「えっ?アークスの探索任務?」
マイルームでゴロゴロしつつこの世界にもあったディスクトップ型のパソコンで何時もの調べ物をしている時、ポイントがオペレーターの仕事から帰ってきて、マイルームの自動ドアが開く。入って来て俺に依頼を渡してーー渡して?ーー来た。
「はい、何でもリリーパの砂漠エリアにて消息を絶っているアークスがちらほら居るので、それの捜索依頼をと」
何でそんな依頼がルーキーの俺に…そもそも俺はレンジャーだぞ?後方ーー今のライフルじゃ近中行けなくもないが、それでも後ろから撃つのが仕事だぞ?
そもそも捜索依頼って…死んでたらどうすんだよ。
「って言ったって…通信が途絶えた場所は分かるのか?それが無いとあの砂漠エリアを全部探さなきゃならんぞ」
「それについては入手済みです。後はオーダーを受けてくれるかどうかのみです」
あぁ…これもう受けるしかないのか…?嫌だな…またあの暑くて日差しが強くて、暑い惑星に行かなきゃならんのか…。
「…特に何も無いんだな?」
「えぇ、今の所は」
何その今の所はって。怖いんだけど。
「…分かった。出発するからクエストカウンターにオーダーを出しといてくれ」
「もう出しておりますし、ユウナさん指名にしてありますよ」
もう既に俺が受ける前提の話でやっていたのか…はぁ、嫌だなぁ…。
「…ok、それじゃあ行ってくる。すぐに帰ってくるからな」
「フラグではない事を祈りますね」
「おいよせ」
「あぁ、それと」
「んぁ?」
「これ。ジグさんと総合技術開発本部から荷物が届いてますよ」
「なんでも直ぐに使ってほしいもの、だそうです」
「…あれ?なんでポイントが持ってるんだ?」
「いえ、どうやら宛先が私宛で中身を確認したらユウナさん宛だったので」
「あぁ…成る程ーーそれで?確認したのなら中身はなんだった?」
「えぇ、確かフォースとテクターの使うタリス(導具)でした。なんでも支援特化にしたとの事が中のデータにありました」
「支援特化って…そもそも俺のクラスレンジャーだぞ?テクニックなんか使えないぞ多分」
「それも兼ねてのテスト、だそうです。取り敢えず開けてみてください」
言われるがままダンボールーーこっちじゃダン・ボールだったかーーを開けて中身を確認する。
「なんだこれ」
「タリスですよ。攻撃系テクニックが使えない様にロックが掛かっているようです」
「支援用だな。で、これをどこにつけるんだ?両手を塞がれたらライフル持てないぞ」
「えっと……利き腕じゃない方にシールド見たく着けるようです。射出口を手の甲ーーそうです。手の先にリンクする様にーー」
中に入っていたデータをポイントのマグが読み込み俺とポイントに見せる。
「こうか?」
バックラーって言うんだっけか?それみたいだな。防御は絶望的だが。
「それで、カードを中に装填してーーはい、出来ました。どうですか?」
「……軽くね?」
何もつけてない様な感覚である。それでも腕についているし触れる。
「ーーえっとセットされているテクニックがシフタ、デバンド、レスタとアンティがセットされていますね」
「…え、テクニックってカードだったの?」
「いえ、これ用に調整された物らしくて。本来なら思えば使えますよ」
「あとテクニックが使えないクラスでも使えるようにした方が良いので、との事です」
「ふーん」
そう言い左手に付けられたタリス。よく見ると名前と型版が付けられている。
R.C.S.o.P製R.C.X.Y.Thalys mod1 Vitadi Phase…ヴィタディフェーズ、か?
素直に英語っぽい言語をスラスラ読めるようになるのは良いのか悪いのか…。
「…確かに受け取ったわ。それで、何をテストすれば?」
「さぁ、私に聞かれても分かりませんし。このデータにも特に何も無いですし…取り敢えず実戦テストをすれば宜しいのでは?」
「そうだな、そうさせて貰うよ」
「にしてもユウナさん、嬉しそうに出て行きましたね。尻尾が左右に揺れてましたし…さて」
私の方は、そろそろマトイさんを起こしましょうか。
ーーー惑星リリーパ 砂漠エリアーーー
はぁ、また来てしまったよ。このクッソ暑い砂漠に。
ライフルを手に取り初弾をチェンバー(薬室)に送る。
そう言やこの銃コッキングレバーが無いんだよな。チャージングハンドルも無いし。
ジャムったらどうすんだろ。これもシグさんに言っておかないとな。
中央のバレルのシリンダーを取り出して中にapfsdsを入れるーーこれって軽いとあんまり貫通しないような気が…いやでもコイツが1番貫通ーー溶ける速度が1.500こら1.700くらいだっけか。
今思ったんだがこれを撃った時の反動と言うか衝撃と言うか…どんなもんなのだろうか。
そう思いながら通信が途絶したとかなんとかと言うエリアに向かうことにした。
エリアに近づくにつれダガンやクラーダなどがスパルガン、スパルダンAと交戦している場面を何度も見た。
幸いな事に気付いてないためそれらをスルーしつつエリアに近づいた。
なんかやってる事が潜入任務じみているような気がしなくも無い。
「……ん、これは…」
エリアに近づくにつれスパルダン達の数は減り、逆にダガンなどが多く徘徊するようになっている。
そしてそのまま進むと地面にハンター用の重兵装のソードがぶっ刺さっていた。
「…登録してあるな。だがなんで…」
武器だけがこんな所に、と言おうとしたらミミがクラーダのカサカサ言う音を捉えた。
「…奥に進むか」
そして奥に見えるのは暗い洞窟。なんでこんな所に…もしや俺とアフィンが二足歩行兵器を見つけた時みたく何かしら緊急事態に陥っている?
オペレーターに今の場所を伝え一応援軍を要請しておいた。先ほどの武器の所有者のデータはこの洞窟の奥にいるらしい。
グレネードランチャーとapfsdsのセーフティを外し構える。
ここでふとコレがゲームならセーブポイント有りそうだな、と他人事のように思いながら。
洞窟内は暗くレーザーサイトとフラッシュライトのコンボでどうにか視界を確保している状態である。
「くそっ…洞窟内は寒いな…」
息を吐くとそれが白い蒸気として舞う。
今の周囲の温度は3度。外とはえらい違いだ。
足元と周囲を警戒しつつ奥に向かうとしようーーいや、そう言えば。
そう言えばこのタリスのテストして無いな。えっと、シフタが火属性のテクニックだから…もしかしたら今掛けたらあったかくなるか?
(えっと…シフタ!来い!)
そう思うとタリスが光り俺の周囲になんか赤い稲妻っぽい模様が出て消えた。
「…なんだコレ?あったかくならんぞ?」
そう思いながら次にデバンドを掛けてみるも稲妻が舞うだけで特に変化は無し。
失敗作か?
まぁ、動作に支障は無いし奥に進むとしよう。幸い登録者はもうそろそろで見える筈ーー。
そう思っていると奥の方に光が見えた。出口、なのか?
慌てずにゆっくりと進む。
ここでふと思ったのだがこの洞窟に入ってからダーカーと一度も交戦していない。いやまぁ交戦しないのは良い事だけど…。
外であんなにドンパチしていたのに中では何も無いって…なんかおかしくね?
そう疑問に思いながらもその光の方に向かうとーー。
「うぉ、眩しッ…!ーーッ、なんだ、ここ…」
ドーム状に広がった不自然な場所。奥の方にも道が有るが、そこにはなんかダーカーの変な器官って言うのか?管みたいなのが複数壁や土から出てきて奥に続いている。
そこで悟った。これゲームのボス部屋じゃ、と。
悟のと同時にミミと耳が揺れと音を聞き取る。これは…地下、からか⁈
その場から急いで走り出す。
直後、その場にはでっかいハサミを持ったーー黒いでっかい虫がハサミを鳴らしながら、土から出てきた。
走って回避したからなのか腰を地面につけながらそのでっかいハサミを見て思う。
やっぱりボス部屋だったか、と。
急いで立ち上がりライフルを構え応戦状態に入る。
第一撃が外れたからなのか俺の方を見ながら鳴く敵。それと同時に敵の周囲に変な…ありゃ触手じゃないか!それを地面から出現させーーいや、触手がある地面がなんか赤い。もしかしてどっかからかワープでもしてんのか?
そう推理しつつも、あぁ、やっぱりフラグは立てるだけ立てておいた方が良かったな、と思う。
ハサミを鳴らしながらこちらに突っ込んでくる敵。さて、自分の家には可愛いマトイが居るんだ。意地でも終わらせて帰らせてもらうぜーーあっ、中の人は野郎なので男はお断りです。
いやぁ、新たらしいクラスは亡霊ですか。なんか義手の人が砂漠で葉巻でも吸ってそうな名前してますねこれは。
所でPさん、エーテルとアストラが付いた5スロだか6スロだかの防具は初心者でも1日で作れるってマ?それが本当なら私は地雷伍長以下なのか(白目
クーナ編も書く?
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書け
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?