「……っ?メールか?……今度は総合技術開発本部から来てくれ…何しに?」
リリーパでの事件というか珍事と言うか…それから一週間ほどはマイルームと言うか自室というか…マイルームでパソコンでゲームをして過ごしていると俺のマグにメールが届く。
内容は機体の改修が終わったから見にててくれ、との事だった。
改修と聞き、ふと機体の形が変わっていたりしないだろうか、と考えてしまう。
あの機体ーー特にカメラアイの形が好きなんだよなぁ…あの複眼。整備性死んでそうだけど。
まぁ、鹵獲機だからどう改修するのも総合技術開発本部の自由なんだけど。
何時もの作業台の上にライフルとタリスを置きーーもちろん弾は全部抜き、少し前に買ったオートローダーに入れてあるーーギガッシュをその作業台の横に固定して戦闘服を着て玄関から通路に向かう。
実際はナノトランサーに入れられたり、手のひらサイズの正八面体ーー俗に言う菱形に圧縮変換出来たりするのだが、なんか信用出来ないので現物サイズで置いてある。やはり現物に限る。
今はマトイとポイントは二人で買い物に行っている。鍵も持っている筈だし大丈夫だろう。
戦闘服ーーバルバロスを着込み下にぴっちりスーツのぜルシウスを着る。体のラインが完璧に出るからあまり着たくないけど…これ以外にズボン的な服が無かった。
頭にミミを保護するヘッドアクセサリーを付ける。バックパックは今回は任務に行かないし、特に良いかな、と。
クエストカウンターを経由してショップエリアに着く。
さて。
「アークス総合技術開発本部ってどう行くべきか…」
前回行った時はアフィンの運転だったし、あの周辺に列車とかモノレールとかの路線とかなさそうだし…後個人的に列車に乗れるかどうか怪しい。
「しゃーない、アフィンでも呼ぶーー」
か、とマグを操作しアフィンにコールでも送ろうとした時。後ろから一週間ぶりの声が聞こえた。
「ーーユウナさん?ユウナさんですか?」
「えっと…その声は…フーリエ、さんですかね?」
後ろを向くと久し振りの黄色い装甲の腕と脚のセミキャストーー_フーリエが立っていた。
「お久しぶりです。一週間くらいですかね?」
「えぇ、お久しぶりです」
そう言い会釈した。
「どうしたんです?今誰かに連絡を取ろうとしたのでは?」
「あぁ…そのですね、フーリエさん、アークス総合技術開発本部って場所分かりますか?」
「えぇ、勿論分かりますよ?どうしてです?」
「いえ、そこに少し用事があって…」
「そうですか!ーー」
そう言いフーリエさんが俺の頭のてっぺんと後ろを見て頷く。
「ーーわかりました!そこまで行く手段が無いんですね!一緒に行きましょう!」
そう言い手を握ってくる。機械過ぎで痛いーーあっ、この形結構武器を握るのにフィットしそう。痛いけど。
「本当ですか⁈ありがとうーーじゃなくて、どうして、その事を?」
「いえ!用事があると言うのとさっき誰かに連絡しようとしたので、もしかしたら、と思いまして!」
そ、そうか。良かった。ミミと尻尾でバレたりなんかしないよな。そうだよなうん。
「そうですか!良かった…別にバレていた訳じゃ無いんですね…」
そう言いホッとする俺。
「……そうですか?取り敢えずいつまでに付けば?」
「えっと…そうですね……時間指定は特に無いようなのでいつでもーー」
「それなら今からいきましょう!そうしましょう!」
「ーー良いぃ⁈フーリエさん⁈」
そう言い俺の手を掴みショップエリアにある大型粒子駐車場に向かう。
「フーリエさん?何に乗るんです?車?」
「いえ!車じゃありませんよ!コレです!」
そう言い粒子駐車場から現れたのはーー大型バイクだった。
「え、ば、バイ、ク?」
「はい!中々のスペックで扱いが難しいですけど、中々楽しいですよ!」
さぁ、乗りましょうと言われフーリエの腰に抱きつくーー決してやましい思いは無い。それを言うなら俺の胸もフリーズさんの背中に押し付けているーー胸ってこんなになるのか…。
「そうですね…ここから総技課まで…まぁ、飛ばせば行けるでしょう!行きますよっ!」
そう言いヘルメットを俺に渡すーーコレビースト用のミミ…いや、どうしろと?入らんぞ。
そう思いながらフーリエさんを見るとヘルメットを被りーーと言うかヘルメットと言うよりは顔全体を覆うヘッドギアみたいな物を付けている。
ミミを前に倒しーー少し痛いけどーーヘルメットを付けた。
「付けましたね!行きますよぉ!」
「ーーえっ?うわぁぁ⁈」
そう言うと若干前輪が浮いた状態でーーウィリー状態でアクセルを握るフーリエ。
フーリエってこんな車泥棒ゲーム的な運転すんのかよ⁈
リアタイヤが煙を上げ粒子駐車場の目の前の道路をハイスピードーー抱きつきながらメーターを見るとーー今80を突破⁈
「ふ、フーリエさん⁈速い、速いよ!」
「まだまだです!まだまだ行きますよっ!」
バイクのRPMーーエンジンの回転数を示すメーターが7000、8000、9000、10000を突破、レッドゾーンに突入してエンジンが唸り上がる。
ビュンビュン車を追い越し少しでも身体を出したら2度目の死まで頭を過る早さに。
もう粒子駐車場が遙か彼方にある気がする。
メーターをもう一度見るとーー180⁈
「フーリエさん!まずいって!警察とか来たらーー」
「大丈夫です!今の私なら振り切れます!」
更にアクセルを回し加速する。
「ぎゃぁぁぁあ!こぇぇぇぇ⁈」
涙目になりながら必死にフーリエの腰に捕まった。捕まらないと多分ーーいや、死ぬ。
ーーーアークス総合技術開発本部ーーー
車だと結構な時間が掛かった道もフーリエの基地外加速によって数分で着いた。
「おぇぇーー」
「あちゃ…またやってしまいましたか…」
現在絶賛受付横のトイレにてゲロっている。
「おぇ……はぁ、はぁ、はぁ…ふー、りえ、さん、今度は、安全運転でお願いしますーーぅっーー」
「ごめんなさい、ユウナさん…帰るときに何か奢りますから…」
フーリエ…多分、食うのは無理…。
いつかの班長と副班長が受付前で待っていてくれた。
「えぇ、そうです、武器と弾薬のリバースエンジニアリングと機体構造の把握、それとコックピットのインターフェースの変更です」
トイレから出て班長と副班長の二人に俺とフーリエさんが付いていく。
「あんなにレバーやペダルで動かすのはーー浪漫はあるがーーこう、速効性って言うのかな?それが足りない」
そう副班長が班長の言葉に追加で入れていく。
「そもそもアレは人の形をしているんだ、同じ動きが出来ないわけがないーーそうは思わないか?嬢ちゃん」
そう言いサングラスを掛けた班長が俺を見る。
「それを行う為に内装を出来うる限り此方の汎用性のあるパーツと交換、それと人の動きとリンクさせるシステムの構成、誤差の修正とかも行いました。いやぁ、久し振りに弄り外のある機械でしたね」
「最も、その身体の動きをの読ませるにはあるスーツーーと言うか今君が着ているぜルシウスを改造した奴を着てもらうのだが…大丈夫か?」
そう言う副班長をスルーして班長が着替えてくれないかと言ってきた。
「分かりました、着替えます」
「えっと…ユウナさん?ユウナさんは何故ここに…?」
「少し前に鹵獲した人型搭乗兵器のテストなってるの。成り行きでね」
「人型搭乗兵器⁈あ、あの!俗に言うロボットですか!」
そう言い急に人が変わったようーーいや、変わってないわ。
「た、多分それだと思う」
「ぁ…あぁ⁈生きてるうちに本物の人型兵器に見えるなんて!しかも搭乗型!」
「お、落ち着いてーー」
「落ち着いてなんていられませんよ!さぁ、早く行きましょう!」
そう言い俺を担ぎブースターを起動、奥のテスト施設ーーまぁ、前回と同じところーーの扉に向かって行った。
ファントムによってスプニ)生き返れ生き返れ…。と言うかファントムのライフル通常って何だろう?セミ?フル?バーストはRaだし…。
あともう一つ。コレ今年中に終わらないな(確信
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?