それから2日ほどするとジグさんから宅配便が届いた。宛先は勿論俺。
その宅配便のラベルには[銃器、取扱い注意]の文字が。
此処(オラクル船団)では銃器すら宅配なのか…。
厳重に梱包してある外の段ボールを外すと、中にはガンケースが。
ガンケースを取り出し入ってすぐのリビングの作業台にガンケースを置く。
「よっ…」
手前にある鍵を外しガンケースを開けるとーー。
「ーーぶ、ブルパップ⁈バレルが二本?なんだこれ?」
なんだかよく分からないライフルが出て来た。
ライフルを手に取り構えるーーフムン、中々、か?
マガジンはどうやら最初に使っていたーーと言うか先輩のライフルもそうだがーーマガジンが使えるな。地味にありがたい。
中に何も入っていない事を確認したマガジンを手に取りブルパップライフルに入れる。
思うがブルパップってマガジン入れるの少し面倒だな、と思った。
俗に言う一般的なライフルーー米製のアーマライトのARー15とかColtのM4とかグリップより前にマガジンがあるタイプーーだとマガジンを交換する時マグキャッチ押して、落としてマガジンを入れる、で終わるけど、ブルパップだと落とす、マガジンがちゃんと入るかどうか銃本体を動かして入れる、だから敵に銃身を向け続けられないんだ。
一度エアーソフトガンで見ずに交換出来るかをやってみたけど…関係ない所にガンガン当たってマガジンにキズが付いて終わった…。でもIwIのブルパップなんだかんだ言って使いやすかった。
ライフルを持ってマガジンを入れて構えるーーこれ結構しっくりこないな。
元々が普通のライフルだったから慣れるのは時間が掛かるけど…。
念の為コッキングレバーを操作して薬室内に弾が無いからダストカバーがーーコッキングレバー……レバー…。
「レバーねぇじゃん!」
薬室内に弾が残っていればそれを使って再装填できるけど…。
「取説、取説…」
ガンケースの端に置いてあった取扱い説明書ーーと言うよりジグさんの殴り書きを読む。
「マガジンに装填された弾は上の方から出る、と。ランチャーはマガジン式、40ミリD.HEを3発、下のバレルはーーアークス総合技術研究所、そこの開発部から新型弾頭のデータが来たからそれを使えるようにーー」
そう言いガンケースの二段目を見るとーー。
「ーーこれ戦車に使われるダーツやん!」
バレルを見ると一つだけのシリンダーになっていてそれにこの弾ーーAPFSDSを入れられるようになっている。
「ジグさんはなんてものをーーんっ?」
説明書には続きがあり、コレで装甲厚の硬い新種のダーカーが来ても撃ち抜けるはず、との事。但しまだ量産体制に入ってないから高い、と。
お試し用として30発ほど入れて置いた。コレで実戦運用を頼む。との事だった。
因みにマガジンを指すと自動で薬室内に入れるらしい。
「ーー只今戻りーーあれ?どうしましたか?」
ガチャ、と自動ドアではない音が鳴りヒューマンの(一応)俺のサポートパートナー、ポイントが出てきた。
「ポイントか。いきなりで悪いが、予備で40ミリのランチャー用の弾、持ってなかったか?」
「私はライフル使いですよ?ユウナさんと同じ」
「…だよな…」
「そもそも私のライフルにはランチャー付いてませんし」
仕方なく何時ものPOSにて頼む事に。到着は2日後との事。
作業台脇にある金庫から弾とマガジンを取り出す。いつだか忘れたか久し振りの弾込めである。
リリーパは機甲種ーーあの四脚群ーーが多い。
前回と同じようにAPーー徹甲弾主体のマガジンにするかーーいや、初めての銃だし、3発に1発曳光徹甲弾を入れておくか。
ダブルカラムのマガジンに1発づつ入れていく。
「ユウナさん。メセタも余裕のある事ですし、オートスピードローラーを購入してみては?」
「…そうだな、幾らくらいだ?」
「えっとお待ちを」
オートスピードローラー、確かそれは、空のマガジンを下の下に置いておけば機械が勝手に弾を込めてくれる奴だったか?
普通のレンジャーだと殆どがマガジンを戦闘中域にポイ捨てしているため戦闘毎に購入するレンジャーも多い。
「えっと…12万メセタ、ですね…」
「……まぁ、ちと高いな」
「で、でもこれ静音製が高いらしいですよ?」
「…サイズは?」
「ーーざっと部屋縦横3マス位ですね」
そう言いポイントが作業台の隣に来る。マグを使いサイズを測り、置けると言うことが分かった。
「まぁ、買うか?それなりに有るし」
「分かりました。購入ですね?」
「俺のところから落とすようにしてくれよ?ーーあぁ、それと40ミリランチャーの弾をーー」
「分かりましたーーはい。購入完了です」
明日には着くようですよ、と言いソファに座りテレビを見始める。
「…遅かったか」
「いえ、40ミリのD.HE弾ですね?それも注文済みーー24発で良いですか?」
「まぁ、それだけあれば足りるだろう」
そう言い弾込めに戻る。
それから数時間後。ポイントが突然立ち上がる。
「あぁ⁈寝てしまいました!ユウナさん!今何時ですか⁈」
どうやら寝ていたらしい。部屋に掛けてある時計にはーー。
「んぁ?えぇ…3ーーいや、2時か、14:21分だ」
そう言うと自室に向かい着替え始めた。
「やばい!オペレーターの仕事に遅れる!」
「弁当はキッチンにあるぞ」
そう言いキッチンの方を指で指す。
「有難うございます!行ってきます!」
「おういってら」
そう言いアークス管制官の制服を着て仕事に向かうポイント。
フーリエに2日後あたりにリリーパに出掛けようとメールを送る。
直ぐに返信が来て、『わかりました!此方も脚部の修理が終わったので出れます!』との事だ。
よろしく頼む、と送って終わり。
銃本体の照準器を弄ってちゃんとピントが合うようにする。
本来ならば照準と弾の着弾点が同じになるゼロインをやりたいが…外に出る気力が無いためスルーで。
銃本体に油を塗ったりしているとふと思った。
「…俺よりポイントの方が有能じゃね?」
否定する者は居ない。
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それから暫くしてマトイが帰ってきた。何をしていたのかを聞いたら、フィリアさんにどうしたらアークスになれるかを聞いていたらしい。
「そしたらね?アークスになるには時間がかかるし記憶も取り戻さないとって言って相手にしてくれなかったの」
「…まぁ、実際記憶を取り戻さなきゃ何とも言えんからなぁ…」
プンプン怒るマトイを宥める為に仕方なくスナック菓子を作ることに。
「…マトイ、フライドポテト、食べるか?」
「うん。ユウナの作るものなら何でも食べるよ?」
よーしそれじゃぁ、と言う時にまたしてもインターホンが鳴る。
「はーい。どちら様ですか?」
マトイが小走りで玄関に向かう。俺はキッチンに向かい冷蔵庫から冷凍フライドポテトを取り出すーーそうだな、300g位やればーー。
そう思った時にあの声が響く。
「おう!元気か!」
「ごめんなさい、ユウナちゃん?」
「ユウナちゃん!ゼノさんとエコーさんが来たよ!」
そう言いリビングに現れたのは赤髪のゼノさんと薄い金髪?のエコーさんだった。
「あっ、そうだ。はいコレ」
そう言うとエコーさんがマトイに袋を渡す。
「エコーさん?コレは?」
「お土産。ほら。女の子は甘い物が好きでしょ?」
…あれ?甘いものって有ったっけ?
そう言い冷蔵庫を探すも特にそれらしいものはない。
「おっ?この匂いーーポテトかな?」
「ゼノさん達も食べていきますか?」
「おう!」
200gじゃ足りないな。600gも有れば足りるかな?
数分して出来上がりリビングに持っていく。
ゼノさんとは今の現状を少し話した。ゼノさんからはゲッテムさんとの現状を聞いた。
「こうしてゲッテムの野郎と笑いながらも戦えるのはある意味あの時、メルフォンシーナさんを助けてくれた師匠のお陰、何だよなぁ」
そうゼノさんが言うと隣に座るエコーさんがまたか、と言う顔をした。
「えっと、その師匠さん?って言うのは?」
疑問に思った事をマトイが先に聞いてくれた。
「まぁ、俺が勝手に言ってるだけなんだけどな。師匠は凄かったぞ。今試験運用中のブレイバーが使うカタナって言う短いソードとアサルトライフル、タリスを使ってメルフォンシーナさんを守ってくれたんだ!」
「でも肝心な名前を聞き忘れてるんだよね?」
「し、仕方ないだろ…それに、あんな昔から三つもフォトンを纏わせて戦っていたんだ。相当なクエストもこなしている筈。1アークスーーいや、あの当時は士官か。名前を教えてくれる訳ないさ」
まぁ、一時期は師匠に憧れてソードとアサルトライフルの二つ持ちをやってみたけどダメだったわ!はっひっは!
と笑いながらゼノさんは言う。
それから三時間ほどしてゼノさん達は帰った。
「さて。2日後の準備をするか」
「ユウナちゃんまた出撃?」
「あぁ。直ぐ帰れると思うよ」
「まぁ、無事に帰ってきてね?」
「おうーーんっ?これフラグ?」
「ふらぐ?」
「まぁ、死なないし大事だろ」
今日の夜はナポリタンにしようか、とマトイに言い、一緒に料理を手伝って貰った。
夜は更けていく。
思うにヴィダブラスターの真ん中にあるバレルは何なんだろうか?あからさまな付箋は正直回収出来るまで続くか不明。思うにHeはソードじゃなくでカタナでいいと思うんだ(粉見感)
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?