サトシ達と別れ、次の目的地まで歩みを進めるガバイト。
さて、そこに待っているものとは……?
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こんにちは!私メアリーって言うんだ♪
この間10歳になって、初めてのポケモンを貰いにミアレシティに行くところ…
だった筈なんだけどねぇ〜……
なんと!今!ナウで!
「スピアーに追いかけられてまぁーす!!!って誰に話しかけているんだ私はぁ!」
絶賛スピアーに追いかけられてます!
って、こんなことしてる場合じゃないよね!早く逃げないと!
「うわぁぁぁ……きゃっ!〜〜!痛いよぉ!……もう、私も終わりなのかな……?」
……転んじゃいけないところで転んでしまった。それが終わりなのに……
スピアーに毒針を向けられ、終わった……!と目を瞑っていると……
「シャアッ!」ズシャ
見た事も無いポケモン?がスピアーを鋭い爪で切り裂いていた。
その衝撃でスピアーは飛んで逃げていった。
「えっ!?ど、どどどうしよう……!えぇ!?えぇーとぉ……あなた、は?」
「シャア?シャアーシャ、シャ」
!あぁ……どうしよう!言葉が伝わらないよ!
ポケモン図鑑さえあればこの子の事が分かるのにな……
「とにかく!ポケモンさん、私のこと助けてくれてありがとうね!」
お礼に、助けてくれたポケモンの頭を撫でてあげた。すると?
「シャ〜♪」
何これ。メッチャ可愛い!
どうしよう!この子の笑顔が可愛い!
笑う度に口から見える鋭い牙が見え隠れしてるけど!
そんなの関係ない!
可愛いは正義!正義なんだよ!
……ハチャメチャしすぎました、ハイ。すみません。
まぁ、私はそろそろミアレシティに向かわないといけないし……
この子ともお別れしなくちゃならないしね。
「それじゃあ……そろそろお別れだね。私、もう行かなきゃ。じゃあね!」
お別れと言ったものの、この後に起きる出来事を私は、知らない……
❁❀✿✾
いやぁ〜、ビックリしたよね。だってさぁ、森に入ったら、女の子がスピアーに追いかけられて絶体絶命!って状態だったんだもん。そりゃあビックリするわ〜」
色々ありまして、私はミアレシティに戻っております。
……あの子、大丈夫かな。
ポケモン持ってなかったし。
……まぁ、いっか。
「ん?ここは……「ポケモン研究所」……?」
?「ポケモン研究所。プラターヌ博士がいる所。あなたが今気になっていたメアリーって子も、ここにいるわよ」
「あぁ……うん、ありがとう……?」
……ん?
……あれ?
今、この少女と会話が成立しなかったか?
リアン「ふふっ、私はリアン。ポケモンと意思疎通が出来る者よ」
リアンと名乗る少女が、お辞儀をする。
「……リアンって言うんだね。よろしく。何を考えているのか分からないけどさ。仲良くしようよ」
……あぁ、成程。
この少女は、ポケモンと意思疎通が出来るから、私とも普通に会話が成立したのか。
私は、せめてもの礼として握手を求める。
リアン「えぇ、よろしくね」
リアンは、それに応じてくれた。
リアン「……で?ガバイトはこの研究所に入るのかしら?」
「うん……1回、入らないと何も始まらないからね。メアリーとプラターヌ博士にも、一旦挨拶しておくよ」
リアン「ふふ、いい考えね。それじゃあ行きましょうか」ギィ……
メアリー「ありがとうございます!プラターヌ博士!」
プラターヌ「あぁ、別にいいんだ。それよりも、その"フォッコ"を大事にしておくれよ」
メアリー「はい!」
リアン「……博士」
プラターヌ「ん?誰だい……って、リアンちゃんか。今日はどうしたんだい?」
リアン「メアリー、博士、このガバイトは挨拶がしたいらしいわよ」
メアリー「え、ガバイトが私と博士に挨拶……?」
プラターヌ「ほほぅ、ガバイトがなぁ。リアンちゃん、君は本当にポケモンと仲がいいんだね」
メアリー、本当にいた……
ていうか、さっきからメアリーの腕の中のフォッコがジーッと見てくるんですけど。
……怖いです。
フォッコ「フォン、フォンっ!」クルリ
メアリー「あっ、ちょっとフォッコ!?」
えっ?フォッコ、私の方に向かってきてない?
え?え?
フォッコ「こんにちは、ボクフォッコ!よろしくね!」
「え?えぇ、よろしく……?」
フォッコ、話しかけてくるだけだったのか……
良かった、攻撃とかされなくて。
私は、フォッコとぎこちない会話を終え、メアリーの元へ向かった。
「メアリー、また会ったね」
メアリー「え?あ、うん。こんにちは?」
まずはメアリーに挨拶。
まぁでも、リアン以外には「シャアァ」としか聞こえてないだろうけどね。
次はプラターヌだね。
「こんにちは、プラターヌ博士。メアリーとは前にも会ったんだよ。これからよろしくね!」
私はそう言うと、手(爪)を差し出す。
リアン「……(コソッ」
プラターヌ「何だい?……あぁ、そういう事かい。よろしく、ガバイト」
おっ、挨拶に応じてくれたね。
多分、リアンが私の話している言葉の意味をプラターヌに教えたんだろう。
プラターヌ「しかし、このガバイトは何故、僕の事を知っていたのだろうか?でも、わざわざ挨拶しに来るだなんてガバイトは賢いなぁ。ひょっとしたらカロス地方で1番賢く、強いポケモンになるかもねぇ?」
「いやいやいや!?そんな訳ないでしょ!?」
私は、プラターヌの言ったことに驚き、そう返してしまった。
……隣で、リアンが軽く吹き出しているのは別としてさ。
メアリー「そうですね、案外そうなるかもしれませんね博士。だって、森で私がスピアーに追いかけられていた所をこのがバイトに助けて貰ったんですもん!」
「そ、それだけかい……」
リアン「あっ、私はもう行かなくちゃ。それじゃーね。博士にメアリー、それにガバイト」
リアンは、私達にそう告げると、研究所を去っていった。
プラターヌ「それで、メアリーちゃんは今からハクダンシティに行くのかい?」
メアリー「はい。強いトレーナー達と沢山戦ってみたいですし、ジム戦もしたいですし」
あっ、ハクダンシティか〜。
私も暇つぶしがてら、着いて行ってみようかな?
……メアリーが強くなってるところも見たいしね。