「すいません!今回もよろしくお願いしますね!」
そう言うセミキャストのフーリエと前回と同じこの惑星ーーリリーパの砂漠エリアに来た。
「あぁ、大丈夫。それで今回は?どうするの?」
「はい、今回はリリーパを調査している人達に聞き回って謎の黒い影さんが居るであろう場所を特定してきました!」
そう言い脚と腕を機械に置き換えたセミキャストだからできるであろう片手でランチャーを持ち上げ俺に敬礼する。
「おう、頼むぜ。こちとら砂漠の日差しはキツイんだ。後敬礼は無しで。楽に行きましょうや」
「そうですね。それなら日傘でもしますか?」
「それでどうやって機甲種が出てきた時に戦うんだ?」
「片手で撃てば良いんですよ?」
「俺はキャストじゃないから片手撃ちは無理かな…」
ロマンはあるが。
そもそも今持っているこのブルパップライフルーーヴィダブラスターが両手運用前提の重さである。
なんと重さは6キロオーバーである。
かの英国L85以上の重さである。それの分隊支援火器verのL86が6.6キロなのを考えるといやはや、重い。
m249やm60達の様な軽機関銃クラスの10.0キロオーバーよりは軽いものの、それでも重い。
最もそれ相応に3連シリンダー式のグレネードランチャー。
距離、風向き、湿度、重力などを勝手に考慮して等倍から4倍まで対応した可変サイト。スポッターは要らないな。
それらを動かす為に邪魔にならない所に付けられたフォトン吸収機ーーこれ自体はとても短いのだがそれらを各ランチャー、サイトに伝達するコード。
サイドにはレーザー、フラッシュライト、さっき書いた風速を得る為の短な感知器。
そしてバレルは長く、俺が最初に使っていたA.C.A.R–mk5 S.R.modより短いくらいだ。
そして凄いのがなんと中間あたりから折れて上方向のレシーバー下部に格納できるのだーーエアソフトガンかな?
バレルの強度は大丈夫なのだろうか…?フォトンがなんかこう、色々してるのだろうか?
ジグさん曰くオミットしたものを各ライフル会社ーー確かR.C.S.o.P.ArmsとA.C.ins.他数十社に試作銃ーーこれと同じ物とオミットした奴を送ったとか。
そう言やポスで見たヤスミノコフって言う何か日本人みたいなメーカーの銃…アレはなんかS.F.してなかったな。時間が有れば見に言ってみるか。
「ーーユーーさーーユーナーんーーユウナさん⁈」
そんな事を銃を見つめながら考えていたらフーリエさんから大声で呼ばれた。いかんいかん、自分の世界に入ってしまった。
「あぁ、ごめん。でなんだっけ?」
「はい。今回はこのーーマップ上のこのエリアを捜索してみたいと思ってます」
そう言いフーリエさんのマグに捜索範囲を中心とした円が出る。
因みにコレらの情報はジャバスプと呼ばれる電子戦機ーー確か正式名称はジャバスプ JFVa/Sp-68 ジェット及びフォトン複合垂直離着陸/短距離離陸電子防護機って言う超長い名称ーーがサーレクスから離機、周囲を定期的に捜索している。
コレは調査の終わった惑星も探索がーー調査中の惑星よりは頻度が落ちるがーー続けられる。
と言うか最初見たときコレのことを米国のオズプレイーーいや、オスプレイだったか。それに見えてしょうがない。
と言うか長期間の探索と飛行ならターボプロップエンジン見たいな機体にしてプロペラ付けてーーいやこれオスプレイじゃないか。
…まぁ、それらが定期的に中高度から探索を続けてくれている。
「どうしますか?ツーマンセルで行きますか?それとも別行動で?」
「あぁ…どうーーいや、別行動で行こう。一応此処は新しい惑星だから何があるかわからないからいつでも通信に答えられれようにしとこう」
「そうですね!それでは行きましょうか!」
フーリエがマグにマップを格納させその円の中の捜索に向かった。
「…あぁ、その前に終わった後の合流地点はどうする?」
「うぅん、そうですね…この円の中心部なら丁度探索も探し終わって良い頃合いだと思いますよ」
そう言いフーリエは円の中心を指すーー確かにそうだな。
「そうしようか。それじゃぁ、また後で」
「はい!」
「居ない、か」
フーリエと分かれて早数十分。一人で周辺を銃を構えていつでも撃てるポジションにして探索している。
「そもそも黒い影って…いやまぁ見たけどさ…」
そもそもなんだあのモコモコ。一応上には上げてあるし、敵対しない限り交戦不許可もあるけど…。
正直あまり可愛いとは思わなかった。と言うか今も。
時折散発的に出て来るリリーパ機甲種ーー確かスパルダンAやスパルガンが二機1組で現れたりする。
そう言う場合は頭頂部の水色のカメラ的な部分を撃てば各部位にダメージが蓄積されて爆発すると言う何とも杜撰な設計である。
スパルガンの方は頭頂部の左右に銃器が付いていて真正面か真後ろしか狙えない。
まぁそう言う場合は向こうが気付いてなければグレネード撃って爆発させるか、後ろか前を向くのを待って頭頂部のコアにひたすらA.P.弾を撃ち込むかのどっちかだが。
まぁ、今まであった奴ばっかで対処自体は正直しやすい。
さて、そろそろフーリエと合流でもーー。
そこに通信が入る。多分フーリエからか?向こうも終わったのだろうか?
「はぁい。こちらユウナ。終わりーー」
『大変です!こ、この先であの子達がダ、ダーカーに襲われてます!』
「え」
『何体かは引き離したのですが、数が多くて!』
「分かった!今から向かう!」
通信の後ろでランチャーの爆発音が連鎖している。
『はい!交流は後回しです!ダーカーを倒してあの子達の安全の確保を!』
そう言いフーリエとの通信が切れる。
ラッキーな事にフーリエとの合流地点の直ぐ近くに居た。
まぁ、正直二回連続でそうそう合わんだろうとゆっくり動いていたのが吉と出た。場所はそう遠くない。
ライフルを腰に付けて走り出した。
「ユウナさん!来ましたか!」
「あぁ!ーーいやぁ、多いな、何だこのダーカーは⁈」
「はい!名称はクラーダ!小さくて数も多いです!注意を!」
フーリエがランチャーで地面ごとクラーダを耕す。
なんかこのクラーダ、バッタっぽいな。
「前腕の攻撃は鋭いです!戦闘服を着ているとは言え注意!」
「了解!」
マガジンをA.P.弾からD.A.P.弾に変更。ダーカーに有効なフォトンを詰めた徹甲弾ーー徹甲榴弾なのか?ある意味これは?
それを只管クラーダに向けて撃ちまくる。
ギュイ!
ギュガァ!
等鳴き声を鳴きながら倒れて消えていく。
エジェクションポートが開きマガジン内と薬室内に弾が無い事が音で分かった。
リリースボタンを押しながらマガジンを抜き取り、新しいマガジンを手に取るため後ろに手を回した。
「ユウナさん!後ろ!」
フーリエの声に振り返るとクラーダが上に飛んで鋭い前腕を左右に広げて上から切り裂こうと飛んで来た。
「うぉぉぉ⁈」
その時周囲がゆっくりになり、フーリエ、クラーダがゆっくりと動いているのが分かる。
ヴィダブラスターのリロードは間に合わない。ヴィダブラスターはストック部分が短いから殴れない。ならば!
脚を高く上げてカカト落としを決める。
「おらぁぁ‼︎」
クラーダの頭にカカト落としが決まりぐちゃりと潰れる。
「しゃぁ!」
そのまま腰からマガジンを取り出しライフルに入れる。
ボルトをリリース。薬室に初弾装填。
「おらぁぁ!しねぇぇ!」
「私も行きますよ!」
後ろでフーリエのランチャーが火を吹きクラーダを粉砕する。
「よっしやぁぁ!来いよクラーダ!」
3連シリンダー式のグレネードに手を掛けクラーダの固まっている所に3発を打ち切った。
「ーーよし!殺しきれたか!」
「はい!倒し切れました!奥に進みましょう!」
周囲のクラーダを全滅させ奥にいるとされるリリーパのモコモコが居るエリアに向かう。
「あっ、ユウナさんッ!伏せて!」
走っていったフーリエの後を追うと伏せながら奥を見ている。
フーリエの言う通りにその場に伏せてフーリエの近くに行く。
「どうした?」
「ユウナさん、今は大きな音を立てないでくれますか?」
「ほら、あそこを見てください」
そう言い右手である場所を指差すーーあれは…。
「アレが、例のモコモコ、か?」
「はい。あんなに寛いでいる姿は珍しいんですよ?何時も周囲を警戒してばっかりですから…」
「ん、アレは…機甲種?」
「んっ?不味いんじゃないか?」
そう言いライフルに手を合わせサイトを覗く。いつでも撃てるようにセーフティは解除してある。
「いえ、あの子達はここの原生種だから、機甲種が襲う理由はない筈、ですが……なんだか、様子が…?」
そう言うと機甲種ーー多分スパルダンAが原生種に向かい脚を上げた。
「危ない!にげてぇ!」
フーリエが立ち上がり大声で叫ぶ。
スパルダンをサイトに捉えてトリガーを引く。
ダダダンッ!と5発ほど撃ちスパルダンは地に伏せた。
機甲種に驚いたのか俺の射撃音に驚いたのか分からないが原生種がどっかに逃げ出したーーんっ?最後の一体…俺達を見なかったか?
「すいません、驚いて逃げてしまいましたね」
「いや、仕方ないさ。それより追わなくて良いのか?」
「はい!今回はここまでで良いんです。ゆっくりと、確実に!です!」
「まぁ、フーリエが良いのなら良いが…」
「ユウナさん!今回も有難うございました!帰りましょう!」
そう言いフーリエがテレポーターを設置してくれた。
「…そうだな。帰ろうか」
「はい!次回もまたよろしくお願いしますね!れ
「任されて」
そう言いながら二人でテレポーター内に入った。
お陰で急いで書き上げました。後祝60話目。まだEp1ー4…。
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?