?』
剣を持っている龍族が顔を向け改まって聞いて来た。
「なんだ?良いぞ別に」
『それではーーアークスよ 何という種族なのか?』
「種族?」
『そう 我々の内では 其方のニューマン ヒューマン セミキャスト と言われる種族を見た事が有る』
『しかし アークスは 先程の種族には無い 背後から尻尾とミミと思われる部分がある』
『ーーもしや 同族では?』
「一応ビーストって呼ばれてるぜ?俺の種族」
『ビースト なんとも』
「…なぁ、この話は話すと長い。すまんが後でーー」
「あぁぁぁ⁈ユウナちゃぁぁんはっけぇぇん!」
良いか?と言おうとしたら聞き覚えのある声が洞窟内に響く。
「はぁぁい!ユウナ!」
走って来たのはパティ、情報屋のパティエンティアのでかい方だった。
遅れてティアも走って来た。隣に来ると、はぁはぁと息を吸って整えている。
「困った時の情報屋さんだよ!新鮮でピチピチな情報はどうだい⁈」
「いや、ピチピチってどう言うこっちゃ?」
「む、寧ろ…パティちゃんの…扱いに…はぁ…困っている感じがするわ」
会話をしつつも肩で息を吸うティア。
「お、おい、大丈夫か?」
「ありがと…これでも一応鍛えてるから、大丈夫よ」
ティアの隣に行き肩を貸そうとするも手であしらわれた。
「ふーんだ!私を消す方法なんてドキュメントは存在しないからね⁈」
「ドキュメント…?」
「そんな事より!今回の情報は話題の此処!ーーえっと、なんだっけ?アム、アムムム…?」
「アムドゥスキア、でしょ?パティちゃん」
「そうそれ!アムドゥスキア!デッカい隕石が衝突してとんでもない形になったった惑星!」
「良く滅ばなかったな、龍族」
「隕石の威力は凄まじいからねぇ…船団防衛隊には頭が上がらないよ」
そう言うティア。船団防衛隊?聞いてーーいや、こんなクソ暑い所で聞いてられるか。戻ったらポスで調べりゃ良いか。
「そんな過酷なトコなだけ合って住んでいる住人達も屈強なのよ!なんだって龍よ龍!」
『ビーストよ 煩くないか?』
「ビーストなんだが、俺にはユウナって言う名前がだな…」
小声で俺の耳元でその屈強な住人が囁く
「しっ!」
奥でティアが手を鼻の前で人差し指を立てて静かに、と言うジェスチャーをする。
『静かにしとこうか』
『そうだな あの雌に従おう』
「アムドゥスキア原生の龍族は知能も高く、オラクル船団との交流も少なからず行われているの」
「でも最近は、D因子に侵された龍族も増えてきてアークスを見かけると、外敵として襲いかかって来るーー」
「降りかかる火の粉は払うのみ!えやーっ!」
そう言うとパティはダブルセイバーを出し、それを手に握り適当に降る。
『うぉ⁈』
『⁈』
「うぉ、下がれ、危ねぇ⁈」
2人の龍族を手で背後に下げながらパティから少し離れる。
「ってね!ーーあれ?」
「あっ?終わった?」
「うん。もう近づいても大事かな?」
「だとさ」
後ろで見ていたティアがパティの行為を細目で見ながら俺たちに言う。
聞いた三人はパティに近づく。
「…まぁ、良いや。因みにコレ、マジな話だよ?殺らなきゃ殺られるって場合には殺らないとダメだからね?」
そう言いパティは後ろを向き誰に言うのか知らない言葉を言う。
「なんだ?心配してんのか?」
「だ、だってほら!貴女が居ないとアタシの話、誰も聞いてくれないし!うんうん!そうだ!そーだもん!」
「…えっ?パティエンティアってそんなに信頼度ないの?」
「要するに危険が一杯だから注意した方が良いよ、って言いたいみたい」
「まぁ、馬鹿姉のお節介かも知れないけど…気を付けてね?後信頼度についてはーーほら?私達ってニューマンだから年齢幼めで見られるのよーー貴女とあった時と同じくね?」
「あぁ、分かったわ。ーー所で、ティア達はなぜ此処に?」
「私達もクエストよ?多分同じ様な任務だと思うけど」
それを聞き、そっちもそっちでD因子に侵された龍族の討伐か、と想像できた。
「それじゃ!私達はクエストがあるから!」
そう言い片手を振りながらも元来た道を戻る2人。わざわざ道を外してまで俺に会いたかったのか…?
『アークス と言うのも 大変 だな』
「そこはお疲れって言ってくれ」
杖を持っている龍族が持っていない手で俺の肩を軽く触りそう言った。
『さぁ、先に進もう。キ・カイ様もそう長くは持たん』
剣を持った龍族が言い俺たち三人はキカイ、と呼ばれるキャタドランの元に向かう。
作中じゃ鬼の様に仲悪いけど此処じゃ現場レベルは会話できる程度に仲良いです。途中までヴァルドラゴンのつもりで書いていたけどこれじゃアキとのアレが無くなるって訳でキャタドランに変更ーーっていうかこれ50話目やんけ⁈
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?