pso2 (仮)   作:rego

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本当はエッチいのになる筈だった。


クリスマス番外編

 

 

 

マイルームのコタツに入り、ふとカレンダーを見る。

 

今年も後10日も無い。

 

『ーーはい。こちら現場のーーーーです!今年のクリスマスも沢山の人がーー』

 

テレビではいつもの様にーーまぁクーナやマトイに気絶させられていたお陰でまだ2回目ぐらいだと思っていたけどーークリスマスだと騒いでいる。と言うかオラクル船団にもクリスマスってあるんだな。

 

「なぁアフィン」

 

コタツから上半身を出してコタツのテーブルの上に乗っているーー地球直産のミカンを食べる。

 

「なんだ?」

 

「…何でいるの?」

 

そう言いながらアフィンもミカンに手を伸ばす。

 

「いや…予定無いし…」

 

そう言いながらミカンを口に運ぶ。

 

「…いやだからって俺の家に来る?腐っても女だぞ?」

 

「……え」

 

「は?ーーそもそもアフィンは家族居るんでしょ?ユクリータさんと家族で家で過ごせばいいじゃん」

 

「いや、ちょっとな」

 

そう言いテレビに向き直る。

 

「ーーなぁ相棒。何でわざわざ地球の番組を見ているんだ?」

 

「いや…あのゴタゴタの時にな?テレビを見ていた時に少し興味が、な」

 

そう言い口からみかんの皮を出してテッシュに包み捨てる。

 

「…なぁ相棒。ミカンって確か皮ごとーー」

 

「まぁなんだ。俺の食べたいように、な」

 

そう言い食べ終わった後コタツに入り寝そべる。

 

「……ぁ、そうだ相棒、メル姉妹やクーナさん、ゼノさんエコーさんがフランスカフェでアークスクリスマスパーティーしようだって」

 

横になり今日何すっかなぁ…と考えているとアフィンからパーティのお知らせが。なんだそのやけに長いパーティは。

 

「……何時から?」

 

「えぇ…確か午後4時かららしいけど…相棒、今何時だ?」

 

今は午後の三時半だ ← Yes /No

 

今は午後の五時だ

 

 

「……今は三時半、だな」

 

「どうする?行くか?」

 

「どうするか…。ーーぁ、マトイからメールだ」

 

そこには一緒にパーティに行こうとの内容が。

 

「……どうやらマトイも任務から帰ってくるらしい。先に行くなら今の内だぞ、アフィン」

 

「…そうすっか。一度ウチに帰って服を着替えてくるわ。あぁ、間違っても戦闘服のまま来るなよ?」

 

「えぇ…別に良いじゃん。尻尾の穴あけ面倒なんだよ」

 

「分かったから。マトイちゃんと来るようにな」

 

「…はぁ、お前もユクリータさんを連れてこいよ」

 

「…どうにか、な」

 

そう言うとアフィンはコタツから出てそのまま玄関に向かった。

 

「はぁ……面倒だなぁ…」

 

そもそも俺は人前が好きじゃない。今でこそ一人で深淵なる闇を倒したとか、神様に喧嘩売って勝ったとか色々と言われてるけど…。

 

「…そもそもなんで俺がこんなに面倒な奴と戦わなけりゃいかんのか」

 

そもそも普通にアークスやって適当にメセタ稼いで暮らしたかったーーいや、シオンに見つけられた時点でアウトか。

 

「…俺が着れる服あったっけかなぁ…」

 

そう言いノートパソコンをコタツの上に持って来てタンスの中身を調べる。

 

「こいつは…」

 

目に止まったのはホーリーキャロルドレスとフェリシテノーチェだった。

 

これは少し前にマトイと二人で買い物に行った時に買ったのを思ーーいだした。

 

「……冬だしこれで良いか?」

 

それを身に付けるーーふむん、以外に悪く、ない?

 

奇跡的にも尻尾がスカートの下に来るようになっているから…驚かない限り、見えないか?。

 

そんな事を思っていると玄関が開いた。

 

「おまたせ!ユウナちゃん!パーティに行こっ!」

 

玄関から入ってくるなり、早く行こうと言い立てる。

 

「だったらマトイも着替えないとーーってはやっ!」

 

そう言うとすぐさま着替えてーーあれ?

 

「マトイ、それは俺しか買ってないような…?」

 

「えへへぇ…あの時にもう一着買っておいたの。こんなに早く着ることになるなんてねぇ」

 

そう言いマトイはどちらも薄いピンクの入った服を見せる。

 

「…よし、そこまで言われちゃ行くしかないな」

 

「やったぁ!」

 

「その前に電気を消していかないと…」

 

 

ショップエリアに付属するようについているのがココ、フランスカフェ。元はラフリのオーナーの娘さんが自分の店を持ちたいとの事でコレを経営。フランスカフェとは付いているものの事実上の二号店である。

 

中に入るとーーそこには雪景色が広がっていた。

 

 

「ひゅ…あれ、口笛出来なかった」

 

「へぇ、ココがフランスカフェの冬バージョンかぁ…色々寒そうだねぇ」

 

続々とカフェにアークスに所属している人が入って来ている。

 

 

「さぁマトイ。俺たちもいかないとな」

 

「そうだね」

 

「あ!おーい!ガーディアンの二人が来たぞォォ!」

 

「来たか!アークス最高戦力!」

 

などと言われーー顔を下に下げたくなる。

 

「おうルーキー。そんなんで最高戦力が務まるの思ってんのかぁ?ちゃんと上向いて歩け!」

 

「あ、ゲッテムハルトだ!!」

 

「ダークファルスから戻って来た漢…」

 

「ゲッテムハルトさん、身体は大事なんですか?」

 

「あぁ、少し力が出ねぇが問題ねぇ。まぉ問題があるとすれば…」

 

そう言い奥の方を見ろと首を指す。そこにはーー。

 

「ディア!ケーキを持ってきてくれる?」

 

「シーナ姉さん…もう4ホール食べてますよ…」

 

そう言いディアさんの周りにはケーキの空き皿が3枚ある。

 

「大丈夫よ!ほら、私達ってニューマンだから!太りにくいから!」

 

「ゲッテムさんが『最近太ったような気が…』って言うのを聞きましたが?」

 

「げっ!き、気のせいよ気のせい…」

 

とかディアさんも言っているが…二人揃って結構食べてない?

 

「すまんがあの二人を止められるか?」

 

「無理です」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「だよなぁ…」

 

「おーい!ゲッテムハルトぉぉ!」

 

「すまん、読んでいるみたいだ。まぁ、このパーティを愉しめよ」

 

そう言いゲッテムハルトは俺たちから離れていった。

 

 

「なぁマトイ」

 

「なに?」

 

「ゲッテムハルトさんって…私服持っていたんだなぁ」

 

「そりゃ、人だからねぇ…」

 

そのまま受付の方に向かっていると次に会ったのは。

 

 

「げっ、ルーサー…」

 

「おや、人を何かと言えば。敗者呼ばわりとは。あんな出来損ないとは一緒にして欲しくないものだがね?

 

そう言いいつもの白いスーツみたいな戦闘服のまま現れた2代目ルーサー。

 

「でもユウナちゃん?この人はルーサーであって敗者びゃないよ?」

 

「いや、まぁそうだが…」

 

「なに。私とて愉しみたい時もあるのさ。それに今はそれ程全知に興味は無いしね」

 

「……」

 

「おやおや、そんなに見つめられたら困るじゃ無いか。まぁ、敗者が君達の中のルーサー像を固めたのは困ったものだが、それでも私はルーサーなのでね。ーーまぁ、もしかしたら過去の僕が僕である内に作ったって事だと同じ意味になるが」

 

「……ルーサーさん…」

 

「まぁ、君達も式を愉しみなよ。僕もそろそろーー」

 

「ーールーサー兄様!早くたべましょう!」

 

「……すまない。私の妹が読んでいるみたいなのでね。それではまた」

 

そう言い奥に消えていくルーサー。

 

「変わったな。ルーサーも」

 

「うん。全部ユウナちゃんが変えたんだよ」

 

ふと周りを見渡す。

 

見知っている顔だとサラとクラリスーールーサー曰くイリスだったかーークライスがどう言う食べ方で食べるかで言い合っている。

 

「…マトイも行ってくるか?」

 

「…でも」

 

「俺は一人でも大丈夫だ、問題ない」

 

そう言うとマトイはクラリスとサラの元に向かう。

 

他にはウルクとテオドールがウルクの無茶に付き合い、ロジオとアキ博士とライトさんとその他数名の科学者がテーブルを囲い色々とツマミつつ何か難しい話をしている。

 

ゼノさんの周りにはエコーさんとレギアス、マリア、カスラさんの六芒のメンツが集う。

 

いつもの様にオレンジジュースを貰い一人外に向かう。

 

殆どーーいや、全てと言って言い人が中ではしゃいでいるため外には誰もいない。

 

「ふぅ……」

 

そのまま空を見上げる。何も遮るものがないのかすごく綺麗に星が映る。

 

「……居ない、か…」

 

少し前に露わになった惑星地球。そこで色々ありそのまま技術交流することになった。幻想種も出てくる事だし。

 

もしかしなくても俺が生まれた星ーーと思ったが……シエラにハックしてもらいデータを抜き取って貰った。

 

……確かに親は居た。じいさんやばぁさんも居た。

ーー但しそこに俺のデータは無かった。居なかった。

 

あの星では…俺は生まれてすら無かった。

 

「……悲しいなぁ……」

 

ぐすんと頬を伝わる涙。

 

「どこまで言っても……結局は1人、か」

 

「いや。君は1人じゃない」

 

そう言い目の前に現れたのはーー。

 

「シャオ、か」

 

「そうだね。久し振り」

 

「あぁ、久し振り、だな」

 

「…隣座っても?」

 

「あぁ」

 

ぽすっと座るシャオ。

 

「……なぁシャオーーいや、何でもないわ」

 

生きるとは何かを全知全能の弟分に聞きそうになった。

 

「どうしたんだい?泣いていたようだが」

 

「……俺の事…シオンから聞いていたか?」

 

「…ごめん、聞いてない」

 

「そっか……」

 

そう言い黙るシャオ。

 

「その、僕が言うのも何だけど…何か相談が有れば行って欲しい。シオン程じゃ無いが僕だってアカシックレコードへの鍵ーーまぁ制限はあるけど、持っているんだ」

 

「それにほら、周りには君の助けになる人が沢山いる。その人たちにも助けを求めたらいいんじゃ無いかな?」

 

「そうは行ってもなぁ…」

 

「それにーーあっ、次のお客さんのようだね。それじゃ僕は失礼するよ。サラの事をからかってくる」

 

ふっ、と消えるシャオ。それと同時に雪を踏む音が背後から聞こえる。

 

「ここに居ましたか」

 

「……クーナ、か」

 

「はい、会場内に居ないので探しに来ました」

 

「そうか」

 

「……隣、良いですか?」

 

「あぁ」

 

クーナもシャオと同様に隣に座る。

 

「そのテンションだと…アサシンの方か」

 

「いえ、これが私の素なんです。アイドル時の方が偶像なんですよ」

 

「アイドルだけにか?」

 

「…そうですね」

 

そう言い2人で空を見る。

 

「ねぇユウナさん」

 

「なんだ?」

 

「ハドレットと戦った時……あの時は本当にありがとうございました」

 

「…まぁ死にそうになったな。あれは」

 

蘇るは虚空機関が造った造龍のハドレット討伐。アレは本当死ぬかと思った。

 

「こう見えて私はあなたに凄く感謝しているんですよ?」

 

「そうか」

 

「……ユウナさん、どうしたんです?」

 

「いや……なに、関係ない話さ」

 

「そうですか…なら、良いのですが…」

 

そう言い俺の膝の上に頭を乗せるクーナ。

 

「ユウナさん。私はーーそうですね、アークス全員が敵になろうともあなたの味方ですよ」

 

「いつ俺はヤンデレに感謝されるような事をしたんだ?」

 

「ふふっ、ですが何かあったら私達に言ってください。力になりますからーーあと」

 

「なんだ?」

 

「どうしたらおっぱい大きくなります?」

 

「サンタにでも頼め」

 

「…まぁ、そうなりますよねっと。皆さん待ってますから」

 

そう言い顔を上げて会場に戻っていくクーナ。

 

「…味方、ねぇ…」

 

味方と聞くとある言葉を思い出す。俺たちには味方なんていない。そう、誰にも。

 

まぁその後に続く言葉がアレだが。

 

からん、と入れてもらったオレンジジュースの中の氷が音を立てる。

 

まだまだクリスマスは始まったばかりだ。

 

「…美少女に囲まれているだけマシか。俺も女だが」

 

そう言いグラスを持って宙に上げる。

 

「…乾杯、そしてありがとうーー」

 

 

 

「ーーシオンさん」

 

 




正直こんな駄文を120名余りの方がお気に入りに入れている事にお腹が痛くなるこの頃。

クーナ編も書く?

  • 書け
  • 書かないでいい
  • Ep4に行け
  • Ep5に行け
  • Ep.Hはどこ…ここ?
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