「最近、何か嫌なことでもあったの?」
こころが疑問を投げかける。車が発進してから十秒も経たない内の事だった。
「最近……は、特に何も思い当たらないかな」
「そうなの。困ったわね……」
「あの、結局私はどうして連れていかれてるのかな?」
「あ、実は私もよくわかってないかも……」
嫌な事が無い事の何が困るのか。そういった疑問はあったが、ひとまずは横に置いておいて、彼は問うた。
「あぁ、そういえばさっきはこころ語でしか説明してなかったか。んー、なんていうか――」
「あなたを笑顔にする為よ!」
「はい、ちょっと黙ってようねー」
「むぎゅっ」
現在、こころは一番外側に座っており、その隣に美咲が座っている。言葉と共に身体も飛び出させたこころは、ほっぺを潰す勢いで押し込められていた。
「まぁ、大雑把にでいいんならこころが言った事で間違いないんだけど。詳しくとなると、まずあたしたちの関係から説明しないとだし……」
「奥沢さんたちの……?」
(さっきから人称と口調が安定しない人だな……?)
そんなことを思いつつ、美咲は大まかに説明をした。こころの事。ハロー、ハッピーワールド! の事。そして、その目的の事。
「世界を笑顔にするバンド……なんだか素敵ですね」
「だ、だよね! 優ちゃんもそう思うよね?」
「だから! あなたの事も笑顔にするの!!」
「はいはい、急に叫ばないでねー。耳痛いから」
飛び出しアゲイン。押し込みアゲイン。
そして特に話がまとまる訳でもないまま、車は目的地に到着する。その間の件のやりとりの数は、実に六セットにものぼった。
「…………」
車を降り、ハロハピ組がいつもの足取りが門を抜けると、そこで影が一つ足りない事に花音が気付いた。
「あ、あれ? 優ちゃんは?」
その言葉からはいつのまにか堅さが抜けている。ハロハピの理念を肯定された事が、彼女にはよほど嬉しかったようだ。
振り返ると、探し者は少し後ろで唖然としている。一体何をしているんだと、駆け寄ろうとした刹那、美咲の脳裏をある情景が走り抜けた。
(あ……)
そこには、在りし日の自分たちがいた。ここ最近で通い慣れてしまったものだが、初めてこの場所を訪れた時に同じような反応をした、その記憶。
美咲は思う。当時は四人が大口を開け、こころが一人屋敷側で首を傾げていたものだが、まさか自分が訝しむ側に回る事になるとは、と。
(あたしもいつの間にか、しっかりハロハピ色だったって事かぁ……)
「わかる、わかるよ。この家初めて見たら、普通そうなるって」
「なんだか、物語のお城がそのまま出てきたみたいですね……」
「だ、だよね。そんな感じするよね! えへへ、なんだか優ちゃんとは気が合いそう。カフェとか好き、かな?」
車の中、そして今と、花音は自分と通ずるものを感じたようだ。
「こころに置いてかれちゃうし、行くよ」
花音が何か語り始めてしまう気配を察知し、強引に二人の手を引く。こころは背後を気になどせずにずんずんと進むので、少し駆け足気味になった。
(手、ちっちゃ……)
美咲には、左手の中のそれが同い年のものとは思えなかった。
そして歩くこと数分、四人はとある部屋の前にいた。そこは歌詞や方針を決めたり、演奏の練習までする彼女らの屋敷内の主な活動場所。仮称、ハロハピ会議室。
「やあ、みんな。相変わらず見目麗しい……ん?」
扉を開けた四人を出迎えたのは紫髪の麗人だった。彼女の名前は瀬田薫。やはり、バンドメンバーの一人である。
(わ、かっこいい……)
薫を一目見て、真っ先に浮かんだ感想はそれだった。それでいて、きちんと女性である事も主張する、不思議な人物。
「初めまして、だね、子猫ちゃん。私は瀬田薫というんだ。お名前、聞かせて貰ってもいいかな?」
「は、初めまして。祖師谷……えっと、優と申します」
その芝居がかった大仰な挨拶に、彼はなんとか
何故、薫だけが先に屋敷にいたのか。その理由は簡単で、ただ彼女が一人違う学校に通っているからだ。こころ、はぐみ、花音、美咲の通っているのが花咲川女子学園で、薫は羽丘女子学園。ちなみに花音、薫の二人が二年生で、あとは全員一年生である。
「薫、今日はね、皆でこの子を笑顔にするのよ!」
「今日はここで会議と聞いていたんだが……」
「そうだったかしら? んー、そうだったかもしれないわね。けど、こっちの方が大事でしょ?」
「あぁ、違いないね」
「見て、この子の顔。笑顔にしてあげなくちゃ! って、そう思うでしょう?」
「子猫ちゃんというのはあまねく儚いものだが……なるほど、彼女は特に、それも少し違った儚さがあるようだ」
(なんだそりゃって感じだけど、薫さんの言う事も、ちょっとわかるんだよなぁ)
薫は何に対しても儚いと言ってしまう節があるのでハロハピ内では忘れられがちだが、その意味は本来『今にも消えてなくなってしまいそう』だ。
美咲は、薫語の『儚い』の意味は未だ理解できていないが、日本語の『儚い』ならば確かに目の前の少女に当てはまるな、と感じた。
(にしても、これはあれか。あの流れか)
「黒服さん」
「はい、奥沢さま」
「楽器と
「すぐに用意いたします」
「あぁ、あとはぐみが間に合うか分からないので、一応ベースの打ち込みも」
「承りました」
美咲がそう頼むと、彼女たちはさっそく作業に取り掛かった。椅子、楽器、アンプ、果てには明らかに扉の幅を超えるサイズのステージまで、必要なものが瞬く間に揃えられていく。僅か三分という普通にはあり得ない短時間で、会場は整った。
「どうぞ、こちらへ」
神業、早業、そう呼ばれる類のセッティングに戸惑う彼へ黒服が着席を促す。金と赤の椅子のフカフカ加減は、普段硬い椅子か座布団にしか座らない所為で、新鮮に感じられた。
「みんな、遅れてごめん! って、あれ!?」
と、ここで勢いよく扉が開かれる。視線の集まったそこには、橙色の髪をした少女が。
(あの人、確かクラスに……?)
「あれ、はぐみ案外居残り早く終わったんだね。それなら待ってればよかったかな」
「うん、予想以上に早く終わってはぐみもびっくり……じゃなくて! どうしてゆーうんがここにいるの?」
「あー、これもう一回か。えっとね――」
遅れてやってきたはぐみが、見知った面々に混ざる意外な人物に気づいて、驚きの声を上げる。そこから察するに、彼女の口にした『ゆーうん』という文字列は祖師谷優のことを指すものであるらしい。
その混乱真っただ中といった様子に、美咲は薫にした説明を噛み砕いてはぐみに伝え直す。
「え……」
事情を知った途端、どうせ『じゃあ皆で笑顔にしよう!』などと言ってはしゃぎだすのだろう、そんな美咲の考えに反して、話を聞き終えたはぐみは表情を曇らせた。地元で、商店街の元気印とも呼ばれ、いつも笑顔に溢れている彼女が、だ。
「もしかしてそれって……今日、しんどそうにしてたのと関係、ある?」
「え、祖師谷さん体調悪かったの?」
ここで突如、美咲の頭の中に雷鳴が閃く。そしてそれは、なんだかんだ平和にも見えていた今の構図を一瞬で塗り替えてしまうものだった。
つまり、『突然の事に戸惑いつつも、こころのわがままを優しい同級生がきいてくれている状態』から『体調不良で苦しんでいる同級生を、こころがわがままで無理矢理に振り回している状態』へ。
「祖師谷さん! 何で早く言ってくれなかったの!? 大丈夫!? 無理してない!?」
「ひっ! も、もう大丈夫です。治りましたから……えっと、肩離して、ください……」
「あ、うん。ごめんね……」
そんな偽りのない声音の拒絶攻撃は、見事に美咲の急所を抉った。
(汗のにおいとか、染みついてたりしないよね……?)
「ねぇ美咲、ミッシェルはまだ来ないのかしら?」
しかし、彼女には傷心する暇など与えられない。既に三人は準備万端といった様子だ。
「あー、もうすぐ近くまで来てるらしいから、ちょっと迎えにいってくるね。ほら、はぐみも早く準備して」
「う、うん!」
「祖師谷さんも、えーっと……」
(あれ、これ何て言えばいいんだ?)
行ってくる、着替えてくる、また後で。一体どの言葉を口にすればいいのかわからなかった美咲は、苦笑して軽く手を振るに留めた。
そして数分後、部屋に入ってくる巨大な影。
(く、ま……?)
少年が目を点にする。なんと、そこにいたのはピンクの毛にキラリとキュートな瞳という、種族に持たれがちな恐ろしいイメージにはどうも似つかわしくない特徴を持つ、大きなクマだった。
「みんなー、お待ちどうさまミッシェルだよー。遅れてごめんねー」
「もうミッシェルったら、遅刻よ!」
どうみてもキグルミのその姿に、しかしこころはまるで旧友のように親しく話しかける。そこに一切の演技が感じられないものだから、もしかしてやって来たのは本物のクマなのか、などという思考が彼を襲ったが、何度目をこらしても、それはやはりキグルミでしかなかった。
そんな反応は、もはや彼女には慣れたもので。やっぱ混乱するよなぁ、なんて呑気に考えるミッシェルがターンテーブルの前に立つ事で、ようやく演者が揃った。
「えー、では。これよりハロハピ緊急特別ライブを開催しまーす」
「いえ~い!」
「い、いえーい」
「それでこころ、何の曲をやるかは決めてるの?」
「勿論! 不思議とね、わかるの。優を笑顔に出来るのは、きっとこの曲なんだろうなって。だから!」
一旦の静寂が訪れ、すぅ、とこころの息の音だけがほんの微かに抜ける。
「――行くわよ! 『せかいのっびのびトレジャー!』」
そして、演奏が始まった。
曲が始まってすぐ、最初に感じたのは驚きだった。それは、彼が今まで
「~~♪」
教養の一環、他者へのステータスの一つ。音楽とはそういう物だと、彼は教えられてきた。
(でも、きっと間違いだったのかな)
でなければ、眼前の彼女らがあのように笑うはずがない。ピックを弦に、スティックをドラムに、そして己の声をマイクへ。思い思いに叩きつけるその姿は、とても楽しげだった。約一名、表情こそ窺えない者もいたが、雰囲気は一体だ。
少女は言う。やってもいないのに決めつけてしまうのはもったいない事だと。昨日の外出において彼は、商店街の様々な店に興味を示しながらも結局入る事ができなかった。
(もしあの時に勇気があれば、何か変わっていたのかな……?)
少女は言う。変わるのはしんどい事で、すごい力がいるのだと。その通りだろう。彼のように立場という強力なしがらみがある場合は、特に。
(僕も、変わる事が出来るのかな……?)
少女は言う。世界は広く、自分の知らないワクワクがたくさんあるのだと。これは自明である。考えるまでもなく、この曲そのものが彼にとってその事実を肯定できる証左なのだから。
(僕の、知らない世界が……)
「優!」
少女の――こころの呼び声が響く。どうやら、彼が考え込んでいる間に曲はアウトロに入っていたらしい。
「あたしたちの演奏、どうだったかしら? 楽しかった? 何か、見つけられた?」
「僕、は……」
その問いかけに、しかし言葉はするするとは出て来ない。
「皆さんの演奏を聴いていると、何かとても大きな感情が湧いてくるんです。けど、それが楽しいというものなのか、僕にはよくわからなくて……」
人は得てして、周囲からの扱われ方によって、自分という人間のあり方を知覚する。その意味で、物心のついた時、彼は既に次期当主だった。敷かれたレールの上に『楽しい』など、一つだった転がってはいなかった。
「でも、皆さんは……演奏をしている皆さんは、とても楽しそうでした。笑顔でした。それだけは、わかりました」
「あなたが楽しかったかはわからないけど、あたしたちは楽しそうに見えたって、そういう事かしら?」
「……だと、思います」
申し訳なさげに彼は俯く。こころは顎に手を当てて幾ばく考え、すぐに笑顔を咲かせた。
「なら、話は簡単じゃない!」
マイクスタンドを手放し、勢いよくステージから飛び降りる。そして椅子の前までやって来たこころは……。
「――あなたもこっち側にくればいいのよ!」
ぐっと、強く手を引いた。
「え、ええええ!? そっち側って、一体どういう事ですか!?」
「あたしたちは楽しんでるように見えたんでしょう? なら、あなたも演奏すればきっと楽しめるわ! 楽器はそうね……あ、あそこに一つあるじゃない!」
そう言ってこころが指差した先に視線を向けると、そこにはただ壁があった。少なくとも一瞬、彼はそうとしか認識できなかった。だが、よく見てみればその足元には小さな椅子が置かれており、それが実は壁だと見紛うような巨大なパイプオルガンだったことがわかった。
「よーし、次はこれよ! 『ハピネスっ! ハピィーマジカルっ♪』」
「ちょ、ちょっと待ってください! 楽譜は――」
「そんな物はいらないわ! リズムや音程がずれてても、あなたが楽しめる演奏をするのよ!」
「っていうか祖師谷さん、それ弾けるの?」
「クマさん……えっと、ピアノなら弾けるんですけど」
幸いなことに、彼にはピアノを弾くだけの力があった。彼の持つ技能の多くは父の用意した稽古の賜物であるが、これに関しては、母の方が習うよう提案したものだ。
それでも、目の前にあるのはオルガン。その事実は変わらない。同一視されがちな二つだが、ピアノは弦もしくは打楽器、オルガンは管楽器に分類され、音の出る仕組みがまったく異なる。音の伸びや強弱、更に言えば鍵盤を押す感触などもまったく違うのだ。
彼が備え付けの椅子に座ると同時に、前奏が始まる。楽器も音楽も、どちらも初見のもの。ぶっつけ本番、ここに極まれりである。
(なに、これ……)
しかし、予想に反して指は勝手に踊り始めた。初めこそ、曲調を乱さない事を第一に、確実だと思える音だけを挟むようにしていたのだが、気付けば普段ピアノを引く時のように滑らかに多くの音を刻んでいた。
それはもしかすれば、時間を置き、落ち着いて聞き直せば呆れてしまうような演奏だったかもしれない。だが、いつまでたっても手の足が止まる気配は、とうとう無かった。
パイプオルガンの音が一際長く伸びて、曲の終わりが訪れる。辺りが静かになると、額に雫を張り付けたこころが彼に歩み寄った。
「どうだったかしら?」
「…………」
少年は喋らない。
「楽しかった?」
「…………」
まだ、黙っている。
「何か、見つけられたかしら?」
「…………」
三つ目の質問が投げられる。ようやく彼は、まるで久方ぶりにやりかたを思い出したかのごとく大きく呼吸をした。
「楽しかった、です。とっても、楽しかったです……!」
「そう、ならよかったわ! ちょっとこっちに来てみて」
こころが再び手を引き、連れていったのは窓張りの前。
「ほら、今のあなた、とっても良い笑顔よ!」
映る顔は、確かに笑っていた。それは彼の初めて目にする、自分の笑顔だった。
「よーし、じゃあこれからは優もハロハピの一員ね!」
「はい! ……はい?」
こころの言葉に勢いのまま肯定をした後で、彼ははたと気付く。今自分は、何に同意したかと。
「どうしてそんな話に……?」
「えっ? だって、優が一緒になった演奏、とってもよかったもの!」
当然でしょう、そんな言葉が今にも聞こえて来そうだ。こころの表情から察するに、彼女の中では突飛なことを言っているという感覚がないのだろう。
確かに彼はこころたちから笑顔と『楽しい』を貰った。しかし、それとこれとは話が全くの別なのである。
(ハロハピに入る。できることなら僕だって……)
例えそう思っていようとも、彼が彼である故に、
キュッと、小さな手が胸の前で結ばれる。それから、咳払いを一つして意識を切り替えた彼は、その口調を大きく砕いた。
「えっと、申し訳ないんだけど、バンドには入れないの」
「どうして? それは誰が決めたの?」
「自分の楽器とか持ってないし」
「ハロハピの楽器はみーんな黒い服の人が用意してくれるから、大丈夫よ?」
「えー、習い事とかがいっぱいあるから、あんまり時間を取れないっていうか……」
「うーん、頑張れば何とかなるんじゃないかしら?」
色々と理由をでっちあげて断るが、それでもこころは諦めない。まさかここまで食い下がられようとは思いもしなかった彼に、これ以上の嘘をこの場で作り上げる事は難しかった。
(なら……)
嘘が駄目なら真実を? 確かに、そうすれば確実に話を無かった事に出来るだろう。しかしそれは、良くしてくれた彼女らに対し裏切りを突き付ける事に他ならない。
本当にそれでいいのか、他の手段もまだあるのではないか、たくさんの疑問が彼の脳内で起き上がってはすぐに身を沈ませる。
「ねぇ、ちょっとの間だけ、目を瞑ってもらってもいいかしら?」
彼がそう口にすると、五人は言われたとおりに目を閉ざす。脈絡のない、本当に突然のお願いであったが、誰もそれを拒むことはなかった。
周囲の視界から切り離され世界の中で、最後の最後まで彼は逡巡をし続け――そして、頭に手を掛けた。
『えっ!?』
初めの一人は正体の分からない物音に、残りの四人はその声に。釣られて瞼を上げた五人は、取り外されたウィッグの存在を認め大きく目を見開いた。
「皆さん、騙していて申し訳ありませんでした。僕は……祖師谷優ではないんです。本当はその弟で、今日は事情があってお姉ちゃんのフリをして登校してたんですけど、えっと……」
緊張に言葉が詰まる。やはり幻滅させてしまっただろうかと周囲を確認すると、こころと目があった。他の全員が固まってしまっている中、彼女だけがしっかりと彼の顔を見据えていた。
「つまり、あなたは優じゃなくて、優の弟なのね?」
「……はい」
「そうなの……」
彼はキュッと身を固めた。次に出てくる言葉は一体なんだろうかと。叱咤か罵倒かそれとも――。
「ところで、さっきまでここにあなたのお姉ちゃんがいたのだけれど、何処に行ったか知らないかしら?」
「……へ?」
思わず、間の抜けた声が出る。こころが何を言っているのか、彼には理解できなかった。
「で、ですから。祖師谷優は僕のお姉ちゃんなんですって」
「知ってるわ、あなたは弟なんでしょ? あたしは優を探してるの。何処に行っちゃったのかしら?」
「ですから――」
どうやら両者の間に認識の齟齬がある様子。繰り返し説明する少年と、都度首を傾げるこころ。そんな光景を見て、クマが一人苦笑していた。
「まぁ、キグルミの頭取れても理解できない人らですから、ね。あはは」
経験者は、そう語った。
改行具合、どのように感じましたか?
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地の文間もっと開けた方がいい
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セリフ間もっと開けた方が
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上記二つとも
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特に問題ない