コノリウに後を任せそのままカタパルトに乗り、合流地点に跳ぶ。
(此奴の事は任せろ)(カタパルト通りに進めば合流地点に着く)(後は任せたぞ、アークス)
「コリウか⁈そっちはどうだ⁈」
(数で押そうとしたが)(此奴中々)(50居た同族が、今や私含め数人よ)
「ボロ負けじゃねぇか!コリウ!逃げろ!奴はダークファルスだ!侵食されるぞ!」
カタパルトで空を翔びながらコリウに聞こえているかどうかも分からない声を上げるゼノ。
(分かっている)(仲間には攻撃を食らったら散開して逃げるように指示を出してある)(元は時間稼ぎ)(アークスが合流地点に到着すればこちらの勝ちよ)
「そうか…なら良いんだ」
それに小声で聞こえていたのか、と呟いたのを俺は見逃さない。正直俺も思ったが。
「やっぱしあそこに残っていた方が良かったんじゃ…」
「いや、合流地点で何が起こるか分からないーーまぁ十中八苦戦闘だろうが、戦力を分散させるのは愚の骨頂。当たるなら持ちうる限りの火力で、だ」
「…それもそうか。さっきのコリウは逃げ切れたかしら…」
(それよりアレがダークファルスか)(私達が戦っていたのは…ただの雑魚だったか)(雑魚如きで戦死者すら出していたのに)(更に上には上が、か)(アークスよ、今回の任務)(絶対に成功させろよ)(我々の命がかかっている)
そう言いコリウからの念話は途切れる。
「この様子だと逃げ切れましたね、エコーさん」
「えぇ、良かったわ。味方は多い方が良いしね」
「まっ、今回は戦闘には協力しないけどな」
そう言や雑魚って言っていたが…確かこの辺りに出るダーカー種はダーカーやダガン、それにデータ上では見たミクダやダーガッシュ、ガウォンダと戦っていたのか。
ミクダが背中に弱点のコア、ダーガッシュがチョウチンアンコウで口の中がコア、ガウォンダが…シールド持ち、だったか。シールドはダーカー因子で保護されてこっちのフォトンが効きにくいんだっけ?まぁ、素直にケツを狙うさ。
幸いなことにダーカーは遠距離攻撃して来るやつは少ない。
お陰で脳筋主義が多くてアークスも困ってるとかなんとか。
「ーーそろそろ合流地点だ、エコー、ユウナ。武器のチェック、頼むぜ」
そんな思考に耽っているとゼノさんが大声を出し警告を出す。
「ユウナちゃん、絶対に成功させるわよ。これがある意味、シーナちゃんへの手向けの一歩になるかも知れないんだから」
「は、はい!」
「あれ…?誰かが待っているって話だけど…誰も居ない…?」
ロッドを構えながら明らかに決闘する場所らしき広場を警戒しながら進む俺たち。だが、ある程度進んでも敵は出てこない。
それに疑問に思ったエコーが言う。何処だ、と。
(アークスの子)(ユウナにゼノ、エコーよ)(よく来てくれた)
その声に反するように頭に響く声ーー。
「頭に直接…?と言う事は龍族か」
(私はロノカミツ)(故あって、姿を見せられず、声での対応、無礼を詫びる)
辺りを見渡しながらライフルのセーフティを解除、フルオートに固定、グレネードも装填して背中に。
「ロのカミツ…?彼女を呼んだのも…あなた?」
二人が偉い人と会話しているのを尻目に、今度は左腕に付いているタリスのチェック。
零式ナ・バータと言う名のシールド、武器のフォトンを強化するシフタ。
戦闘服のフォトンを強化するデバンド。
身体のフォトンを活性化させ傷を癒すレスタ。
同じく身体中のフォトンを活性化させ毒物を'消す'アンティ。
これらの動作を確認ーーした。
(まさしく)
(旧態依然としていた我ら龍族に…一つの楔が打ち込まれた)
(そのキッカケは、間違い無く貴方の内にある。ーー感謝する。ユウナよ)
次はソード、と思った時に名指しで言われて顔を上げる。そう言や俺を名指しだったな。
「楔、ねぇ…まぁ、龍族の雰囲気が変わったって言うのは分からなくない、が…」
ゼノさんも左手でアクションを取りつつソードの柄に右手手を掛けたまま、そちらの手は動かさない。
「とは言え、ただ感謝を述べる為だけに此処に呼んだってわけでは無いんでしょう?ロのカミツさんよ」
(無論それだけでは無い)(ユウナよ、貴女に渡したい物がある。ーーだがその前に)
(確かめさせて欲しい)
(貴女がそれに足る力を持つのかを)
そう言うとーー。キィィィンと言う音が遠くから聞こえてくる。
「この音…戦闘機…?」
「ユウナ?何を言っている?何が聞こえるのか?」
「ジェットエンジンの音が…」
「ジェット?フォトンエンジンじゃないのか?」
「いえ、この甲高い音はーー」
「ゼノ!ユウナちゃん!アレ!」
そこまで言うとエコーさんが空を指す。
そこには翼からまるでアフターバーナーやオグメンタやリヒートの様に淡い熱を出しながらゆっくりと旋回している。翼からは戦闘機の如く空気中の水分が凍りヴェイパーを出して空を裂く。
そしてそのままループし高度を上げてスプリットSを行う中盤辺りでまたリヒート。そのままこっちにつっこんできた。
ゼノさんと俺はソードを地面に刺して吹っ飛ばされない様にして、エコーさんが俺たちの前に零式ナ・バータを薄く囲う様に展開する。
突っ込んだ衝撃で辺りの土が舞い上がる。
「げほっ!げほっ!んだよこれ!」
「ふぅ、咄嗟にツッ刺して良かったぜ。エコー、大丈夫か?」
「えぇ、なんとか。ユウナちゃんは?」
「くそがっ!ーーぁ、えぁ、だ、大丈夫、です」
「……」
「はっはっ!エコー。新人はこんくらいがちょうど良いんだよ!こう言うのが生き残るんだ」
「…う、うん。ーーそれより」
そう言いエコーは俺から視線を外し頭だけ突っ込んだーー龍族をみる。
「りゅ、龍族、よね?しかも大きい…」
「はっ、力試しってか。んじゃ、それに見合う報酬を用意してくれているんだよなぁ⁈」
地面からソードを抜いて構えるゼノ。それを見たエコーもロッドを構える。
(ーー無礼者!)(カミツ様の声を賜る)(それこそ誉!)
(良い、コノレラ)(此にと叫びしその忠義、この決闘を持って示して見せよう)
(御意!)
「来るぞ!ユウナ!エコー!」
そう言うとゼノはそのまま敵龍族ーー後にクォーツドラゴンと命名されるがーーに向かって走る。
狙うは頭。頭目掛けてゼノはソードを振る。
「ーーッ!かてぇな!」
(そんなもので)(コ・レラの鎧に)(傷なんて付かない!)
形成を振りと見るやコレラの頭目掛けて足の関節を上げて蹴り上げる。
それに応ずる様にエコーが光系や炎、氷系のテクニックを連発。
爆発したり、翼が凍ったりするも効果は無い。
離れた俺もソードをーーアルバソードを持ってクォーツに迫る。
「ユウナ!腕をやれ!」
ゼノさんの方を見ると腕で潰そうとしている。
そこに走って駆け寄りジャンプしてーーツイスターフォールを使い腕を切る。
「うぇ⁈」
「良いぞ!ユウナ!」
だが着陸と同時に尻尾が俺の横を思いっきり叩き飛ばす。
「いっ⁈」
一方のゼノはそのままソード全体を使ってガードした。
「ユウナちゃん⁈大丈夫⁈」
吹っ飛ばされた俺にエコーさんが駆け寄りレスタをかけてくれる。傷は無くなるが痛いものは痛い。
これでも軽減されているのだから、ねぇ。
「ユウナ!ライフルのエンドラクトを使え!」
「え、エンドラクト⁈」
「貫通弾よ!チャージ式の!」
「こいつの動きは速い!確実に当ててくれ!」
そう言われるがまま片膝立ちになり一番脆そうな部分ーージェットエンジン兼翼を狙う。
「ーー当たれっ!」
3秒ほどフォトンを込めると只の小口径弾が凄い光を浴びながらクォーツに向かっていく。
きーん!と言う音ともに右翼が壊れた。
(成る程、力はある様ですね。他のアークスのアシストがあるとは言え)
(カミツ様!)(私はまだ)(まだ戦えます!)
(もう良いぞコリウ。其方の忠義は見せてもらった。戦いは終了だ)
そう言いいきなり力が抜けたのかスッとクォーツが下がると、今まで力んでいたゼノが、そのまま前のめりに倒れる。
「あぁ⁈ぜ、ゼノ⁈」
急いで側に駆け寄るエコー。
(…さて、我々龍族はアークス要望通り我々の領域の侵入を許可しよう。それと。これが報酬だ)
そう言いどこからともなく現れたソレはーー丸っこい何かだった。
「あの…これは?」
(あるものから言われてな。ユウナ、と言う人物が来たら渡してほしい、とな。さて。礼は果たしたぞ。これで大っぴらにアークスの番組が観れる)
(カミツ様!)(何観ます⁈)
(そうだな、取り敢えず料理番具をーーん?どうした?アークスよ)
「い、いや、凄く庶民的だな、と」
(そりゃそうだろ。多くの龍族の前では長であるために高圧的でなければならず、こうやって楽に話せるのは一部の龍族のみ。次第にこう言うの物に興味を持つのは必然であろう?)
「…そうなの?えこーさん」
「…ゴメン、分からないや」
「大丈夫だエコー。俺も分からん」
(取り敢えず物は返したぞ。さぁ帰るぞコリウ。楽しみに待っているものは沢山居るからな)
(はーい!カミツ様!)
そう言うとクォーツが律儀に礼をしてそれなりの速さで上昇、どこかに飛んで行った。
「…ねぇゼノ。なんか今回…閉まらなかったね」
「…まぁ、誰も死なずに済んだってことで」
そういながらエコーさんはアンティとレスタを撒く。
「まぁ、これで終わりってことで。ゼノ?キャンプシップに通信をーーってどうしたの?」
「いや、なんか…繋がらないんだ。おかしいな、端末の調子もおかしい」
そう言われて俺も管制官に繋ごうとするーーがノイズばかりで何も聞こえない。
「…ねぇゼノさん、俺嫌な気がするんだけど…」
「奇遇だなユウナ。俺もだ」
「えっ、ちょっと!どう言うことよ⁈」
「多分この感じだとーー」
『見つけたぞ。ユウナぁぁ⁈』
先ほどまでクォーツがいた所にーー仮面が立っていた。
『ユウナ。それを寄越せ。寄越したら楽に殺す」
「そう言われて渡すアホがいるかよ」
そう言いアルバソードを取り出して構える。
『やる気か?』
「当たり前だよな?そろそろ教えてくれても良いんじゃない?」
「ユウナ!援護するーー」
『黙れ。足踏みしていた雑魚は引っ込んでろ』
「…ッ!」
「おいおい、先輩になんて事言ってんだよ。ゼノさん!一緒にーー」
視線を一瞬外してゼノさんを見るとーー二人とも倒れていた。
「ーーッ!おまっ!何をした!」
『少し眠ってもらっただけさ』
「結局コレかよ!」
『そうだ、ヤるかヤられるかの二択さ!』
そう言いソードを持って突っ込んでくる仮面。
俺もソード片手に突っ込む。
二つのーー水色のフォトンを護ったソードと紫色のD因子を纏ったソードがぶつかり合う。
「なぜ俺を狙う!」
『答えは簡単!お前が死ねば宇宙は救われるんだよ!』
「何のことを!」
ソードを切り上げ、仮面目かげて突く。
『甘い!』
そのまま後ろに下がり、ツインマシンガンで引き撃ちを始める。
左腕に付いているタリスの零式を使い全ての弾が体に当たる前に浄化され消える。
『ナバータか』
「そうだよ!TMGなんか捨ててかかって来い!」
『そうだな!』
腰にTMGをセットして再びソードで殴り合う俺と仮面。
ノヴァストライクで打ち上げてもそのままソードで突き殺そうとしてくるし、ソードとソードで膠着に入るしーー。
ソードを払いのけ距離を取る。
仮面はまだやる気らしい。
「…俺は死にたく無い、まだ死にたく無いんでぇ!」
ギルティブレイクを使い仮面に接近して頭の仮面を破る。
「っ!まずったか!」
「かったぞぉ!」
そのまま仮面にソードを突きさしーーペルソナの仮面に当たる。
「ふっ。だからあまいんだよ、お前は」
だか。
だか、その後に来るものはーー
ーー激痛。ただ、それだけだった。
こんな終わり方してますがまだプロトタイプ。気が向いたら追加する。と言うかこの後仮面とマトイについて殴り合うまで戦闘シーンあったっけ?
と言うかデューマン以外でもオッドアイ欲しい…欲しくない?
後アクセ枠6個から8個欲しい。
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?