夏だから書いてみたよ!
あと視点はマスター→アナ→マスター→その他でうつるよ!
ぶっちゃけ仕事中に勢いのまま書い投稿だから誤字脱字の確認はしてないよ!
誤字が多かったらごめんね!
2600文字
季節は夏。日本ではすでに三十度をこえる猛暑が続いていると、両親から連絡があった。そちらは大丈夫かと聞かれ、返答にとても困ったものだ。
なぜならここは雪と氷に年中閉ざされているカルデア。外に出れば夏とはなんだったかと思ってしまう極寒の土地。
とりあえず、ここは快適な場所だから大丈夫だと答えておいた。カルデア内はともかく、外は快適どころか迷子になれば死一直線の場所だが、
ちなみにその時に、彼女はいつ紹介してくれるのかと聞かれたりもしたが、全力で惚けて置いた。
今も隣で書類仕事を手伝ってくれているアナを見る。マスターが書き終えた書類を分類ごとに整理してくれている。これだけでとても助かるというものだ。
「アナ。今、日本は夏らしいよ」
そう声をかければ、アナは顔を上げて、ちょこんと首を傾げた。
「日本、ですか。マスターの故郷でしたね」
「うん。夏らしい」
「えっと……」
「夏と言えば海だと思うんだ」
「はあ……。そう、なんですか?」
アナの困惑が手に取るように分かる。しかし今のマスターにはそんなことはどうでもいいのだ。
夏と聞いた瞬間から、マスターはどうしても行きたい場所があった。夏と聞くまで忘れていたのは仕方がないと思ってほしい。季節感なんて存在しない場所なのだから。
「海に行こう」
マスターが提案すると、アナはどこか呆れたようにため息をついた。
・・・・・
さて、そんなわけで。
レイシフトで常夏の島に行くことになった。職権乱用だと思うが、アナは何も言わないことにしている。言ったところで無駄だし、アナも泳ぐのは好きだ。マスターと一緒なのが特にいい。
もっとも、どこから話を聞きつけた者たちも一緒に行くことになり、二人きりとはいかなくなったが。
今は姉さまたちと一緒に水着を選んでいるところだ。
「そうねえ……。これとか、どうかしら?」
「あ、それいいわね、私。でもこれとかもいいと思うわ」
「あら、それも捨てがたいわね。さすが私。実際に試着して決めましょう」
アナのために考えてくれている。それがとても嬉しい。
「あの、ありがとうございます、姉さま」
アナがそう言うと、姉さま二人は笑顔で言う。にやけ顔だ。
「いいのよ。期待しているから」
何をだろう。首を傾げるアナに、何でも無いわよと水着選びに戻ってしまう。
「マスターをしっかりと誘惑できるものにしないと、ね……」
なんだから少し寒気がした。
・・・・・
そして当日。レイシフト先で、大勢のサーヴァントがそれぞれで海を堪能していた。マスターは引っ張りだこで、とても忙しい。あっちに呼ばれたり、こっちに呼ばれたりと行ったり来たりだ。もちろんマスターも楽しんでいる。
「できた。見て」
くいくいと、ジャックに腕を引かれて向かった先には、砂のお城があった。簡素な造りではあるが、なんとトンネルまである。最初は砂のトンネルを作ろうとしていたようだが、何故かお城になったらしい。
「どうかしら! どうかしら!」
「自信作。がんばった、よ?」
ふふんと胸を張る子供組。思わず頬が緩む。
「うん。すごいな。がんばったね」
そう言って頭を撫でてやると、とても嬉しそうにしていた。
それが嬉しかったのか二つ目を作り始めたジャックたちを見守っていると、再び袖を引かれる。何かと思って振り返れば、どこか不機嫌そうなステンノとエウリュアレの姿があった。
「何をしているのよ、マスター」
目を細められ、マスターは少し頬が引きつった。少し怖い。
「早く来なさい」
ステンノとエウリュアレに腕を引かれる。この二人が誘ってくるのは珍しいことだ。どうしたのかと首を傾げていると、海から離れ、少し歩いて、静かな砂浜にたどり着いた。
「ごゆっくり」
不機嫌から一転。にやにやと笑う二人。その理由はすぐに分かった。
「あの……。マスター……」
そこにいたのは、ワンピースのような水着姿のアナだった。普段はとは違う、白を基調にした水着だ。恥ずかしそうに頬を染めて、こちらを上目遣いに見つめてくる。
「どう、ですか……?」
「かわいい」
即答した。天使がいる。なるほどここが理想郷。
さすがにこんなストレートな感想は予想外だったのか、アナの顔はさらに真っ赤になった。
「あ、安心しました。変だったらどうしようかと……」
「全然全くそんなことはこれっぽちもない。かわいい」
「あう……」
照れてるアナもかわいい。海に来て良かった。誘って良かった。これだけでマスターの願望は叶えられたようなものだ。眼福である。
「あの、マスター……。一緒に泳ぎませんか……?」
「喜んで」
おずおずといった様子で差し出してくるアナの手を取り、一緒に海へと向かった。
・・・・・
二人で楽しそうに泳ぐマスターと妹の様子を見ながら、よしよしと満足そうに頷くステンノとエウリュアレ。少々お節介が過ぎたような気もするが、末妹だけでは誘えずに終わってしまいそうだったので、これでいいだろう。
「で、あなたは何をしているのかしら、聖女様?」
ステンノが振り向くと、苦笑しているジャンヌがいた。隣には不機嫌そうなジャンヌオルタもいる。この二人が一緒にいるところは少々珍しい。
「相談を受けたことがあるので気になっただけですよ。順調そうで何よりです」
「ふうん……。あなたは?」
エウリュアレがオルタへと聞けば、彼女は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「別に。後でマスターをからかってやろうと思っただけよ」
「素直じゃないでしょう? いつも心配そうにしているんですよ」
「うるさいわよ! あんたは黙ってなさい!」
噛みつくオルタの口を塞ぎ、ジャンヌがしい、と人差し指を口に添える。むぐ、とオルタは言葉を詰まらせ、またそっぽを向いた。
「あまりのぞきは良くありませんから、戻りましょう」
ジャンヌが言って、ふん、と鼻を鳴らしてオルタが先に戻っていく。ジャンヌはもう一度海に視線を向けて。
顔が真っ赤になった。
「あら。どうしたの?」
ステンノとエウリュアレが振り返る。オルタも気になったのか振り返り。
「あら」
「へえ」
「……っ!」
ステンノは頬に手を当てて微笑み、エウリュアレが意地の悪い笑みを浮かべ、オルタはジャンヌと同じように顔を赤くさせた。
彼女たちの視線の先には、唇を重ねるマスターとアナの姿。
「燃やすわ」
「だめですよ」
謎の力でジャンヌがオルタを引きずっていく。ステンノとエウリュアレもどこか満足そうに笑みを浮かべながら、静かにその場を後にした。
後日。
「情熱的な光景だったわねえ」
「ほんと。いいものを見れたわ」
マスターの自室で、顔を真っ赤にさせて狼狽える二人を、どこかの女神二柱が楽しそうにいじめていた。
夏だ海だよ水着アナちゃんの実装はまだかな!?
そんなわけで海の話だったよ!
気分的にジャックたちも出してみたよ! 子供は癒やされるね!
……ロリコンじゃないよ! 説得力皆無だって!? うるせえ。
更新まだかという某所で催促されたので書いた。
最近更新なかったけどどうしたのかと聞かれると、普段はオリジナルを書いてるのです。
こちらは息抜きなのですよー。
また気が向いたら書くよ!
アナちゃんかわいいやったー!(合い言葉)