pso2 (仮)   作:rego

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何ですかエルジマントとかダーカニクスとか超古代人とかって(esネタバレ)


51話目

 

 

 

「ーーっで?そのキ・カイ、だっけ?そいつは何処に?」

『今 ある所に 仲間に 閉じ込めてもらっている』

『今は 術式を組み 扉を 閉鎖させてもらっている』

 

術式…俺らのテクニックみたいなものだろうか?それにしても閉鎖か…いや、キャタドランって確かーー。

 

「さっきキャタドランって潜るって言ってたけど、その扉大事か?」

 

『その点に関しては 抜かりはない』

 

そう言う剣を持った龍族が先導しながらこちらを見る。

 

『そもそも 我らが キ・カイ様を 封じ込めている 場所は 牢 その為 飛行や潜ってでの 脱出は困難』

 

『万が一 脱出に成功しても 監視員が居る 彼等から報告が 入る手はずになって居る』

 

その後ろを歩く杖を持った龍族が話を続けた。

 

「そうかい…そういや龍族からの支援は期待できるか?」

 

『我等は アークスの言う フォトンを使えず』

『アークスの言う ダーガーとやらの 撃退は不可能なのだ』

 

「支援は無理、って事ね…」

 

でっかい龍族相手にライフル一丁か…。

 

「と言うかキカイって龍族も同じ龍族だろ?同族殺しじゃ無いのか?」

 

『我々龍族は アークスとは価値観が違う』

 

『我々龍族は 倒された時 身体は消える物の 魂だけは 別の場所で 生まれ変わる』

 

『よって 我々は不滅』

 

『それに 倒れれば 流石に D因子とやらも 浄化されるで あろう』

 

「…そうか」

 

それから暫くして大きな扉が見えてきた。

 

手前には複数の龍族となんかツノが生えた四つ脚の龍族も居る。

 

『来たか』

 

四つ脚の龍族が此方を向き、周囲の龍族も此方ーーいや、杖を持って居る龍族だけは扉に集中して居る。

 

『来たか アークス 早速だが 中の キ・カイ様を 倒してほしい』

 

『小賢しい 我等の手で 倒した方が 早い』

『我等だけでは 倒れる筈が ない』

『どんな物でも殴れば倒れる』

『アークスの言う フォトンの話を聞いたことが無いのか⁈』

『アークスに頼るなど笑止 此処は我らの星だ 別の種族にくれてやる場所では無い』

 

なんか四つ脚の内の2人が言い争って居るのだが…大事だろうか?

 

「あぁ…大事か?」

 

『あぁ 済まない 我々も出来うる限り 支援はしよう しかし 我等 フォトンの無い身 余り当てにはしないで欲しい』

 

「分かった。それじゃ、入っていいか?」

 

『待て、我等も配置に着かせる 全員聞けッ!今回の 任務は このアークスの支援! キ・カイ様が倒れる迄 支援を忘れるな!』

 

すると周りに居る龍族と扉の手前に有る二つの通路から続々と龍族がやって来て雄叫びをあげて居る。

 

『良しっ!では皆の衆! 戦闘配置を取れ!』

 

雄叫びと共に奥に行く龍族。

 

全員が去った後、此処には先程の四つ脚の龍族2人と俺だけになった。

 

『それではアークスよ よろしく頼む』

『ふっ お手並み拝見と行こう』

 

そう言い四つ脚の2人も左右に分かれて消えた。

 

2人が消えると目の前の扉の中心に灯りがともりーー扉が消えた。

 

「何だこれ…オラクルにすら無いぞ」

 

そう呟くとーー開いた扉の奥に細長いーー俺の嫌いなエビフライに頭と足を付けたような龍が居た。

 

『彼がキ・カイ様だ。倒してくれ』

 

腰にあるライフルを手に握り、安全装置の位置をセーフからフルオートの位置に変える。

ゼノさんのお古ライフルを斜めに持ち、コッキングレバーを少し引いて薬室内に弾が入って居るかを確認ーー入ってるな。

 

排莢口から目をそらし少し遠くーー50メートルほど先のキャタドランを見る。

 

見ると頭部付近に変な出来物が出来ている。

 

あれは確か…侵食核、だったか?

侵食核を攻撃すれば脳までダメージが入って倒せるとか何とか感とか。

 

にしても軽いなコレ…こんな短いバレルで当てられるのかよ。

 

ライフルを両手で持ちキャタドランを見る。

 

向こうも此方が確認出来たのか、大声で叫ぶ。

 

頭目掛けトリガー引く。

 

肩に来る反動を左手で抑えつつも相手に近づく。

 

するとキャタドランが地面に潜った。

 

「潜った…⁈何処から……?」

 

歩きながらマガジンキャッチボタンを押し、空になったマガジンをナノトランサーに近づけて中に入れる。

 

幾らメセタを持ったからと言ってこう言うところで捨てるような真似は出来ない。

 

腰についているベルトから弾の入っている予備マガジンを抜き出し、ライフル本体に挿入する。

 

挿入後、ボルトリリースレバーを押し、初弾を薬室内に入れる。

 

聞いているようには見えなかったな…困難ならグレネードランチャー持ってくれば…!

 

因みにだが今回の弾にD.APは入れて居ない。いや、正直入れようかと迷ったのだけど疲れからか入れるのを忘れた。

 

「…って言うか、レンジャー1人にやらせる仕事ーー⁈」

 

独り言を呟いていると自分の居る地面が揺れ始めた。

 

「⁈やっべ!」

 

嫌な予感がしてそこから離れるーー離れた直後に地面からキャタドランが、その顔について居るツノで刺そうと地面から勢い良く出て来た。

 

『出て来たぞ!全員!掛かれ!』

 

すると壁の上から杖を持った龍族が氷らしきーーテクニックって言うのか?それを使って攻撃を始めた。

 

キャタドランの脚や、色々なところに当たって居る。

 

『アークスよ! 彼の頭を狙え!』

 

怯んで居る好きに近くに向かい頭に馬乗りしーー侵食核にバレルを突っ込んだ。

 

「おらぁ!」

 

バレルを突っ込み、そこでトリガーを引きっ放しにして、マガジン内の弾を撃ち切った。

撃ち切るとマガジンをポイ捨て次を入れる。流石に敵の上でそんな悠長な事をしてられなかった。

マガジンを合計3個程ポイ捨てすると頭をまっすぐに伸ばし、地面に倒れた。

 

「う、うぉぉぉ⁈」

 

倒れた衝撃で自分も吹っ飛び、体から地面に擦り付けた。

 

『だ、大丈夫か⁈ アークス殿⁈』

 

「イッテェ…んだよコレ、全然痛いじゃ無いか」

 

フォトンで覆う癖して全然痛いじゃ無いか⁈このドラグニアフラール!

 

頭に手を当てて首を左右に振る。凄く痛いが大丈夫か?

次に耳とミミの確認ーーこれも付いて居る、問題ない。

 

後ろを見るとーーどうやらキャタドランは沈黙して居るようだ。

 

頭に思いっきり銃本体が曲がったのが付いて居る。恐らく地面に頭を付いた衝撃で折れたのだろう。

 

「……勝った、か?」

 

『勝ちました!コレでキ・カイ様も浄化されるでしょう』

 

そう四つ脚が言うとキャタドランの遺体が溶けたーー溶けた⁈

 

「うぉ⁈と、溶けた⁈速っ⁈」

 

『我々龍族は倒されると魂が抜けます 抜けた後、すぐに身体は溶けるなり割れるなりして消えるのです 前の身体は 入りませんから』

 

『アークスよ有難う あなたのお陰で助かった この件で上の 連中も アークス派に 傾けば 良いのだが』

 

「…龍族も大変ですね」

 

『言うな 下っ端は 皆同じ事を 言うさ』

 

「…さて、クエストは終わったし、俺は帰るわ」

 

マグを呼びアイテム欄のテレポーターを選ぶ。行き先は…キャンプシップで良いか?サーレクスでも良いかと思ったが、そう言やまだ前線基地出来てなかったなここ、と思い出しキャンプシップを選択。

 

『アークスよ 助かった 龍族の心より 感謝する』

 

「感謝するのはお互い様だろ?」

 

右手で手を振りながらテレポーターに入る。

 

 

 

テレポーターに入るとそこはいつか見たサーレクスの休憩室より更に豪華だった。

 

フォトンテレビのある場所に座りモノメイトを飲もう、とした時、違和感があった。ふと下を見るとドラグニアフラールがボロボロになって居たのだ。

 

「おいおい、嘘だろ…?タダとは言え…」

 

ついこの間貰ったばっかしだぞ?よく見りゃ足元とかその他諸々汗が凄い。

 

「…確かコイツにシャワールーム会ったよな?」

 

フォトンテレビの前から立ち去り、近くの3D案内板を見る。

 

それによると案外近い所にあるじゃないか。

 

「…フロ、かぁ…」

 

余り慣れて居ない此の身体。正直見るのもーー第三者として見るのは良いがーー余り好ましくない。それでも慣れなくてはいけないが。

 

少し重い足取りを風呂に進めた。

 

 

 

 

 

 




お前そんなどっかのB社見たく崩壊しそうな後付けはよせって!一年戦争に入れ過ぎなんだよ!5年ぐらい猶予持たせろや!

……はい、という事でリリーパに合ったあの人型兵器はエルジマントがD.Fに対抗する為に作った兵器という事で。多分あれでしょ?戦闘態勢に入った状態でパイロットが戦死なされたのでしょう。えっ?D因子は何でも侵食するバイド⁈何で人型兵器が侵食されなかったんだって?…ほら、それは…ねぇ?フロム脳がこう…。

クーナ編も書く?

  • 書け
  • 書かないでいい
  • Ep4に行け
  • Ep5に行け
  • Ep.Hはどこ…ここ?

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