リリカルなのは~ほんとはただ寝たいだけ~   作:真暇 日間

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side 織斑 なのは(異世界)

 

とりあえず難しいことは置いといて、異世界から来たことと、未来の事を知ってしまうともしかしたら未来が変わって助かる人が助からなかったり、解決する事件が解決しなかったりする可能性があるから未来の情報は教えられないと言うことを伝えたら三人ともちゃんと返事をしてくれた。緩んでたけど。

それから正直やることがほとんど無いので、私は適当に闇の欠片とシステムU-D、及び全体的に凄いピンクな子と全体的に結構青い子の二人を捜索する。

ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃん、トーマ君の事も探して欲しいと言われたけれど、実はとっくに見つけてあることを伝えるとリンディ提督とエイミィさんはかなり脱力した表情を浮かべていた。

 

そう言う訳で三人を呼ぶ。トーマ君には不意討ちだったけど、とりあえず一緒にいた女の子と魔導書も一緒に呼び出しておいたから問題はないはず。

 

「あ、あれ? なのはさん?」

「ちなみに私が居たのは新暦78年の12月だから、隣の子の事とかは言わなくってもいいよ。平行世界の事だから、あんまり関わりは無いんだけどね」

「そっか、四年……って、ええ!?」

「平行世界!?」

「そうなるね。ちなみに隣にいるヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんはこっちの世界の子が時間移動してきただけみたいだから、多分それなりに話は合うと思うよ?」

「ヴィヴィオとアインハルトも来てるんですか!」

「トーマ!? うわおっきい!?」

「ヴィヴィオ!? うわちっさ!」

 

……なんだろう、凄く面白い空間ができちゃった。相手が誰だかわからずおろおろしているアインハルトちゃんと、どこまで話していいのかわからずおろおろしている……リリィちゃん? も面白いけど、ヴィヴィオちゃんとトーマの掛け合いもまた面白い。

 

「とりあえず、簡単な自己紹介から始めてみたらどうかな? 詳しいことは言わないで、大雑把なことだけ」

「あ、そうですね、それがいいかも……えっと、私はトーマとはちょっと切っても切れない縁があって……それで、いつも一緒にいる間柄で……」

「リリィ、その言い方は誤解を招くかもしれない。大事な友達で、コンビのパートナー。これでOK」

「イエス、オーライ。そんな感じ」

 

……まあ、何となくわかるけどね。融合騎とそのマスターみたいな感じかな?

つまり、サイズは違うけど私とアギトみたいに仲のいいコンビだってことだよね。多分だけど。

 

……そっか。トーマは自分が支えたいと思える相手を手に入れられたんだね。よかったよかった。

だけど、私の方のトーマはどうかな? できれば好きな人でも作って幸せに生活してほしいところなんだけど……どうかなぁ……?

 

……まあ、いいか。トーマの人生はトーマの物だし、私に害が来ない限りは自由にさせておくべきだよね。

……害が来たら叩き直してスバルに放って返すけど。

 

「ところで、みんなは戦える? ちょっと今面倒なことになってるみたいなんだけど」

 

 

 

 

 

side 高町 ヴィヴィオ

 

時を越えて現れた、家族想いだけど素直じゃない女の子。その子を追いかけてきたその子のお姉さんと、甦った闇の書の闇の構成体の三人。そして、砕けえぬ闇こと『システムU-D』。

次元世界をいくつか破壊し尽くせるほどの力を持つ闇の書の闇と同等の力を持つU-Dは、体内のエグザミアと言うものによって暴走しようとしていると、なのはさんは私達に教えてくれた。

 

……どうしてそんなことを知っているのか気になりはしたけれど、なのはさんだから仕方無いよね(若干遠い目で)。

そんなわけでちょっと模擬戦をすることに。なのはさんの強さはよくわかっているので(でも魔導師ランクはE+なんだって。もう詐欺だよね)、なのはさんと一緒にいたシュテルさんと戦うことに。

ちなみにアインハルトさんはレヴィさんと、トーマはディアーチェさんと戦うことになったけど……さっきなのはさんが言っていたマテリアルの人とは別の人らしいんですが、この人達もなのはさんのように世界間移動に巻き込まれてしまったんでしょうか?

 

「さて、始めますよ」

「あ、はー……い?」

 

……あ、あれ? さっきまで私と同い年くらいに見えたシュテルさんが、なのはさんと同い年くらいになって……ああ、変身魔法だね。いつ使ったのかわからなかったし魔法発動の気配なんて感じなかったけど、きっと私が気づかなかっただけだよね。うん、きっとそうだよ!

 

「こちらの準備は完了しています」

「はい、私も大丈夫です」

「そうですか。では、加減はしますので死なないように気を付けてください。非殺傷設定でも死ぬ時は死にますので」

「それ非殺傷設定にミスがあるんじゃ……」

「いえ、生物学的にではなく、精神的にです」

「シュテルさんはどこまでやるつもりなんですかっ!?」

「普段、こちらのヴィヴィオに対して行う鬼ごっこ程度です。それでは始めましょう」

 

シュテルさんはそう言うと、ゆっくりと左手を頭上に掲げた。

私はそれと同時に拳を構え───顔をひきつらせた。

 

……理由? この場所に来て私と立場を入れ換えればすぐにわかると思うよ?

だって、私の視界に映るのは……空中に浮かぶ、数十数百の集束系砲撃魔法。アースラの演習室の天井が見えないよ?

 

「───流れたまえ」

『フォーリングスター』

 

……あ、星が落ちてくる。星河の殲滅者ってそう言うことか~。あははははははは…………。

 

……ジェットステップ!クリス、全力で逃げ回るよーっ!

 

『!(ビシッ)』←結構必死

 

 

 

 

 

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