ーーー惑星リリーパ 地下坑道ーーー
「りりっ!りー!」
「りぃ?りりっ!りー!」
ある程度リリーパ達について行くと大きな広間に出た。
そこの奥にはーー色々なハンガーが有り壊れた人型兵器の残骸で埋まっている。
周りに銃座など固定火器も置いてあり、何に対して備えてるのだろうか?此処まで侵入される前提なのだろうか、と考えながら周りを見渡す。
「あはは…嬉しそう。アレなら見て分かりますよね?この先に見せたい物があるようです。近付いてーー」
そう言いフーリエさんがリリーパ達に近付こうとするとーー。
「……なんだ、この音…」
ミミを立てて聴くーータイヤと地面が擦れている音…?
「んっ?どうした?相棒」
「静かに……」
「……この音は…タイヤと金属が擦れている音、ですかね?」
「そんな音聴こえるのか?一体どこから…?」
「……ユウナさん、分かりますか?」
「……ぇっと……後ろ、上⁈」
風を切る音と共に俺たちの後ろにーー今まで見たことも無いサイズの大型機構種が現れた。
ギィィィ!
逆関節だか鳥足だかの装備したーーあれ?コイツ⁈
「ぅお⁈なななっ、なんだ⁈」
「下がれ!下がれ!アフィン!あの時追ってきたやつだ!デカイぞ!」
両腕部を合わせ挨拶の様に火花を散らす。
「マジかよっ!」
俺とアフィンの二人がライフルに手を伸ばしトリガーを引こうとする。
「待ってください!」
フーリエの左腕部がアフィンの前に出る。
「まだ攻撃してくる可能性は低いです!せめてこの子達を!」
「りー!」
「りりっ!りー!」
リリーパ達が俺たちの目の前に立つ機構種を指差しながらフーリエさんに近づく。
「奥?守る?機械?ーー成る程、あの機構種は差し詰めガードマンって事ですか」
「どうすんだよフーリエさん!」
「ーーたしかに撃っては来ていません、しかし…あの子達の言っていた捜し物が彼処にーー」
すると鳥足についているであろうタイヤを走行装置を動かし俺たちの周りをゆっくり回りながら残骸の目の前に向かい、止まる。此方向いてを静止して
「……奥に行かなければ襲ってこないかも知れないですけど…そうもいきませんよね?」
「ユウナさんにはお世話になりましたし、微力ながら私もお手伝いしますよっ!」
背後に背負っていたランチャーを握りマガジンを装填する。
「ーー危ないからちょっと隠れててね?いいって言うまで出てきちゃダメだよ?」
「りぃり!」
そう言うとリリーパ達は入ってきた入り口まで戻りーー座った。
「りりっ!りー!」
「りりぃ?りー!」
「ふふっ、応援してくれるようですよ?」
「……あの機体が有れば倒せるんだがな」
脳裏に浮かぶは乗った機体。フーリエさんとか居るから無理だが…いずれアレも量産されるだろう。リバースエンジニアリング出来たってテレビで言ってたし。
「やるしかないでしょ?」
「そうは言ってもだな…こんな小口径弾ーー俺らからしたらデカイが、アイツからしたらエアガンだぞ?装甲どのくらいあることやら」
「…いえ、多分あの様子だと20センチはないかと。脚部に腕部ーーあんなに脆い所はありますし、胴体も下半身上半身で分かれてます。何とかなりますよ」
そう言いフーリエさんが後ろに下がる。
「ランチャーはそんなに動けません、お二人が前に出て戦ってください」
「さぁ、やろうぜ!相棒!」
そう言いフーリエのクラスター弾を合図に左右に分かれる。
敵機構種ーー後でトランマイザーと名付けられるのだがーーの頭上で1発の弾が割れて中から小爆弾が降り注ぐ。
「撃て!アフィン!撃て!」
「分かってるよ!」
左右に分かれると取り敢えず撃てそうなところに撃つ。
アフィンはグレネードを撃ち脚を狙う。
ステブウェポンの上部レールに付いているリアサイトおフロントサイトの中心にヤツーー後に分かったがトランマイザーと言う名前らしい。ずっとタランマイザーって思ってたぜーーを入れてトリガーを引く。
雷管が銃弾のケツを叩きやっきょうの中にある火薬に引火、薬莢と弾頭が分かれ、弾頭だけがバレルを通りトランマイザー に向かう。
エジェクションポートが開き、引っ掻きが空薬莢を外に飛ばす。
この流れを俺がトリガーを引くのをやめるまで続く。
機械の駆動音がして腕部ーー棘の様なものの付いた奴がスライドして地面を殴りながら向かってきた。
「やべっ!」
「相棒!逃げろ!」
「援護!早く!」
そのままライフル片手に後ろに逃げる。
ずどんっ!ずどんっ!と音を立てながら迫ってくるトランマイザー 。
「ユウナさん!炸薬の入った榴弾を撃ちます!5カウントで飛んで!ーー5!」
「相棒!フーリエさんの所に!」
そう言いアフィンはフーリエの方に向かいーー此方を撃ってくる。
「ばっ、バカ!俺に当たる!ーーうお⁈」
ラチが明かないと奴は思ったのか地面をパンチしながらーー背後から変な箱がーー。
「あれランチャーかよ!」
蓋が外れ超低速のーーそれでも人が走るよりは早いがーーが俺を狙ってきた。
「死ぬって!アフィン!撃って!」
「言われなくても!」
そう言うとタン、タンという音と共にミサイルが減っていく。
「4!」
流石に全ては当たらず何発かが近くに当たる。
「ひっ!」
「3!」
あとツーカウントと思った瞬間、体が前に吹っ飛んだ。
「相棒ーー!」
吹っ飛んだ時、一瞬見えたのがーートランマイザー の奴、ケツにある所から何かを出してブーストしたな。
そしてスパイクのついた腕の他に鋭い物がついた腕をーー俺に突き刺そうとしてきている。
「きゃふぅ⁈」
そのまま吹っ飛ばされて、あぁ、早くも死ぬのかなぁ、と思いながら目を瞑った。
「あぁ⁈フーリエ!早く!」
「分かってますよ!」
ぽこんっ、と言う音が聞こえーーそれを合図に気を失った。
ーーー見たとき、最初は心が凍った。そして見ているものがすっごくゆっくりに見えた。
ユウナが機構種に吹っ飛ばされて宙を飛んでいる時、それはそれは…ゆっくりだった。
好きな人が吹っ飛ばされてフーリエさんに怒鳴ってしまった。
「あぁ⁈フーリエ!早く!」
「分かってますよ!」
隣に居るセミキャストのフーリエさんにランチャーを撃って貰い、気を引いてもらう。
「本当はこの技使いたくないんですけどね!」
そう言うとフーリエさんは脚部のフォトンブースターを起動、ブースト移動をしながらランチャーを腰だめで放つ。
「これ!やったらオーバーホール必須なんですよ!早く!アフィンさんはユウナさんの所へ!安全な所へ!早く!」
「ごめん!フーリエさん!」
そう言い俺は相棒ーーユウナの所に走る。
「ユウナ⁈大丈夫か⁈しっかりしろ!」
ぺちぺち頬っぺたを叩くが、柔らかくてモチモチしてるって事以外変化は無い。
「しっかりしろ!死んでないだろう⁈ーーくそっ、胸に触るが許せよ!」
全く起きないユウナを背負いーー背中にやばいサイズのモノが当たっているが、今はそんな時ではない。
ユウナを残骸の近くに持って行きそこに立て掛ける。
「オイ!起きてくれ!早く起きないとーーえっと、であぁ…ほら!胸揉むぞ!」
結構言うのは恥ずかしいが仕方ない。と言うか身体のラインがはっきり見える戦闘服を着るのが悪い。
ぴっちり戦闘服なんか着やがって…スカートよりよっぽどえっちいわ!
などと思っていると後ろから悲鳴が。
「きゃぁぁぁ!」
振り向いた瞬間、フーリエさんがユウナの隣に吹っ飛ばされてきた。
「はぁ、はぁ、アフィンさん、逃げて…アレば…強い」
「そんな、無理だって!女の子を置いてくなんて!」
「逃げてアイツの情報を持ち帰って。ーー私、左腕部をやられちゃった…」
そう言い見せてきたところはーー火花が散っている。
「くそっ!どうにかできないのかよっ!相棒!起きてくれ!死にたくないだろ!」
「アフィンさん!もういいです!逃げて!」
「だったら!俺が!ここで!ユウナに!キスをーー」
「んっ……あれ、生きてる?」
「!起きたか⁈ユウナ!」
「あれ?死んだんじゃ…」
「そんな事はどうだっていい!相棒!奴を倒すぞ!」
まだ相棒が生きている、それだけで今は良いや。
ーー目を開けたら、何も変わっていなかった。と言うか状況悪化している。
くそっ、何か近接武器ないのかーーそう思いナノトランサーを弄るとーーあった!ソードだ!
ナノトランサーが背中にソードを出してーー握る。
振り方は分からない、やってみるしかない。フォントで重量が無いように感じる。
「ユウナ!それ!」
「あぁ!やるぞ!」
昔やっていた狩りゲームの様に身体の前にソードを両手で握る。
そのままソードを右後ろに移動させーーそのままトランマイザー に走る。
「うぉぉぉお!」
駆動音と共に右腕が俺に向かって切られるーー。
すると以上に動きがゆっくりなりーーそれを交わす様に動くとーーちゃんと交わせた。
そのまま横に避けて腕を力一杯叩き斬る。
金属が擦れる音と共に腕が落ちた。
「行けるぞ!ユウナ!」
「アフィンは裏に!ケツを撃て!」
アフィンに指示を出しケツを撃たせる。
その間も腕に付いた剣で切ってくるしパンチしてくるし。
「アフィン!関節!脆いところ!」
パンチをソードで耐えている時にアフィンに指示を出す。
「わかってるよ!」
ぽんっと弾が放たれもう片方の剣が付いた腕にあたりーー地面に落ちる。
「ユウナさん!今です!ソードにフォトンを載せて!刃を!フォトンで延長させるんです!」
後ろからフーリエさんの声が聞こえる。
「よっしゃぁぁ!いっけぇぇえぇ!」
一度後ろに離れソードを片手で持つ。トランマイザー に合わせてソードにフォトンを纏わせ胴体にぶっさして上に切り上げる。
頭部をぶち抜いた後ーー火花が散り、地面に突っ走った。
同時にソードも割れた。
「……勝った?」
「…その様、ですね…」
「ははっ、勝った、勝ったのか……おしっこ漏らしちまってるよ…俺…」
「ユウナさん…男性がいる前で…まぁ、良いです」
「やっと…勝てたのか…」
そのまんま俺とアフィンは地面にへたり込んだ。
数分後、なんとか立てるくらいには回復して辺りを見渡す。
「はぁ…なんとか倒せましたね。ーーあれ?あの子達は?」
「アレは…瓦礫の中を…指差しているっで良いんだよな?つっても…隙間すらないな…」
「……さて、私の出番ですね、離れてくださいよ?」
片腕しかないフーリエさんが残骸に近づく。
投影されたディスプレイを弄りーー爆発物を出す。
「いや何も言ってねぇって!ーー待て!何でもう爆破の準備終わってるんだよ!」
「アフィンは元気だなぁ…俺は疲れたよ…」
「私、さっきの戦闘では足手まといだったんです。でも今自分しか出来なさそうなので!恩を返したいんです!」
「恩を返すのはいいけど!間違ってーー」
「ーー爆破っ!」
ずどんっ!
アフィンが言い切る前に起爆、残骸は粉々に吹っ飛んでいった。
「べっ!べっ!うぁ…砂が…口に…」
「ーーうん。所定の位置に爆風は逃せたし、位置も範囲内。大丈夫かな。さて、何があるでしょうか」
吹っ飛んだ瓦礫の中から出てきたのはクラリッサのパーツが出てきた。しかも持つ部分が。
「これが相棒の言っていた…奴だよな?にしては掴む部分しか…」
それに近づき手に取る。
「綺麗…コレが私たちーーうぅん、ユウナさんが見せたかった物なの?」
ナノトランサーに保管する。
「しっかし、何でリリーパ族がこれのありかを知ってたんだ?」
「えぇっと……大事な…品?物?…を…預ける?…うぅん?すいません、詳細まではちょっと…」
「まっ、そうだよなぁ…寧ろ此処まで案内してくれて充分過ぎるって感じだな」
「まぁ、何はともあれ見つかった事だし。終わりって事で良いか?」
テレポーターを出して地下坑道入り口まで戻る事に。
ーーー オラクル船団 ショップ エリア ペアーリーーー
それから帰還して、ジグさんに物を渡しに行く。
「ジグさぁん、いますか?」
『おう!居るぞーーその様子だと見つかった様じゃな』
「えっ⁈」
『ははっ、尻尾を見ればわかるぞ』
後ろを見るとーーモフモフの尻尾がわっさわっさ
嬉しそうに揺れていた。
「…これがクラリッサのパーツで良いんですよね?」
ナノトランサーから持つ部分を取り出してジグさんに渡す。
これだけ見ると定期的に光るただの白い棒だ。
『おぉ…正しく。コレはクラリッサの一部に違いない』
ジグさんはそれを受け取るとまたテンションを上げる。
『こうしてはおれん!早速修復に入らなければーー後一つも頼むぞ!ーーそうだ、ヤスミノコフ造兵廠が後でお主に武器をまた渡すそうじゃ、送っといてやるよ』
「?え、えぇ、お願いします」
『おう!それではの!』
そう言いジグさんは奥に消えていった。
「……帰ろ」
帰ればデュケットさんやマトイが癒してくれる。女の子同士だから問題ない。
最後さっさと仕上げる為に適当になったのは(明らかだけど)内緒。
そろそろえっちいの上げたい(
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?