pso2 (仮)   作:rego

90 / 133
さっさとEp1の6を終わらせよう


83話目

 

 

 

ーーー惑星 リリーパ 地下坑道ーーー

 

 

「はぁ…捜し物ーーあのパーツを探せって…」

 

今回はいつもの任務ーーそれに足してある事をジグさんから言われた。

 

創世器、クラリッサの足りないパーツの捜索及び回収。

 

コレを依頼された。何もこんなだだっ広い坑道をプランもなく来たわけではない。

 

前回遭遇した仮面。アイツも何かを捜していたような気がする。

 

そしてそれが合っていた場合、捜していたのはクラリッサのパーツの可能性が高い。

 

何せナベリウスの凍土でも交戦したからな。もう二度と戦いたくない。

 

いや、数的有利なら…。

 

などと思いながらいつものチェック開始、初弾装填、安全装置解除からのモードをフルに。

 

 

「よっと…そうは言ってもよ。ココにあるって確信なんてあるのか?」

 

 

遅れて降りてきたのはーー相棒ことアフィン。

 

一人じゃ絶対無理なので呼んできた。

 

レンジャー二人って不利じゃね?近接が居ない。

 

「少し前に来た時に仮面がココで捜し物をしてたっぽいんだよ。それに賭けるしかない」

 

「俺は賭けることは嫌なんだがな。そんなん考えずに体を動かせば見つかるだろ」

 

「…俺は動くのが嫌なんだよ。それに俺だって訳わかんない所で掛けたくないさ。だが賭けるとこがココしかないんでね」

 

いやだな、と言いつつアフィンもチェックを開始。

 

「まぁ、適当にやって終わらそう。こっちは一個持ってるんだ、流石にオラクル船団に奇襲をかけてまでは来ないだろ」

 

「そうだな。さっさと終わらすか」

 

そう言い通路になっている道を進む。

 

改めて見るとこの通路の下ーー水で一杯なんだな、貯水ーーにしては何かが違う。機構種を造るのに使っているのだろうか?

 

「なぁ、アフィン。この下の水って何に使ってるんだろ」

 

「大方機構種を造る機械の冷却とか?ーーいや、もしかしたら水に見えるだけで他の液体の可能性が…?」

 

「情報は?上がってきてないのか?」

 

「今調べるーー」

 

そう言いアフィンは立ち止まりモニターを投影して検索し始めた。

 

「横失礼するよ」

 

投影されたモニターには惑星リリーパで確認されている機構種のデータ一覧と惑星の気候が載っている。

 

「ーーあぁ。……無いな。報告に上がってない」

 

今の段階ではそれらしきものはなかった。

 

「…アレか?誰しもが誰か上に上げるだろうって思って上げてないパターン?」

 

「…まぁ、俺が上げておくよ」

 

「おう頼む」

 

そう言いながら道を進み、十字路になったり行き止まりになったり…色々あった。

 

更に少し経つと上に向かう坂を見つける。

 

「ーーと言うと…これ、ベルトコンベアーか何かあるか?」

 

「多分な。それに高台だ。周りを見渡すのも良いだろうし」

 

「ちゃんと周りが見えれば、だがな。ーーそうだ、軽食、食うか?」

 

「軽食?レーションか?」

 

「アホ、んな訳あるか。お握りだよ。ライスボール。分かるか?」

 

「いや、流石の俺でもその位分かるから。っていうかハンバーグ頼んだ時食べてたじゃん」

 

「……ぁあ。それもそうか」

 

「…相棒。忘れてたな?」

 

「はいはーい。そんなこと言う子には上げませんよ」

 

そう言うとアフィンは俺の前で頭を下げて手を合わせてきた。

 

「ごめんって!ね?ほらっ⁈」

 

「えぇ…どんだけお前必死なんだよ」

 

「そりゃ好きな子から手作り食えって言われたらねぇ?」

 

「…確かに。そりゃそうだな。……って言うかまだ諦めてないのか」

 

「当たり前だろ。所でランクは?」

 

「まだ友です」

 

「やっぱりかあぁ…何が足りないんだ…一体…」

 

「…好感度?」

 

「ゲームかよっ!」

 

「よっしゃ、チート使って好感度爆上げしてやる」

 

「まともに上げてくれ。ーー因みに俺が相棒の好感度を上げるには?」

 

「……そうだな、全宇宙からダーカーを消滅?」

 

「お前それ無理ゲーじゃねぇか!」

 

「貴方なら出来るわ」

 

「何が出来るわだよっ!おだてて出来たらアークス居ないわっ!……」

 

「………ぷっ」

 

「あはははっ!」

 

「あっはっはっ!ほんとっ!何が出来るわだよっ!は、腹が!」

 

「おまっ、今のどこに、そんなにわ、笑う場面が、くっ、ふふっ、ふふっ!」

 

「あはははっ……あぁあ。本当、相棒と話してると、なんか楽しいや」

 

「おまっ、急に笑うのやめっ、ごほっ、げほっ」

 

「おぉ、大丈夫か?相棒」

 

「げほっ、ごめん、助かったわ……」

 

「ほら、さっさと行こう。相棒のオニギリ食べたいしね」

 

 

そう言い俺とアフィンは高台めざし、階段の無いバリアフリーな坂道を登る。

 

 

「ほれ」

 

「おうーーこれ中身なんだ?」

 

「シャケだ、しょっぱいだろ」

 

ナノトランサーからおにぎりを取り出しアフィンに渡す。

 

「……んっ、美味いな。久し振りに食ったな」

 

そう言い二口、三口と口にお握りを入れていくアフィン。

 

「握っただけのおにぎりが美味いか。世も末だな。ほらっ、もう一個。ーーお前の母親は?」

 

ナノトランサーから更にもう一個取り出しアフィンに渡す。

 

「…基本材料入れてボタン押せば料理は出てくるからなぁ…」

 

「……S.FだーーS.Fだったな、これ」

 

そうだった。俺本当にSFの世界にいるんだったな。そりゃ当然か。

 

「S.F?なんだそりゃ」

 

「まさしく今の俺たちの事さ」

 

寧ろアフィンの言う事はもっと軽い事なのだろうか?前にやっていたゲームだと食べる物が全て合成食品で、生物を口に入れるのに抵抗があるって話だった筈。それをAIに食わないと死ぬぞって言われてイヤイヤ食うのも思い出す。

 

「今の俺たち…?まぁ、いいや。んでそれでーーなんだっけ?」

 

「アレだ。料理についてだろ?」

 

「あぁ、そうだった。んで各家にーーマイルームにもある筈だが、そこにある機械に材料入れてくれれば、後は勝手に機械がやってくれる」

 

「…んじゃ、手料理は?」

 

「他は知らないが、俺は誕生日だけって感じだな。小学校も中学校の時に聞いたが…他は…ねぇ?」

 

「ねぇってどう言う事だよ」

 

「作ってもらった事ないってさ。味は…ほら、機械だから完璧だけど…親が作った料理の方が美味かったな。味は少し変だったが」

 

「へぇ…つう事は俺が親以外での初めてって事か」

 

「あぁ、初めてだな」

 

「……」

 

そう言いながら俺もお握りを口に入れる。

 

…んっ?初めて?俺が、アフィンの?

 

「……なんだ?どうした?顔を赤く…そめ、て……」

 

待て待て待て!なんで直ぐにそっちに行く⁈第1!俺は男だぞ⁈アフィンは男でーーだが今の体は女の子だ。

 

あれ?正常?

 

「……」

 

「その様子…何か俺恥ずかしい事言ったっけ?…恥ずかしい事……うーん……初めてって言葉か?初めて…初めてねぇ…はじーーぁ」

 

そこまで言うとアフィンは小声でいう。

 

「……」

 

「…先に進もっか」

 

「…うん」

 

「…なんか…ごめん」

 

 

 

「ーーおい。見ろよこれ」

 

あの後少しアレな空気になりつつもお握りを渡したら解決した。

 

そんなに人が作るものは美味いか。

 

 

……ラフリで食ったやつも既製品なのか?

 

「これは……確か…アレか?」

 

俺が示した壁には懐かしいーー死にそうな状況になりながらも脱出した砂漠での脱出劇ーーの前に写真を撮った遺跡にも会った文字だった。

 

「……そのアレがアレかは分からんが…ほら、ロボットに乗った時に見つけた言語。アレに似てね?」

 

「確かに。だが流石に俺は言語学者じゃないぞ。居るか?周りに」

 

「……あの人ーーいや、違うな、居ない」

 

脳裏に浮かぶはアキ博士とその助手、そしてロジオさんだった。

 

後者は地質学者。前者は多分生態系の学者。どちらとも違う。

 

取り敢えず写真に撮ってこの先どうやって探すかを考えていた時。

 

横から声が聞こえた。

 

「ーーあれ?そこに居るのはユウナさん?それにアフィンさんも?」

 

「ん、その声は」

 

「えっと、フーリエさんかな?」

 

「えぇ、そうですよ。奇遇ですね、こんな所ーーってユウナさんとは結構合ってますね」

 

そう言いながら通路奥から現れたフーリエさん。後ろにはリリーパ族が二匹いる。

 

「そっちはーーって後ろに連れているな。成功したか?」

 

「えぇーーあれ?その後ろの文字…この子達の描く絵に似てますね」

 

「りっ!」

 

それを見たフーリエさんとリリーパ族が声を上げる。特にリリーパ族が。

 

「…ぇ⁈もしかして、読めるの⁈」

 

「りりっ!りっ!」

 

手を使いどうにかして伝えようとするも…全くわからん。

 

「こっちだ、って言ってますね。何かあるのでしょうかね?」

 

「すげぇな。毎回思うが分かるもんなのか」

 

そう言うとリリーパ族はーー小さな穴しかない壁と言うか物の残骸と言うか…それを通り抜けて反対側に向かった。

 

「ぁあ⁈まって!まって!私も行きますからぁ⁈」

 

そう言いフーリエさんと後を追う。

 

「あぁ…行っちまった…振り回されてるなぁあの人」

 

「いや、振り回されてるだろアレ」

 

「しかしどぉするよ相棒。あの狭い所には流石に相棒のおっーー」

 

ずどんっ!と言う大きな音がして取り上げず床に伏せる。むにゅっと胸が地面に着く。

 

「きゃぅ⁈な、なんだ⁈」

 

「お、あい、後ろ!ーーって相棒すっげぇ!」

 

アフィンが言いたいであろう事をスルーして後ろを見る。

 

「え…う、ぉ…」

 

後ろを振り返るとーーそこにあったはずの残骸と言うか…まぁ、道を塞いでいた物が無くなっていた。

 

どんだけ炸薬使ったんだ?火器だけじゃ無くならないだろうに…。高性能爆薬でも持ってんのか?フーリエさんさ…?

 

「…あぁ…フーリエさん?何やってんだよ!おい!」

 

「発破です!」

 

そう言い俺たちの方向を向き親指を立てるフーリエさん。

 

「そーじゃねぇよ!んなの見りゃ分かるっての!」

 

「あれ爆破じゃないの?」

 

「いえいえ!ユウナさん!あんな適当に爆発させるのとーー」

 

「俺の話を聞けよ!なんでんな事してんだって聞いてんだよっ!」

 

「だってこうしないと通れないじゃないですか。ほら。綺麗になったから通れますよーーぁ」

 

そこまで言うとフーリエさんは話を中断させて奥へ。

 

「居ました!まって!待ってよぉ!」

 

「……なんて言うか…活動的だな、ありゃ…どうする?付いて行ってみるか?俺は疲れたよ…判断は任せる…」

 

フーリエさんとリリーパ族の案内で更に奥に進み結構広いところに着いた。

 

「りりっ!りー!」

 

「りっ!りーりぃ!」

 

「うん、うんうん。分かった。ユウナさん、このまま真っ直ぐでいいそうですよ」

 

二匹なのか二人なのか未だに少し悩むリリーパ族を言葉をフーリエさん経由で聞く。

 

「今ので…本当に話出来てるのか…?俺には全く分かんねぇけど…」

 

それを不思議思ったアフィンがフーリエさんに聞く。

 

「大丈夫だ、おれもわからん」

 

「あははは…勿論、私も全部分かっている訳では無いですよ?」

 

「えっ?」

 

「ただ、言いたいって言うことが分かるようになった。それだけです」

 

「あっちかこっちか。今はそれが分かれば十分ですしね」

 

「さっ、行きましょ。あの子達、気まぐれですから。飽きないうちに目的地まで付かないと」

 

「あっ、そうだ。フーリエさんもお握り食べます?」

 

「本当ですか?それでは…」

 

「りっ!りりっ!」

 

「りぃ?」

 

フーリエさんにお握りを渡すとリリーパ族も首を傾げながら、本人達からしたら謎の白いナニカを見つめる。

 

「フーリエ。リリーパ族にも渡すか?」

 

まぁこの様子だとあげてくださいって言うのかなと思っていたら真反対のことを言われた。

 

「いえ。もしかしたら食べれない可能性もありますし、もしこれを持ち帰って何かあったら大変ですから。渡すのはやめましょう」

 

案外まともな返答だった。

 




そう言やクロノスとアンフィトリエ一個ずつあるけどラストエリクサーに掛かって交換出来ない。

あとEp6のDの人はまともでいてくれよ…(ラストリゾート的な意味で)

クーナ編も書く?

  • 書け
  • 書かないでいい
  • Ep4に行け
  • Ep5に行け
  • Ep.Hはどこ…ここ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。