あの後寝てしまい気が付いたら左目の眼帯が取れていた。
それで上半身だけ起こすとベッドに倒れるように寝ているマトイ、椅子で簡単なベッドを作り手を下に垂れながら寝ているアフィンが居た。
「…ふみゅ…うにゅ?ーーユウナちゃん⁈起きた⁈大丈夫⁈」
その声に驚いたのか椅子のベッドで寝ていたアフィンががしゃん!と言う音と共に地面に落ちる。
「あぁ、大丈夫、の筈ーーそういや眼帯取れたな」
目を辺りをもう一度触りーー眼帯が無いことを確認。と言うか左右どっちも見えるから取れた、と言うことなんだろう。
「目痛く無い?変な感じとかしない?」
「いや、今のところは…うん、無い」
目を上下左右に動かして痛みがないのを確認。その後マトイを見る。
「良かった……本当に、良かった…」
そう言い目元に涙を溜めながらーー溜まったソレを手で拭いてニコッと笑うマトイ。
「……そうだな。良かったよーー」
「相棒⁈起きたのか⁈大丈夫か⁈目の痛みとかは⁈」
「いや。特に無いが…どうしてそんなにーー目が気になるんだ?」
「それはーー」
「アフィンさん!ーーあはは…何にも無いよ?」
「…どう言うことだ?そんなあからさまに…」
「マトイ、言ったほうがいいんじゃ?」
「でも…」
「大丈夫、相棒ならそんな事で軽蔑しないって。ーー多分」
「…そっか。あのね?実はーー」
そう言いマトイは椅子に座りなおして喋り出す。
「……D因子で左目が失明する可能性大、それで奇跡的に適合したマトイの……アレだ、細胞を使って治した、と」
「うん…」
そう言い顔を下に向けながら指を動かす。
「…マトイ?少し来てくれ」
「?うん…」
そう言い椅子をズラしてこっちに来るマトイ。頭を差し出しながら項垂れるマトイにーー。
ぎゅっと抱きしめた。
「えぇ⁈ユウナ、ちゃん?」
「ありがとうな、マトイ。お陰で助かったよ」
「…そう…良かった…本当に、良かった…」
そう言いマトイも抱きしめて来る。
「…あっ、そうだ。ーー」
「ん?」
「ーーユウナちゃん。お帰り」
「はぁ、卑怯だな、マトイは。ただいま。マトイ」
側から見ているアフィンが鼻を伸ばしつつ目に涙を溜めて居たのを俺は見逃さない。
そこからマトイがもう少しこのままで居たいと言ったが流石にこの体勢はキツイ、と言い後で膝枕するからと言いその場はそれで終わりにする。
「…因みにどうやって?しゅぢゅつしたのか?」
「…あぁ、俺は突っ込まないが…そんな程度は酷いがそこまでーー手術するほどでは無い、との事だった」
「んん?それじゃあアフィン、どうやって治療したんだ?これ?」
「あぁ…まぁ、気にしない方がーー」
そう言いアフィンが視線を外す。
「えっとね?変なカプセルに入れられて、そこに私の細胞から培養された細胞とフォトン液でユウナちゃんを浸した?って言うのかな?」
「…えぇ…」
マトイの何だかよく分からない説明を元にすると…カプセルに入れられて治療液とマトイの…アレに浸された、と。
「あぁ、あの時は内心これで本当に治るのかとドキドキしてたぜ」
「…ん?待て…マトイ、その時の服装って…?」
「もちろん裸だよ?」
「そのカプセルって…見えてる?」
「うん。見えないと中がどうなってるか分からないからねぇ…」
そこまで来てアフィンがさっき視線を外した理由が何となく分かった。
「……マトイ、アフィンは…見たのか?」
「うん!なんかアフィン曰く、好きな人の裸を見るのは普通、ってーーユウナちゃん⁈何を⁈」
手元にある未開封のモノメイト(オレンジ味)をアフィンに投げるべく手を動かす。
「なにって!ヤロウ人の裸見やがって!ーーあほぉ!」
細い女の腕から投げ出されたモノメイトはーー見事にターゲットに命中せず空を舞う。
「ユウナちゃん!それモノメイト!投げたら危ないよ!」
因みにアークスやーーと言うかオラクル船団てを使われているこのメイト系の飲み物ーーまぁ、塗り薬タイプとかもあるのだがーー超頑丈で踏まれても壊れない所か、原生生物に噛まれても破れない程度の強靭さを誇る。
あっ、これ当たったら痛くね?
「ごめんって!だって本当に心配しててーー」
そう言い止まったアフィンに向けて今度はディメイトを投げる。ーー優しく、投げる。
「だったら外で祈ってろ!」
ポイッと言う効果音がしそうな遅さのディメイトがゆっくりとアフィンの顔、というより髪の毛に当たる。
「あぁ⁈ディメイトがアフィンの顔に⁈」
その後看護婦がやって来て三人揃って怒られました。
人の裸を見た此奴が悪い。
その後は管制官の仕事終わりにデュケットや何時ものゼノとエコー_ーーここ2人は偉い怒ってた。奴と戦う時は俺たちも起こせって。いや、寝てたじゃないですか。
そんなことを言っているとーー久しぶりに見た顔にタトゥーの入った厳ついでかい人ーーゲッテムハルトと後ろにメルフォンシーナとメルランディアを連れてやってきた。
なんでも最近やっと入院じゃなくて通院にシフトしたらしく、しかもその通院しているのがこの…なんて名前だっけか?まぁ、この病院に通院しているらしい。
先輩方5人が揃い何時ものゼノとゲッテムハルトの口喧嘩からの喧嘩コースかと思ったらそこは大人。病院だからって事で収まった。
俺を除く女性陣がコレが外でも出来ればねぇ、と言っていたのは多分本人には聞こえていないはず。
そんなこんなでまた看護師が来て、俺たちも邪魔になりそうだから帰る、とゼノゲッテムが言い看護師と入れ違いで帰った。
その看護師によると明日、明後日頃にはこの様子だと退院できるらしい。
やったぜ、と思うと同時にマイルームに各種ご飯の材料あるだろうか?と考えてしまう辺りもう女の子なんぁと思う。ーーいやコレは前の時から何作ろうかと考えるの楽しいだけだし!ちげぇし!
看護師に量多く出来ないって聞いたら、ここアークス直轄だから…まぁ、無理かなぁ。って言われました。
翌日になり又看護師とデュケットが来て明日退院と言うことになったらしい。
デュケットに、「本当に大丈夫みたいですね…いやぁ、良かった良かった」と言われた時は…まぁ、俺も良かったよ、と言い返した。
「…あ、そうだ。イチゴ食べます?ship69産の甘いイチゴですよ?」
「そうか。食べる」
「はい。洗って来ますね」
そう言いバックを持って部屋から出て行くデュケット。
ベッドに横になりふと考える。
仮面が言っていた俺を殺す訳。確か俺が死ねばマトイが死ぬと。
あの言い分だと最終目的は多分マトイの……撃破。だけどそれが出来ないから俺を狙う。んで俺を狙えば…何でマトイが死ぬんだ?訳がわからん。そんな依存してる訳……訳、無い、よな?
それゼノとエコーが起きる前に言っていた言葉、彼女がダー、で終わった言葉。
そして仮面の仮面を外した時の姿が俺の今の身体と瓜二つ、そして最初に会った時にメルランディアが言っていた俺のデータと一緒。
コレはつまり双子の可能性が…?そして今回の件のマトイと俺の種族は違えどDNAその他の一致。
…まさか、ダーク、ファルス…?
そういう流れになると俺も、となる。
「辞めてくれよ、人と違うのはミミと尻尾だけで良いんだよ…」
そんな事を頭を片手で抱えながら無い知識で必死に考えているとデュケットがバーン!と扉を破って入ってきた。
それに驚きミミと尻尾がびーん!と立つ。
「でゅ、デュケット、さん?」
バックを持ちながらつかつかと歩いてきてーー昨日俺がマトイにやったように俺に抱きついてきた。
「ユウナさんはユウナさんです。ビーストがなんだっていうんですか。誰もそんな事を思って無いですよ」
多分勘違いしていると思うが…なんだか心地が良い。
俺も抱きしめ返す。
「…ありがと。デュケット」
「えぇ。こちらこそ。それにーー」
「ユウナさんのおっぱい、想像以上に大きくて感触が気持ちいいです」
あぁ…君、そんなに無いからねぇ…アークスで見たらあるけど周囲にいるのが俺とマトイだからなぁ…。
敢えて口には出さずぎゅっと抱きしめ返す。そう言えば女の子に抱きしめられたり、したりするのはマトイに次いで2回目だな、と思いながら。
その後イチゴを食べ終わり、帰り際にデュケットが。
「マトイさんと2人で待ってますからね。絶対に帰ってきてね」
と言い帰って行った。俺そこまで重症じゃ無いんだが。
退院するのは明日かぁ、と考えていると又々扉が開く。
やけに今日はお客が多いなぁ、と思っているとそこにはーー。
「……えっと、どちら様ですか?」
「酷くない?私だよ!ほら!」
えっ?マジで知らないんだけど⁈これナースコール押した方がいいのか?
と考えていると笑いながら椅子に座る。
「ごめんごめん。テオドールが言っていたビーストかぁ。ーーあぁ、私の名前はね?」
「ウルクって言うんだ。宜しくね!」
あぁ、リリーパの地下坑道で出会ったニューマンの彼女仮か。成る程、超絶活発的だな。
「あぁ、テオドールさんの言っていたのは…」
「何⁈テオドールまた私の事言ってたの⁈」
そこでふと思う。ここでテオドールが君のこと好きっぽいと言う事を言うのは如何なのだろうか?と。
「…いやぁ、まぁ、凄かったよ。ウルクさんの話に1時間弱付き合わされてねぇ」
「ウルクで良いわよ。それにしても私の話で、ねぇ…申し訳ない程度でいいから教えてくれない?」
「えぇ、まずはですね、テオドールさんの好物である豆腐ハンバーグの具の量がーー」
あの時話していた内容を簡単に掻い摘んで話す。終いには彼女ーーウルクも話に乗ってしまい、逆にテオドールのココがダメだけどそれが良い自慢が始まる。
あれ?これ前にもーー。
「ーーそれでね⁈テオドール、あぁ見えてイヤイヤ物事に取り掛かるんだけどーー」
「…あのぉ…所で…どうしてここに?」
「あぁ、そうだ。いけないいけない。テオドールの件に関してお礼が言いたくってさ。あの後少しづつだけどお話できるようになって。話を聞いたら任務中に会ったビーストの女の人に話を聞いてもらって、それで少し自信が付いてって事で。んでユウナさんって名前のビーストを探していたら金髪のニューマンの男の人に相棒ならフェオの直轄病院に入院しているよ、って言われてお礼きたのよ」
あのアホアフィン!なんて事しやがる!一応他人だぞ⁈その日に入院している病院と番号まで教えるか⁈
「そ、そうか…」
「…それにね?ああやってテオドールがちゃんと任務に集中することによって…やっと私も前を向けるんだ」
「ん?どう言う事だ?ウルク」
「…私少し前にね。アークスに応募して落ちちゃったのよ。それで二軍の管制官にも落ちて…それでどうしよっかって時にニューマンの水色の髪の毛をした人に会ってね?事の話を言ったらね?なんと!入れてくれたのよ!管制官に!」
「うわ、すげっ!超運あるじゃん!」
「うん!その事をこの後テオドールにも言うつもり。だからね」
「私達2人の間を紡いでくれた事に感謝するよ。本当にありがとう」
「…まっ、なんだ。2人揃って頑張れよ!俺は応援しかできないがね」
「うん!ユウナも怪我治して任務受けてよね!」
「高額依頼くれたらな!」
「それじゃね!」
「おう!テオドールさんに宜しく頼んどけよ!」
そう言いニューマンの女の子のウルクは病室を出て行く。
取り敢えずだ。
「アフィンは後ろから1、2メートル横に弾撃ってやる」
ーーーアフィン の ホームーーー
「はっくしゅ!」
「うわっ!汚いよ!お兄ちゃん!」
「ごめんごめん!誰かが噂してたみたい」
ーーー オラクル船団 フェオ直轄 病院ーーー
「…これでくしゃみしたに違いない。後で人の裸を見た言い訳を書いてやろう、してやろう」
そう言い俺はもう一度横になる。時間的にそろそろ昼飯かな?
所で確か75話辺りにテオドールが出ていたはずだけど…ウルクは出てないよな?確か。
と言うかストーリーでウルクが偉い人に偶然会って特別に受かったって言ってたけど後のことを考えたらこれ絶対ルーサーだろ。
と言うかこれまだEp.1.6の中盤なんですよねぇ…これいつ終わるんですかねぇ…?
R18はまだまってください。まだ2000もいってないんで…。
Ph難しい…難しくない?
クーナ編も書く?
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書け
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書かないでいい
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Ep4に行け
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Ep5に行け
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Ep.Hはどこ…ここ?